ウイスキー「ロングロウ」の味と評価は?種類や定価、品薄の理由まで徹底解説!

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ウイスキー愛好家の間で、その名を耳にするだけで喉が鳴るような、特別な銘柄があります。それが、スコットランドのキャンベルタウンで作られるロングロウです。

「アイラモルトよりもスモーキーかもしれない」と囁かれつつも、どこか懐かしく、温かみのある煙の香りを纏ったこのウイスキー。最近では世界的な人気沸騰により、酒屋さんの棚で見かけることすら珍しい「幻のボトル」となりつつあります。

今回は、なぜこれほどまでにロングロウが人々を魅了するのか、その独特な味わいや評価、そして気になる定価やラインナップについて、初心者から上級者まで納得の情報を余すことなくお届けします。


キャンベルタウンの誇り、スプリングバンク蒸留所が生む異端児

ロングロウを語る上で欠かせないのが、その生家であるスプリングバンク蒸留所の存在です。

かつて「世界のウイスキーの首都」と呼ばれたキャンベルタウンには、かつて30以上の蒸留所がひしめき合っていました。しかし、時代の荒波に飲まれ、現在残っているのはわずか数カ所。その中でも、伝統的な製法を頑なに守り続けているのがスプリングバンク蒸留所です。

この蒸留所では、味わいの異なる3つのシングルモルトを打ち分けています。

  • 塩気と複雑さが魅力の「スプリングバンク」
  • ノンピートで3回蒸留の軽やかな「ヘーゼルバーン」
  • そして、最強のピートを誇る「ロングロウ」

ロングロウが誕生したのは1973年のこと。当時の所長が「キャンベルタウンでも、アイラ島のようなヘビーピーテッド・ウイスキーが作れるはずだ」という野心的な実験を試みたのが始まりでした。その結果、アイラとは一線を画す、独自の個性を備えた傑作が生まれたのです。


ロングロウの味と評価:アイラモルトとは何が違うのか?

ロングロウの最大の特徴は、なんといってもその「強烈なスモーキーさ」にあります。

一般的にスモーキーなウイスキーといえば、ラフロイグやアードベッグといったアイラモルトを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、ロングロウの煙はそれらとは質が異なります。

アイラモルトの多くが、正露丸や消毒液のような「メディカル(薬品)」な香りを感じさせるのに対し、ロングロウはもっと泥臭く、野性的です。例えるなら、冬の寒い日に薪を燃やした後の「焚き火の煙」や、暖炉にこびりついた「煤(すす)」のような、重厚でどこかオールドファッションな香りが立ち上ります。

味わいの層も非常に厚いです。

  • 口に含んだ瞬間に広がる、完熟した果実の甘み。
  • キャンベルタウン特有の、潮風を感じさせる塩気。
  • そして、喉を通った後に長く、長く続くスモーキーな余韻。

この「甘・塩・煙」の完璧なトライアングルこそが、世界中のウイスキーファンから「唯一無二」と高く評価される理由です。一度その魅力に取り憑かれると、他のスモーキーな銘柄では物足りなくなってしまうという愛好家も少なくありません。


主要ラインナップと気になる定価・市場価格

現在、ロングロウにはいくつかの定番・限定ラインナップが存在します。どれも入手困難ではありますが、それぞれの個性を知っておくことは重要です。

まず、基本となるのがロングロウ ピーテッドです。熟成年数を表記しないノンエイジ商品ですが、その完成度は驚くほど高いです。バーボン樽熟成の原酒をメインに使用しており、強烈なピートの中にもバニラのような甘みがしっかりと感じられます。定価は数年前まで7,000円前後でしたが、近年の高騰により、現在の実売価格は1万円を大きく超えることも珍しくありません。

次に、愛好家が血眼になって探すのがロングロウ 18年です。年に一度だけボトリングされるこの長期熟成原酒は、荒々しかった煙が時間とともに溶け込み、シルクのような滑らかさに変化しています。シェリー樽由来のダークチョコレートやドライフルーツのニュアンスが加わり、究極の贅沢を味わえます。

さらに、実験的な試みとして人気なのがロングロウ レッドシリーズ。これは、赤ワインやポートワイン、シェリーなどのワイン樽で追加熟成を行った限定品です。力強いスモークと、ワイン由来のベリー系の酸味がぶつかり合う刺激的な一杯で、リリースされるたびに即完売となります。

最高峰にはロングロウ 21年が君臨します。これはもう、出会えたら奇跡と言っても過言ではないボトルです。圧倒的な品格と、何層にも重なる複雑な余韻は、まさにキャンベルタウンの至宝と呼ぶにふさわしいものです。


なぜこれほどまでに品薄なのか?

今や、ネットショップでも「在庫なし」の文字が並び、オークションやフリマアプリでは定価の数倍で取引されることもあるロングロウ。なぜ、これほどまでに手に入らないのでしょうか。

最大の理由は、その「こだわり抜いた生産体制」にあります。

スプリングバンク蒸留所は、現代のウイスキー造りでは考えられないほど手間暇をかけています。麦芽を作る「フロアマルティング」という工程を100%自社で行っている数少ない蒸留所であり、機械化を最小限に抑え、職人の手作業にこだわっています。

そのため、物理的に作れる量に限界があるのです。さらに、蒸留所全体の生産量のうち、ロングロウとしてボトリングされるのはわずか10%から20%程度と言われています。

そこへ近年の「ジャパニーズウイスキー」や「スコッチ・シングルモルト」の世界的なブームが重なりました。需要が爆発的に増えたのに対し、供給量は変わらない(むしろ昔の原酒が足りない)ため、深刻な品薄状態が続いているのです。


ロングロウを美味しく楽しむための飲み方ガイド

もし運良くロングロウを手に入れたら、あるいはバーで見かけたら、どのように楽しむのが正解でしょうか。

基本的には、ストレートで味わうのが一番のおすすめです。ロングロウは、冷却濾過を行わない「ノンチルフィルター」で、着色も一切しない「ナチュラルカラー」でボトリングされています。その濃厚なエキス分をダイレクトに感じるには、ストレートが最適です。

まずはグラスに注ぎ、立ち上がる煙の香りを楽しんでください。その後、一滴、二滴と水を加えてみると、香りが一気に華やかに開き、隠れていた蜂蜜や柑橘のような甘みが顔を出します。

また、意外かもしれませんが、ハイボールも絶品です。贅沢な飲み方ではありますが、炭酸によってロングロウの力強いピートが弾け、爽快感の中にも深いコクを感じる至高の一杯になります。特に、肉料理や燻製のおつまみと一緒に合わせると、その相性の良さに驚くはずです。


信頼できる情報から選ぶ、後悔しない一本

ロングロウは、決して安価なウイスキーではありません。だからこそ、購入する際は信頼できるショップや、プロの意見を参考にすることをお勧めします。

ネット上のレビューでは「正露丸のような香りがする」と書かれることもありますが、実際に飲んでみると、それ以上に深い「大地の力強さ」を感じるはずです。初めての方は、まずはスタンダードなロングロウ ピーテッドから入り、その個性に触れてみてください。

もし、あなたがアイラ島のウイスキーが好きで、さらに一歩踏み込んだ深い世界を知りたいと思っているなら、ロングロウは間違いなくその期待に応えてくれるでしょう。


ウイスキー「ロングロウ」の味と評価は?種類や定価、品薄の理由まで徹底解説!のまとめ

いかがでしたでしょうか。キャンベルタウンが誇る異端の傑作、ロングロウの魅力が少しでも伝われば幸いです。

伝統を守り、手間を惜しまず、ただひたすらに「本物の味」を追求し続けるスプリングバンク蒸留所。そこから生まれるロングロウは、効率重視の現代社会において、忘れてはならない大切な何かを教えてくれるような気がします。

手に入れるのは容易ではありませんが、そのボトルを開栓した瞬間に広がる「焚き火の香り」は、待った時間を忘れさせるほどの感動を与えてくれます。

ウイスキー「ロングロウ」の味と評価を自身の舌で確かめる日は、そう遠くないかもしれません。酒屋さんの片隅や、馴染みのバーのバックバーにその姿を見つけたら、ぜひ迷わずその唯一無二の煙に包まれてみてください。

あなたのウイスキーライフが、より豊かでスモーキーなものになることを願っています。

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