「ジャパニーズウイスキーを飲んでみたいけれど、どれを選べばいいかわからない」
「予算5,000円前後で、本当に美味しい銘柄を探している」
そんなウイスキー好きの方や、これからデビューしたい方に自信を持っておすすめしたいのが、本坊酒造が手掛けるマルスモルテージ 越百です。
どこか宇宙のロマンを感じさせる名前と、夜空を映したような美しいラベル。一見するとジャパニーズウイスキーのニューフェイスのように思えますが、その中身は熟練のブレンダーによる緻密な計算と、信州の豊かな自然が育んだ至高のブレンドです。
今回は、この「越百(こすも)」がなぜこれほどまでに愛されているのか、その味の秘密や評価、そして通も唸るおすすめの飲み方まで、余すことなくお届けします。
越百(こすも)とは?名前の由来とこだわりの背景
まず気になるのが、その名前ですよね。「越百」と書いて「こすも」と読みます。これは、中央アルプスに連なる「越百山(こすもやま)」から名付けられました。
山々に囲まれた信州の地で、澄んだ空気と清らかな水、そして深い霧に包まれて熟成されるウイスキー。ラベルに描かれた星空は、まさに蒸留所から見上げる美しい夜空をイメージしています。
自社原酒と海外原酒の「究極の共演」
越百の最大の特徴は、単一の蒸留所で作られた「シングルモルト」ではなく、複数の蒸留所のモルト原酒を混ぜ合わせた「ブレンデッドモルト」であるという点です。
実は、マルスウイスキー(本坊酒造)は、自社で造った原酒だけでなく、厳選された海外のモルト原酒も使用しています。これらを信州の冷涼な環境で追加熟成させ、日本人の繊細な味覚に合うように巧みにブレンドしているのです。
「海外の原酒を使っているなら、純国産じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、重要なのはその「調和(ハーモニー)」です。世界中の良質な素材を、日本の風土でまとめ上げる。これこそが、マルスが誇る高いブレンディング技術の証明と言えるでしょう。
越百の味をテイスティング!気になる香りと評価は?
実際にグラスに注いでみると、まず目を引くのが輝きのある黄金色です。期待に胸を膨らませて鼻を近づけると、驚くほど華やかな香りが広がります。
香りの特徴:ハチミツと熟した果実
第一印象は、ハチミツやキャラメルのような濃厚な甘い香り。そこに追いかけるように、熟したリンゴやアプリコットのようなフルーティーなニュアンスが漂います。さらに深く嗅いでみると、かすかなスモーキーさと、樽由来のウッディな香りが心地よく重なっているのがわかります。
味わい:シルクのような滑らかさ
口に含むと、その質感の柔らかさに驚くはずです。アルコールの刺激が角を落とされ、丸みを帯びたバニラのような甘みが舌の上を滑ります。中盤からはドライフルーツのような凝縮感と、程よいビターさが顔を出し、味わいに立体感を与えてくれます。
余韻:長く、穏やかなフィニッシュ
飲み込んだ後には、穏やかな余韻が長く続きます。最後にはほのかにスパイシーな刺激が残り、次のひと口を誘います。
世間の評価はどうなの?
SNSやウイスキー愛好家のレビューをチェックしてみると、以下のような声が多く見られます。
- 「この価格帯でこの複雑さはコスパが良すぎる」
- 「ハイボールにすると香りが爆発して、和食にも最高に合う」
- 「ジャパニーズウイスキーの高騰が続く中、安定して美味しい貴重な存在」
総じて、5,000円前後のウイスキーとしては「非常に満足度が高い」という評価が定着しています。初心者には飲みやすく、上級者にはそのブレンドの妙を楽しませる、懐の深い一本と言えますね。
定番だけじゃない!越百の種類と限定ボトルの魅力
マルスモルテージ 越百には、定番の「モルトセレクション」以外にも、特定の樽で追加熟成(フィニッシュ)させた魅力的な限定モデルが存在します。
越百 モルトセレクション(定番)
これがすべての基本となる一本です。ハチミツのような甘さとフルーティーさ、そして微かなスモーキーさ。何かに突出することなく、すべてが高い次元でバランスを保っている、まさに黄金比のようなブレンデッドモルトです。
越百 ワインカスクフィニッシュ(限定)
赤ワインの熟成に使用した樽で追加熟成させたモデルです。通常の越百よりも色が赤みを帯びており、ベリー系の甘酸っぱい香りと、ワイン由来のタンニン(渋み)が加わります。デザート感覚で楽しめる、非常に華やかな一本です。
越百 マンサニージャカスクフィニッシュ(限定)
シェリーの一種である「マンサニージャ」の樽を使用したモデル。こちらはドライな果実味と、ナッツのような香ばしさが際立ちます。最大の特徴は、マンサニージャ由来の「塩気」を感じる点です。これがウイスキーの甘みを引き立て、クセになる味わいを生み出しています。
越百 桜カスクフィニッシュ(限定)
桜の木で作られた樽で追加熟成。和菓子のような上品で甘い香りと、桜餅を連想させる独特の芳香が楽しめます。日本の春をボトルに閉じ込めたような、非常に情緒溢れる一本です。
プロが教える!越百を最高に美味しく飲む3つの方法
「せっかく買った越百、一番美味しい状態で飲みたい!」という方のために、おすすめの飲み方をご紹介します。
1. ストレート:まずは本来のポテンシャルを
まずはそのままの状態で飲んでみてください。手のひらでグラスを温めながら、香りの変化を楽しみます。越百の持つシルキーな口当たりと、多層的な香りの重なりを最も純粋に感じられる飲み方です。少しずつ加水して、香りが開く瞬間を探るのも楽しいですよ。
2. ハイボール:食事とのペアリングに最適
越百のハイボールは、まさに「絶品」の一言。炭酸が弾けることで、フルーティーな香りが一気に際立ちます。驚くべきは、食中酒としての優秀さです。特に蕎麦や天ぷら、煮物といった「和食」との相性が抜群。脂っぽさをリセットしつつ、出汁の旨味を引き立ててくれます。
3. ロック:ゆっくりと変化を楽しむ
氷が溶けるにつれて、温度と濃度が変化していきます。最初は甘みが強調されますが、徐々に爽やかな酸味やウッディなニュアンスが前面に出てきます。夜のリラックスタイムに、じっくりと時間をかけて向き合いたい飲み方です。
越百を選ぶべき理由と購入時のポイント
今、ジャパニーズウイスキーの世界は非常に盛り上がっていますが、同時に「高価になりすぎた」「どこにも売っていない」という悩みを抱えるファンも多いのが現状です。
そんな中でマルスモルテージ 越百が支持され続ける理由は、その「誠実さ」にあると感じます。
- 手の届く価格設定(適正価格での流通が多い)
- 伝統的なブレンディング技術への誇り
- 誰が飲んでも「美味しい」と感じさせる高い完成度
これらが三位一体となっているからこそ、流行に左右されない確固たる地位を築いています。
購入を検討されている方は、まずは定番の越百 モルトセレクションから手に取ってみてください。もし酒販店やネットショップで「ワインカスク」などの限定品を見かけたら、それは非常にラッキーな出会いです。迷わず確保することをおすすめします。
マルスウイスキー越百(こすも)の味と評価は?種類やおすすめの飲み方まとめ
ここまで、マルスウイスキーが誇る銘酒「越百(こすも)」の魅力を多角的にお伝えしてきました。
中央アルプスの豊かな自然が育み、熟練の職人が情熱を込めてブレンドした越百。その味わいは、単なるお酒という枠を超えて、信州の星空や風の音を感じさせてくれるような、深い物語性に満ちています。
初心者の方には「ウイスキーの楽しさ」を教え、愛好家の方には「ブレンデッドモルトの奥深さ」を再認識させてくれる。そんな稀有な一本です。
今夜は、マルスモルテージ 越百をグラスに注ぎ、ゆっくりと流れる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと、あなたのウイスキーライフをより豊かに彩ってくれるはずです。

コメント