「これってウイスキーなの?それとも焼酎?」
琥珀色の美しい液体が注がれたグラスを前に、そんな疑問を抱く方が増えています。そのお酒の名前は朝倉 ウイスキー。福岡県朝倉市の老舗蔵元「篠崎」が生み出した、既存のカテゴリーに収まりきらない全く新しいスピリッツです。
ネット上の口コミやSNSでは「香りが完全に高級ウイスキー」「ロックで飲むと最高に甘い」と絶賛される一方で、ラベルを見ると「リキュール」という表記があり、戸惑う方も少なくありません。
今回は、お酒好きの間で話題の朝倉 ウイスキーについて、その正体から気になる評判、そして製造元である篠崎が挑む「新道蒸溜所」の最新プロジェクトまで、余すところなくお届けします。
朝倉はウイスキーなのか?リキュール表記の裏側にある「こだわり」
まず、多くの人が最初にぶつかる疑問「朝倉はウイスキーなのか、焼酎なのか」という点から紐解いていきましょう。
結論から言えば、朝倉 ウイスキーは、日本の酒税法上では「リキュール」に分類されます。しかし、その中身は限りなくウイスキーに近い、あるいはそれ以上に手間暇をかけた「樽熟成麦焼酎」の究極形と言えます。
なぜウイスキーと名乗れないのか。そこには日本の厳しい法律が関係しています。
日本の定義では、ウイスキーは「麦芽(モルト)」を使って糖化させなければなりません。対して朝倉 ウイスキーは、日本の伝統的な「麹(こうじ)」を使って糖化させています。このため、法律上はウイスキーの枠から外れてしまうのです。
さらに、樽で長期間熟成させることで色が濃くなりすぎると、今度は「本格焼酎」としての基準(吸光度規制)を超えてしまいます。あまりに美味しそうな琥珀色になりすぎて、焼酎としても売れなくなってしまう。なんとも皮肉な話ですよね。
そこで蔵元の篠崎は、微量の食物繊維を加えることで、あえて「リキュール」として販売する道を選びました。すべては、この極上の熟成感と色合いをそのまま届けるため。法律の枠を超えてでも守りたかった「味」が、そこにはあるのです。
実際に飲んだ人の評判は?SNSや口コミで見る「朝倉」の本音
さて、気になるのはそのお味ですよね。実際に朝倉 ウイスキーを嗜んだユーザーからは、驚きと感動の声が多数寄せられています。
- 「香りが異次元。グラスに注いだ瞬間からバニラの甘い香りが広がる」
- 「ウイスキー好きの父に贈ったら、有名銘柄より旨いと喜ばれた」
- 「焼酎の概念が変わった。リキュールと聞いて甘ったるいお酒を想像していたが、力強くて本格的」
多くのレビュアーが共通して挙げるのが「バニラやカラメルのような濃厚な甘い香り」です。これはアメリカンホワイトオーク樽での長期熟成による恩恵。6年以上の月日をかけて、木材の成分がお酒に溶け込み、重厚なハーモニーを奏でているのです。
一方で、「ウイスキーと思って飲むと、後味に麦焼酎特有の香ばしさがあって面白い」という意見もあります。スコッチのようなスモーキーさ(ピート香)はありませんが、その分、日本人の味覚に馴染みやすい「麦のダイレクトな甘み」を感じられるのが朝倉 ウイスキーの強みです。
贈り物としても非常に人気が高く、木箱入りのパッケージは高級感たっぷり。ウイスキー愛好家への変化球なプレゼントとして、これほど語れるストーリーを持つお酒は他にありません。
朝倉 ウイスキーを120%楽しむための美味しい飲み方ガイド
せっかくの贅沢なお酒ですから、最高の一杯として味わいたいですよね。蔵元推奨のスタイルから、お酒好きの間で広まっているアレンジまで、おすすめの飲み方を整理しました。
1. まずは「ストレート」で香りの広がりを体感
最初に試してほしいのは、やはりストレートです。手のひらでグラスを少し温めるようにして持つと、アメリカンホワイトオーク由来のバニラ香がよりいっそう華やかに立ち上がります。
口に含んだ瞬間、とろりとした質感とともに広がる麦の甘み。40度というアルコール度数を感じさせないほど角が取れた、円熟の味わいをまずはストレートでじっくり噛み締めてみてください。
2. 「ロック」で変化する表情を楽しむ
少しずつ氷を溶かしながら飲むロックは、朝倉 ウイスキーの多面性を最も感じられる飲み方です。冷えることで最初はフルーティーな酸味が際立ち、氷が溶けて加水が進むにつれて、ナッツのような香ばしさが顔を出します。
時間が経つごとに表情を変える一杯は、読書や映画鑑賞など、夜のゆったりとした時間に最適です。
3. 「朝倉ハイボール」は食事との相性が抜群
「食事と一緒に楽しみたい」という方には、強炭酸で割るハイボールがおすすめです。炭酸が弾けるたびに麦の香りが爽やかに広がり、後味をスッキリとさせてくれます。
合わせる料理は、少し脂の乗ったものがベスト。例えば、厚切りベーコンのソテーや、しっかり味のついた唐揚げ、あるいはスモークチーズなどが、朝倉 ウイスキーのコクと見事に調和します。
世界が注目する「新道蒸溜所」と本格ジャパニーズウイスキーへの挑戦
朝倉 ウイスキーという傑作を生み出した篠崎は、いま、次なるステージへと進んでいます。それが、2021年に始動した「新道蒸溜所(SHINDO DISTILLERY)」です。
「朝倉」で培った樽熟成の技術と、200年以上続く蔵元の誇りを胸に、ついに本格的なジャパニーズウイスキー造りに乗り出しました。
伝統を再解釈する「新道」のスタイル
新道蒸溜所が目指すのは、単なるスコッチの模倣ではありません。福岡・朝倉の豊かな水と気候を活かし、日本独自の感性を取り入れたウイスキーです。
2024年にはコンセプトショップがオープンし、2025年には世界的なウイスキー品評会「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」で、熟成途中のニューボーンが部門最高賞を受賞するなど、世界中から熱い視線を浴びています。
待望のシングルモルトがついに登場
特に注目されているのが、2025年6月にリリースが予定されている「SHINDO EXPERIMENTAL 01」などのシングルモルトシリーズです。
これまでは「リキュール」という枠組みの中でその実力を証明してきた彼らが、ついに「ジャパニーズウイスキー」という正攻法の舞台で、どのような驚きを私たちに与えてくれるのか。ファンの期待は最高潮に達しています。
朝倉 ウイスキーを飲んでそのクオリティに驚いた方は、ぜひこの「新道蒸溜所」の動きもチェックしておいてください。次に手に入る一本は、歴史に名を刻む伝説の始まりになるかもしれません。
朝倉 ウイスキーの評判と魅力を再確認して至福の一杯を
ここまで、朝倉 ウイスキーの謎めいた正体から、その圧倒的な評判、そして未来へ続く蒸溜所の物語を追いかけてきました。
「リキュール」という肩書きは、いわば既存のルールを飛び越えて、最高の味を追求した結果の称号です。麹が織りなす繊細な甘みと、オーク樽が授ける気品ある香り。この二つが融合した朝倉 ウイスキーは、世界でも類を見ない「日本独自の樽熟成酒」と言えるでしょう。
自分へのご褒美に。あるいは、大切な人への語れる贈り物に。
まずは一杯、グラスに注いでみてください。その琥珀色の液体が喉を通る時、きっとあなたも「朝倉」という名前が、単なる地名ではなく、一つの卓越したブランドであることを確信するはずです。
福岡の豊かな風土と、職人たちの飽くなき挑戦が生んだ朝倉 ウイスキー。その深遠なる世界に、あなたも足を踏み入れてみませんか?

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