ウイスキーのボトルが並ぶ棚を眺めていると、ふと目が合ってしまう愛くるしい「猫」たち。最近、SNSや酒販店で猫のイラストが描かれたウイスキーをよく見かけませんか?
「パケ買いしたいけれど、味はどうなの?」「猫好きの友達にプレゼントしたいけれど、どれを選べばいいか分からない」
そんな悩みを持つ方のために、今回は見た目の可愛さはもちろん、中身のクオリティも折り紙付きの銘柄を厳選しました。実は、ウイスキーと猫には切り離せない深い歴史があるんです。
この記事では、猫ラベルのウイスキーの魅力から、初心者でも失敗しない選び方、そして今すぐ手に入れたいおすすめのボトルまで、ウイスキー愛好家かつ猫好きの視点でたっぷりとお届けします。
なぜウイスキーのラベルには「猫」が多いのか?
まずは、なぜこれほどまでにウイスキーのボトルに猫が登場するのか、そのロマンあふれる理由からお話ししましょう。
かつてスコットランドなどの蒸留所では、猫は「従業員」として公式に雇われていました。彼らの大切な仕事は、ウイスキーの原料である大麦をネズミから守ること。この守り神たちは「ディスティラリーキャット(蒸留所の猫)」と呼ばれ、敬意を払われてきたのです。
中でも有名なのが、グレンタレット蒸留所で活躍した伝説のメス猫「タウザー」です。彼女は生涯で約3万匹近いネズミを捕らえ、ギネス世界記録にも認定されました。現在でも蒸留所には彼女の銅像が建っているほどです。
現代では衛生管理が進み、実務としての猫は減りましたが、その歴史へのリスペクトや、蒸留所のマスコットとしての愛着が、現在の魅力的な猫ラベルのデザインへと繋がっています。
猫ラベルのウイスキーを選ぶときの3つのポイント
「可愛い!」だけで選んでも満足感は高いですが、せっかくなら自分の好みに合った一本を見つけたいですよね。選ぶ際に意識したいポイントを整理しました。
1. 味わいのタイプで選ぶ
猫ラベルのウイスキーは、甘口からスモーキーなものまで千差万別です。
- フルーティー・甘口: ウイスキー初心者や、ハイボールで爽やかに飲みたい方に。
- スモーキー・力強い: ウイスキーを飲み慣れている方や、独特の燻製香を楽しみたい方に。
- 潮風・ソルティ: 海沿いの蒸留所で作られる、少し塩気を感じる個性派。
2. ボトラーズブランドに注目する
ウイスキーには、蒸留所自身が瓶詰めする「オフィシャルボトル」と、独立した瓶詰め業者が独自のセンスで選ぶ「ボトラーズボトル」があります。猫ラベルは、特にボトラーズブランドが遊び心で採用することが多く、希少性の高い限定品が多いのも特徴です。
3. ギフトならストーリー性で選ぶ
「この猫は、昔ネズミを捕まえていた守り神なんだよ」といったエピソードを添えるだけで、贈り物の価値はぐっと上がります。相手が飼っている猫の種類に似たラベルを探すのも素敵ですね。
飾っても飲んでも最高!猫ラベルのウイスキーおすすめ10選
それでは、今注目すべき猫ラベルのウイスキーを具体的にご紹介していきます。
1. クライヌリッシュ 14年
猫ラベルの王道といえば、まず名前が挙がるのがクライヌリッシュ 14年です。ラベルに描かれているのは、スコットランドの山猫。この山猫は、蒸留所の創設者であるサザーランド公爵家の紋章でもあります。
味わいは、ハイランドモルトらしい「シルキーでワックスのような質感」と称される滑らかさが特徴。蜂蜜のような甘みと、かすかな潮風のニュアンスが絶妙で、ウイスキー通からも絶大な支持を得ています。
2. オールドプルトニー 12年
「海のモルト」として知られるオールドプルトニー 12年も、猫に縁のある銘柄です。港町ウィックで造られるこのウイスキーは、潮の香りとバニラの甘みが調和した一杯。
実は、この蒸留所周辺でも猫は「港の守り神」として愛されてきました。公式の限定ボトルなどで猫がデザインされることが多く、海を感じるキリッとしたハイボールに最適です。
3. ブラックアイラ(黒猫ラベル)
アイラ島のスモーキーなウイスキーが好きな方には、ボトラーズの「ブラックアイラ」シリーズがおすすめです。夜の闇に紛れるような黒猫のイラストが非常にスタイリッシュ。
中身はアイラ島の有名蒸留所のシングルモルトであることが多く、ガツンとくるピート香と力強いスモーキーさが楽しめます。まさに「夜にじっくり飲む」のにふさわしいボトルです。
4. ティーニニック(花と動物シリーズ)
ディアジオ社が出している「花と動物シリーズ」のひとつ、ティーニニック 10年には、愛らしいヤマネコが描かれています。このシリーズは各蒸留所にゆかりのある動植物をラベルに採用しており、コレクターにも人気です。
ティーニニックは、非常にクリーンでドライ、かつフローラルな香りが特徴。食前酒としてハイボールにするのが最もおすすめの楽しみ方です。
5. 新潟亀田蒸溜所 ニューポット・ノンピート
日本のクラフトウイスキー界からも、猫ラベルの注目株が登場しています。新潟亀田蒸溜所のボトルには、看板猫をモチーフにした可愛らしいイラストが施されています。
特に熟成前の「ニューポット」段階のボトルは、フレッシュな原料の甘みが感じられ、これからの成長を期待させる味わい。日本の猫好きウイスキーファンなら、一度はチェックしておきたい一本です。
6. ウィスキーミュウ「猫ラベル」シリーズ
ウイスキー評論家の山岡秀雄氏が選定する「ウィスキーミュウ」は、まさに猫好きのためのブランド。様々な蒸留所の高品質な原酒を、猫のイラスト(時には人気漫画とのコラボ)でリリースしています。
例えばウイスキーの中でも、特定の品種の猫が描かれたボトルは、リリースされるたびに即完売するほどの人気。一期一会の出会いを楽しめるシリーズです。
7. ブティックウイスキー(猫が描かれたバッチ)
ラベルにアメコミ風のイラストを採用している「ブティックウイスキー」。彼らのリリースの中には、猫がウイスキー造りを手伝っているようなコミカルなシーンが描かれたものが多く存在します。
見た目はポップですが、中身は数十年熟成の超本格派だったりすることも。ギャップを楽しみたい大人にぴったりです。
8. アイラミスト 8年
アイラ島のウイスキーをベースにしたブレンデッドウイスキーアイラミスト 8年。直接的な猫のイラストではありませんが、一部の限定パッケージやプロモーションで、アイラの歴史と猫を絡めたデザインが登場することがあります。
スモーキーさとブレンデッドらしい飲みやすさが両立しており、コスパも抜群。日常使いの「猫ラベル関連ボトル」として優秀です。
9. ベン・ネヴィス(ボトラーズ・猫ラベル)
スコットランド最高峰の麓にあるベン・ネヴィス蒸留所。ここもボトラーズブランドの手によって、よく猫ラベルでリリースされます。
ベン・ネヴィス特有のナッティでフルーティーな厚みのある味わいは、一度ハマると抜け出せません。ラベルの猫が優雅に座っているようなデザインが多く、リラックスタイムに最適です。
10. ニッカ カフェモルト(猫好きへの裏メニュー)
直接ラベルに猫はいませんが、ウイスキーファンの間では「カフェ(Cafe)」と「猫(Cat)」をかけて、猫好きへのプレゼントに選ばれることがあるのがニッカ カフェモルトです。
バニラやチョコのような濃厚な甘みは、まさに猫のように甘やかしてくれる味わい。ストーリーを添えて贈る、通な選び方と言えるでしょう。
猫ラベルのウイスキーをより深く楽しむために
お気に入りのボトルを手に入れたら、飲み方にもこだわってみましょう。
猫ラベルのウイスキーは、その見た目の癒やし効果も相まって、ゆっくりとした時間の中で飲むのが一番です。お気に入りのグラスを用意し、まずはストレートで香りを楽しみ、次に数滴の水を加えて香りの開きを感じる。
もし、スモーキーな猫ラベルなら、少し癖のあるチーズや燻製をおつまみに。フルーティーな猫ラベルなら、ドライフルーツやナッツを添えて。
また、飲み終わった後のボトルを捨ててしまうのはもったいない!綺麗に洗って、中にストリングライトを入れると、素敵な間接照明に早変わりします。ラベルの猫がぼんやりと光る様子は、インテリアとしても最高です。
贈り物に最適!猫ラベルのウイスキーが喜ばれる理由
猫ラベルのウイスキーは、ギフトとしても非常に優秀です。その理由は「会話が弾むこと」にあります。
「猫が好きだって言ってたから、これを選んだよ」という言葉とともに渡されるウイスキー。そこには、相手のことを想って探したという時間が込められています。
お酒に詳しくない相手でも、猫のイラストがあれば親近感が湧きますし、逆に詳しい相手なら「お、クライヌリッシュの山猫だね、分かってるね!」と、あなたのセンスを評価してくれるはずです。
記念日や誕生日はもちろん、引っ越し祝いや昇進祝いなど、新しい門出を祝うシーンでも「守り神」としての意味を持つ猫ラベルは喜ばれます。
猫ラベルのウイスキーおすすめ10選!可愛いボトルから本格派まで魅力を徹底解説まとめ
ここまで、猫とウイスキーの深い歴史から、具体的におすすめしたいボトルまで幅広くご紹介してきました。
ウイスキーのラベルに描かれた猫たちは、単なる飾りではありません。それは、かつて蒸留所で懸命に働いた猫たちへの感謝の印であり、今もなお私たちの癒やしとなってくれる大切なアイコンなのです。
最後にもう一度、選び方のポイントをおさらいしましょう。
- 自分の好みの味(甘口かスモーキーか)を確認する
- ラベルの猫が持つストーリー(蒸留所の歴史やボトラーズの意図)を楽しむ
- 飲み終わった後のボトル活用まで考えて選ぶ
猫ラベルのウイスキーは、あなたのリラックスタイムをより豊かで温かいものに変えてくれるはずです。まずは、直感で「この猫、可愛い!」と思った一本から手に取ってみてはいかがでしょうか。
素敵なウイスキーと、愛らしい猫との出会いがありますように。スコール(乾杯)!

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