安積ウイスキーの魅力と種類を徹底解説!東北最古の蒸溜所が放つ至高の1本とは?

ウイスキー
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ウイスキー愛好家の間で、今もっとも熱い視線を注がれている「ジャパニーズ・クラフトウイスキー」。その中でも、圧倒的な歴史の深みと情熱的なストーリーでファンを魅了して離さないのが、福島県郡山市に拠点を置く「安積蒸溜所」です。

「安積ウイスキーって最近よく聞くけど、どんな味なの?」「山桜という名前と何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方も多いはず。この記事では、東北最古のウイスキー製造免許を持つ笹の川酒造の歩みから、絶対に飲むべきおすすめのラインナップ、そして世界を驚かせたその味わいの秘密まで、余すところなくお届けします。


東北の地で産声を上げた「安積ウイスキー」の伝説

安積ウイスキーの物語は、1710年(宝永7年)創業という、気の遠くなるような歴史を持つ老舗酒蔵「笹の川酒造」から始まります。日本酒の蔵元として福島で愛され続けてきた彼らが、ウイスキー製造へと舵を切ったのは戦後まもない1946年のことでした。

当時、米不足によって日本酒造りが制限される中、時の蔵元は「これからは洋酒の時代が来る」と確信し、東北で初めてとなるウイスキー製造免許を取得しました。これが、のちに「北のチェリー」として全国のウイスキーファンに知れ渡る伝説の始まりです。

昭和の高度経済成長期には、地ウイスキーの雄としてその名を轟かせましたが、その後のウイスキー冬の時代には苦難を強いられました。しかし、彼らは情熱の灯を消すことはありませんでした。2016年、創業250周年を機に蒸溜設備を刷新。「安積蒸溜所」として再始動したその姿は、まさに鳳凰の復活とも言えるドラマチックな展開だったのです。

イチローズモルトを救った「原酒の守り神」としての絆

安積ウイスキーを語る上で、切っても切り離せないエピソードがあります。それは、現在世界的な人気を誇る「イチローズモルト」の生みの親、肥土伊知郎氏との深い絆です。

かつて、肥土氏の実家が経営していた羽生蒸溜所が閉鎖の危機に追い込まれた際、行き場を失った熟成途中の原酒たちが廃棄されそうになったことがありました。その危機を救ったのが、笹の川酒造だったのです。

「貴重なウイスキーの原酒を絶やしてはならない」という想いから、笹の川酒造は羽生蒸溜所の原酒を預かり、自社の貯蔵庫で大切に保管しました。この原酒がのちに伝説の「カードシリーズ」となり、イチローズモルトの快進撃を支えることになります。この「原酒の守り神」としての功績は、今もなお多くの愛好家から敬意を持って語り継がれています。

磐梯おろしが育む「安積」ならではの熟成マジック

なぜ、安積ウイスキーはこれほどまでに風味豊かなのでしょうか。その秘密は、郡山市特有の厳しい気候にあります。

安積蒸溜所がある場所は、夏は非常に暑く、冬は「磐梯おろし」と呼ばれる冷たい強風が吹き抜ける、寒暖差の激しい土地柄です。この激しい温度変化が、樽の中の原酒と木材の呼吸を活発にし、短期間でも驚くほど深い熟成感をもたらします。

また、仕込み水には猪苗代湖の豊かな水を使用しており、これが安積ウイスキー特有のクリーンで柔らかな口当たりを生み出す源となっています。老舗酒蔵ならではの「発酵」へのこだわりも見逃せません。木製の発酵槽(ダグラスファー)を使用することで、乳酸菌の働きによる複雑な酸味とフルーティーな香りを原酒に与えているのです。

初心者からマニアまで!安積ウイスキーのおすすめ銘柄

「まず何を飲めばいい?」という方のために、安積蒸溜所の魅力を体感できる代表的なボトルをご紹介します。

山桜 ワールドブレンデッド 安積蒸溜所&4(アンドフォー)

安積のエントリーモデルとして、今や欠かせない存在なのが山桜 ワールドブレンデッド 安積蒸溜所&4です。自社蒸溜の安積モルトを核に、世界5地域のウイスキーを絶妙にブレンドした一本。

蜂蜜のような甘い香りと、フレッシュなハーブ、そしてわずかな柑橘のニュアンスが絶妙なバランスで共存しています。ハイボールにすると麦の香ばしさが一気に花開き、食中酒としても最高のパフォーマンスを発揮します。価格も手頃で、安積ウイスキーの「名刺代わり」として最適です。

シングルモルト安積 シリーズ

安積蒸溜所の「今」をダイレクトに味わいたいなら、シングルモルト安積シリーズは外せません。毎年異なるエディションがリリースされますが、共通しているのは驚くほどの完成度の高さです。

バーボンバレル由来のバニラやトロピカルフルーツのような華やかな香りと、しっかりとした飲みごたえ。3年〜5年程度の熟成とは思えないほど、トゲのないまろやかな仕上がりには誰もが驚かされるはずです。

チェリーウイスキー EX

古き良き「地ウイスキー」の面影を感じたいなら、チェリーウイスキー EXがおすすめです。昭和の時代から続く「チェリー」のブランド名を冠したこのボトルは、どこか懐かしく、親しみやすい味わいが特徴。晩酌の定番として、長く愛され続けている理由が一口飲めば分かります。

安積ウイスキーの楽しみ方とペアリングの極意

安積ウイスキーの最大の魅力は、その「クリーンな力強さ」にあります。その個性を最大限に引き出す楽しみ方をいくつか提案しましょう。

まずは、ストレートで。グラスに注いだ瞬間、安積の風土が育んだ華やかな香りが立ち上がります。手のひらでグラスを温めながら、香りの変化をゆっくりと楽しんでください。

次に試してほしいのが、やはりハイボールです。安積の原酒は加水しても骨格が崩れず、爽やかな麦感が際立ちます。特に山桜 ワールドブレンデッド 安積蒸溜所&4で作るハイボールは、レモンを少し絞るだけで、極上のリフレッシュメントに変わります。

おつまみとのペアリングなら、福島の特産品を合わせるのが通の楽しみ方。例えば、いか人参のような程よい塩気のあるものや、ドライフルーツを添えたクリームチーズは、安積の甘みと見事に調和します。

希少性と入手方法について知っておきたいこと

近年、ジャパニーズウイスキー全体の需要が高まっている影響で、安積ウイスキーのシングルモルトや限定ボトルは、発売後すぐに完売してしまうことも珍しくありません。

しかし、山桜 ワールドブレンデッド 安積蒸溜所&4や定番のブレンデッドウイスキーに関しては、比較的安定して流通しています。福島のアンテナショップや、郡山駅周辺の酒販店では見かける機会も多いため、旅の思い出に探してみるのも良いでしょう。

公式サイトでの抽選販売や、信頼できる特約店の情報をこまめにチェックすることが、希少な1本を手に入れる近道です。

未来へ繋がる安積蒸溜所の挑戦

安積蒸溜所は、現状に満足することなく、常に新しい挑戦を続けています。

例えば、地元産の「山桜」の木を使用した樽での熟成や、地元産の大麦を使用したウイスキー造りなど、より「テロワール(風土)」を意識した取り組みが加速しています。また、ピートを効かせたスモーキーな原酒の製造にも力を入れており、これからの長熟原酒の登場が待ち遠しくてなりません。

彼らが造っているのは、単なるアルコール飲料ではありません。福島の風土を、歴史を、そして人々の情熱を液体として瓶詰めしているのです。

安積ウイスキーの魅力と種類を徹底解説!東北最古の蒸溜所が放つ至高の1本とは?

ここまで、安積ウイスキーの奥深い世界をご案内してきました。

東北最古という輝かしい歴史を持ちながら、一度は火が消えかけたウイスキー造り。それを不屈の精神で蘇らせ、今や世界中から称賛を浴びるまでになった安積蒸溜所。その背景を知ってから飲む1杯は、格別の味わいになるはずです。

山桜 ワールドブレンデッド 安積蒸溜所&4からその門を叩き、やがては希少なシングルモルトへと手を伸ばす。そんな豊かなウイスキー体験を、ぜひ安積ウイスキーと共に始めてみてください。福島が育んだ黄金色の液体は、あなたの日常を少しだけ、贅沢で特別なものに変えてくれるはずです。

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