仕事帰りの一杯や、大切な人とのデート、あるいは自分へのご褒美に。池袋という街は、実は都内屈指のウイスキー激戦区であることをご存じでしょうか。
「バーは敷居が高そう」「何を頼めばいいかわからない」と足踏みしている初心者の方から、ボトラーズの希少ボトルを追い求める愛好家まで、池袋にはあらゆるニーズを受け止める懐の深さがあります。
今回は、池袋エリアで至高の一杯に出会えるバーや、家飲み派に嬉しいショップ情報を徹底解説します。
ウイスキー初心者でも安心!池袋でバーデビューを飾るなら
バーの扉を開ける瞬間は、誰だって緊張するものです。しかし、池袋には「ウイスキーの入り口」として最適な、親しみやすいお店がいくつも存在します。
圧倒的な開放感とプロの技「Bar Opus」
池袋西口、西一番街の地下にひっそりと佇むBar Opus。ここはホテルオークラ出身のマスターが営む、一流の技術とカジュアルな雰囲気が同居する稀有な空間です。
本格的なオーセンティックバーでありながら、マスターの物腰は非常に柔らか。何を飲めばいいか迷ったら「少し甘めで飲みやすいものを」と伝えるだけで、今のあなたに最適な一杯を提案してくれます。
チャージ無料が嬉しい「the BAR ACE」
「バーはお金がかかる」というイメージを覆してくれるのがthe BAR ACEです。なんとチャージ料金が無料。カクテルの種類も豊富ですが、特筆すべきは「樽出しウイスキー」の存在です。
フレッシュで力強いウイスキーの風味を、1,000円前後のリーズナブルな価格から楽しめます。サクッと一杯だけ飲んで帰る、そんな使い方が許される懐の広さが魅力です。
女性一人でも入りやすい「BAR Too」
看板のない隠れ家として知られるBAR Tooは、女性バーテンダーが切り盛りするお店です。細やかな気配りと、付かず離れずの心地よい距離感が、一人飲みデビューを優しくサポートしてくれます。
愛好家が唸る!池袋のモルトの聖地とディープな名店
「いつもの銘柄」では満足できない。そんなウイスキーフリークたちが夜な夜な集う場所が、池袋には点在しています。
シングルモルトの圧倒的物量「ジェイズ・バー」
池袋でウイスキーを語るなら、ジェイズ・バーを外すことはできません。常時200種類以上のシングルモルトを揃え、特にボトラーズ(独立瓶詰業者)の限定ボトルに関しては、都内でも有数の品揃えを誇ります。
驚くべきは、昼15時から営業している点です。明るいうちから、じっくりと熟成の進んだ琥珀色の液体と対峙する時間は、まさに至福。知識豊富なスタッフとの会話も、ウイスキーへの理解をさらに深めてくれます。
専門店の矜持を感じる「もるとや」
その名の通り、シングルモルトに特化したもるとや。東口と西口の両方に店舗があり、どちらも駅からのアクセスが抜群です。
スタンダードな銘柄から、今はなき閉鎖蒸留所の貴重なストックまで、メニューを眺めているだけで時間が過ぎてしまいます。ハーフショット(15ml)での注文も可能なので、少しずつたくさんの種類を飲み比べたい欲張りな愛好家にもぴったりです。
伝統と歴史の重み「TIPTOP」
30年以上の歴史を誇るTIPTOP。重厚なカウンターに座ると、池袋という街の喧騒を忘れてしまいます。オールドボトルの品揃えも素晴らしく、現代のウイスキーとは一味違う、角の取れた円熟味を堪能できるでしょう。
賢く楽しむ!池袋流の「コスパ最強」ウイスキー体験
「高級なウイスキーを、もっと日常的に楽しみたい」。そんな願いを叶えてくれるのが、池袋独自のバー文化です。
驚異の「BAR 原価割れ」システム
その名の通り、お酒を「原価」で提供するという衝撃的なコンセプトを持つのがBAR 原価割れ 池袋です。最初に入場料(1,700円程度)を支払えば、あとは山崎やマッカランといったプレミアムな銘柄が、ショット数百円という驚きの価格で楽しめます。
「いろいろな種類を試して、自分の好みを見つけたい」という方にとって、これほど最適な場所はありません。350種類以上のラインナップがあるため、一晩では遊び尽くせない満足感があります。
酒屋の角打ち「酒屋のACE」で真剣勝負
西口にある酒屋のACEは、ウイスキー専門店が運営する角打ちスペースです。ここでは販売されているボトルを10ml単位から試飲できます。
1杯250円からという、バーではあり得ない価格設定。購入を迷っているボトルを試すのはもちろん、自分では手が届かない数万円の超高額ボトルを「一口だけ体験する」といった使い方も可能です。まさに、ウイスキーファンにとってのテーマパークと言えるでしょう。
大人の嗜み。シガーや食事と合わせる池袋の夜
ウイスキーの楽しみ方は、液体を飲むだけではありません。香りの相乗効果や、食事とのマリアージュもまた醍醐味です。
煙と琥珀色の共演「Bar Seir」
Bar Seir(シエール)は、本格的なシガー(葉巻)を楽しめるバーです。シガーの甘い煙と、ピートの効いたラフロイグやアードベッグの香りは、お互いを引き立て合う最高のパートナー。
初心者の方には、スタッフがシガーのカットから火の付け方まで丁寧にレクチャーしてくれます。煙の中に身を委ね、ゆっくりとグラスを傾ける時間は、現代社会において最も贅沢な「何もしない時間」かもしれません。
パブスタイルで賑やかに「エールハウス」
静かに飲むだけがウイスキーではありません。ブリティッシュパブのエールハウスでは、美味しいフィッシュ&チップスをつまみながら、カジュアルにウイスキーを楽しめます。
クラフトビールとの「チェイサー飲み」もおすすめ。ライブイベントが開催されることもあり、音楽と笑い声の中で飲むウイスキーは、また格別の味わいです。
自宅で楽しむために。池袋で「レアボトル」を探すコツ
外で飲む楽しさを知ったら、次は自宅の棚にお気に入りの一本を加えたくなるもの。池袋は「買う」場所としても非常に優秀です。
百貨店の抽選販売を見逃さない
東武百貨店や西武池袋本店では、定期的に山崎12年や響 Japanese Harmonyといった入手困難な国産ウイスキーの抽選販売を行っています。
特に年始の福袋や、お中元・お歳暮の時期、父の日などのイベント前は要チェック。WEBでの事前申し込みが必要なケースが多いので、公式サイトやSNSをフォローしておくのが鉄則です。
量販店と専門店の使い分け
ビックカメラ 池袋本店やヤマダデンキなどの大型量販店は、ポイント還元を含めるとスタンダード銘柄を最も安く買える場所の一つです。
一方で、一点モノや珍しいボトラーズを探すなら、前述の酒屋のACEのような専門店へ。店主との会話を通じて、自分の好みに合った「まだ見ぬ銘柄」を紹介してもらえるのは、専門店ならではの体験です。
ウイスキーをより美味しく楽しむための「池袋マナー」
素敵なバーでの時間を台無しにしないために、いくつか覚えておきたいポイントがあります。
まず、バーでは「香りを大切にする」こと。強い香水をつけての入店は、他のお客さんがウイスキーの繊細な香りを楽しむ邪魔になってしまいます。池袋のバーテンダーたちは皆、香りを非常に大切にしています。
次に、写真撮影。SNSにアップしたくなる気持ちはわかりますが、必ず一声かけてから撮影しましょう。他のお客さんの顔が映らないように配慮するのも、大人のマナーです。
そして何より、「知ったかぶりをしない」こと。「よくわからないので、おすすめを教えてください」と言える客こそ、バーテンダーにとって最も腕の振るいがいがある存在です。池袋の名バーテンダーたちは、あなたの「美味しい」という一言のために、全力を尽くしてくれます。
まとめ:ウイスキー 池袋で最高の夜を
池袋という街は、一歩路地裏に入れば、歴史ある琥珀色の世界が広がっています。
仕事のストレスをリセットしたい時、誰かと深く語り合いたい時、あるいは純粋に新しい味覚の扉を開きたい時。池袋のバーには、必ずあなたの居場所があります。
グレンリベットのような華やかなモルトから、重厚なボウモア、そして世界を席巻するジャパニーズウイスキーまで。まずは直感で気になったお店の扉を叩いてみてください。
その先には、一生モノの趣味となる「ウイスキー」という深い沼が、あなたを温かく待ち構えています。今夜、池袋でウイスキーのグラスを傾けてみませんか。

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