「家でハイボールを飲みたいけれど、700mlのボトルを1本買ったら一体何杯分楽しめるんだろう?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?居酒屋で飲むハイボールも美味しいですが、最近はコスパや自分好みの濃さを求めて「家飲み派」に切り替える方が増えています。
結論から言うと、標準的なフルボトル1本で、お店と同じクオリティのハイボールが約23杯作れます。
今回は、ウイスキー700mlから作れる正確な杯数の計算方法から、最後まで美味しく飲み切るための炭酸水の量、さらには1杯あたりの驚きのコストパフォーマンスまで、愛好家目線で詳しく紐解いていきます。
ウイスキー700mlから作れるハイボールの杯数は「濃さ」で決まる
ウイスキーのボトルとして最も一般的なサイズが700mlです。この1本から何杯のハイボールが錬成できるかは、1杯あたりに使うウイスキーの量(ショット数)によって変わります。
まず、日本の多くの飲食店で採用されている「シングル(30ml)」を基準に考えてみましょう。
- シングル(30ml)で作る場合:約23杯計算式は $700ml \div 30ml = 23.33…$ となります。毎日1杯飲む人なら、これ1本で3週間以上楽しめる計算です。
- ジガー(45ml)で作る場合:約15杯「今日は少ししっかりウイスキーの風味を感じたいな」という時に使う量です。計算式は $700ml \div 45ml = 15.55…$ となり、半月ほど持ちます。
- ダブル(60ml)で作る場合:約11杯「濃いめ」がお好きな方や、大きめのジョッキでぐびぐび飲みたい時の量です。計算式は $700ml \div 60ml = 11.66…$ となり、週末にまとめて飲むならあっという間かもしれません。
このように、自分の好みの「濃さ」を把握することで、1ボトルでどれくらい戦える(?)のかが明確になります。
黄金比「1:4」で準備すべき炭酸水の量は?
杯数がわかったところで、次に気になるのが「割り材」である炭酸水の準備です。ウイスキーだけあっても、炭酸が足りなくなってはハイボール生活が成立しません。
メーカーが推奨する最もバランスの良い黄金比は「ウイスキー1:炭酸水4」と言われています。この比率で700mlのボトルを飲み切る場合、必要な炭酸水の総量を計算してみましょう。
- ウイスキー30mlに対して炭酸水120mlを使用する場合700mlのボトルを使い切るには、約2,800ml(2.8リットル)の炭酸水が必要です。コンビニやスーパーでよく見かける500mlのペットボトルなら、約6本分をストックしておけば安心です。
- ウイスキー45mlに対して炭酸水135mlを使用する場合(1:3)少し濃いめに作る場合は、炭酸水の消費はやや抑えられます。総量で約2,100ml(2.1リットル)程度。500mlペットボトル4本から5本あれば足りる計算になります。
炭酸水は封を開けるとどうしても気が抜けてしまうため、大容量の1.5リットルペットボトルを買うより、500mlサイズをまとめ買いしておくのが、常にシュワシュワのハイボールを楽しむコツです。
自宅ハイボールのコスパをシミュレーション
さて、ここが「家飲み」最大のメリットであるコストのお話です。実際にボトルを買って自分で作ると、1杯あたりいくらになるのでしょうか。
代表的な銘柄を例に挙げて計算してみます。
- リーズナブルな価格帯(1,000円前後のボトル)例えば ブラックニッカ クリア や トリス クラシック などの場合。ウイスキー代(約43円)+ 炭酸水代(約30円)= 1杯 約73円
- 定番のスタンダード価格帯(2,000円前後のボトル)サントリー 角瓶 や デュワーズ ホワイトラベル などの場合。ウイスキー代(約86円)+ 炭酸水代(約30円)= 1杯 約116円
- 少し贅沢なプレミアム価格帯(5,000円前後のボトル)ジョニーウォーカー ブラックラベル や12年熟成のシングルモルトなどの場合。ウイスキー代(約214円)+ 炭酸水代(約30円)= 1杯 約244円
居酒屋でハイボールを頼むと、安くても1杯400円、バーなら1,000円を超えることも珍しくありません。家で作れば、ワンランク上の高級ウイスキーを使っても、お店のスタンダードなハイボールより安く済んでしまうのです。この圧倒的なコストパフォーマンスこそが、ボトル買いの醍醐味と言えるでしょう。
700mlボトルを最後まで美味しく保つコツ
ウイスキーはアルコール度数が高いため、ワインや日本酒のように「開栓したら数日で飲まないといけない」ということはありません。しかし、保存方法を間違えると、せっかくの香りが逃げてしまいます。
23杯分をゆっくり楽しむために、以下の3点を守りましょう。
- 直射日光を避けるウイスキーは光に弱いです。ボトルの色が琥珀色なのは保護のためでもありますが、窓際などは厳禁。戸棚の中など、暗い場所に保管してください。
- 温度変化を少なくするコンロの近くや、夏場の高温になる部屋は避けてください。なるべく温度が一定の冷暗所が理想です。
- 空気に触れる面積を減らす中身が減ってくると、ボトル内の空気が増えて酸化が進みやすくなります。半分以下になったら、小さめの瓶に移し替えるのも一つの手ですが、数ヶ月で飲み切るならそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
また、ハイボールを作る際の「氷」も重要です。家庭用冷蔵庫の氷は溶けやすく、せっかくのハイボールがすぐに薄まってしまいます。コンビニなどで売られている「かち割り氷」を使うだけで、お店の味に一気に近づきますよ。
健康的に楽しむための飲酒ペース
「23杯分ある」と思うと、ついつい飲み過ぎてしまうのが人間の性(さが)です。健康を損なっては、せっかくの美味しいお酒も台無しになってしまいます。
厚生労働省が定める「節度ある適度な飲酒」の目安は、純アルコールで1日平均20g程度とされています。
ウイスキー(アルコール度数40度)の場合、30ml(シングル1杯)に含まれる純アルコールは約10gです。
つまり、1日2杯までが健康的な適量ということになります。
このペースを守ると、700mlのボトル1本を約11〜12日間かけて飲み切ることになります。「1瓶を1週間で空けてしまう」という方は、少しペースが早いかもしれません。休肝日を設けつつ、ゆっくりと香りを味わう時間を大切にしたいですね。
失敗しない!自宅ハイボールの作り方手順
ここで、改めて「プロの味」に近づけるための手順をおさらいしておきましょう。
- グラスを冷やすグラスに氷をたっぷり入れ、マドラーでかき混ぜてグラス自体を冷やします。溶け出た水は一度捨てます。
- ウイスキーを注ぐ適量のウイスキー(30ml〜45ml)を注ぎます。この時、ウイスキーと氷をしっかり混ぜて、ウイスキー自体も冷やすのがポイントです。
- 炭酸水を優しく注ぐ氷に当てないように、グラスの縁からそっと炭酸水を注ぎます(比率は1:4)。
- 混ぜすぎないマドラーを縦に1回だけ「トン」と入れる程度で十分です。混ぜすぎると炭酸が抜けてしまいます。
これだけで、いつもの1杯が劇的にランクアップします。道具にこだわりたい方は、正確な量を計れる メジャーカップ を用意すると、毎回同じ「最高の1杯」を再現できるようになります。
まとめ:ウイスキー700mlでハイボールは何杯作れるか知って賢く楽しもう
いかがでしたでしょうか。
ウイスキー700mlでハイボールは何杯作れる?という問いへの答えは、標準的なシングルなら約23杯です。
自分の好きな濃さや、必要な炭酸水の量、そして1杯あたりのコストを把握しておくことで、お酒選びがもっと楽しく、そして経済的になります。
- 23杯作れるから、1日2杯なら11日楽しめる
- 炭酸水は500mlボトルを6本用意すればOK
- 1杯100円前後で、お店クオリティの贅沢ができる
この基準を持っておけば、スーパーや酒屋さんの棚に並ぶ ジョニーウォーカー や ジェムソン といったボトルたちが、今まで以上に魅力的に見えるはずです。
ぜひ、あなただけの「黄金比」を見つけて、至福のハイボールタイムを過ごしてくださいね。
ウイスキー700mlでハイボールは何杯作れる?黄金比やコスパ、計算方法を徹底解説!

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