「このお店の料理、マジで神!」
「このタピオカ、中毒性がありすぎて語彙力消える……」
そんな感動を中国人の友達に伝えたい時、あるいはSNSで発信したい時、教科書に載っている「好吃(ハオチー)」だけでは、自分の溢れるパッションを伝えきれないと感じたことはありませんか?
実は今の中国の若者たちの間では、日本語の「神」「やばい」「沼」と同じように、感情をダイレクトにぶつけるエネルギッシュなスラングが次々と生まれています。2026年現在、現地のSNSである小紅書(RED)や抖音(TikTok)を覗くと、もはや「好吃」という言葉を見つけるのが難しいほど、新しい表現で溢れかえっているのです。
この記事では、中国語で「美味しい」を伝える最新のスラングや流行語を徹底解説します。これを知っているだけで、あなたの中国語は一気に「現地感」が増し、コミュニケーションがもっと楽しくなるはずです。
2026年最新!SNSで絶対に見かける「神レベル」の美味しさを表す言葉
今の中国のネット界隈で、感動を伝えるのに欠かせないのが「アルファベット略語」や「キャッチーな3文字言葉」です。まずは、どんなグルメレビューにも必ずと言っていいほど登場する鉄板のスラングから見ていきましょう。
yyds(永遠的神)
もはや説明不要なほど定着したのが「yyds」です。「永遠的神(Yǒngyuǎn de shén)」の頭文字を取ったもので、日本語で言うところの「神」「優勝」に近いニュアンスです。
もともとはeスポーツ界隈から広まった言葉ですが、今では「この店の小籠包はyyds」のように、究極の味を称える際の代名詞となっています。短くて打ちやすいため、スマホのキーボードスマートフォンで入力する際も非常に便利です。
絶絶子(Jué jué zi)
「最高!」「やばい!」とテンションが上がった時に使われるのが「絶絶子」です。「絶(最高)」という字を重ねて、語尾に「子」をつけることで、可愛らしさと強調を両立させています。
主に10代から20代の女性に好まれる表現で、「このスイーツ、マジで絶絶子なんだけど!」といった具合に、感動が止まらない様子を表現するのに最適です。
封神(Fēng shén)
「神の域に達した」「伝説になった」という意味で使われるのが「封神」です。
単に美味しいだけでなく、その料理がこれまでの常識を覆すほど圧倒的だった時に使われます。「このチャーハン、一口で封神したわ」と言えば、その衝撃の大きさが伝わります。
真香(Zhēn xiāng)
直訳すると「本当にいい匂い」ですが、スラングとしての意味は少しひねりが効いています。
「最初は全然期待していなかった(あるいは嫌いだった)のに、いざ食べてみたら最高に美味しくて手のひらを返した」という状況を指します。いわゆる「食わず嫌い克服」や「期待以上の裏切り」を感じた時に使ってみてください。
五感を刺激する!食感や中毒性を伝える「沼る」表現
「美味しい」という言葉をさらに深掘りして、どう美味しいのかを伝えるのが大人のスラング使いです。食感や、ついつい食べ過ぎてしまう中毒性を表す言葉を集めました。
上頭(Shàng tóu)
お酒が回って頭にのぼる様子から転じて、「中毒性がある」「病みつきになる」「沼る」という意味で使われます。
特に激辛料理や、香辛料が効いたクセの強い料理に対して使われることが多く、「辛いけど止まらない、完全に上頭した!」といった使い方が一般的です。
炫(Xuàn)
「食べる」という動作をよりワイルドに、勢いよく表現する言葉です。日本語の「詰め込む」「かっ食らう」に近いニュアンスがあります。
「美味しいから一気に炫した(食べた)」のように、夢中で食べている様子を伝える時に非常に今っぽく聞こえます。
口感絶了(Kǒugǎn jué le)
「食感がすごすぎる」「食感がやばい」という意味です。
中国語では味だけでなく、歯ごたえや舌触りといった「口感」を非常に重視します。外はカリカリ、中はモチモチといった素晴らしい食感に出会った時は、迷わず「絶了(ジュエリェ)」と付け加えましょう。
爆汁(Bào zhī)
肉汁や果汁が口の中で弾ける様子を表します。
小籠包や焼き餃子、ジューシーなフルーツを食べた時のレビューには欠かせない言葉です。視覚的にも美味しさが伝わるため、動画配信やショート動画のテロップでも多用されます。
味だけじゃない!「映え」や「おすすめ度」を伝えるフレーズ
今のグルメ体験は、口にする前から始まっています。見た目の美しさや、人におすすめしたい気持ちを表現する言葉を覚えましょう。
出片(Chū piàn)
「いい写真が撮れる」「映える」という意味です。
料理の盛り付けや店内の内装がスタイリッシュで、カメラデジタルカメラを向けずにはいられないような場所を指します。「このカフェ、すごく出片するし味も最高だよ」といった使い方ができます。
入股不虧(Rù gǔ bù kuī)
直訳すると「株を買っても損はしない」。転じて「絶対に試すべき」「絶対におすすめ」という意味になります。
「このお店は入股不虧だから、近くに来たら絶対寄って!」という風に、太鼓判を押す時に使います。信頼性の高いおすすめであることを強調できるスマートな表現です。
宝蔵(Bǎozàng)
「宝物」という意味ですが、スラングでは「みんなには教えたくないけど、実は最高な穴場」という意味で使われます。
「宝蔵店(秘密の名店)」や「宝蔵甜品(隠れた名品スイーツ)」のように、自分だけが見つけた特別な美味しさを表現するのにぴったりです。
飲み物専用の「美味しい」は「好喝」をベースに進化中
中国ではお茶文化やミルクティー文化が非常に盛んです。そのため、飲み物に対しても独自の進化を遂げた表現があります。
奶茶命(Nǎichá mìng)
「タピオカミルクティー(奶茶)は私の命」という意味です。
もはや美味しいという次元を超えて、それがないと生きていけないほど愛している様子を表します。飲み物への愛を最大限に伝えたい時に使ってみてください。
爽(Shuǎng)
冷たい飲み物を飲んだ時や、脂っこい料理の後にさっぱりした飲み物を飲んだ時の「あぁ、生き返る!」「最高にスッキリする!」という感覚を表します。
コーラを飲んだ後の「カーッ!」という爽快感は、まさにこの一言に集約されます。
注意点:スラングを使う時の「マナーとTPO」
ここまで魅力的なスラングを紹介してきましたが、使う際には少しだけ注意が必要です。
まず、これらはあくまで「ネット用語」や「若者言葉」です。ビジネスの会食や、かなり年上の方との食事の席で連発すると、少し教養がない印象を与えてしまうかもしれません。
フォーマルな場や、丁寧な印象を与えたい時は、以下のような標準的な表現を混ぜるのがコツです。
- 味道很好 (Wèidào hěn hǎo): 味かとても良いです。
- 非常美味 (Fēicháng měiwèi): 非常に美味しいです。
- 很有特色 (Hěn yǒu tèsè): とても特色があって素晴らしいです。
親しい友人との食事や、SNSでの投稿、あるいはフレンドリーな店員さんとの会話であれば、今回紹介したスラングを積極的に使ってみてください。相手も「おっ、中国のトレンドをよく知っているね!」と驚いてくれるはずです。
現代の食卓を彩る「美味しい」のバリエーション
言葉は時代と共に変化します。かつては「好吃」一択だった世界が、今では「yyds」や「絶絶子」といった、よりカラフルで感情豊かな言葉で彩られています。
これらのスラングを使うことは、単に新しい単語を覚えることではありません。その背景にある現地の若者の熱量や、食に対するパッションに触れることでもあります。
お気に入りの料理に出会った時、ノートノートブックにメモするだけでなく、ぜひ声に出したりSNSで発信したりしてみてください。言葉が生きて動いている感覚を味わえるはずです。
中国語で「美味しい」を伝えるスラング&流行語2026!
いかがでしたでしょうか。この記事で紹介した表現をマスターすれば、中国の食文化をもっと深く、もっと楽しく体験できるようになります。
中国のSNSは流行のスピードが非常に速いですが、今回ご紹介した「yyds」や「真香」などは、もはや文化として定着しつつある定番のスラングばかりです。まずは自分が一番「これだ!」と思った言葉から一つ選んで、次回の食事で使ってみてください。
美味しいものを食べた時の感動を、最高にイマドキな中国語で共有しましょう!

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