ウイスキーの世界へようこそ。最近「ジャパニーズウイスキーの価格が上がりすぎて手が出ない」「種類が多すぎて何を基準に選べばいいかわからない」と悩んでいませんか?
かつては一部の愛好家の趣味だったウイスキーも、今やハイボールブームを経て、自分へのご褒美や投資対象、大切な人へのギフトとして不動の地位を築いています。しかし、価格と品質が必ずしも一致しないのがこの世界の奥深さであり、難しさでもあります。
そこで今回は、2026年現在の市場動向、世界的なコンペティションの受賞歴、そして実際に飲んだユーザーの評価を総合的に判断し、独自のウイスキー ランクを作成しました。初心者の方が「まずこれを飲めば間違いない」という1本から、上級者が唸る至高の銘柄まで、全30銘柄をランク別に徹底解説します。
ウイスキーの「ランク」を決める3つの基準とは?
具体的なランキングに入る前に、ウイスキーの格付けがどのように決まるのか、その指標を整理しておきましょう。これを知っておくだけで、バーの棚や酒販店のラインナップを見る目が変わります。
- 熟成年数と希少性一般的に「12年」「18年」「25年」と数字が大きくなるほど、樽の中で眠っていた時間が長く、水分が蒸発して味わいが凝縮されます。その分、価格もランクも上がりますが、最近では熟成年数を表記しない「ノンエイジ(NAS)」でも、高度なブレンド技術で高ランク評価を受ける銘柄が増えています。
- 国際的な受賞歴(WWA・ISCなど)「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」や「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)」は、いわばウイスキー界のアカデミー賞です。ここで金賞や最高賞を獲得した銘柄は、世界中のバイヤーが注目するため、一気にランクと市場価値が跳ね上がります。
- 伝統とブランド力「シングルモルトのロールスロイス」と称されるマッカランのように、長い歴史の中で築き上げたブランドイメージも重要な要素です。英国王室御用達(ロイヤルワラント)を授かっているかどうかも、格式を測る大きな指標となります。
【Sランク】世界が熱狂する至高のプレミアムウイスキー
まずは、誰もが一度は憧れる最高峰のランクです。2026年現在、これらはもはや「飲み物」の枠を超え、芸術品や資産としての価値も併せ持っています。
- サントリー 響 21年日本の四季と職人技が結晶した、ジャパニーズブレンデッドの最高傑作です。複数の原酒が奏でるオーケストラのような調和は、一口含んだだけで「格の違い」を実感させます。サントリー 響 21年
- サントリー 山崎 18年世界中のコレクターが血眼になって探している一本。シェリー樽熟成由来の甘美なドライフルーツの香りと、ミズナラ樽特有の白檀のような余韻が特徴です。サントリー 山崎 18年
- ザ・マッカラン 18年 シェリーオーク「シングルモルトの王道」であり続けるマッカランの真骨頂。圧倒的な濃厚さと気品があり、これを飲まずしてウイスキーのランクを語ることはできません。ザ・マッカラン 18年
- バランタイン 30年ブレンデッドスコッチの頂点。30年という長い歳月が、すべての角を削り取り、シルクのような滑らかさを生み出しています。バランタイン 30年
- イチローズモルト 秩父 ザ・ファースト・テン日本のクラフトウイスキー旋風を巻き起こした伝説の蒸溜所。少量生産ゆえに希少価値が極めて高く、世界中のオークションで高値取引される超高ランク銘柄です。イチローズモルト
【Aランク】愛好家を唸らせる実力派シングルモルト
続いては、ウイスキーの個性を存分に味わいたい方に最適なランクです。価格は1万円〜3万円前後と張りますが、その品質は折り紙付きです。
- ラガヴーリン 16年「アイラの王」と呼ばれる、強烈なピート香(煙たさ)と重厚な甘みが共存する銘柄。一度ハマると抜け出せない魔力を持っています。ラガヴーリン 16年
- ザ・グレンリベット 18年すべてのシングルモルトの原点。非常にバランスが良く、フルーティーさとスパイス感が見事に融合しています。接待や贈り物にも最適です。ザ・グレンリベット 18年
- スプリングバンク 15年「モルトの香水」と称されるほど華やかな香りが特徴。製造工程のすべてを自社で行うこだわりの蒸溜所で、通好みの高ランク銘柄として知られます。スプリングバンク 15年
- 嘉之助 シングルモルト鹿児島が生んだ新星。メローな甘さと独特のスパイシーさが評価され、2026年現在は海外のコンペティションでも常連となっています。嘉之助 シングルモルト
- アードベッグ ウーガダール強烈な煙たさと、シェリー樽由来の甘さが爆発するような味わい。アイラモルト好きなら避けては通れない、エネルギッシュな一本です。アードベッグ ウーガダール
- タリスカー 18年「海潮の香りがする」と言われるスカイ島のモルト。18年熟成によって、スパイシーさに加えて深いコクと甘みが生まれています。タリスカー 18年
- ボウモア 18年「アイラの女王」の名に相応しい、気品あるスモーキーさとフルーティーさのバランス。夕暮れ時にゆっくりと味わいたい逸品です。ボウモア 18年
【Bランク】コスパと品質を両立した決定版銘柄
「毎日は無理だけど、週末に良いお酒を飲みたい」というニーズに完璧に応えるのがこのランク。5,000円〜1万円前後で、驚くほど満足度の高い体験ができます。
- グレンモーレンジィ オリジナル「完璧すぎる」と評されるほど、華やかで柑橘系の爽やかさが際立つモルト。ウイスキーが苦手だった人をも虜にする魅力があります。グレンモーレンジィ オリジナル
- ニッカ 竹鶴 ピュアモルト日本のウイスキーの父・竹鶴政孝の名を冠した逸品。複数の蒸溜所の原酒を絶妙にブレンドし、力強さと柔らかさを両立させています。竹鶴 ピュアモルト
- ジョニーウォーカー 18年(プラチナムラベル)世界一売れているスコッチの、リッチな上位モデル。18年以上熟成された原酒のみを使用し、洗練された甘みとスモーキーさを楽しめます。ジョニーウォーカー 18年
- バルヴェニー 12年 ダブルウッド2種類の異なる樽で熟成させることで、複雑で深みのある味わいを実現。蜂蜜のような甘さが心地よく、デザートウイスキーとしても優秀です。バルヴェニー 12年
- カリラ 12年アイラモルトの中では軽やかで、爽やかな煙たさが特徴。ハイボールにすると食中酒として最高のパフォーマンスを発揮します。カリラ 12年
- アベラワー 12年 ダブルカスクマチュワードシェリー樽の甘みが好きな方にはたまらない一本。重厚感があり、ストレートやロックでじっくり向き合うのが正解です。アベラワー 12年
- 厚岸 ウイスキー(二十四節気シリーズ)北海道・厚岸の気候が生み出す、独自のピート感。クラフトながら驚異的なクオリティを誇り、常にランクインする実力派です。厚岸 ウイスキー
【Cランク】デイリーで楽しむ!3,000円前後の優良銘柄
「まずはハイボールでガンガン飲みたい」「ウイスキーの基礎を学びたい」という方に推奨する、カジュアルながらも手抜かりのないランクです。
- バスカー トリプルカスク近年、世界的にアイリッシュブームを再燃させた立役者。トロピカルフルーツのような甘さがあり、驚くほど飲みやすいのが特徴です。バスカー ウイスキー
- グレンフィディック 12年世界で初めてシングルモルトとして売り出された歴史的銘柄。梨のような瑞々しい香りは、初心者への最初の一本として鉄板です。グレンフィディック 12年
- ニッカ フロンティア2024年以降、ニッカが提案する「スモーキーな新定番」。この価格帯では考えられないほどの重厚感があり、コスパランクではトップクラスです。ニッカ フロンティア
- ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年通称「ジョニ黒」。40種類以上の原酒がブレンドされており、ウイスキーのすべての要素がこの一本に詰まっていると言っても過言ではありません。ジョニーウォーカー ブラックラベル
- メーカーズマーク赤い封蝋が目印のバーボン。冬小麦を使用しているため、他のバーボンよりも口当たりが柔らかく、甘い香りが女子会などでも人気です。メーカーズマーク
- デュワーズ 12年バーテンダーからの支持が圧倒的に高い銘柄。ダブルエイジ製法による滑らかさは、ハイボールにするとさらに際立ちます。デュワーズ 12年
- サントリー 知多「風のウイスキー」と呼ばれる、軽やかなグレーンウイスキー。食事の邪魔をしないため、和食と合わせるハイボールとして非常に優秀です。サントリー 知多
【番外編】2026年に注目すべきトレンド銘柄
最後に、従来の格付けに縛られない、今まさに注目を集めているニューウェーブを紹介します。
- サントリー 碧 Ao世界5大ウイスキーの原酒をブレンドするという、サントリーの野心作。飲み方によって表情が変わる面白さがあり、新しいランクの基準を作っています。サントリー 碧 Ao
- 長濱蒸溜所 アマハガン滋賀県の日本最小クラスの蒸溜所が作るブレンデッドモルト。ミズナラウッドフィニッシュなど、日本らしい個性を打ち出しています。アマハガン
- ワイルドターキー 8年バーボンらしいパンチと、50.5度という高アルコール度数が生むガツンとした飲み応え。根強いファンを持つ、タフな格付けの一本です。ワイルドターキー 8年
- ジェムソン スタンダードアイリッシュの代名詞。3回蒸留による圧倒的なスムーズさは、ビール割(ボイラーメイカー)などカジュアルな楽しみ方にも最適です。ジェムソン ウイスキー
飲み方で変わる「自分にとっての最高ランク」
ここまで多くの銘柄を紹介してきましたが、実は最も大切なのは「どう飲むか」です。高ランクのウイスキーだからといって、必ずしもストレートで飲まなければならないわけではありません。
- ハイボールで化ける銘柄ジョニーウォーカーやバスカー、タリスカーなどは、炭酸で割ることで香りが開き、食事を最高に引き立ててくれます。
- ロックで味わいたい銘柄マッカランや響などは、氷が溶けるにつれて変化する味わいのグラデーションを楽しむのが粋です。
- ストレートで向き合いたい銘柄ラガヴーリンや山崎18年といった複雑な銘柄は、チェイサーを用意して、まずはそのままの香りと液体の質感を感じてみてください。
ウイスキー格付けランキングを参考に自分の一本を見つけよう
いかがでしたでしょうか。2026年の市場状況を反映した今回のランキングが、あなたのウイスキー選びの指針になれば幸いです。
ウイスキーの面白いところは、たとえ世界的なランクが低くても、あなたにとって「これが一番美味しい!」と思える銘柄が必ず存在することです。まずは気になる1本を手に取り、そのグラスの中に広がる歴史や風土に思いを馳せてみてください。
もし「もっとスモーキーなのがいい」「プレゼント予算1万円でおすすめは?」など、具体的な要望があれば、今回紹介したリストを参考に比較検討してみてくださいね。
あなたの夜を彩る最高の一杯に出会えることを願っています。
ウイスキー グラス今回のウイスキー 格付けランキングを通じて、自分だけの定番銘柄を見つけて、より豊かなウイスキーライフを楽しんでください。

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