「最近お腹が出てきたから、おやつをプロテインバーに変えてみた」
「筋トレのお供に、手軽にタンパク質を補給したい」
そんな健康志向のあなたに、一つだけお聞きしたいことがあります。そのプロテインバー、実は「血糖値スパイク」を引き起こしていませんか?
健康やダイエットに良いイメージがあるプロテインバーですが、選び方を一歩間違えると、菓子パンを食べているのと変わらないレベルで血糖値を急上昇させてしまうリスクがあるんです。
せっかく体に良いことをしているつもりなのに、逆に太りやすい体質を作っていたらもったいないですよね。今回は、プロテインバーと血糖値の関係を深掘りし、本当に「太らない」「健康を守る」ための選び方を徹底的に解説します。
そもそも「血糖値スパイク」がなぜ怖いのか?
まずは、私たちがなぜこれほどまでに血糖値スパイクを警戒すべきなのか、その理由を整理しておきましょう。
血糖値スパイクとは、食事の後に血糖値が針のように急激に上がり、その後に急降下する現象を指します。これを繰り返すと、血管がボロボロになるだけでなく、美容やダイエットにとっても最悪な影響を及ぼします。
- 脂肪の蓄積:血糖値が急上昇すると、体に「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。インスリンは別名「肥満ホルモン」とも呼ばれ、余った糖を脂肪として蓄えようとする働きがあります。
- 食後の猛烈な眠気と空腹:血糖値が急降下するとき、脳はエネルギー不足と勘違いして、さらに甘いものを欲したり、仕事にならないほどの眠気に襲われたりします。
- 老化の進行:糖と体内のタンパク質が結びつく「糖化(AGEsの生成)」が加速し、肌のシワやたるみ、さらには動脈硬化の原因にもなります。
「タンパク質だから安心」と思い込んでプロテインバーをかじっている裏で、もしこのスパイクが起きていたら……。それは健康貯金を切り崩しているのと同じなのです。
プロテインバーは「血糖値を上げる側」か「下げる側」か
結論から言うと、プロテインバーは「選び方次第でどちらにもなり得る」のが正解です。
本来、タンパク質(プロテイン)自体は糖質の吸収を穏やかにする働きを持っています。食事の最初にタンパク質を摂る「プロテインファースト」という言葉がある通り、本来は血糖値スパイクを抑える味方なのです。
しかし、市販されている多くのプロテインバーは、以下の「罠」を抱えています。
1. 味を良くするための「糖質の塊」
プロテインパウダーをそのまま固めると、どうしてもパサパサして味も素っ気もありません。そのため、多くの製品では「水あめ」「砂糖」「チョコレート」が大量に使われています。成分表示を見て、一番最初に「砂糖」や「水あめ」と書かれていたら、それはもはや「タンパク質が少し多めに入ったお菓子」です。
2. 吸収が早すぎる糖質
特に「高果糖液糖」などの精製された糖分は、消化の必要がほとんどなく、すぐに血液中に取り込まれます。これが空腹時に体内に入ると、タンパク質による抑制効果を上回るスピードで血糖値を押し上げてしまいます。
失敗しないための「賢いプロテインバー」の選び方
では、血糖値スパイクを防ぎつつ、効率よくタンパク質を摂るにはどうすればいいのでしょうか。チェックすべきポイントをリストアップしました。
- 糖質量が1本10g以下か一般的なプロテインバーには糖質が15g〜20g以上含まれているものも珍しくありません。血糖値管理を優先するなら、10g以下のものを選びましょう。理想は5g前後です。
- 「食物繊維」が5g以上含まれているか食物繊維、特にイヌリンや難消化性デキストリンが含まれている製品は、糖の吸収をさらに緩やかにしてくれます。裏面の栄養成分表示を確認する癖をつけましょう。
- 甘味料の種類をチェックする「ステビア」「ラカンカ」「エリスリトール」といった天然由来の甘味料や、血糖値を上げない「アルロース」を使用しているものは非常に優秀です。一方で、砂糖や人工甘味料が多すぎるものは、後々の食欲増進につながることもあるので注意が必要です。
- 大豆(ソイ)プロテインがベースのものホエイプロテインは吸収が早いのがメリットですが、血糖値の安定を狙うなら吸収が穏やかな大豆プロテイン(ソイプロテイン)ベースのものがおすすめです。腹持ちも良く、間食に適しています。
血糖値スパイクを回避するプロテインバーのおすすめ製品
ここで、成分バランスが良く、血糖値への影響が比較的穏やかだと考えられる製品をいくつかご紹介します。
まず、圧倒的な信頼を得ているのがソイジョイです。これは低GI食品として臨床試験データも公表されており、大豆を丸ごと使っているため、血糖値の上昇が非常にマイルドです。迷ったらこれ、と言える定番です。
次に、成分のシンプルさを追求するならストロングバー。原材料が極めて少なく、余計な添加物や精製糖を避けているため、健康意識の高い層から絶大な支持を受けています。
また、甘いお菓子感覚が欲しいけれど糖質は抑えたいという方には、inバープロテイン ウェファーシリーズの中でも「糖質オフ」と銘打たれたものが選択肢に入ります。サクサクした食感で満足度が高いのが特徴です。
さらに、絶対に血糖値を上げたくない、究極のストイックさを求めるなら、甘くないタイプの丸善 ささみプロテインバーが最強です。チョコ味などは一切なく、中身は鶏ささみそのもの。これなら糖質はほぼゼロで、血糖値スパイクの心配はありません。
効果を最大化する「食べるタイミング」と「食べ方」
選ぶ製品が決まったら、次は「食べ方」の工夫です。ほんの少しの意識で、血糖値の推移は劇的に変わります。
ベジファーストならぬ「プロテインファースト」
昼食や夕食の時間が空きすぎて、空腹が限界……という時こそプロテインバーの出番です。食事の30分前くらいにプロテインバーを半分ほど食べておくと、その後の本食による血糖値の急上昇を抑える「セカンドミール効果」が期待できます。
「1本一気食い」を卒業する
特に糖質が少し多めの製品を食べる時は、一度に1本食べ切らないのも手です。半分に割って、ゆっくりと時間をかけて噛んで食べる。咀嚼(そしゃく)回数が増えることで満腹中枢が刺激され、インスリンの過剰分泌も抑えられます。
水分と一緒に摂る
タンパク質と食物繊維は、水分を含むことで胃の中で膨らみ、消化をゆっくりにしてくれます。温かいお茶やコーヒー(ブラック)と一緒に楽しむのがおすすめです。
意外な盲点!人工甘味料との付き合い方
「糖質ゼロ」と書かれたプロテインバーによく使われている人工甘味料(スクラロースやアセスルファムKなど)。これらは直接的に血糖値を上げないため、糖尿病予防などには役立ちます。
しかし、最新の研究では「舌が甘みを感じるだけで、脳が血糖値が上がると勘違いして混乱する」「腸内環境に影響を与える可能性がある」といった指摘もあります。
血糖値スパイクは防げても、味覚が甘いものに依存してしまっては本末転倒です。人工甘味料に頼りすぎるのではなく、自然な甘みのものや、先ほど挙げたソイジョイのような大豆本来の味を活かした製品をローテーションに取り入れるのが、長期的な健康のコツです。
まとめ:プロテインバーで血糖値スパイクを防ぎ、賢く健康を手に入れよう
いかがでしたでしょうか。
「プロテインバー=健康」という一括りのイメージで選ぶのは、今日で終わりにしましょう。大切なのは、裏面のラベルを見て「どんな糖質がどれくらい入っているか」を自分の目で確認することです。
- 糖質10g以下、食物繊維豊富なものを選ぶ
- 「砂糖」が原材料のトップに来ていないか確認する
- 空腹時にこそ、賢く使って次の食事のスパイクを抑える
これらを意識するだけで、あなたの間食タイムは「脂肪を溜める時間」から「代謝をサポートする時間」へと変わります。
もし、今のあなたが「なんとなく選んでいたプロテインバーで、食後に眠くなっていた」という経験があるなら、ぜひ明日から低GI プロテインバーを試してみてください。
体の変化は、小さな「選び方の差」から始まります。プロテインバーで血糖値スパイクを上手にコントロールして、理想の体と安定したパフォーマンスを手に入れましょう!

コメント