「美味しいカヌレに出会いたいけれど、どのお店を選べばいいかわからない……」
「見た目は可愛いけれど、食べてみたら食感がイメージと違ってがっかりした」
そんな経験はありませんか?フランスの伝統菓子であるカヌレは、いまや日本のスイーツ界でも定番の存在です。しかし、シンプルだからこそ、お店によって「外側のカリカリ感」や「中のしっとり具合」には驚くほどの差があります。
この記事では、カヌレを愛してやまない筆者が、本当に美味しいカヌレの選び方から、今すぐ手に入れたい人気店、そして自宅で究極の食感を復活させるリベイク術までを徹底的に深掘りしました。
自分へのご褒美や大切な人へのギフトに、最高の一粒を見つける旅に出かけましょう!
カヌレの「美味しい」を定義する3つの絶対条件
カヌレの正式名称は「カヌレ・ド・ボルドー」。フランスのボルドー地方で修道女たちが作り始めたのが起源とされています。私たちが「これは美味しい!」と感動するカヌレには、共通する3つの特徴があるんです。
まず1つ目は、コントラストの効いた食感です。
カヌレの最大の魅力は、キャラメリゼされた厚い外側の「カリッ」とした香ばしさと、内側の「モチッ」「ねっちり」とした半生のような質感の対比にあります。この差が激しければ激しいほど、口に入れた瞬間の満足度は高まります。
2つ目は、芳醇な香りの重なりです。
本場仕込みのカヌレには、たっぷりのラム酒とバニラビーンズが使われています。鼻に抜けるラムの大人な香りと、後から追いかけてくるバニラの甘い香りが一体となって、贅沢な気分にさせてくれます。
3つ目は、蜜蝋(みつろう)がもたらす独特のツヤです。
伝統的な製法では、型の内側に蜜蝋を塗って焼き上げます。これによって、外側に独特の硬さと美しい光沢が生まれるのです。最近ではバターで代用するお店も増えていますが、本格派を求めるなら「蜜蝋使用」を謳っているお店をチェックしてみてください。
外さない!今、絶対に食べておきたい美味しいカヌレ10選
ここからは、実際に多くのファンを虜にしている人気店を紹介します。手土産にぴったりの名店から、お取り寄せできる実力派まで、幅広く厳選しました。
1. ダニエル(Daniel)
兵庫・芦屋に本店を構える、カヌレブームの立役者的な存在です。こちらのカヌレは一口サイズで食べやすく、卵の優しい味わいが特徴。定番のプレーン以外にも、カカオや抹茶などフレーバーが豊富で、詰め合わせた時の「宝石箱感」は随一です。ギフトで贈れば間違いなく喜ばれます。
2. boB(ボブ)
東京の原宿や銀座に店舗を構える「半熟カヌレ」の専門店。名前の通り、中身が驚くほどとろりと滑らかなのが特徴です。季節ごとに旬の食材を使ったデコレーションカヌレが登場し、視覚的にも楽しめる最先端の味わいです。
3. カヌレドキャンティ(Canelé de CHIANTI)
新潟発の専門店で、最大18種類ものフレーバーが揃っています。低温で長時間焼き上げることで生まれる「ねっちり」とした独特の食感が、多くのファンを惹きつけて離しません。自分好みの味を見つける楽しみがあるブランドです。
4. ドミニクドゥーセの店
本場フランス出身の職人、ドミニク・ドゥーセ氏が手掛けるお店です。モンドセレクションを受賞したこともあるそのカヌレは、まさに「王道」。外側がしっかりと厚く、ラム酒がガツンと効いた大人のためのカヌレです。カヌレなどの通販サイトでも人気が高く、自宅で本格派を味わいたい時にぴったりです。
5. 成城石井(ボルドー直輸入カヌレ)
身近な場所で本格的な味を手に入れたいなら、成城石井は外せません。フランス・ボルドーから直輸入されており、本場のレシピそのままの重厚な味わいが楽しめます。6個入りなどパックで販売されているので、日常のおやつとしてもコスパ抜群です。
6. ガトーミュール(Gateau Muur)
岡山にあるミニカヌレ専門店。こちらのカヌレは、表面にアイシングやトッピングが施されており、まるでミニチュアのケーキのような愛らしさです。外側のカリカリ感もしっかり残っており、小さくても満足度が非常に高い一品です。
7. ANN CANNELE
国産の蜜蝋やてんさい糖など、素材の安心感にこだわっているブランドです。優しい甘さでありながら、噛むほどに素材の旨味が広がります。健康を意識している方へのプレゼントにも選びやすい、丁寧な作りのカヌレです。
8. SHIROYAMA HOTEL kagoshima
鹿児島の老舗ホテルのパティシエが作るカヌレです。ホテルの朝食でも人気を博したこのカヌレは、地元の食材を活かしたフレーバーもあり、上品な仕上がりが魅力。お取り寄せギフトとしても非常に評価が高い逸品です。
9. きたうさぎ
北海道産の米粉を使用した、珍しいグルテンフリーのカヌレです。米粉ならではの強いモチモチ感が特徴で、小麦アレルギーの方だけでなく、新しい食感を求める方からも支持されています。
10. ローソン(冷凍カヌレ)
「コンビニでしょ?」と侮ることなかれ。冷凍食品コーナーにあるカヌレは、解凍しても外側のカリカリ感が損なわれないよう工夫されています。食べたい時にいつでもストックから出せる便利さと、専門店に肉薄するクオリティは驚きです。
時間が経っても大丈夫!カリカリ感を復活させるリベイク術
カヌレの宿命、それは「湿気」です。お店で買った時はカリカリだったのに、翌日にはふにゃふにゃになってしまった……という経験、ありますよね。でも、諦めるのはまだ早いです。自宅で簡単に「焼きたての感動」を復活させる方法があります。
ポイントは、ただ温めるだけでなく、**「加熱した後に冷ます」**ことです。
まずは、オーブントースターをしっかりと予熱しておきましょう。次に、カヌレをトースターに入れ、3分から5分ほど加熱します。表面が少し「ブクブク」と泡立ってくるのが合図です。焦げそうな場合は、上からふわっとアルミホイルを被せてください。
加熱が終わったら、すぐに食べたい気持ちをグッと抑えてください。ここが一番の重要ポイントです。カヌレをお皿に取り出し、常温で5分から10分ほど放置します。加熱によって溶けた糖分が、冷める過程で再び固まり、あの「コンコン」と音がするほどの硬い表面が復活するのです。
このひと手間を加えるだけで、お取り寄せしたカヌレや、前日に買ったカヌレが見違えるほど美味しくなりますよ。
カヌレ選びで失敗しないためのチェックポイント
たくさんの選択肢の中から自分好みのものを見つけるために、以下の2点に注目してみてください。
一つ目は、原材料の表示順です。
パッケージの裏を見て、牛乳や卵が最初に書かれているものは、カスタードのような濃厚なコクが期待できます。逆に小麦粉が最初に来ているものは、パンのような、よりしっかりとした弾力があるタイプが多い傾向にあります。
二つ目は、バニラの質です。
「バニラ香料」だけでなく「バニラビーンズ」が使われているものは、香りの奥行きが全く違います。断面に黒い小さな粒が見えるカヌレは、香りにこだわって作られている証拠です。
美味しいカヌレがもたらす至福のティータイム
カヌレは、コーヒーや紅茶はもちろん、赤ワインやウィスキーとの相性も抜群です。特にラム酒が効いたタイプは、夜のデザートとしてお酒と一緒に楽しむのも粋な大人の嗜み。
最近では、米粉を使ったヘルシーなものや、中にクリームが詰まった進化系など、バリエーションは広がり続けています。まずは今回ご紹介したような定番の人気店から試してみて、自分自身の「カヌレの好み」を探ってみてください。
外側の香ばしいキャラメリゼを噛み砕いた瞬間、中から溢れる甘い幸せ。
この記事を参考に、あなたにとっての美味しいカヌレを見つけ出し、特別なひとときを過ごしていただければ幸いです。お気に入りの一粒に出会えたら、ぜひティーカップを用意して、最高のティータイムを演出してみてくださいね。

コメント