仕事が終わったあとのリラックスタイムや、友人との楽しい時間。そんなひとときに寄り添ってくれる最高の一杯といえば、やはり「ジントニック」ですよね。
シンプルだからこそ奥が深く、バーで飲むあの一杯はどうしてあんなに美味しいのかと不思議に思ったことはありませんか?実は、お家でもいくつかのポイントを押さえるだけで、劇的に「美味しいジントニック」を作ることができるんです。
今回は、誰でも失敗せずにプロの味を再現できる黄金比や、おすすめのジン、そして細かなテクニックまで、究極の一杯を作るためのコツをたっぷりとお伝えします。
なぜ家で作るジントニックは味がぼやけてしまうのか
「レシピ通りに作っているはずなのに、なんだか水っぽい」「お店のような爽快感がない」。そんな悩みを持つ方は多いはずです。
家で作るジントニックがぼやけてしまう最大の原因は、実は「温度」と「氷」にあります。ジントニックは、ジン、トニックウォーター、ライムという非常にシンプルな要素で構成されています。そのため、少しの氷の溶け出しが味を薄め、少しの温度上昇が炭酸を弱めてしまうのです。
美味しい一杯への第一歩は、レシピの前に「準備」から始まります。まずはグラスとジンを冷蔵庫(あるいは冷凍庫)でキンキンに冷やしておくこと。これだけで、氷が溶けるスピードを圧倒的に遅らせることができます。
美味しいジントニックのための材料選び:ジンとトニックの相性
ジントニックの主役はもちろんジンですが、実は味の印象を大きく左右するのはトニックウォーターです。
ジンには、昔ながらのロンドンドライジンもあれば、最近流行りの華やかなクラフトジンもあります。まずは自分がどんな味を目指したいのか、ベースとなる一本を選んでみましょう。
王道のドライジンでキレを楽しむ
ジントニックらしい、あのシャープな苦味とキレを求めるなら、伝統的な銘柄が一番です。
タンカレー ロンドンドライジンこちらは「ジンのロールスロイス」とも称される、非常にバランスの取れた一本。ボタニカルの香りが力強く、トニックに負けない存在感があります。
ビーフィーター ジンより身近で、どんなシチュエーションにも合うのがこちら。爽やかな柑橘の香りが特徴で、まさにジントニックのためのジンと言っても過言ではありません。
華やかな香りのクラフトジンで個性を出す
最近は、特定のハーブや果実を強調したクラフトジンも人気です。
ボンベイ・サファイア10種類のボタニカルが織りなす華やかな香りは、女性にもファンが多い一杯になります。
サントリー ジン 翠 SUI和の素材(柚子・緑茶・生姜)を使った日本発のジンです。非常に飲みやすく、食事のお供として楽しむジントニックには最適ですね。
トニックウォーターにもこだわってみる
「トニックウォーターなんてどれも同じ」と思っていませんか?実はこれが一番の誤解かもしれません。
ウィルキンソン トニックウォーター強炭酸でキレがあり、入手もしやすい定番です。
フィーバーツリー プレミアム トニックウォーターもし究極の一杯を目指すなら、ぜひこちらを試してみてください。人工甘味料を使わず、天然のキナの抽出物を使用した本物の味は、ジンの香りを驚くほど引き立ててくれます。
プロが教える「黄金比」と失敗しない手順
材料が揃ったら、いよいよ作っていきましょう。プロが実践している「黄金比」は、ズバリ ジン 1:トニック 3〜4 です。
お酒に強い方や、ジンの香りをガツンと感じたい方は「1:3」、喉越しよくゴクゴク飲みたい方は「1:4」を目安にしてください。
- グラスに氷をたっぷり入れるここで使う氷は、冷蔵庫で作った白い氷ではなく、コンビニやスーパーで売っている「かち割り氷」を使ってください。溶けにくさが全く違います。氷を入れたらマドラーで一度かき混ぜ、グラス自体を冷やします。溶け出た水は一度捨てましょう。
- ジンを注ぎ、しっかりと混ぜる冷えたジンを注ぎます。この段階で一度、氷とジンをしっかり混ぜて温度を下げ切るのがコツです。
- ライムを絞るライムの1/8カットを用意します。皮の油分(エッセンス)に香りが詰まっているので、グラスの上で皮側を下にしてキュッと絞るのがポイントです。絞った後のライムはそのままグラスへ入れても、香りがきつくなりすぎるのが苦手なら入れなくても構いません。
- トニックウォーターを優しく注ぐここが運命の分かれ道です。トニックを注ぐときは、氷に直接当てないように、グラスの縁に沿わせるように静かに注いでください。氷に当てると、その衝撃で炭酸が逃げてしまいます。
- 仕上げの「ワンステア」最後にかき混ぜる回数は、たったの1回です。マドラーを底まで差し込み、氷をスッと持ち上げるだけで十分。混ぜすぎるとせっかくの炭酸が死んでしまい、美味しいジントニックから遠ざかってしまいます。
味わいをワンランクアップさせる究極のコツ
基本の作り方をマスターしたら、さらに自分好みにカスタマイズしてみましょう。
- ブラックペッパーをひと振り:少しスパイシーな刺激が欲しいときは、仕上げに黒胡椒をパラリ。ジンのボタニカルと相まって、大人の味わいに変化します。
- ハーブを添える:ローズマリーやタイムを一枝添えるだけで、香りの層がグッと厚くなります。見た目も一気におしゃれになりますね。
- ソーダで割る「ジンソニック」:トニックウォーターの甘さが重く感じるときは、トニックとソーダを半分ずつにする「ジン・ソニック」というスタイルがおすすめ。よりドライで、和食などにも合う軽やかな一杯になります。
ジントニックは、自由な飲みものです。ルールに縛られすぎず、自分の舌が「美味しい!」と感じるポイントを探っていくのも楽しみの一つですよ。
美味しいジントニックの作り方。プロが教える黄金比とおすすめのジン、究極の一杯のコツ
ここまで読んでくださったあなたは、もう「美味しいジントニック」を作るための秘訣をすべて知っています。
冷やし抜いたグラス、質の良い氷、お気に入りのジン、そして炭酸を大切にする優しい手つき。この4つが揃えば、あなたの家のキッチンは、世界で一番落ち着く最高の一軒のバーに変わるはずです。
カクテル メジャーカップもし分量を正確に測りたいなら、こうした道具を揃えてみるのもプロ気分を味わえて楽しいですよ。
まずは今夜、自分へのご褒美に最高の一杯を仕込んでみてはいかがでしょうか。ライムの爽やかな香りとジンの奥深い味わいが、きっと一日の疲れを優しく癒してくれるはずです。

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