「さつまいもなんて、どれも同じでしょ?」と思っていませんか?もしそう思っているなら、もったいない!今のさつまいも界は、まるで高級スイーツのような進化を遂げているんです。
かつては冬の風物詩として、リヤカーの石焼き芋で食べる「ほくほく」したものが主流でした。しかし現在は、蜜が滴るほど甘い「ねっとり系」や、シルクのような口当たりの「しっとり系」など、好みに合わせて選べる時代。スーパーの棚に並ぶ品種の多さに、どれを買えばいいか迷ってしまう方も多いはずです。
今回は、2026年現在の最新トレンドを踏まえ、本当に美味しいさつまいもの品種を15選ピックアップ。食感の違いから、失敗しない選び方、そして最高に美味しく食べるコツまで、さつまいも愛を込めて徹底解説します!
さつまいもの美味しさを決める「3つの食感」を知ろう
品種を紹介する前に、まずは自分好みの「食感」がどれかを知ることが大切です。さつまいもは、含まれるでんぷんの質や水分量によって、大きく3つのタイプに分かれます。
1. 蜜があふれる「ねっとり系」
近年の焼き芋ブームの主役です。加熱するとでんぷんが糖に変わりやすく、スプーンで食べられるほど柔らかくなります。糖度が非常に高く、冷めても固くなりにくいのが特徴です。
2. 上品でなめらかな「しっとり系」
「ねっとり」と「ほくほく」のいいとこ取りをしたタイプです。きめが細かく、口の中でスッと溶けるような質感。お菓子作りにも、おかず調理にも使いやすい万能派です。
3. 昔ながらの「ほくほく系」
栗のような食感で、水分が少なく粉質。噛むほどに優しい甘みが広がる、どこか懐かしい味わいです。天ぷらや煮物など、形を崩したくない料理に最適です。
【ねっとり系】まるで天然の和菓子!極上の甘み品種
とにかく甘いのが好き!という方には、こちらの品種がおすすめです。
紅はるか
今やさつまいも界の絶対王者。加熱後の糖度は50度を超えることもあり、その名の通り「他の品種よりはるかに甘い」ことから名付けられました。紅はるかは、焼き芋にすると皮から蜜が染み出すほどの粘りがあります。
安納芋
鹿児島県・種子島の特産品として知られる、ねっとり系の元祖。果肉がオレンジ色で、濃厚なコクとクリーミーな食感が魅力です。カロテンが豊富で、ヘルシー志向の方にも人気です。
甘太くん
大分県産の紅はるかの中でも、特に厳しい基準をクリアしたブランド芋です。熟成期間を長く設けることで、驚異的な糖度ととろける食感を実現しています。
熟成いも(各種)
品種名ではありませんが、収穫後に一定期間寝かせることで、でんぷんを糖に変えたものです。特に冬から春にかけて出回る熟成ものは、ねっとり感が倍増しています。
【しっとり系】絹のような舌触り!上品な最新品種
最近、人気が急上昇しているのがこのカテゴリー。バランスの良さが魅力です。
シルクスイート
2012年に登場して以来、一気に定番化した人気品種。その名の通り「シルク(絹)」のようななめらかな食感が最大の特徴です。甘さはしっかりあるのに後味が上品で、女性からの支持が非常に高いです。
紅まさり
しっとりとした質感と、程よい甘さが特徴です。冷めてもパサつかないため、お弁当のおかずや大学芋にするのもおすすめです。
ふくむらさき
2026年現在、注目を浴びている最新の紫芋。これまでの紫芋は「甘くない」というイメージがありましたが、このふくむらさきは糖度が高く、しっとりとした食感を楽しめます。
ハロウィンスウィート
果肉が鮮やかなオレンジ色をした珍しい品種。高β-カロテンで、しっとりとした食感の中に独特の華やかな香りがあります。スイーツの材料にすると非常に映えます。
【ほくほく系】栗のような食感!おかずにも最適な定番
「やっぱり焼き芋はホクホクしてなきゃ!」という根強いファンに愛される品種です。
紅あずま
関東で最も親しまれている品種。繊維が少なく、中身は黄色く、しっかりとした歯ごたえがあります。天ぷらにするとホクホク感と甘みのバランスが絶妙です。
鳴門金時
徳島県のブランド芋。海の砂地で育てられるため、ミネラルが豊富で上品な甘みが特徴です。皮の紅色が非常に美しく、おせち料理の栗きんとんなどにも重宝されます。
五郎島金時
石川県産の加賀野菜の一つ。非常に粉質が強く、口の中でホロリと崩れる食感は、昔ながらの焼き芋ファンにはたまりません。
宮崎紅
九州地方で人気の高いほくほく系。食感が良く、焼き芋はもちろん揚げ物との相性も抜群です。
意外と知らない!美味しい個体を見分ける4つのポイント
せっかく品種を選んでも、その個体が美味しくなければ台無しですよね。スーパーの店頭でチェックすべき「アタリ」の見分け方を伝授します。
1. 皮の色とツヤ
全体的に色が濃く、均一に赤紫色をしているものを選びましょう。また、皮にハリがあってツヤツヤしているものは、鮮度が良い証拠です。
2. 「蜜」の跡があるか
切り口の近くや皮の表面に、黒いベタベタした塊が付いていることがあります。これは「ヤラピン」という成分が糖分と一緒に染み出したもの。つまり、中身が非常に甘いサインです。
3. 重さと太さ
同じ大きさなら、手に取ってズッシリと重みがある方を。水分とでんぷんがしっかり詰まっています。形は、ラグビーボールのような中央がふっくらした「紡錘形」が理想的です。
4. ヒゲ根の穴の状態
表面にあるヒゲ根の穴が浅いものを選びましょう。穴が深く、太い根が残っているものは、繊維が強くて口当たりが悪い可能性があります。
さつまいもを自宅で最高に美味しく食べるコツ
美味しいさつまいもを手に入れたら、調理法にもこだわりたいところ。ポイントは「低温でじっくり」です。
さつまいもの甘み成分は、酵素(β-アミラーゼ)がでんぷんを分解することで生まれます。この酵素が最も活発に働くのが60℃〜70℃。一気に高温で加熱するよりも、時間をかけてこの温度帯を通過させることで、糖度がグンと上がります。
- 炊飯器を使う:洗った芋と少しの水を入れ、「玄米モード」で炊くのがおすすめ。じっくり加熱されるため、驚くほど甘くなります。
- トースターでじっくり:アルミホイルを巻かずに、160℃〜180℃程度の低温で45分〜1時間ほど焼くと、皮が香ばしく中がしっとり仕上がります。
- 保管は常温で:さつまいもは寒さに弱いです。冷蔵庫に入れると「低温障害」を起こして腐りやすくなるため、新聞紙に包んで冷暗所で保管しましょう。
【2026年最新】美味しいさつまいも品種15選!ねっとり・ほくほく系の違いを徹底比較まとめ
いかがでしたか?「美味しいさつまいも」と一口に言っても、その個性は驚くほど豊かです。
蜜たっぷりの「ねっとり系」で贅沢なティータイムを過ごすもよし、なめらかな「しっとり系」で洗練されたスイーツを作るもよし、力強い「ほくほく系」でおかずを楽しむもよし。その日の気分や料理に合わせて品種を使い分けるのが、今の時代の楽しみ方です。
まずはスーパーの店頭で、今回ご紹介した見分け方を実践してみてください。きっと、今まで以上に美味しいさつまいもに出会えるはずです。
冬の寒さを、甘くて温かいさつまいもで幸せな時間に変えていきましょう!

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