ウイスキーの棚を眺めているとき、ふと目に飛び込んでくる「緑色」。
「あの鮮やかな緑色のボトル、なんて名前だっけ?」
「ジョニーウォーカーの緑ラベルって、黒と何が違うの?」
「白州が手に入らないから、似たような緑のウイスキーを探している」
そんな風に「緑」というキーワードをきっかけに、美味しい一本を探している方は多いはずです。実は、ウイスキー界において「緑」をテーマカラーに持つ銘柄は、どれも個性的で評価が高い名作ばかり。
この記事では、ラベルやボトルが緑色をした人気銘柄を厳選してご紹介します。初心者の方でも迷わないよう、味の特徴やコスパ、そして最高の飲み方まで詳しく解説していきますね。
なぜ「緑」のウイスキーは愛されるのか?
ウイスキーのラベルには、そのお酒が持つ「性格」が反映されています。
一般的に、赤や黒のラベルは力強さや重厚感を象徴することが多いですが、緑色のラベルやボトルは「爽やかさ」「フレッシュな果実味」「森林のような清涼感」を表現していることが多いんです。
また、熟成年数が15年前後の「ちょっと贅沢なライン」に緑色が採用される傾向もあり、自分へのご褒美やギフトとしても非常に人気があります。
それでは、具体的にどのような「緑の銘柄」があるのか、順番に見ていきましょう。
1. 圧倒的な完成度!ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年
「ウイスキーの緑」と聞いて、真っ先に世界中の愛好家が思い浮かべるのがこれ。通称「ジョニ緑」です。
世界で最も売れているスコッチブランド、ジョニーウォーカー。そのラインナップの中でも、このグリーンラベルは少し特殊な立ち位置にあります。
ブレンデッド「モルト」という贅沢
通常のジョニーウォーカー(赤や黒)は、大麦を原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキーを混ぜた「ブレンデッドウイスキー」です。
しかし、このジョニーウォーカー グリーンラベル 15年は、15年以上熟成された「シングルモルト」だけを数種類ブレンドした「ブレンデッドモルト」。グレーンが入っていない分、麦の旨味や香りの密度がギュッと凝縮されているんです。
どんな味がする?
キーとなる原酒は、タリスカー、カリラ、クラガンモア、リンクウッドの4つ。
口に含むと、まずは青リンゴや洋梨のようなフルーティーな香りが広がります。そのすぐ後に、草原を吹き抜ける風のようなハーブのニュアンス、そして最後には心地よいスモーキーさが追いかけてきます。
「爽やかなのに、飲みごたえもしっかりある」。そんなワガママを叶えてくれる一本です。ストレートでも美味しいですが、少しだけ水を加えると香りが一気に花開きますよ。
2. 森の若葉のような清涼感!サントリー シングルモルトウイスキー 白州
ジャパニーズウイスキーの中で「緑」といえば、間違いなくサントリー シングルモルトウイスキー 白州でしょう。
山梨県、南アルプスの麓にある「森の蒸溜所」で作られるこのウイスキーは、ボトルもラベルも、そしてその味わいもすべてが「緑」のイメージで統一されています。
白州だけの「スモーキー&フルーティー」
白州の最大の特徴は、クリーンな味わいです。
ウイスキー特有の重たさがなく、まるで森の中で深呼吸しているような爽やかさがあります。ミントやスダチのような香りが感じられ、後味にはほんのりと優しい煙のニュアンスが残ります。
おすすめの飲み方はハイボール一択
もし運よくサントリー シングルモルトウイスキー 白州を手に入れたなら、まずはハイボールを試してください。
グラスに氷をたっぷり入れ、炭酸で割る。仕上げに本物のミントの葉を1枚添えれば、それはもう至高の一杯。和食との相性も抜群で、特にお刺身や天ぷらといった繊細な料理の味を引き立ててくれます。
現在は原酒不足で入手困難な状況が続いていますが、もしバーや酒屋で見かけたら、迷わず手に取ってほしい日本が誇る「緑」の名作です。
3. 世界が愛するスタンダード!グレンフィディック 12年
三角形の印象的な緑色のボトル。それが、シングルモルトの代名詞とも言えるグレンフィディック 12年です。
「シングルモルトって癖が強そう……」と敬遠している方にこそ、この緑のボトルを飲んでみてほしい。なぜなら、世界で初めてシングルモルトとして売り出され、今もなお世界シェアNo.1を誇る「究極のスタンダード」だからです。
梨のようなフルーティーさ
グレンフィディック 12年の魅力は、その圧倒的な「飲みやすさ」にあります。
ウイスキー特有の「煙たさ(ピート香)」がほとんどなく、代わりに新鮮な洋梨やレモンのような爽やかな香りが鼻を抜けます。
コスパも最強
熟成感もしっかりありながら、価格は4,000円〜5,000円前後と、シングルモルトとしては非常に良心的。
「今日は何を選べばいいかわからない」という日でも、この緑のボトルを選んでおけば間違いありません。ハイボールにするとレモンを絞ったようなフレッシュさが強調され、一日の疲れを癒す最高の一杯になります。
4. トロピカルな「緑」の衝撃!バスカー アイリッシュウイスキー
ここ数年、日本のウイスキーファンの間で「コスパが良すぎる!」と話題を独占しているのが、アイルランド生まれのバスカー アイリッシュウイスキーです。
通称「バスカーの緑」。ラベル全面が鮮やかな緑色で、一度見たら忘れないインパクトがあります。
まるでフルーツジュース?
アイリッシュウイスキーらしい「なめらかさ」が特徴なのですが、驚くべきはそのトロピカルな風味。
バナナやパイナップル、マンゴーを思わせる甘い香りが、口の中でとろけるように広がります。アルコールの刺激が非常に少なく、ウイスキー初心者の方でも「これ、美味しい!」と直感的に感じられるはずです。
デイリー使いにぴったり
バスカー アイリッシュウイスキーの魅力は、なんといっても2,000円台で買えるという圧倒的なコストパフォーマンス。
白州がなかなか手に入らない今、デイリーで楽しめる「爽やかな緑ラベル」として、多くの家庭でスタメン入りしています。
5. スパイシーな刺激がクセになる!ジムビーム ライ
最後にご紹介するのは、バーボンの代名詞「ジムビーム」のラインナップの一つ、ジムビーム ライです。
通常のジムビームは白いラベルですが、この「ライ」は鮮やかな緑色のラベルが目印。中身も通常のバーボンとは一線を画す、個性的な仕上がりになっています。
ライ麦由来のドライな味わい
トウモロコシを主原料とするバーボンに対し、ライ麦を51%以上使用したのが「ライ・ウイスキー」。
ジムビーム ライは、バニラのような甘さの奥に、黒胡椒のようなスパイシーさと、ハーブのような苦味を感じるドライな味わいです。
カクテル好きにはたまらない
この「緑のジムビーム」は、甘さが控えめな分、食事を邪魔しません。
また、クラシックなカクテル(マンハッタンやオールドファッションド)のベースとしても非常に優秀です。自宅で少し本格的なお酒を楽しみたいとき、この緑のラベルが一本あるだけで、楽しみの幅がぐっと広がります。
あなたにぴったりの「緑」を選ぶポイント
ここまで5つの銘柄を紹介してきましたが、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。そんな時は、自分の好みに合わせて以下の基準で選んでみてください。
- 贅沢な気分を味わいたいなら:ジョニーウォーカー グリーンラベル 15年。15年熟成の深みと、絶妙なスモーキーさが満足感を高めてくれます。
- 森の爽やかさを感じたいなら:サントリー シングルモルトウイスキー 白州。ハイボールにして、その清涼感を堪能しましょう。
- とにかく飲みやすさ重視なら:グレンフィディック 12年。梨のようなフルーティーさは、誰にでも愛される味です。
- コスパと甘さを求めるなら:バスカー アイリッシュウイスキー。トロピカルな風味は、ウイスキーの概念を変えてくれるかもしれません。
- 甘くない、キリッとした味が好きなら:ジムビーム ライ。スパイシーでドライな刺激が、大人の夜を演出します。
緑のウイスキーで、日常に彩りを
ウイスキーの世界は奥深く、時には難しく感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、まずは「ラベルの色」という直感で選んでみるのも、立派な楽しみ方の一つです。
緑色のラベルやボトルに込められた、作り手たちの「爽やかさ」や「自然への敬意」。それを感じながらグラスを傾ける時間は、きっと格別なものになるはず。
今回ご紹介した銘柄は、どれも個性的でありながら、初めての方でも安心して楽しめるものばかりです。ぜひ、あなたにとっての「運命の一本」を見つけてみてください。
ウイスキーの「緑」といえば?ラベルやボトルが緑の人気銘柄5選と味の特徴を徹底解説、いかがでしたでしょうか。この記事が、あなたの素敵なウイスキーライフのきっかけになれば幸いです。

コメント