初夏、キラキラと輝く赤い宝石が店頭に並び始めると、「今年もさくらんぼの季節が来た!」と心が弾みますよね。
さくらんぼは、その一粒一粒に甘みと酸味が凝縮された、まさに特別な果物。でも、いざ買おう、あるいは大切な人に贈ろうと思ったとき、「佐藤錦以外に何があるの?」「どれが一番甘いの?」と迷ってしまうことはありませんか?
実は、さくらんぼの世界はここ数年で劇的に進化しています。昔ながらの定番種から、500円玉を超える超大玉の新品種、さらには「黄色いさくらんぼ」といった希少種まで、選択肢は驚くほど豊富です。
この記事では、美味しいさくらんぼを求めているあなたのために、今絶対に食べておくべき品種を厳選してご紹介します。自分へのご褒美や、お中元などのギフト選びにぜひ役立ててくださいね。
さくらんぼ選びで失敗しないための「3つのポイント」
おすすめの品種を紹介する前に、まずは美味しいさくらんぼを見分けるための基本を押さえておきましょう。
1. 実の「色」と「ツヤ」をチェック
新鮮で美味しいさくらんぼは、表面に鏡のようなツヤがあります。色は品種によって異なりますが、全体がムラなく色付いているものが甘みの強い証拠です。
2. 軸(茎)の「鮮やかさ」を見る
実と同じくらい大切なのが軸の状態です。鮮やかな緑色で、ピンと張っているものは鮮度抜群。逆に茶色くなっていたり、しなびているものは収穫から時間が経過しているサインなので避けましょう。
3. 「旬」のタイミングを逃さない
さくらんぼは収穫時期が非常に短い果物です。早いものは6月上旬から、遅いものでも7月中旬には終わってしまいます。お目当ての品種がいつ市場に出回るのか、カレンダーを意識することが「美味しい」に出会う最短ルートです。
王道から最新種まで!絶対に食べてほしい「美味しい品種」10選
それでは、さくらんぼの個性が光る10個の品種を詳しく見ていきましょう。
1. 佐藤錦(さとうにしき)
言わずと知れた「さくらんぼの王様」です。国内生産量の大部分を占めるこの品種は、甘みと酸味のバランスがまさに黄金比。果肉が非常に柔らかく、口の中でとろけるような食感が魅力です。
- 特徴: 甘酸っぱい、果肉が柔らかい
- 時期: 6月中旬〜下旬
- おすすめ: 初めて本格的なさくらんぼを注文する方
2. 紅秀峰(べにしゅうほう)
佐藤錦に次ぐ人気を誇るのが、この「紅秀峰」です。佐藤錦よりも一回り大きく、何より「甘さ」が際立ちます。果肉がしっかりしていて歯ごたえがあるため、食べ応えを求めるなら間違いなくこれ。日持ちが良いので、配送を伴うギフトにも最適です。
- 特徴: 大玉、強い甘み、パリッとした食感
- 時期: 6月下旬〜7月上旬
- おすすめ: 紅秀峰など、甘さ重視でギフトを探している方
3. やまがた紅王(やまがたべにおう)
2023年に本格デビューを果たした、さくらんぼ界期待の超新星です。最大の特徴はその大きさ。なんと500円玉サイズ(3L〜4L)が標準というから驚きです。酸味が少なく、上品な甘さが口いっぱいに広がります。
- 特徴: 超特大サイズ、次世代の高級品種
- 時期: 7月上旬
- おすすめ: 新しいものが好きな方、インパクトのある贈り物をしたい方
4. 月山錦(がっさんにしき)
「黄色いさくらんぼ」として知られる、非常に希少な品種です。栽培が難しく、生産者が少ないため「幻のさくらんぼ」とも呼ばれます。見た目に反して糖度が非常に高く、酸味をほとんど感じないのが特徴です。
- 特徴: 鮮やかな黄色、驚異的な甘さ
- 時期: 6月下旬〜7月上旬
- おすすめ: 珍しいフルーツを探している方、酸っぱいのが苦手な方
5. 南陽(なんよう)
ハートのような可愛らしい形をした大粒品種です。主に北海道などで栽培されており、果肉が緻密でジューシー。甘みの中にほんのりとした爽やかさがあり、高級感漂う味わいです。
- 特徴: 大粒のハート型、ジューシーな果汁
- 時期: 7月初旬〜中旬
- おすすめ: 食べ応えのある大粒派
6. 紅さやか(べにさやか)
さくらんぼシーズンの幕開けを告げる早生種です。熟すと果皮が深い紫色(黒っぽい赤)になり、アントシアニンが豊富に含まれています。程よい酸味があり、ジャムやコンポートなどの加工用としても人気です。
- 特徴: シーズン初期、濃厚な赤色、甘酸っぱい
- 時期: 6月上旬〜中旬
- おすすめ: いち早く旬を楽しみたい方
7. 大将錦(たいしょうにしき)
晩生種の代表格で、完熟すると糖度が非常に高くなります。果肉がとても硬く、輸送中の傷みが少ないため、遠方への贈り物として重宝されます。どっしりとした重厚な甘みが楽しめます。
- 特徴: 果肉が硬い、濃厚な甘み
- 時期: 7月上旬〜中旬
- おすすめ: 歯ごたえのある食感が好きな方
8. 高砂(たかさご)
アメリカ原産の品種を日本で改良したもので、どこか懐かしい「さくらんぼらしい」酸味が特徴。甘すぎるのが苦手な方や、さっぱりと食べたい方に根強い人気があります。
- 特徴: 酸味と甘みのバランス、爽やかな後味
- 時期: 6月中旬
- おすすめ: 甘さより爽快感を求める方
9. 紅てまり(べにてまり)
晩生種の中でも特に大粒で、真っ赤な色が美しい品種です。糖度が高く、酸味もしっかりあるので、味が非常に濃厚に感じられます。一粒の満足度が非常に高いのがポイントです。
- 特徴: 極大粒、濃厚な味わい
- 時期: 7月上旬
- おすすめ: 一粒一粒をじっくり味わいたい方
10. セネカ
市場に出回ることは稀ですが、早生種の中でも非常に甘いことで知られる品種です。小粒ですが、口に入れた瞬間の甘みの強さは驚くほど。見かけたら即買い必須のレア品種です。
- 特徴: 小粒だが非常に甘い
- 時期: 6月上旬
- おすすめ: さくらんぼ通、珍しい品種を試したい方
知っておきたい!さくらんぼを最高に美味しく食べる「裏ワザ」
せっかく良い品種を手に入れても、扱い方を間違えると美味しさが半減してしまいます。プロも実践する「最高の食べ方」をご紹介します。
届いたら「すぐに」食べるのが鉄則!
さくらんぼは収穫した瞬間から鮮度が落ちていく果物です。メロンやバナナのように「置いておいて甘くなる(追熟)」ことはありません。届いたその日が、最も美味しいタイミングです。
「冷やしすぎ」に注意して
さくらんぼは温度変化にとても敏感です。長時間冷蔵庫に入れると、甘みを感じにくくなったり、実が乾燥して風味が落ちたりします。
食べる15分から30分前に冷蔵庫の野菜室に入れるか、食べる直前にボウルに入れた冷水(氷水)でさっと洗うのが一番美味しく食べる秘訣です。
保存は「温度を一定に」
食べきれずに保存する場合は、新聞紙やキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、乾燥を防いでください。常温で届いたものは冷暗所に、クール便で届いたものはそのまま冷蔵庫の野菜室へ入れるなど、温度を一定に保つことが長持ちのコツです。
まとめ:さくらんぼ品種おすすめ10選!甘い・大玉・高級種まで美味しい選び方を徹底解説
いかがでしたか?
「さくらんぼ」と一言で言っても、王道の「佐藤錦」から、圧倒的な存在感を放つ「やまがた紅王」、そして驚きの甘さを持つ「月山錦」まで、それぞれに違った魅力があります。
お中元などのギフトとしてなら、大玉で日持ちの良い 紅秀峰 や「大将錦」を選べば、送り先でも喜ばれること間違いなし。自分へのご褒美なら、少し珍しい「月山錦」や、シーズンのラストを飾る「紅てまり」で濃厚な味わいを堪能するのも素敵ですね。
さくらんぼの旬は、一年のうちでほんの数週間。その一瞬の輝きを逃さず、あなたにとっての「最高の一粒」を見つけてみてください。
さくらんぼ品種おすすめ10選!甘い・大玉・高級種まで美味しい選び方を徹底解説を参考に、今年の初夏はいつもより少し贅沢な果物時間を過ごしてみませんか?

コメント