「いつものお味噌汁が、なんだか物足りない」
「冷奴に乗せている鰹節、もっと香りが良かったらいいのに……」
そんな風に感じたことはありませんか?実は、スーパーで手軽に買えるものと、老舗が手がけるこだわりの鰹節では、香りも旨みの深さも全くの別物なんです。
日本が世界に誇る最強のスパイスであり、だしの要である鰹節。最近では、全国各地の名店の味を自宅にいながら楽しめる「お取り寄せ」が非常に人気です。
でも、いざ探してみると「本枯節」や「荒節」といった専門用語が並び、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そこで今回は、最高に美味しい鰹節をお取り寄せするための選び方のコツから、贈り物にも自分へのご褒美にもぴったりな厳選10品まで、詳しくご紹介します。
そもそも、美味しい鰹節の正体ってなに?
「どれも同じじゃないの?」と思われがちですが、鰹節は製造工程によって大きく2つの種類に分かれます。ここを知っておくだけで、お取り寄せでの失敗がグンと減りますよ。
まず一つ目が「荒節(あらぶし)」です。
カツオを煮て、煙で燻して乾燥させた状態のものを指します。私たちが普段「花かつお」として目にしているものの多くはこれ。スモーキーで力強い香りが特徴で、お味噌汁や煮物など、しっかりとした味付けの料理によく合います。
そして二つ目が、最高級品とされる「本枯節(ほんかれぶし)」です。
先ほどの荒節に、さらに「カビ付け」と「天日干し」という工程を何度も繰り返したもの。完成までに数ヶ月から半年以上の月日がかかる、まさに職人技の結晶です。カビの力で脂肪分が分解され、澄んだ琥珀色の極上だしが取れるのが魅力。上品なお吸い物や、炊き立てのご飯にそのまま乗せて食べるなら、断然こちらがおすすめです。
失敗しない!お取り寄せ鰹節の選び方ガイド
せっかくお取り寄せするなら、自分のライフスタイルにぴったりのものを選びたいですよね。選ぶ際のポイントを3つにまとめました。
1. 使うシーンで「形状」を決める
一番香りがいいのは、やはり「一本節(枕)」の状態で購入し、食べる直前に削り器で削ること。手間はかかりますが、削りたての香りの爆発力は一度体験すると戻れなくなるほどです。
「そこまで時間はかけられないけれど、美味しいものが食べたい!」という方は、小分けの「フレッシュパック」を選びましょう。最近のお取り寄せ品は、窒素充填などで酸化を徹底的に防いでいるため、封を開けた瞬間の香りは驚くほど鮮烈です。
2. 産地で選ぶ
鰹節の二大産地といえば、鹿児島県(枕崎・指宿)と静岡県(焼津)です。
鹿児島県産は、伝統的な本枯節の生産量が多く、どっしりとした伝統的な味わいが魅力。一方の静岡県・焼津産は、非常に繊細で香り高い仕上げのものが多く、ブランドごとに個性が光ります。産地を意識して食べ比べてみるのも、お取り寄せの醍醐味ですね。
3. 「背」か「腹」かを確認する
一本節をお取り寄せする場合、背側の「雄節(おぶし)」と腹側の「雌節(めぶし)」が選べることもあります。
雄節は脂肪が少なく、澄んだ綺麗だしが取れます。雌節は適度に脂が乗っており、コクのある味わいが楽しめます。初めての方や、綺麗な形を求めるなら、削りやすい雄節から始めるのがおすすめですよ。
編集部厳選!絶対食べてほしい美味しい鰹節おすすめ10選
ここからは、実際に口コミで評価が高く、多くの料理好きから愛されている逸品を具体的にご紹介していきます。
① にんべん にんべん 本枯鰹節物語
江戸時代から続く、東京・日本橋の超老舗。迷ったらまずはここを選べば間違いありません。特に、熟成を重ねた本枯節をパックにしたシリーズは、スーパーのものとは香りの密度が違います。お世話になった方へのギフトとしても、これ以上ない安心感があります。
② 堅魚屋(かたうおや) 堅魚屋 駿河ふぶき
静岡県焼津市の老舗・新丸正が手がけるブランドです。看板商品の「駿河ふぶき」は、熟練の職人が0.01mmという驚異的な薄さに削り上げた逸品。口に入れた瞬間に溶けるような食感は、まさに「食べる芸術品」です。
③ 伏高(ふしたか) 伏高 薩摩産 本枯節
築地のプロたちに支持され続けてきた名店。ここの鰹節は、とにかく「真っ当」な作りが自慢です。派手な宣伝はありませんが、袋を開けた時の力強い本物の香りに、リピーターが絶えません。だしを引く楽しさを教えてくれる、そんな一品です。
④ 池田屋 池田屋 食べる削り節
今、SNSなどで爆発的にヒットしているのがこちら。「だしを取るため」ではなく「そのまま食べるため」に作られた鰹節です。生ハムのようなしっとりとした食感と、ほんのりとした醤油味が絶妙で、お酒のおつまみや子供のおやつに最適。お取り寄せの楽しみが広がります。
⑤ 林久右衛門商店 林久右衛門商店 だしパック
福岡の老舗で、高級感のあるパッケージが特徴。一本節だけでなく、本枯節を贅沢に使った「だしパック」も非常に優秀です。時間がない時でも、プロの味を再現できる心強い味方になってくれます。
⑥ 柳屋本店 柳屋本店 そぼろ煮
焼津の老舗。削り節はもちろんですが、鰹節を甘辛く炊き上げた「そぼろ」や佃煮も絶品です。ご飯のお供としてお取り寄せするファンが多く、家庭に一つあるだけで食卓が華やかになります。
⑦ 竹内商店 竹内商店 土佐節
高知県の伝統を受け継ぐ本枯節。燻製の香りが非常に豊かで、力強い風味が特徴です。お味噌汁に負けない存在感があるので、しっかりした家庭の味を作りたい時に重宝します。
⑧ かつをの天ぱく かつをの天ぱく 伊勢波切節
三重県の伝統的な「手火山式」を守り続ける工房。非常に手間のかかる製法で作られた鰹節は、全国の有名シェフからも指名が入るほど。希少価値が高く、お取り寄せする価値のある特別な一品です。
⑨ ヤマキ ヤマキ 徳一番 花かつお
誰もが知る大手メーカーですが、お取り寄せ限定の高級ラインや大容量パックは非常にコスパが高いです。毎日のお料理に惜しみなくたっぷり使いたい方には、安定の品質と価格バランスが魅力ですね。
⑩ 貴船 貴船 高級だし詰め合わせ
特別な日の贈り物や、自分への最高のご褒美には、桐箱に入ったような高級詰め合わせを。香りが飛ぶのを防ぐために工夫された特殊包装など、お取り寄せならではのこだわりが詰まっています。
知っておきたい!鰹節を最高に美味しく保つ保存術
せっかく取り寄せた美味しい鰹節。最後までその香りを堪能するために、保存方法には気を配りましょう。
最大の敵は「湿気」と「酸素」です。
削り節のパックを開封した後は、中の空気をしっかり抜いて、ジッパーを閉めてください。そして、意外かもしれませんが、保存場所は冷凍庫がベスト!
鰹節は水分が極めて少ないため、冷凍してもカチカチに凍ることはありません。低温で保管することで酸化による劣化を防ぎ、いつでも削りたてに近い香りをキープできます。反対に、常温のシンク下などは湿気が多く、香りがすぐに飛んでしまうので避けてくださいね。
お取り寄せした鰹節で楽しむ、極上レシピ
美味しい鰹節が届いたら、ぜひ試してほしい食べ方があります。
まずはシンプルに「おかかごはん」。
炊き立ての白いご飯に、たっぷりの鰹節を盛り付け、醤油をほんの一垂らし。これだけで、他のおかずがいらないほどのご馳走になります。鰹節が熱で踊る様子も、目を楽しませてくれますよね。
次に「究極の冷奴」。
スーパーの豆腐でも、お取り寄せした本枯節を山盛りに乗せるだけで、一気に料亭の突き出しのような高級感が出ます。
そして、だしを引くなら「一番だし」を贅沢に。
昆布と一緒に、沸騰直前で火を止めてサッと鰹節を入れ、沈むのを待って漉すだけ。その黄金色のスープを一口飲めば、日本人に生まれて良かったと心から思えるはずです。
美味しい鰹節お取り寄せで日々の食卓を豊かに
いかがでしたか?
鰹節は、たったひとつまみ加えるだけで、料理の質を劇的に変えてくれる魔法の食材です。丁寧な手仕事で作られた「本枯節」や、香ばしい「荒節」を使い分けることで、あなたのお料理のレパートリーはもっと広がります。
忙しい毎日だからこそ、たまには最高級の鰹節を削る音や、立ち上がる豊かな香りに癒されてみるのも素敵な時間です。今回ご紹介した10選の中から、ぜひあなたのお気に入りを見つけてみてください。
一度その味を知ってしまったら、もう元の鰹節には戻れないかもしれません。でも、それこそが本物の美味しさを知るということ。お取り寄せの箱を開けた瞬間の、あの芳醇な香りをぜひ体験してみてくださいね。
あなたの食卓が、美味しい鰹節お取り寄せでより一層、笑顔あふれるものになることを願っています。

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