「ハイボールを毎日浴びるほど飲みたいけれど、お財布事情が気になる……」
そんなウイスキー愛好家の強い味方として、SNSやネットショップで密かに注目を集めている銘柄をご存知でしょうか。その名は「蜂角鷹(はちくま)」。
山梨県の南アルプスワインアンドビバレッジが製造するこのウイスキーは、驚異的なコストパフォーマンスを誇る一方で、ネット上では「はちくま ウイスキー 評価」と検索すると「まずい」といった刺激的な言葉が並ぶこともあります。
4リットルの大容量ペットボトルが数千円で手に入るという衝撃の安さ。果たしてその実態は、安かろう悪かろうの代物なのか、それとも知る人ぞ知る神コスパ銘柄なのか。今回は、その評価の真相から、欠点をカバーして美味しく化けさせる飲み方まで、徹底的に掘り下げていきます。
そもそも「はちくま(蜂角鷹)」とはどんなウイスキー?
「はちくま」という名前を初めて聞いた方も多いかもしれません。漢字で書くと「蜂角鷹」。これは実在するタカ科の鳥の名前から取られています。製造しているのは、富士山の麓、山梨県笛吹市に拠点を置く「南アルプスワインアンドビバレッジ株式会社」です。
このメーカーは、大手飲料メーカーとは一線を画し、徹底したコスト管理と「日本人の味覚に合う飲みやすさ」を追求していることで知られています。特にはちくま ウイスキーのシリーズは、デイリーユースに特化した設計がなされています。
富士の伏流水が育むベースの味わい
安価なウイスキーと聞くと、どこか粗野なイメージを持つかもしれませんが、はちくまのベースには世界に誇る「富士山の伏流水」が使用されています。水質が非常に良いため、口当たり自体は意外なほど滑らか。これが、後述する「飲みやすさ」の土台になっています。
ラインナップの違いを知っておこう
はちくまには、いくつかのバリエーションが存在します。自分の好みに合わせて選ぶのが、失敗しないための第一歩です。
- 蜂角鷹(ノーマル・茶ラベル):アルコール度数37度。バニラのような甘い香りと、どこか梅酒を思わせるフルーティーなニュアンスが特徴のスタンダード品です。
- 蜂角鷹 クリア:アルコール度数37度。ウイスキー特有の「スモーキーさ(ピート香)」を極限まで抑えたタイプ。4リットルペットボトルで最もよく見かけるのがこれです。
- 蜂角鷹 ファインブレンド:アルコール度数40度。よりウイスキーらしい飲み応えと樽の香りを強化した、シリーズの中ではややプレミアムな位置づけです。
「まずい」という評価の裏にある正体
ネット掲示板やレビューサイトで「まずい」という声が上がる理由。そこには、ウイスキーに対する「期待値のズレ」が大きく関係しています。
スピリッツ配合による「ウイスキー感」の薄さ
日本の酒税法上、低価格帯のウイスキーには「醸造用アルコール(スピリッツ)」がブレンドされていることが一般的です。はちくまも例外ではありません。
本格的なシングルモルトや、サントリー・ニッカの1本数千円する銘柄を飲み慣れている人からすると、「これはウイスキーというより、ウイスキー風味の焼酎に近い」と感じてしまうことがあります。この「本格派との乖離」が、低評価の主な原因です。
アルコールの「若さ」と刺激
高級なウイスキーは、10年、12年と長い年月をかけて樽の中で熟成されます。その過程でアルコールの角が取れ、まろやかになります。
しかし、蜂角鷹のような格安ウイスキーは、熟成年数が短い原酒を使用しています。そのため、グラスに注いで直接香りを嗅ぐと、ツンとしたアルコール特有の刺激臭を感じやすいのです。ストレートで飲むと「キツイ」と感じるのは、この若さが理由です。
独特の「甘み」の好みが分かれる
はちくまには、蜂蜜やメープルシロップ、あるいは梅のような独特の甘いニュアンスがあります。これが「まろやかで飲みやすい」と評価される一方で、「ベタつく」「人工的な香りがする」とネガティブに捉える層もいます。
リアルな愛飲者の声:良い評価と妥協点
実際にはちくま ウイスキーをリピートしているユーザーは、どのような点に魅力を感じているのでしょうか。
「ハイボールならこれで十分」という圧倒的支持
最も多い意見は「ハイボールにするなら、高級な銘柄よりも気兼ねなく飲めて良い」というものです。炭酸で割ることでアルコールの刺激が和らぎ、持ち前の甘みが爽やかさに変わります。「家飲みならこれで100点」という割り切った楽しみ方をしている人が多いのが特徴です。
料理の味を邪魔しない食中酒としての優秀さ
個性が強すぎないため、唐揚げ、餃子、焼きそばといった「ガッツリ系の濃い味」の料理と合わせる際に、最強の相棒となります。高級ウイスキーだと香りが料理に負けてしまったり、逆に料理の味を消してしまったりすることがありますが、はちくまはスッと馴染みます。
圧倒的なコストパフォーマンス
何と言っても、4リットルペットボトルを購入した場合の1杯あたりの単価は驚異的です。コンビニでハイボール缶を毎日買うのが馬鹿らしくなるほどの節約効果があります。この「財布への優しさ」が、多少の味の物足りなさを補って余りある高評価に繋がっています。
はちくまを劇的に美味しくする「究極の飲み方」
もし、あなたが蜂角鷹を買ってみて「少し期待外れかな?」と思ったなら、ぜひ以下の飲み方を試してみてください。このウイスキーは「素材」として扱うことで、その真価を発揮します。
1. 黄金比の「超・強炭酸ハイボール」
ポイントは、グラスとウイスキー、そしてソーダをこれでもかというほどキンキンに冷やしておくことです。
- グラスに氷を一杯に詰める。
- はちくまを注ぎ、しっかりステアしてグラスとウイスキーを冷やす。
- 強炭酸水を、氷に当てないようにそっと注ぐ(比率は1:4がおすすめ)。
- マドラーで一度だけ上下に動かす。炭酸の刺激とはちくまの甘みが調和し、驚くほどスッキリとした喉越しになります。
2. 「追いレモン」で雑味をカット
はちくま独特のアルコール感を消す最も簡単な方法は、レモンを絞ることです。カットレモンを贅沢に絞り入れるか、ポッカレモンなどの果汁を数滴垂らすだけで、香りのバランスが整い、高級感が増します。
3. 「コークハイ」や「ジンジャーハイ」のベースに
はちくま自体が持つ「甘み」は、コーラやジンジャーエールといった甘い割材と相性抜群です。安価なウイスキー特有のアルコール臭を割材の香りが完全にコーティングしてくれるため、お酒にあまり強くない方でも美味しく楽しめます。
4. 冬の夜に試したい「はちみつお湯割り」
意外な伏兵が「お湯割り」です。耐熱グラスにウイスキーとお湯を1:3で注ぎ、そこにほんの少しの蜂蜜を足してみてください。もともと持っている蜂蜜のような香りがお湯の熱で開き、心から温まるナイトキャップ(寝酒)に変貌します。
ふるさと納税や大容量ペットボトルの賢い選び方
はちくまを最もお得に手に入れる方法は、単なる店舗購入だけではありません。
山梨県笛吹市のふるさと納税を活用
製造元がある山梨県笛吹市のふるさと納税返礼品として、はちくまのセットがラインナップされています。
実質自己負担2,000円で、数リットル単位のウイスキーが届くため、節税しながら晩酌代を浮かせたいお父さんたちの間で絶大な人気を誇っています。「還元率」という視点で見れば、これほど効率的な返礼品も珍しいでしょう。
4リットルペットボトルの管理術
大容量ペットボトルは便利ですが、そのまま注ぐのは重くて大変です。そんな時は、一押くんのような一押しで定量(30mlなど)が出るポンプを取り付けるのがおすすめ。これがあるだけで、自宅のキッチンが一瞬で居酒屋に早変わりします。
はちくまウイスキーの評価まとめ:結局どんな人におすすめ?
ここまではちくま ウイスキー 評価の真相について解説してきました。結論として、このウイスキーは「万人に愛される究極の1本」ではありません。しかし、「特定のニーズを持つ人にとっては、これ以上ない最適解」になり得ます。
こんな人にはおすすめ!
- とにかく安く、たくさんハイボールを飲みたい:コスパ重視派なら、はちくま以上の選択肢はそうそうありません。
- 食事と一緒にゴクゴク飲みたい:クセのなさが、食中酒として大きなメリットになります。
- ふるさと納税を賢く使いたい:実益を兼ねた返礼品を探している方にピッタリです。
こんな人には向かないかも…
- ウイスキーはストレート派:熟成感や複雑な余韻を楽しみたい方には、物足りなさが目立ちます。
- 本格的なスコッチやバーボンが好き:個性を求める方には、少し「優等生すぎて平坦」な印象を与えるかもしれません。
ウイスキーの楽しみ方は自由です。高価なボトルを大事に飲む時間も素晴らしいですが、はちくまのように「日常に溶け込み、気取らずに飲める」存在もまた、私たちの生活を豊かにしてくれます。
もしあなたが、日々の晩酌をもっと自由に、もっと軽やかに楽しみたいと考えているなら、一度その大きなペットボトルを手に取ってみてはいかがでしょうか。キンキンに冷えたハイボールを作って一口飲めば、「あ、これでいい。これがいいんだ」という納得の答えが見つかるはずですよ。
それでは、素敵なお酒ライフを!
はちくまウイスキーの評価は?まずいという噂の真相と美味しい飲み方を徹底解説!

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