「コンビニやスーパーで見かけるあの大きなペットボトル、実際どうなの?」
「とにかく安いけど、ウイスキーとしてちゃんと楽しめる味なのかな?」
宅飲み派にとって、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るキングウイスキー 凛 セレクトは、常に気になる存在ですよね。しかし、ネットで検索してみると「まずい」という辛辣な意見もあれば、「これで十分!」という絶賛の声もあり、購入を迷っている方も多いはずです。
今回は、宝酒造が手掛けるウイスキー 凛のリアルな正体を徹底解剖します。その味の特徴から、巷の評判の真偽、そして「まずい」と言わせない最高の飲み方まで、余すことなくお伝えしていきましょう。
そもそも「ウイスキー 凛」とはどんなお酒なのか
まずは、ウイスキー 凛のプロフィールを整理しておきましょう。このウイスキーは、日本を代表する酒類メーカーの一つ、宝酒造が製造・販売しているブレンデッドウイスキーです。
2016年に「凛 <セレクト>」としてリニューアルされ、より「まろやかな味わい」を追求したブレンドになりました。最大の特徴は、なんといってもその価格とラインナップです。720mlの瓶タイプだけでなく、2.7リットル、4リットル、さらには5リットルという業務用レベルの巨大ペットボトルまで展開されています。
原材料を見ると、モルトとグレーンのほかに「ブレンド用アルコール」が使用されています。これは、いわゆる「ジャパニーズウイスキー」の厳格な自主基準(日本ウイスキー造り手による定義)からは外れるカテゴリーになりますが、その分、雑味のないクリアな飲み口と、圧倒的な低価格を実現しているのです。
アルコール度数も37%と、一般的なウイスキー(40%以上)に比べて少し低めに設定されています。これが吉と出るか、それとも物足りなさに繋がるのか。ここが評価の分かれ道になります。
「まずい」という噂の正体を探る
なぜウイスキー 凛には「まずい」という評価がついて回るのでしょうか。実際に飲んだ人が感じる違和感の正体を探ってみると、いくつかの共通点が見えてきます。
1. 本格的なスモーキーさがない
ウイスキーファンが好む「ピート香(煙くささ)」や「樽の芳醇なバニラ香」は、ウイスキー 凛にはほとんど期待できません。良く言えば「スッキリ」、悪く言えば「無個性」なのです。普段からシングルモルトや高価なスコッチを愛飲している方からすると、「これはウイスキーなのか?」と疑問に感じてしまう。これが不評の原因の一つです。
2. アルコールのピリピリ感
熟成年数が長い高級ウイスキーは、アルコールの角が取れて丸みを帯びています。一方で、ウイスキー 凛のようなリーズナブルなウイスキーは、原酒が若いため、口に含んだ瞬間にアルコール特有の刺激(ピリピリ感)を感じやすい傾向があります。ストレートで飲んだ際に「消毒液っぽい」と感じてしまう人がいるのは、この刺激が理由です。
3. 香りの広がりが弱い
グラスに注いだ瞬間に部屋中に広がるような香りの強さはありません。非常に控えめで、ほのかに甘い香りが漂う程度です。お酒そのものの香りをじっくり楽しみたい人にとっては、物足りなさが「まずい」という言葉に変換されてしまうのでしょう。
それでも「美味しい」と支持される理由
一方で、ウイスキー 凛を愛飲しているファンも非常に多いのが事実です。なぜ彼らはこのウイスキーを選ぶのでしょうか。
食事の邪魔をしない究極の「食中酒」
ウイスキー 凛の最大の強みは、そのライトな飲み口にあります。個性が強すぎないため、どんな料理とも相性が抜群です。唐揚げや餃子といった脂っこい料理から、お刺身や冷奴といった繊細な和食まで、料理の味を殺さずに口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
毎日飲める圧倒的なコストパフォーマンス
5リットルの大容量ペットボトルを常備しておけば、1杯あたりの単価は驚くほど安くなります。家計を気にせず、毎晩の晩酌でグイグイ飲める。この安心感は、他の高級ウイスキーでは絶対に味わえないウイスキー 凛ならではの価値と言えるでしょう。
クセがないから初心者でも飲みやすい
ウイスキー独特の「焦げたような匂い」や「薬のようなクセ」が苦手な人にとって、ウイスキー 凛は非常に親しみやすいお酒です。ハイボールにすればアルコール感も和らぎ、クリアな炭酸飲料のような感覚で楽しめます。
【実践】ウイスキー凛を劇的に美味しくする飲み方
もしあなたがウイスキー 凛を買ってみて「ちょっと失敗したかな?」と思ったとしても、諦めるのはまだ早いです。このウイスキーは「ベース」としてのポテンシャルが非常に高いのです。ひと工夫するだけで、驚くほど化けます。
黄金比の「超冷え冷えハイボール」
ウイスキー 凛を最も美味しく飲む方法は、やはりハイボールです。
- グラスに氷を山盛りに入れる。
- ウイスキー 凛を注ぎ、しっかりとステアしてグラスを冷やす。
- 強炭酸水をそっと注ぐ(比率は1:3か1:4がおすすめ)。
- 最後にレモン果汁を「少し多め」に絞る。
この「レモン多め」がポイントです。ウイスキー 凛のアルコール感をレモンの酸味が完璧に包み込み、最高の喉越しに変わります。
コーラやジンジャーエールで割る
ウイスキー自体の主張が強くないため、甘い割り材との相性は抜群です。コーラで割った「コークハイ」や、ウィルキンソン ジンジャエールで割った「ジンジャーハイ」にすると、お酒というよりは美味しいカクテルとして楽しめます。特にジンジャーエールの辛口で割ると、ウイスキー 凛のドライさが引き立ち、キレのある味わいになります。
「追いモルト」で風味をブースト
もし手元に少しだけ良いスコッチ(ティーチャーズ ハイランドクリームなど)があれば、ウイスキー 凛に少量混ぜてみてください。
「凛:スコッチ = 4:1」くらいの割合にするだけで、凛の飲みやすさを活かしつつ、スコッチの豊かな香りがプラスされます。自分好みの味を安価に作り出す「自家製ブレンド」は、大容量ボトルを持っている人だけの特権的な楽しみ方です。
他の激安ウイスキーと比べてどうなの?
ウイスキー 凛を検討する際、よく比較に上がるのがブラックニッカ クリアやトリス クラシックです。
- ブラックニッカ クリアとの比較:ブラックニッカの方が、わずかにウイスキーらしいコクや穀物の甘みを感じます。「お酒の味を感じたい」ならブラックニッカ、「とにかくスッキリ、水のように飲みたい」ならウイスキー 凛に軍配が上がります。
- トリス クラシックとの比較:トリスはもう少し丸みがあり、シェリー樽のようなフルーティーさが微かにあります。ウイスキー 凛の方がよりドライで、キレを重視した設計になっています。
結局のところ、これらは好みの差です。「今日はこってりしたものを食べるから、凛で口を洗いたいな」といった使い分けをするのが、賢い宅飲みユーザーのスタイルです。
ウイスキー凛はまずい?美味しい?リアルな評判とおすすめの飲み方を徹底解説!
さて、ここまでウイスキー 凛について深く掘り下げてきました。
結論を言うと、このウイスキーは「ストレートでちびちび飲み、高貴な香りに浸る」ためのお酒ではありません。そういった期待を持って飲むと、確かに「まずい」と感じてしまうでしょう。
しかし、「日々の食事を楽しくするための、安くて優秀な炭酸割りのベース」として捉えれば、これほど頼もしい味方は他にいません。ウイスキー 凛の本質は、その「潔いまでのシンプルさ」にあります。
- 家計に優しく、毎日気兼ねなく飲みたい
- ウイスキーのクセが苦手だけどハイボールは好き
- どんな料理にも合う万能な1本を探している
もしあなたがこれらに当てはまるなら、ウイスキー 凛は「美味しい」と感じられる最高の一本になるはずです。まずは小さな瓶から試してみて、自分なりの黄金比を見つけてみてはいかがでしょうか。きっと、大型ペットボトルをカートに入れる自分に気づくはずですよ。

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