「世界5大ウイスキーをブレンドする」という、かつてない試みで誕生したサントリー ワールド ウイスキー 碧 Ao。
ウイスキーファンなら誰もが一度は耳にしたことがある名前ですが、ネットで検索してみると「碧Ao まずい」「評価が分かれる」といった少し気になるワードが並んでいるのを目にします。
「5,000円も出して失敗したくない」「本当に美味しいの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サントリー 碧 Aoのリアルな評価から、なぜ「まずい」と言われてしまうのか、そしてその個性を120%引き出す最高に美味しい飲み方まで、元バーテンダーの視点も交えて徹底的に解説していきます。
碧Ao(アオ)が「まずい」と言われる3つの理由
結論から言うと、碧 Aoは決して質の低いウイスキーではありません。むしろサントリーのブレンダーによる超絶技巧が詰まった一本です。
それなのに、なぜネガティブな評価が出てしまうのか。そこには3つの明確な理由がありました。
1. 「個性が渋滞している」と感じてしまう
碧 Aoには、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズという、全くルーツの異なる5地の原酒が混ざっています。
スモーキーなスコッチと、バニラのように甘いバーボン(アメリカン)が同居しているため、飲み慣れていない人にとっては「味が散らかっている」「何を主張したいのかわからない」と感じてしまうことがあるのです。
2. 5,000円前後という価格設定への期待値
この価格帯になると、グレンフィディック12年やザ・マッカランのハーフボトルなど、非常に完成度の高いシングルモルトが比較対象になります。
それら「一つの完成された形」を求めて碧 Aoを飲むと、熟成感や深みが物足りなく感じ、「値段のわりに……」という評価に繋がってしまうようです。
3. アルコールのピリピリ感
碧 Aoは、若々しくエネルギッシュな原酒もブレンドに含まれています。そのため、ストレートで飲んだ際にアルコールの刺激を強く感じてしまう層が一定数います。これが「飲みにくい=まずい」という直感的な評価を生んでいる側面もあります。
5大ウイスキーの個性が溶け合う「碧Ao」の真の魅力
ネガティブな意見がある一方で、碧 Aoを「これまでにない傑作」と称賛する声も非常に多いのが事実です。その魅力は「変化」にあります。
刻一刻と変わる「香りのグラデーション」
グラスに注いだ瞬間は、ジムビーンを彷彿とさせるアメリカンウイスキー由来の華やかなバニラ香が広がります。
しかし、口に含むとアイリッシュのような滑らかさが通り過ぎ、飲み込んだ後にはスコッチらしい力強いスモーキーさが鼻に抜けていきます。
一つのボトルで、まるで世界中を旅しているかのような贅沢な体験ができる。これこそが碧 Aoにしかない唯一無二の価値です。
サントリーのブレンディング技術の集大成
通常、これほど個性の強い原酒同士を混ぜると、お互いの良さを消し合ってしまいます。
しかし、サントリーのチーフブレンダー福與伸二氏は、あえて「個性を重ね合わせる」手法を取りました。これは、世界中の名門蒸留所を傘下に持つサントリーだからこそ成し得た、まさに歴史的な挑戦なのです。
専門家とユーザーのリアルな口コミ・評価
実際に碧 Aoを愛飲している方々の声を整理しました。購入を迷っている方は、自分に近い意見を探してみてください。
高評価の口コミ
- 「ハイボールにすると化ける!燻製のような香りと甘みが両立していて、食事にめちゃくちゃ合う」
- 「飲むたびに新しい発見がある。今日はスコッチが強く感じるな、とか体調や気分で表情が変わるのが面白い」
- 「ボトルデザインがスタイリッシュで、5角形の形状も意味があって所有欲が満たされる」
低評価の口コミ
- 「ストレートだと少しアルコール感がキツい。初心者がいきなりストレートで飲むのはおすすめしない」
- 「山崎や響のような『調和』を期待すると裏切られる。もっと荒々しくて実験的なウイスキー」
- 「正直、この値段なら好きなシングルモルトを一本買ったほうが満足度は高いかもしれない」
総じて、「伝統的なウイスキーの優等生さ」を求める人よりも、「新しい刺激や複雑な変化」を楽しみたい知的好奇心の強いユーザーから高い支持を得ていることがわかります。
【徹底比較】碧Aoを最高に美味しく飲むためのおすすめの飲み方
碧 Aoは、飲み方一つで印象が劇的に変わります。「一度飲んでイマイチだった」という方も、ぜひ以下の方法を試してみてください。
1. 圧倒的おすすめは「ハイボール」
碧 Aoのポテンシャルを最も引き出すのは、間違いなくハイボールです。
炭酸によって重厚な香りが一気に開き、スコッチのスモーキーさとバーボンの甘みが絶妙なバランスで立ち上がります。
- ポイント:グラスに氷をたっぷり入れ、ウィルキンソン タンサンなどの強炭酸で割ってください。仕上げに軽くマドラーで混ぜるだけで、高級ホテルのバーのような味わいになります。
2. 味の変化を楽しむ「ロック」
大きな氷でゆっくりと冷やしながら飲むスタイルです。
最初はアメリカン由来の甘みが際立ちますが、氷が溶けて加水が進むにつれ、ジャパニーズやカナディアンの繊細で柔らかなニュアンスが顔を出します。
3. 香りを堪能する「トワイスアップ」
ウイスキーと常温の水を1:1で混ぜる飲み方です。
碧 Aoのストレートで感じた「アルコールのピリピリ感」が抑えられ、隠れていたフルーティーな香りが一気に溢れ出します。テイスティング気分で、じっくりと個性を紐解きたい時におすすめです。
碧Aoと合わせたい!至福のペアリング
碧 Aoは食中酒としても非常に優秀です。5つの個性があるからこそ、合わせられる料理の幅も広いのが特徴です。
肉料理×碧Aoハイボール
特に「照り焼き」や「ローストビーフ」との相性は抜群です。
バーボン由来のバニラのような甘みがタレの甘辛さと共鳴し、最後にスコッチのスモーキーさが肉の脂をスッキリと流してくれます。
和食×碧Ao水割り
意外かもしれませんが、碧 Aoは「カツオのたたき」や「燻製たくあん(いぶりがっこ)」など、香りに特徴のある和食ともよく合います。
少し濃いめに作った水割りと合わせると、出汁の旨みをより深く感じることができます。
スイーツ×碧Aoロック
「ビターチョコレート」や「ドライいちじく」は鉄板の組み合わせです。
また、バニラアイスに少量の碧 Aoを直接かけて食べる「大人のアフォガート」も、ぜひ試していただきたい贅沢な楽しみ方です。
碧Aoを買うべき人、避けるべき人
碧 Aoは、万人受けする「優等生」ではありません。
おすすめできる人
- ウイスキーの「複雑さ」や「変化」を楽しめる人
- 毎日の晩酌に、少し贅沢で特別な一本を加えたい人
- 5大ウイスキーの違いを手軽に体験してみたい人
- ウイスキー好きへのギフトを探している人(話題性が抜群です)
おすすめできない人
- 山崎や響のような、雑味のない究極の「和」の調和を求めている人
- アルコールの刺激に非常に敏感な初心者
- 1つの産地(アイラモルトだけ等)の純粋なファンで、混ぜることに抵抗がある人
サントリー碧Aoの評価はまずい?口コミや味のレビュー、おすすめの飲み方のまとめ
サントリー ワールド ウイスキー 碧 Ao。その評価が二分される理由は、このウイスキーが「これまでの常識を打ち破る挑戦作」であるからに他なりません。
単に「うまい」「まずい」という言葉だけで片付けるには、あまりにも中身が濃く、語りどころの多い一本です。
もしあなたが、
「いつものウイスキーには飽きてきた」
「もっと深く、ウイスキーの面白さを知りたい」
そう思っているのなら、碧 Aoは最高の相棒になってくれるはずです。
まずは、キンキンに冷えた強炭酸でハイボールを作ってみてください。その一杯が、あなたのウイスキー観をガラリと変えてしまうかもしれません。
世界中の蒸留所が手を取り合って生まれた奇跡の一滴。ぜひ、今夜のグラスで確かめてみてはいかがでしょうか。

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