「世界で一番売れているスコッチウイスキー」という華々しい肩書きを持つジョニーウォーカー レッドラベル。通称「ジョニ赤」として親しまれているこのボトルですが、ネットで検索すると「まずい」という不穏なワードが目に飛び込んでくることがあります。
これからウイスキーを始めようと思っている方や、コスパの良い晩酌用を探している方にとって、この評価は気になりますよね。結論から言うと、レッドラベルは「飲み方」さえ間違えなければ、1,000円台とは思えないほどのポテンシャルを発揮する超優秀なボトルです。
今回は、レッドラベルがなぜ「まずい」と言われてしまうのか、その理由を紐解きながら、最高に美味しい飲み方や上位モデルであるブラックラベルとの決定的な違いについて詳しく解説していきます。
ジョニーウォーカー レッドラベルが「まずい」と感じる正体
まず、多くの人が「まずい」と感じてしまう最大の原因は、その「若さ」にあります。
レッドラベルは、熟成年数を指定しない「ノンエイジ(NAS)」のウイスキーです。高級なウイスキーが12年、18年と樽の中で眠り、角が取れてまろやかになるのに対し、レッドラベルは非常にパワフルでエネルギッシュ。そのため、ストレートで飲むとアルコール特有のピリピリとした刺激を強く感じやすいのです。
また、スコッチ特有の「スモーキーさ」も好みを分けるポイントです。レッドラベルには、力強い潮風の香りと煙のニュアンスを持つ「タリスカー」などの原酒がブレンドされています。ウイスキーに慣れていない方がこの個性に触れると、「正露丸のよう」「焦げ臭い」と感じてしまうことがあるわけです。
しかし、これは欠点ではなく、実は「混ぜるための個性」として意図的に設計されたもの。この個性の強さこそが、他の飲み物と合わせた時に真価を発揮する鍵となります。
1,000円台で買える奇跡!ジョニ赤のスペックと特徴
ジョニーウォーカー レッドラベルの凄さは、その圧倒的なブレンディング技術にあります。
- 最大35種類ものモルトとグレーンをブレンド
- 世界180カ国以上で愛される安定した品質
- ミキシング(割る方)に特化した味わいの設計
キーモルトには、華やかで甘みのある「カデュー」や、先ほど触れたスパイシーな「タリスカー」が含まれています。1,000円ちょっとで買えるウイスキーでありながら、これほど多層的な香りとしっかりとした骨格を持っている銘柄は他に類を見ません。
日本で人気の「角瓶」がどちらかというと食事を邪魔しない「和食に合うスッキリ系」だとすれば、レッドラベルは「ウイスキー自体の主張を楽しみながら、力強い料理に合わせる派手系」と言えるでしょう。
試してほしい!レッドラベルを劇的に美味しくする飲み方
レッドラベルを「まずい」で終わらせないためには、飲み方の工夫が不可欠です。公式でも「ミックスするために作られた唯一のラベル」と称されるほど、割り材との相性が抜群です。
1. 王道の「ジョニハイ(ハイボール)」
一番のおすすめは、やはりハイボールです。氷をたっぷり入れたグラスにジョニーウォーカー レッドラベルを注ぎ、冷えた炭酸水で1:3、あるいは1:4の割合で割ってみてください。
炭酸が弾ける瞬間に、スモーキーな香りが心地よく広がります。ストレートで感じたアルコールの角が取れ、爽快なキレが際立ちます。仕上げにレモンやライムを一搾りすると、さらにフレッシュさが増して何杯でも飲めてしまいます。
2. 刺激がクセになる「ジョニー・ジンジャー」
個人的に一押しなのが、ジンジャーエール割りです。レッドラベルが持つスパイシーさと、ジンジャーエールの辛みが共鳴し、驚くほどの一体感が生まれます。
甘口のジンジャーエールならデザート感覚で、辛口(ウィルキンソンなど)なら大人の刺激的なカクテルとして楽しめます。これは他の大人しいウイスキーでは再現できない、ジョニ赤ならではの楽しみ方です。
3. ガツンと甘い「ジョニー・コーラ」
「ウイスキーをコーラで割るなんて邪道だ」と思うかもしれませんが、レッドラベルに関しては正解の一つです。コーラの強い甘みと香りに、レッドラベルのスモーキーさが加わることで、まるで高級なクラフトコーラのような奥行きが出ます。BBQやジャンクフードのお供には最高の一杯です。
レッドラベルとブラックラベル(ジョニ黒)の決定的な違い
「もう少しお金を出してブラックラベルを買ったほうがいいの?」という疑問もよく耳にします。ここでジョニーウォーカー ブラックラベル 12年との違いを整理しておきましょう。
レッドラベルが「若々しくエネルギッシュ、ミキシング向き」であるのに対し、ブラックラベルは「12年以上の熟成による円熟味、リッチな余韻」が特徴です。
- レッドラベル: ハイボールやカクテルで、爽快感とパンチを楽しみたい時。
- ブラックラベル: ストレートやロックで、バニラのような甘みや深いコクをじっくり味わいたい時。
価格差は約2倍ありますが、用途が全く異なります。「とりあえず何にでも合う万能な1本」を求めているなら、まずはレッドラベルから入るのが正解です。ハイボール主体の飲み方であれば、レッドラベルの方がコスパも含めた満足度が高い場合も多いですよ。
相性抜群!レッドラベルと一緒に楽しみたいおつまみ
レッドラベルの力強い味わいは、繊細なおつまみよりも、味のハッキリした料理とよく合います。
- 鶏の唐揚げ: ハイボールのシュワシュワ感と、鶏の脂がベストマッチ。
- ポテトチップス(コンソメ・ブラックペッパー): ジャンキーな塩気とスパイシーさがレッドラベルを加速させます。
- スモークチーズ: ウイスキーの中にある煙の香りと同調して、リッチな気分になれます。
- 麻婆豆腐: 意外かもしれませんが、山椒の刺激とレッドラベルのスパイス感は非常に相性が良いです。
「居酒屋メニュー」のような、ガツンとくる料理と一緒に流し込むのが、レッドラベルを最も楽しむ秘訣と言えるでしょう。
ジョニーウォーカー レッドラベルの味はまずい?美味しい飲み方やブラックとの違いを解説:まとめ
ジョニーウォーカー レッドラベルは、決して「安かろう悪かろう」なウイスキーではありません。ストレートで飲むには少し荒々しいかもしれませんが、それは炭酸やジュースで割った時に「ウイスキーの存在感」をしっかり残すための、計算され尽くした個性なのです。
もしあなたが以前飲んで「まずい」と感じたのなら、ぜひ一度キンキンに冷えたハイボールや、刺激的なジンジャーエール割りで再挑戦してみてください。1,000円台という手軽さで、これほどまでに豊かな「スコッチの世界」を教えてくれるボトルは他にありません。
まずは一本、ジョニーウォーカー レッドラベルを手に取って、自分だけの最高の黄金比を見つけてみませんか?きっと、毎日の晩酌が少しだけ賑やかで楽しいものになるはずです。

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