「最近、お菓子の代わりにプロテインバーを食べているのに、なぜか体重が減らない……」
「むしろ少し太った気がするけど、健康に良いはずだよね?」
そんな悩みをお持ちではありませんか?コンビニやスーパーで手軽に買えるプロテインバーは、いまやダイエットや筋トレの定番アイテムです。しかし、実は「選び方」と「食べ方」を一歩間違えると、普通のお菓子を食べるよりも太ってしまうリスクを秘めているんです。
今回は、プロテインバーが太る原因となる「落とし穴」を徹底解説し、ダイエットを成功させるための正しい活用術を詳しくお伝えします。
プロテインバーを食べて太る人の共通点とは?
プロテインバーを習慣にしているのに太ってしまう。その最大の原因は、プロテインバーを「魔法の痩せ薬」のように捉えてしまっていることにあります。
まず大前提として、プロテインバーは「タンパク質が強化された食品」であって、カロリーがゼロなわけではありません。むしろ、食べやすく加工されている分、ダイエットの敵となる要素が隠れているのです。
よくある失敗の筆頭が「プラスアルファ摂取」です。普段の食事を減らさずに、健康に良さそうだからという理由でプロテインバーを追加で食べていませんか?
プロテインバー1本のカロリーは、およそ150kcalから250kcalほど。これは、おにぎり1個分や、お茶碗一杯弱のご飯に匹敵します。いつもの食事にこれを足してしまえば、1日の総摂取カロリーが消費カロリーを上回り、脂肪として蓄積されるのは当然の結果と言えるでしょう。
また、運動不足も大きな要因です。タンパク質は筋肉の材料になりますが、筋肉を動かす刺激(運動)がなければ、余ったエネルギーは体脂肪に変換されます。「運動はしないけれどプロテインバーだけ食べる」という習慣は、単に高カロリーな間食を楽しんでいるだけになってしまう可能性があるのです。
意外と知らない「脂質と糖質」の罠
プロテインバーの裏面にある栄養成分表示をじっくり見たことはありますか?
「タンパク質20g配合!」という景気の良いキャッチコピーに目を奪われがちですが、注目すべきはそれ以外の項目です。多くのプロテインバーは、美味しく、そして固形として成形するために、かなりの量の脂質と糖質を含んでいます。
特にチョコレートタイプのものは、植物油脂や砂糖が原材料のトップにきていることが珍しくありません。脂質は1gあたり9kcalと、タンパク質や糖質(4kcal)の2倍以上のエネルギーを持っています。脂質が10gを超えているようなプロテインバーを毎日食べていれば、脂質過多で太る可能性は非常に高くなります。
また、糖質についても注意が必要です。空腹時に糖質たっぷりのバーを食べてしまうと、血糖値が急上昇します。すると、体内でインスリンというホルモンが大量に分泌されますが、このインスリンには「脂肪を溜め込む」という働きがあるのです。
「タンパク質を摂っているから安心」という油断が、実は脂質と糖質の過剰摂取を招いている。これがプロテインバーで太る、最も大きな落とし穴と言えるでしょう。
痩せるためのプロテインバー選び:3つの鉄則
では、ダイエットを成功させるためには、どんなプロテインバーを選べば良いのでしょうか?選ぶ際に見るべきポイントを3つに絞って整理しました。
1つ目は、タンパク質含有量とカロリーのバランスです。
ダイエット中であれば、タンパク質が15g以上含まれており、かつ総カロリーが200kcal以下のものを選ぶのが理想的です。これよりタンパク質が少なくてカロリーが高いものは、もはや「プロテイン風のお菓子」と考えたほうが賢明です。
2つ目は、脂質の量です。
可能であれば、脂質が10g以下のもの、理想を言えば5g前後のものを選びましょう。最近では「低脂質」を謳ったクランチタイプや、焼きチョコタイプも増えています。脂質を抑えるだけで、1日のカロリー管理はぐっと楽になります。
3つ目は、糖質の種類と量です。
最近は「糖質オフ」を掲げた商品も多いですよね。エリスリトールなどの天然甘味料を使用し、血糖値を上げにくい工夫がされているものを選ぶと、脂肪の蓄積を抑えやすくなります。原材料名の先頭に「砂糖」や「水あめ」が書いてあるものは避け、食物繊維が豊富なものを選ぶのがコツです。
太らないためのベストな食べるタイミング
「何を食べるか」と同じくらい重要なのが「いつ食べるか」です。プロテインバーを脂肪に変えないための、おすすめのタイミングを紹介します。
一番のおすすめは「運動の前後」です。
運動前であれば、バーに含まれる糖質が運動のエネルギー源となり、タンパク質が筋肉の分解を防いでくれます。また、運動後は筋肉の合成が最も活発になる時間帯なので、ここでタンパク質を補給するのは理にかなっています。
次に有効なのが「おやつの置き換え」です。
これまでケーキやドーナツ、ポテトチップスを食べていた時間をプロテインバーに置き換えるのであれば、ダイエット効果は期待できます。お菓子よりも腹持ちが良く、タンパク質のおかげで満足感も持続しやすいため、次の食事でのドカ食いを防ぐメリットもあります。
逆に避けるべきなのは、夜寝る直前です。
寝る前はエネルギー消費がほとんど行われないため、バーに含まれる糖質や脂質がそのまま脂肪として蓄えられやすくなります。どうしても夜にお腹が空いた場合は、バーではなく、より低カロリーな粉末プロテインを水で割って飲むか、少量のナッツなどで凌ぐのが正解です。
プロテインバーを味方につける生活習慣
プロテインバーはあくまで「補助」であることを忘れてはいけません。
理想的なのは、やはりリアルフード(加工されていない食品)から栄養を摂ることです。鶏肉、魚、卵、納豆といった食材は、プロテインバーよりも脂質が抑えやすく、余計な添加物も含まれていません。
毎食の食事でしっかりタンパク質を確保した上で、どうしても忙しくて食事が摂れない時や、甘いものが欲しくて我慢できない時の「レスキューアイテム」としてプロテインバーを活用するのが、最も賢いやり方です。
また、噛む回数を意識することも大切です。バータイプは粉末のドリンクと違い、しっかり噛んで食べる必要があります。よく噛むことで満腹中枢が刺激され、1本でも十分な満足感を得られます。急いで流し込むように食べるのではなく、ゆっくり味わって食べることも、食べ過ぎを防ぐ立派なダイエット技術です。
まとめ:プロテインバーは太る?ダイエット中の落とし穴と痩せるための正しい食べ方
プロテインバーは、正しく使えば強力なダイエットの味方になりますが、無計画に食べれば太る原因にもなり得る「諸刃の剣」です。
「これを食べているから痩せる」のではなく、「これを活用して、1日の総カロリーと栄養バランスを整える」という意識が大切です。
- 食事にプラスするのではなく、置き換えとして使う
- 脂質10g以下、タンパク質15g以上の商品を選ぶ
- 運動前後や日中の間食として取り入れる
このポイントを意識するだけで、あなたのダイエット効率は劇的に変わるはずです。
もし、今手元にあるプロテインバーが、砂糖たっぷりの高脂質なものだったら、次はもっとストイックな成分のものに挑戦してみませんか?自分の体に何を取り入れるかを選択する力が、理想の体への一番の近道です。
さっそく今日から、成分表示をチェックする習慣を身につけて、賢くプロテインバーを生活に取り入れていきましょう。

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