おしるこって、寒い日にほっとしたいとき、甘いものが無性に食べたくなったときに最高ですよね。でも、「小豆から作るのは大変そう」「市販のあんこで作ると味がイマイチ」と思っていませんか?
実は、ほんの少しのコツで、家庭でもびっくりするくらい美味しいおしるこが作れるんです。今回は、鍋も電子レンジも使った「時短テク」から、小豆からじっくり作る「本格レシピ」まで、あなたのライフスタイルに合わせて選べる美味しいおしるこの作り方を完全ガイドします。
準備はシンプル!美味しいおしるこの材料選び
まずは材料をそろえましょう。シンプルなものばかりです。
基本の材料(約2人分)
- 市販の粒あん または こしあん:200g(お好みで)
- 水:200ml(あんこと同量が基本)
- 塩:ひとつまみ
- お餅:2個 または 白玉団子:適量
- (小豆から作る場合)乾燥小豆:100g、砂糖:80~100g、塩:ひとつまみ
材料選びのポイント
- あんこの種類:食感が好きな方は「粒あん」、なめらかな舌触りがお好みなら「こしあん」がおすすめです。どちらも粒あんなどで気軽に手に入ります。
- 砂糖のこだわり:小豆から作る際、白砂糖でも十分美味しいですが、風味に深みを出したいなら「洗双糖」や「中ザラ糖」がおすすめ。ほんのりとしたコクが加わります。
- お餅について:切り餅でも丸餅でもOK。オーブントースターで焼くのが一般的ですが、白玉団子にすれば茹でるだけでもちもち食感が楽しめます。
時短で完成!鍋を使った基本の美味しいおしるこ
まずは、誰でも失敗なくできる、鍋を使った一番スタンダードな作り方です。
- 材料を合わせる
鍋に、あんこと水を1:1の割合で入れます。例えば、あんこ200gなら水も200ml(1カップ)です。ここで忘れがちだけれど超重要な一手間が、「塩ひとつまみ」を加えること。甘みが引き締まって、ぐんと美味しくなります。 - 火にかけて溶かす
中火にかけ、木べらでやさしくかき混ぜながら温めます。あんこがほぐれて全体がトロッとしてきたら、一度沸騰させます。焦がさないよう、底から混ぜるのがコツです。 - 餅を加えて仕上げる
別途焼いたり、茹でたりしたお餅や白玉団子を器に盛り、上から温めたあんこをかけたら完成です。あんこに餅を入れてさらに煮ると餅が柔らかくなりすぎるので、器で合わせる方が食感を楽しめます。
もっと手軽に!電子レンジで5分おしるこ
「鍋を出して洗うのがめんどくさい!」というときは、電子レンジが大活躍。時短で、後片付けも楽ちんです。
- あんこを温める
耐熱ボウルにあんこと水を入れ、軽く混ぜます。ラップをふんわりとかけ、600Wの電子レンジで約2分加熱します。 - 餅を温める
別の耐熱容器に餅を入れ、餅が隠れるくらいの水(大さじ1~2)を加えます。同じくラップをかけ、600Wで30~40秒加熱します。餅がふんわり柔らかくなればOK。 - 器に盛りつける
器に餅を入れ、電子レンジで温めたあんこをかければ、あっという間に完成。忙しい朝や、小腹が空いたときのひとときにぴったりです。
本格派へ!小豆から作る美味しいおしるこ
少し手間はかかりますが、小豆から作るおしるこは格別。甘さやとろみを自分好みに調整できる醍醐味があります。
- 小豆を洗い、渋切りをする
ボウルに小豆を入れて水で軽く洗います。鍋に小豆とたっぷりの水を入れて強火にかけ、沸騰したら10~15分茹でます。この茹で汁は捨ててください。これが「渋切り」で、小豆のアクや渋みを取り、味をまろやかにする大事な工程です。 - 小豆を柔らかく煮る
鍋に新しい水(小豆がひたひたに浸かるくらい)を加え、再び火にかけます。沸騰したら弱火にし、ふたを少しずらして40分~1時間ほど煮ます。小豆が指でつぶれるくらい柔らかくなったら準備OK。水が少なくなったら足しながら煮ましょう。 - 味を決める
柔らかくなった小豆に砂糖と塩ひとつまみを加えます。ここで好みの甘さに調整してください。強めの中火にして、木べらで混ぜながら好みのとろみになるまで5~10分煮詰めれば、手作りあんこの完成です。あとは基本のレシピ同様、水でのばして温め、餅と合わせましょう。
差をつける!プロの技:美味しさの隠し味
ここからは、普通のレシピでは書かれない、美味しさを一段階上げる「匠の技」を特別にご紹介します。
- 塩は「隠し味」の王様:もう一度言います、塩は必須です! 甘みを引き立て、味に立体感を与える魔法の調味料。ほんのひとつまみで、市販のあんこが高級和菓子店のような味わいに変わります。
- 「びっくり水」で小豆をふっくら:小豆を煮ている最中に、一度沸騰させたお湯にコップ1杯の冷水をサッと加える「びっくり水」をすると、小豆の表面のしわが伸び、熱の伝わり方が変わり、驚くほどふっくらと仕上がります。
- 餅はこう焼け!:餅を焼くときは、オーブントースターの予熱をしっかりと。油を薄くひいたアルミホイルにのせ、表面がこんがりと膨らむまで焼きます。中までじっくり火を通したい場合は、焼く前に餅の表面を軽く水でぬらすと、中がもちっと仕上がります。
- 冷めても美味しい工夫:作り置きやお弁当にするなら、餅ではなく白玉団子が断然おすすめ。また、あんこをやや濃いめに作っておき、食べる時に湯や豆乳でのばせば、べちゃっとせず美味しく食べられます。
気になるあれこれ:カロリーからマナーまで
美味しいけど、気になることがあるのも事実。よくある疑問にお答えします。
Q. おしることぜんざい、違いは何?
A. 実はこれ、地域によって呼び方が違うんです。関東では汁気のあるものを「おしるこ」、汁気が少ないあんこかけを「ぜんざい」と呼ぶ傾向が。関西では、粒あんを使ったものは「ぜんざい」、こしあんを使った汁気のあるものは「おしるこ」と呼び分けることも。家庭で楽しむ分には、あまり気にしなくて大丈夫です。
Q. カロリーや糖質が気になります…
A. 確かに気になるポイント。市販のこしあんで作った汁椀1杯分(餅なし)で約227kcal、糖質約41gが目安。餅1個追加で約112kcal増えます。カロリーを抑えたい時は、粒あんの方が食物繊維が豊富で少し控えめ。また、餅の代わりにかぼちゃの煮物を入れるアレンジも美味しくてヘルシーです。
Q. 鏡開きの餅で作る時のマナーは?
A. お正月の鏡餅をおしるこにする「鏡開き」は日本の良い風習。この時、餅を包丁などの刃物で切るのは縁起が良くないとされています。木づちで割ったり、手でちぎったりしましょう。硬くなっている場合は、最初に軽く茹でて柔らかくしてから焼くか、おしるこの中でじっくり煮ると良いですよ。
Q. 作り置きはできる?日持ちは?
A. 作ったおしるこは、粗熱を取って清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存すれば2~3日は美味しく食べられます。特に小豆から作ったものは、次の日になると味がなじんでさらに美味しくなると言う人も。食べる時はしっかり再加熱してください。
あなただけの一杯に:自由なアレンジのススメ
基本が分かったら、次はアレンジを楽しみましょう!
- 風味を変える:仕上げにほんの少量の生姜の絞り汁を加えると、体がポカポカする一杯に。黒蜜を少量加えると、風味に深みが増します。
- 素材を変える:定番の餅や白玉の他、さつまいもの角切りを入れればほっくり甘く、栗を加えれば贅沢な秋の味覚に早変わり。
- 飲むおしるこ:あんこを少し多めの水や豆乳でのばせば、「飲むおしるこ」としても楽しめます。温かくても冷やしても美味しいです。
家庭で作れる、至福の美味しいおしるこを
いかがでしたか? おしるこは、材料さえあれば、思い立ったらすぐに作れる最高のホッとスイーツです。
電子レンジを使えばあっという間だし、小豆から作ればそれはそれは格別な美味しさが待っています。ほんの少しの塩と、あなたの好みに合わせたアレンジで、世界に一つの「我が家の美味しいおしるこ」が完成します。
寒い夜、ほっと一息つきたい午後、ぜひこの完全ガイドを参考に、家庭で簡単に作れる美味しいおしるこに挑戦してみてください。きっと、心も体も満たされる至福の時間が訪れるはずです。

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