ベトナム旅行の醍醐味といえば、なんといっても本場のベトナム料理ですよね。フォーやバインミー、生春巻きなど、日本人の口にも合う絶品グルメが盛りだくさんです。
そんなとき、お店の人や現地の友人に「美味しい!」とベトナム語で伝えられたら、旅の楽しさは何倍にも膨らみます。言葉が通じた瞬間の笑顔は、何にも代えがたい旅の思い出になるはずです。
今回は、基本の「美味しい」から、通だと思われる深掘り表現、そして日本人がつまずきやすい発音のコツまで、まるごと解説していきます。この記事を読み終える頃には、自信を持ってベトナムの食卓を楽しめるようになっているはずですよ!
ベトナム語の基本「美味しい」はこれ!
まずは、これさえ覚えておけば間違いなしという魔法の言葉を紹介します。
ベトナム語で「美味しい」は「Ngon」と言います。カタカナで書くと「ンゴーン」に近い音ですが、ただこれだけを言うよりも、感情を込めた短いフレーズで使うのが一般的です。
- Ngon quá!(ンゴーン・クワー!)これが最も使われる「美味しい!」という感動の表現です。「quá」は「とても〜だ」「なんて〜なんだろう」という感嘆のニュアンスを加える言葉。一口食べて感動した瞬間に、ぜひ笑顔で言ってみてください。
- Ngon lắm(ンゴーン・ラム)こちらも「とても美味しい」という意味ですが、少し落ち着いた客観的な響きがあります。店員さんに「お味はどうですか?」と聞かれたときや、感想を述べる際にぴったりな表現です。
- Rất ngon(ザッ・ンゴーン)「非常に美味しい」という少し丁寧な表現です。フォーマルな食事の席や、年配の方に対して感想を伝えるときに使うと、より知的な印象を与えられます。
ベトナム料理を自宅でも再現したい方は、調理器具にもこだわりたいところです。例えば、蒸し料理やスープを作る際に便利な電気圧力鍋などがあると、本場の味に近い煮込み料理が手軽に楽しめますよ。
日本人が苦手な「Ngon」の発音をマスターするコツ
「ンゴーン」と言っているのに、なぜか通じない。ベトナム語学習者が最初に行き当たる壁が、この「Ngon」の発音です。実は、日本語の「ン」とは出し方が全く違います。
ベトナム語の「NG」から始まる音は「鼻濁音」と呼ばれます。コツは、日本語の「たまご」を「たまんご」と言うときの「ん」の口を作ることです。舌の付け根を上あごの奥にしっかり押し当てて、鼻から音を抜くように「ンー」と唸ってみてください。
その口の形のまま「オーン」と繋げます。このとき、口を横に広げず、縦に大きく開けるのがポイントです。ベトナム語には声調(トーン)がありますが、「Ngon」は平らな音なので、高さを変えずにまっすぐ発音しましょう。
最初は難しく感じるかもしれませんが、何度も口に出しているうちに、現地の人の耳にスッと入る「Ngon」になっていきます。完璧を目指さなくても、一生懸命伝えようとする姿勢が一番のスパイスになります。
場面別!さらに喜ばれる褒め言葉のバリエーション
「美味しい」の他にも、状況に合わせた一言を添えるだけで、コミュニケーションの質がグッと上がります。
- 料理を作ってくれた人を褒める「Bạn nấu ngon quá!(バーン・ナウ・ンゴーン・クワー!)」これは「あなたは料理を作るのが上手ですね!」という意味です。ホームステイ先や、友人の家でご馳走になったときに最適のフレーズです。
- 最高の褒め言葉「お母さんの味」「Ngon như mẹ nấu(ンゴーン・ニュー・メー・ナウ)」ベトナム人にとって「お母さんの料理」は世界で一番美味しいものの代名詞。これを言われた相手は、きっと最高の笑顔を見せてくれるでしょう。
- 飲み物が美味しいときベトナムはコーヒー大国でもあります。飲み物が美味しいときは「Ngon」を使っても良いですが、特に「飲みやすい」「香りが良い」という意味を含めて「Thơm(トム)」という言葉もよく使われます。ベトナムコーヒーの甘い香りを楽しんだら、ぜひ「Thơm quá!」と言ってみてください。
旅の記録を綺麗に残したいなら、カメラ性能の良いiphoneなどのスマートフォンを準備しておくと、美味しい料理を鮮明な写真で思い出に残せますね。
知っておくと便利な味覚と食感のフレーズ
「美味しい」の次に伝えたいのは、「どう美味しいのか」という具体的な感想です。ベトナム料理は甘い・辛い・酸っぱいのバランスが絶妙なので、その特徴を伝えてみましょう。
- 味がはっきりしている時・Ngọt(ンゴット):甘い・Cay(カイ):辛い・Chua(チュア):酸っぱい・Mặn(マン):塩辛い
例えば、ベトナムのスイーツ「チェー」が甘くて美味しいなら「Ngọt ngon!」と言えば伝わります。
- 食感を楽しむ時ベトナム料理は食感も命です。・Giòn(ゾーン):カリカリ、サクサク・Dai(ザイ):弾力がある、モチモチしている
揚げ春巻きの皮がサクサクなら「Giòn quá!」、麺にコシがあるなら「Dai ngon!」といった具合です。これらを使いこなせると、現地のガイドさんや店主も「この人はベトナムの味をよく分かっているな」と感心してくれるはずです。
ベトナム流「ごちそうさま」の伝え方
実は、ベトナム語には日本語の「ごちそうさま」にぴったり対応する決まったフレーズがありません。そのため、食べ終わった後にどう感謝を伝えればいいか迷う方も多いです。
ベトナムで感謝を伝えるには「お礼 + 感想」をセットにするのが最も自然です。
「Cảm ơn, món này rất ngon.(カムオン、モン・ナイ・ザッ・ンゴーン)」
(ありがとう、この料理はとても美味しかったです)
このように伝えると、相手に満足感がしっかり伝わります。また、レストランであれば会計時に「No rồi(ノー・ロイ)」と言うのも一般的です。「お腹いっぱいです」という意味ですが、これは「十分満足しました、美味しかったです」というニュアンスを含んでいます。
美味しくないときはどう言えばいい?
正直なところ、口に合わない場合もあるかもしれません。しかし、ベトナム語で「Không ngon(コン・ンゴーン=美味しくない)」とハッキリ言うのは、かなり強い否定になってしまいます。
そんなときは「Bình thường(ビン・トゥオン=普通です)」や「Hơi lạ(ホイ・ラー=少し変わった味ですね)」といった表現で、やんわりと濁すのがマナーです。
旅先でのトラブルを避けるためにも、翻訳機を一台持っておくと、複雑なニュアンスを伝えたいときに非常に心強い味方になります。
SNSで使える!若者のトレンド表現
最近のベトナムの若者の間では、SNSで食べ物の投稿をする際に面白い言葉が使われています。
その代表が「Mlem mlem(ムレム・ムレム)」です。これは、美味しそうなものを見て舌を出している様子を表した擬音語で、日本の「もぐもぐ」や「ぺろり」に近い感覚で使われます。InstagramやFacebookにベトナム料理の写真をアップする際、ハッシュタグと一緒に使ってみてはいかがでしょうか。
また、「Tuyệt vời!(トゥイェット・ヴォイ!)」という言葉もよく見かけます。「素晴らしい!」「最高!」という意味で、味だけでなくお店の雰囲気や盛り付けを含めて絶賛したいときに使われます。
ベトナム語で「美味しい」を伝える全表現!発音のコツや場面別の使い分けを徹底解説のまとめ
いかがでしたでしょうか。ベトナム語で「美味しい」と伝えるための言葉は、単なる「Ngon」だけではありません。
- 感動を伝えるなら「Ngon quá!」
- 客観的に褒めるなら「Ngon lắm」
- 具体的な味や食感(Cay, Chua, Giòn)を添えてみる
- お腹いっぱい(No rồi)で満足感を伝える
これらのフレーズを使い分けることで、現地の人との距離は一気に縮まります。たとえ発音が完璧ではなくても、美味しい料理を前にしてこぼれる笑顔と、一言の「Ngon!」があれば、心は必ず通じます。
次のベトナム旅行では、ぜひ今回ご紹介した表現をポケットに忍ばせて、現地の食堂に飛び込んでみてください。きっと、お腹も心も満たされる素晴らしい体験が待っているはずです。
美味しい思い出をさらに深めるために、事前の準備としてベトナム語 指差し会話帳などの書籍に目を通しておくのもおすすめですよ。ベトナム語で「美味しい」を伝える全表現をマスターして、最高のグルメ旅を楽しんでくださいね!

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