休日の朝や、自分へのご褒美に食べたくなるものといえば、やっぱりフレンチトーストですよね。あの卵液がしっかり染み込んだ「ふわとろ」の食感は、一口食べるだけで幸せな気持ちにしてくれます。
でも、いざ食べに行こうと思うと「どこのお店が本当に美味しいの?」「写真映えだけじゃなくて味も確かなところは?」と迷ってしまう方も多いはず。
そこで今回は、数多くのカフェやレストランを巡ってきた視点から、本当におすすめしたい美味しいフレンチトーストの店を厳選してご紹介します。王道の老舗から、最新のトレンド店、さらにはお家で名店の味を再現するためのアイテムまで、余すことなくお届けしますね。
フレンチトーストの「美味しさ」を決める3つのポイント
お店紹介の前に、まずは「美味しいフレンチトースト」とは何かを少しだけ掘り下げてみましょう。実は、お店によってこだわりは千差万別なんです。
- パンの種類による違い王道の「食パン」はふんわり感が魅力。一方で、バターたっぷりの「ブリオッシュ」を使うとリッチで濃厚な味わいになります。「バゲット」タイプは、外のカリカリ感と中のしっとり感のコントラストが楽しめます。
- アパレイユ(卵液)の浸透時間中までしっかり染み込んでプリンのような質感になっているのか、パンの風味を活かすためにあえて表面中心にしているのか。この「染み込み具合」が食感の決め手です。
- 焼き上げの技術フライパンで丁寧にバターを絡めながら焼くのか、オーブンでじっくり火を通すのか。仕上げに砂糖を振ってバーナーで炙る「キャラメリゼ」が施されていると、香ばしさが格段にアップします。
これらを踏まえて、いよいよ名店たちを見ていきましょう。
1. 【新宿】CAFE AALIYA(カフェ アリヤ)
フレンチトースト好きなら一度は訪れるべき聖地といえば、新宿にある「CAFE AALIYA」です。ここの特徴は、なんといってもその「圧倒的な柔らかさ」にあります。
銅板で一気に焼き上げられるフレンチトーストは、ナイフを入れた瞬間にその違いがわかります。まるでお豆腐のように柔らかく、口の中でとろけてなくなる感覚。30年以上愛され続けているのも納得のクオリティです。
新宿三丁目駅からすぐという立地の良さもあり、常に賑わっていますが、回転は比較的早め。まずはプレーンを頼んで、そのものの甘みと食感を堪能してほしい一軒です。
2. 【表参道】パンとエスプレッソと
こちらのお店で有名なのが、看板商品の食パン「ムー」を使用したフレンチトーストです。バターをふんだんに使った贅沢な食パン「ムー」を厚切りにし、スキレット(小さな鉄鍋)で提供してくれます。
熱々の状態で運ばれてくるので、添えられたはちみつをたっぷりかけると、じゅわっとパンに吸い込まれていきます。耳まで柔らかく、中心部はまるでカスタードクリームのよう。
スキレットがあれば、自宅でもこの熱々スタイルを楽しめますが、やはりお店の雰囲気の中で食べる「パンエス」の味は格別です。
3. 【銀座・表参道】MERCER BRUNCH(マーサーブランチ)
「おしゃれに、リッチにブランチを楽しみたい」なら、マーサーブランチが外せません。ここでは特注のブリオッシュを使用したフレンチトーストが主役です。
一般的なフレンチトーストよりもバターの香りが強く、甘さも控えめ。そのため、サーモンのタルタルやスクランブルエッグといった、食事系のメニュー(セイボリー)とも相性が抜群なんです。
銀座のテラス席でシャンパンを片手に楽しむフレンチトーストは、まさに大人のための贅沢。外側のカリッとしたキャラメリゼ具合が絶妙で、満足度が非常に高い一皿です。
4. 【代官山】BISTRO FAVORI(ビストロ ファヴォリ)
代官山の旧山手通り沿いにある、一軒家レストランのような佇まいのビストロです。こちらのフレンチトーストは、ホテルオークラ出身のシェフが手掛けていることでも知られています。
10時間以上かけてじっくりとアパレイユを染み込ませたパンは、厚みが5センチ以上あるにもかかわらず、中まで完全にとろとろ。上品な甘さなので、ボリュームがあっても最後まで飽きずに食べられます。
開放感のあるテラス席はペット同伴も可能。代官山の洗練された空気感の中で味わう時間は、最高のリフレッシュになりますよ。
5. 【新宿・東京】サラベス
「ニューヨークの朝食の女王」という異名を持つサラベス。世界中のグルメを虜にしてきた「フラッフィーフレンチトースト」は、その名の通り「フラッフィー(ふわふわ)」な食感が特徴です。
パンはハッラーというユダヤ教の伝統的なパンを使用しており、卵の風味が非常に濃厚。メイプルシロップとフレッシュなストロベリー、そしてホイップバターというシンプルな構成が、素材の良さを引き立てます。
朝から営業しているので、出社前のご褒美モーニングや、休日の少し遅い朝食にぴったり。洗練されたサービスとともに、王道の味を楽しめます。
6. 【神楽坂】シマダカフェ
神楽坂の裏路地にある、隠れ家的なカフェです。ここのこだわりは、乾燥させたバゲットを2日間かけてじっくりとアパレイユに浸すこと。
バゲットタイプは中がスカスカになりがちですが、シマダカフェのものは中まで密度が高く、むっちりとした弾力があります。外側のガリッとした歯応えと、中のクリーミーな部分の対比が楽しくて、バゲット派にはたまらない仕上がり。
注文を受けてからじっくり焼き上げるため少し時間はかかりますが、待つ価値のある至福の一皿が運ばれてきます。
お家でも「美味しいフレンチトースト」を楽しみたい方へ
お店で食べる味に感動して「自分でも作ってみたい!」と思う方も多いはず。実は、いくつかのポイントを押さえるだけで、家庭のフレンチトーストが劇的に美味しくなります。
まず大切なのは、パンをしっかり乾燥させること。新鮮なパンよりも、少し時間が経って乾燥したパンの方が、アパレイユをぐんぐん吸い込んでくれます。
次に、卵液の配合です。全卵だけでなく、卵黄を多めに加えるとコクがアップします。お砂糖の代わりにメープルシロップを卵液に混ぜ込むのも、香りが良くなる裏技です。
そして、焼くときは必ずバターを使いましょう。サラダ油ではなく、有塩バターを弱火でじっくり溶かし、パンにバターの香りを移すように焼き上げます。最後に表面にグラニュー糖を振って、強火でサッと焼くと、お店のようなキャラメリゼが再現できますよ。
本格的に挑戦したいなら、厚手のフライパンやガスバーナーを用意しておくと、料理の幅がぐっと広がります。
2026年のトレンド:進化するフレンチトースト
最近では、単に甘いだけでなく、新しいスタイルのフレンチトーストも増えています。
- ヘルシー志向: 豆乳やアーモンドミルクを使用したり、グルテンフリーのパンで作られたフレンチトースト。
- おつまみ系: ブルーチーズや生ハムを合わせ、ワインと一緒に楽しむスタイル。
- 和風アレンジ: 抹茶やあんこ、ほうじ茶のアパレイユを使った、和菓子のような繊細な味わい。
「美味しいフレンチトーストの店」として選ばれる基準も、単なる味だけでなく、こうした多様なニーズに応えられるかどうかがポイントになっています。
また、最近はオンラインで名店の味が取り寄せられるようにもなりました。急速冷凍技術の向上により、お店で焼いた瞬間の「ふわとろ」を閉じ込めたセットが自宅に届くのは嬉しいですよね。
まとめ:自分だけのお気に入りを見つけよう
ここまで、都内を中心とした名店をご紹介してきましたが、気になるお店は見つかりましたか?
フレンチトーストは、非常にシンプルだからこそ、お店の個性がはっきりと出る料理です。飲めるほどに柔らかいタイプが好きなのか、パンの食感をしっかり残したタイプが好きなのか。その日の気分やシーンに合わせてお店を選べるようになると、フレンチトースト巡りがもっと楽しくなります。
行列のできる人気店に行くときは、事前の予約ができるか確認したり、平日のオープン直後を狙うのがおすすめ。ぜひ、お気に入りの一軒を見つけて、甘く幸せな時間を過ごしてくださいね。
今回ご紹介した店舗はどこも、自信を持っておすすめできるところばかり。次のお休みには、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。美味しいフレンチトーストの店20選!ふわとろ食感の絶品・名店をプロが厳選紹介した内容が、あなたのカフェ選びの参考になれば幸いです。

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