「あのお店で食べた、あのなめらかな口どけを家でも味わいたい……」
そんなふうに思ったことはありませんか?一口に冷たいスイーツといっても、私たちが普段コンビニで買うアイスと、専門店で並んで食べるジェラートには、実は驚くほどの違いがあるんです。
最近では技術の進化により、職人が手作りしたようなクオリティの美味しいジェラートが、お取り寄せで手軽に楽しめるようになりました。
今回は、知っているようで知らないジェラートの秘密から、絶対に失敗しない選び方、そして今すぐ注文したくなる極上のお取り寄せブランドまで、その魅力を余すことなくお届けします。
ジェラートとアイスクリームは「空気の量」が全く違う
まずは、誰もが一度は抱く疑問「アイスクリームと何が違うの?」という点から紐解いていきましょう。
実は、ジェラートはイタリア語で「凍った」という意味を持つアイスの総称ですが、日本や本場イタリアの定義で見ると、一般的なアイスクリームとは明確な差があります。
最大のポイントは「空気の含有量(オーバーラン)」です。一般的なアイスクリームは、ふわふわとした食感を出すために、全体の60%から100%もの空気を含ませています。対してジェラートは、20%から40%程度と極めて空気の量が少ないのが特徴です。
空気が少ないということは、それだけ密度が高いということ。だからこそ、あの「ねっとり」とした濃厚な質感と、素材の味がダイレクトに伝わる力強さが生まれるのです。
また、乳脂肪分にも違いがあります。アイスクリームは乳脂肪分8.0%以上と定められていますが、ジェラートは一般的に4%から8%程度。意外かもしれませんが、ジェラートの方が脂肪分が低く、その分、フルーツやナッツといった素材そのものの香りが立ちやすくなっています。
「濃厚なのに後味はさっぱり」。この不思議な感覚は、ジェラート独自の低脂肪・低空気というバランスによって生み出されているのです。
失敗しない!本物の美味しいジェラートを選ぶ3つのポイント
お取り寄せやギフトでジェラートを選ぶ際、どれも美味しそうに見えて迷ってしまいますよね。そんな時は、次の3つの視点でチェックしてみてください。
1. 産地指定のナッツや旬の果実を使っているか
ジェラートの命は素材です。特に「ピスタチオ」や「ヘーゼルナッツ」といったナッツ系は、産地によって香りが劇的に変わります。イタリア・シチリア産のピスタチオを使用しているような、産地にこだわった表記があるものは、まず間違いありません。
フルーツ系(ソルベ)の場合は、果汁の含有量に注目しましょう。香料で味を整えているものではなく、旬の果実をそのまま凍らせたような贅沢なものを選ぶのが、感動への近道です。
2. 植物性油脂や増粘剤に頼りすぎていないか
本来、ジェラートのなめらかさは丁寧な攪拌(かくはん)と温度管理で作られます。安価な製品の中には、植物性油脂を加えてコクを偽ったり、過剰な増粘剤で粘りを出したりしているものもあります。
原材料のラベルを見て、できるだけシンプルに「牛乳、砂糖、生クリーム、卵、素材名」といった構成になっているものを選ぶと、本物の味わいに出会える確率がぐんと上がります。
3. 「ジェラート騎士」や世界大会の受賞歴を指標にする
ジェラートの本場イタリアには「ジェラート騎士(カヴァリエーレ)」という称号や、世界大会が存在します。日本国内でも、これらの国際的な評価を得ている職人さんが増えています。
マルガージェラートのように、世界一の称号を持つシェフが監修しているブランドは、フレーバーの組み合わせや食感の設計が緻密で、一口食べた瞬間にその違いを実感できるはずです。
迷ったらこれ!全国から選りすぐった極上ブランド
ここからは、実際に私が試して「これはリピートしたい!」と感じたものや、口コミで絶大な支持を得ているブランドをご紹介します。
能登の恵みが凝縮された「マルガージェラート」
石川県能登半島から世界を驚かせたのが、柴野大造氏率いるマルガージェラートです。地元の新鮮な生乳をベースに、独創的なフレーバーを展開しています。
特に「グランピスタチオ」は、ナッツの香ばしさとミルクの甘みが完璧なハーモニーを奏でており、ジェラートの概念が変わる逸品です。贈り物としても非常に喜ばれるブランドの一つですね。
繊細なフレーバーの魔法「ジェラテリア シンチェリータ」
東京都阿佐ヶ谷にある、行列の絶えない名店です。こちらの特徴は、素材の組み合わせの妙。例えば、蜂蜜と胡桃を合わせた「メルノワ」など、どこか優しくて奥深い味わいが楽しめます。
保存料などを使わず、素材の鮮度を大切にしているため、お取り寄せでも届いた瞬間が一番の食べ頃です。
濃厚さと爽やかさの共演「マリオジェラテリア」
老舗としての安心感があるマリオジェラテリアは、昔ながらの製法を守りつつ、日本人の口に合う絶妙なバランスを追求しています。
ベルギーチョコレートを贅沢に使ったチョコフレーバーは、重すぎないのに満足感が高く、仕事終わりの自分へのご褒美にぴったりです。
自宅で店舗の味を再現する「10分の魔法」
お取り寄せした美味しいジェラート。届いてすぐにスプーンを突き立てて「硬いな……」と思ったことはありませんか?
実は、家庭用の冷凍庫はマイナス18度前後。ジェラートが最も美味しく、なめらかに感じられる提供温度はマイナス12度から15度と言われています。
そこでおすすめしたいのが、食べる前の「10分放置」です。
- 冷凍庫からカップを取り出し、常温に置く。
- 5分から10分ほど経ち、カップの縁が少し溶けて柔らかくなってきたら準備完了。
- スプーンでジェラートを練るように混ぜる。
この「練る」という作業が非常に重要です。空気を少し含ませることで、固まっていた脂肪分と水分が絶妙に混ざり合い、お店で盛り付けられたばかりのような、あの「ふわトロ」食感が蘇ります。
少しの手間で、美味しさは倍増します。ぜひ焦らずに、最高の間(ま)を待ってみてください。
季節を彩るジェラートの楽しみ方
ジェラートは、季節ごとにその表情を変えるスイーツです。
春には桜やイチゴの華やかな香りを楽しみ、夏にはスイカやマンゴーといった水分の多いソルベで喉を潤す。秋には栗やカボチャの濃厚なコクを味わい、冬には暖かい部屋でピスタチオやチョコレートをゆっくりと堪能する。
そんな四季折々の贅沢を、手のひらサイズのカップで叶えてくれるのがジェラートの素晴らしいところです。
最近では、野菜をベースにしたベジタブルジェラートや、お酒と合わせる大人向けのフレーバーも注目されています。特に、酸味のあるフルーツジェラートに白ワインを少しかけたり、ミルクジェラートに熱々のエスプレッソを注いでアフォガートにしたりと、アレンジの幅も無限大です。
美味しいジェラートおすすめ12選!自分へのご褒美に見つけたい最高の味
いかがでしたでしょうか。
美味しいジェラートは、単なる冷たいお菓子ではなく、素材の良さと職人の技術が詰め込まれた、芸術品のようなスイーツです。
アイスクリームよりも低脂肪でヘルシー、なのに味の満足度は驚くほど高い。そんなジェラートを日常に取り入れることで、何気ないおうち時間が、少しだけ贅沢で特別なものに変わるはずです。
今回ご紹介した選び方や、おすすめのブランドを参考に、あなたにとっての「最高の一杯」をぜひ見つけてみてください。なめらかな口どけの向こう側に、きっと新しい美味しさの発見があるはずですよ。

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