韓国語で「美味しい」を伝える表現15選!マシッソヨ以外の使い分けや例文も紹介

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韓国旅行の醍醐味といえば、なんといっても本場の韓国グルメですよね。真っ赤なスンドゥブチゲ、肉汁あふれるサムギョプサル、そして屋台で食べる熱々のトッポギ。目の前の料理が本当に美味しかったとき、あなたならどんな言葉をかけますか?

「マシッソヨ」はもちろん正解です。でも、もしあなたが現地の食堂で「本当に最高です!」と一歩踏み込んだ表現ができたら、お店のアジュンマ(おばさん)の笑顔がもっと輝くかもしれません。

今回は、韓国語で「美味しい」を伝えるための基本から、SNSで使える最新のスラング、そして食事の場がもっと楽しくなる応用フレーズまでを徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの韓国グルメ体験がより深いものになっているはずです。

韓国語で「美味しい」の基本は「マシッタ」から

韓国語で「美味しい」の原形は「맛있다(マシッタ)」といいます。これは、味を意味する「맛(マッ)」と、ある・存在するという意味の「있다(イッタ)」が組み合わさってできた言葉です。つまり、直訳すると「味がある」という意味になります。

この「マシッタ」をベースに、相手やシチュエーションに合わせて形を変えていくのが韓国語の面白いところです。まずは、日常生活で最もよく使う3つの形をマスターしましょう。

1つ目は、最も丁寧な「맛있습니다(マシッスムニダ)」です。

これはホテルのレストランや、仕事の接待、あるいは初めて会う目上の人の前で使う、カッチリとした表現です。少し堅苦しい印象を与えますが、誠実さは100点満点です。

2つ目は、私たちが一番耳にする「맛있어요(マシッソヨ)」です。

これは「美味しいです」という標準的な丁寧語です。食堂の店員さんに伝えたり、知人と食事をしたりするときに最も使いやすく、これさえ覚えておけば失敗することはありません。

3つ目は、親しい間柄で使う「맛있어(マシッソ)」です。

いわゆる「タメ口(パンマル)」ですね。友達や年下の兄弟、気心知れた仲間に「これ美味しいね!」と伝えるときに使います。

独り言や感動を伝える「マシッタ!」の魔法

実は、韓国人が食事中に一番口にしているのは「マシッソヨ」ではなく、原形の「맛있다(マシッタ)」かもしれません。

例えば、一口食べた瞬間に「うまっ!」と感動が漏れるとき。韓国人は「マシッタ!」と叫びます。これは独り言のようなニュアンスが含まれるため、年上の人の前で口にしても「思わず出ちゃった本音」として好意的に受け取られることが多い便利な言葉です。

また、「美味しいですね」と同意を求めたり、しみじみ感じたりするときは「맛있네요(マシンネヨ)」と言ってみてください。語尾の「〜ネヨ」には「〜ですね」という発見や感動のニュアンスが含まれるので、相手との会話がより弾むようになります。

感情を上乗せする「強調」のレパートリー

「美味しい」だけでは足りないほど感動したときは、強調する言葉をセットにしましょう。日本語の「すごく」や「めちゃくちゃ」にあたる言葉を添えるだけで、あなたの感動はより正確に伝わります。

まず、最も万能なのが「진짜(チンチャ)」です。

「진짜 맛있어요(チンチャ マシッソヨ)」と言えば、「本当に美味しいです」という心からの言葉になります。

もう少しカジュアルに、あるいは感情を込めて言いたいときは「너무(ノム)」を使いましょう。

「너무 맛있어요(ノム マシッソヨ)」は「すごく美味しいです」という意味になります。もともと「ノム」は「度が過ぎる」という否定的な意味で使われていましたが、現在はポジティブな意味での「とても」として広く定着しています。

もっとネイティブらしく、ガツンと伝えたいなら「대박(テバッ)」を添えてみてください。

「대박 맛있어요(テバッ マシッソヨ)」で「やばいくらい美味しいです」というニュアンスになります。

「美味しそう」と「美味しかった」を使い分ける

料理が運ばれてきた瞬間、あるいは店先の看板を見たとき。まだ食べていないけれど「美味しそう!」と言いたいときは「맛있겠다(マシッケッタ)」を使います。

丁寧にするなら「맛있겠어요(マシッケッソヨ)」ですね。これをお店の人に言いながら料理を待つと、「この人は楽しみにしてくれているんだな」と喜んでもらえるはずです。

そして、食事を終えて店を出る時。「美味しかったですよ」と過去形で伝えたいなら「맛있었어요(マシッソッソヨ)」となります。

ただ、ここで一つテクニックがあります。韓国では食後に「美味しかった」と言うよりも、「잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ)」、つまり「ごちそうさまでした(直訳:よく食べました)」と伝えるのが一般的です。これに「本当に美味しかったです」という言葉を添えるのが、最高にスマートな挨拶です。

SNSで使える!若者言葉とスラング表現

韓国の若者のSNS(InstagramやXなど)を見ていると、教科書には載っていない「美味しい」に出会うことがあります。

その代表格が「존맛(ジョンマッ)」です。

これは非常に強い強調語がついたスラングで、日本語でいうところの「超うまい」「神うまい」に近いニュアンスです。かなり崩れた表現なので、目上の人の前や公の場では絶対に使わないでください。親しい友達同士や、自分のSNSの投稿にハッシュタグとして添える程度にするのが安全です。

さらにこれを進化させた「존맛탱(ジョンマッテン)」という言葉もあります。語尾を可愛くしたり強調したりする遊び心のある表現です。これらを使いこなせると、一気に「韓国通」な雰囲気が出ます。

また、文字を可愛く崩して「마시따(マシッタ)」と書くこともあります。音の響きをそのまま文字にしたような書き方で、柔らかい印象を与えます。

味を褒める文化的な比喩表現「ご飯泥棒」

韓国ならではのユニークな表現に「밥도둑(パプトドゥッ)」という言葉があります。

直訳すると「ご飯泥棒」です。

これはどういう意味かというと、そのおかずがあまりにも美味しくて、ついついご飯(白米)を何杯もお代わりしてしまう、という意味です。「ご飯を盗んでいくほど美味しいおかず」という、韓国の食文化を象徴する最大級の褒め言葉です。

特にカンジャンケジャン(カニの醤油漬け)や、塩気の効いた塩辛、濃い味付けのチゲなどに対して使われます。もしあなたが韓国人の友人と食事をしていて、ご飯をお代わりしながら「これ、本当のご飯泥棒だね!」と言えたら、周囲の驚きと称賛を浴びること間違いなしです。

甘美な美味しさを表す「蜜の味」

もう一つ、韓国らしい表現に「꿀맛(ックルマッ)」があります。

「꿀(ックル)」は「蜜・はちみつ」という意味です。「蜜の味」つまり、とろけるように甘美で、たまらなく美味しいことを指します。

これは単に味が甘いときだけでなく、疲れているときに食べた食事や、運動の後のビールなど、身体に染み渡るような美味しさを感じたときにも使われます。「今日のビールは本当にックルマッだ!」という使い方は、とても自然でこなれた表現です。

「美味しい」の反対、もし口に合わなかったら?

美味しいの表現を覚えるのと同時に、念のため「美味しくない」の言い方も知っておきましょう。

韓国語で「美味しくない」は「맛없다(マドプタ)」といいます。

「味(マッ)」が「ない(オプタ)」という構成です。

丁寧語なら「맛없어요(マドプソヨ)」となりますが、お店の人に直接言うのはよほどのことがない限り避けましょう。韓国の人ははっきりと意見を言う文化がありますが、それでも面と向かって「マドプソヨ」と言うのは角が立ちます。

もし、どうしても口に合わない場合は「ちょっと辛すぎます」や「お腹がいっぱいで」といった別の理由を添えるのが大人のマナーです。

美味しさを伝えるときに使える便利ツール

韓国旅行中に、メニューが読めなかったり、特定の食材を避けたいけれどどう伝えればいいか分からなかったりすることもありますよね。そんな時に、翻訳アプリやスマートフォンの機能を活用するのは賢い選択です。

最近では、スマートフォンのカメラをメニューにかざすだけで、リアルタイムで翻訳してくれる機能が非常に進化しています。例えばiphoneなどの最新端末を使えば、内蔵の翻訳機能やアプリを使って、瞬時に韓国語のメニューを理解し、さらに自分が伝えたい「美味しい」という言葉を正しい発音で再生することも可能です。

こうしたツールを片手に、現地の味に挑戦していくのも今の時代の韓国旅行の楽しみ方と言えるでしょう。

実践!食堂での会話シミュレーション

さて、ここまで学んだ表現を実際の流れでシミュレーションしてみましょう。

お店に入り、美味しそうなサムギョプサルが運ばれてきました。

まず一言。

「와, 맛있겠다!(ワ、マシッケッタ! / うわ、美味しそう!)」

お肉が焼け、一口食べます。

「음! 진짜 맛있어요!(ウム! チンチャ マシッソヨ! / んー! 本当に美味しいです!)」

一緒に食べている友人に。

「이거 완전 꿀맛인데?(イゴ ワンジョン ックルマシンデ? / これ、完全に蜜の味=最高に美味しいんだけど?)」

ご飯が進んで止まらないとき。

「이건 진짜 밥도둑이에요.(イゴン チンチャ パプトドゥギエヨ / これは本当のご飯泥棒ですね)」

お会計を済ませて、店を出るときに店員さんへ。

「정말 맛있었어요. 잘 먹었습니다!(チョンマル マシッソッソヨ。チャル モゴッスムニダ! / 本当に美味しかったです。ごちそうさまでした!)」

これだけ言えれば、あなたはもう韓国グルメの達人です。

料理の感想を深める「味」のバリエーション

「美味しい」に加えて、具体的な味の感想を伝えられると、会話の深みがさらに増します。韓国料理を語る上で欠かせない味の表現をいくつかピックアップしました。

  • 매콤해요(メコムヘヨ): 「ピリ辛です」。ただ辛い(メウォヨ)よりも、美味しく食欲をそそる辛さを表現するときに使います。
  • 고소해요(コソヘヨ): 「香ばしいです」。ごま油の香りや、ナッツ類の風味、お肉の焼けた香ばしさを褒めるときに必須の言葉です。
  • 시원해요(シウォネヨ): 「さっぱりしています」「すっきりしています」。直訳すると「涼しい」ですが、熱いスープを飲んだときに喉越しが良く、胃に染み渡る感覚を「シウォネ〜(あぁ、すっきりする)」と表現します。韓国人のおじさんがスープを飲んでよく言っているのがこれです。
  • 달콤해요(タルコムヘヨ): 「甘いです」。スイーツなどの心地よい甘さを表現します。

これらの言葉と「マシッソヨ」を組み合わせることで、「香ばしくて美味しいです(コソハゴ マシッソヨ)」といった豊かな表現が可能になります。

言葉以上に大切なのは「リアクション」

韓国語のフレーズを一生懸命覚えるのも素敵ですが、実はそれ以上に大切なことがあります。それは「美味しそうに食べる姿」と「豊かなリアクション」です。

韓国の食文化では、豪快に、そして美味しそうに食べる姿を見ることが、作り手にとって最大の喜びとされています。一口を大きく頬張り、「うーん!」と声を出しながら頷く。その姿こそが、どんな言葉よりも「美味しい」というメッセージを伝えてくれます。

言葉に詰まったら、親指を立てて「最高!」のジェスチャー(タボン)をするだけでも十分伝わります。完璧な発音よりも、あなたの「美味しい!」という熱意を伝えることを優先してみてください。

韓国語で「美味しい」を伝える表現15選!マシッソヨ以外の使い分けや例文も紹介のまとめ

いかがでしたか?韓国語で「美味しい」を伝える方法は、定番の「マシッソヨ」以外にも、これほど多くのバリエーションがあります。

相手との距離感や、自分の感動の大きさに合わせて、言葉を選び分けてみてください。独り言の「マシッタ」、感動を共有する「マシンネヨ」、そして感謝を込めた「チャル モゴッスムニダ」。

韓国料理は、誰かと一緒に「美味しいね」と言い合いながら食べることで、その味わいが何倍にも膨らみます。あなたが次に韓国料理を口にするとき、今回ご紹介したフレーズが一つでも多く飛び出し、素敵な食事の時間になることを願っています。

お気に入りの韓国料理店を見つけたら、ぜひ勇気を出して、店員さんに「チンチャ マシッソヨ!」と伝えてみてください。きっと、お腹も心も満たされる素晴らしい経験が待っているはずです。

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