ウイスキー37度はまずい?40度との違いや理由、おすすめの飲み方を徹底解説!

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「スーパーのウイスキー売り場で一番安い棚を見たら、度数が37度だった」

「いつも飲んでいるウイスキーは40度なのに、この3度の差には何か意味があるの?」

宅飲みを楽しもうと思って手に取ったウイスキーが「37度」だと、ふと疑問に感じることがありますよね。スコッチやバーボンなど、世界的に有名なウイスキーの多くは「40度以上」が当たり前。そんな中で、日本の格安ラインで見かける37度は、果たして「安かろう悪かろう」な存在なのでしょうか。

結論から言うと、37度のウイスキーは決して「質の低い失敗作」ではありません。そこには日本の酒税法や、日本独自の「食中酒文化」に合わせたメーカーの緻密な戦略が隠されているんです。

今回は、37度ウイスキーがなぜ存在するのか、40度との決定的な違い、そして「まずい」と言わせない最高に美味しい飲み方までを徹底的に掘り下げていきます。

なぜ「37度」のウイスキーが存在するのか?その意外な理由

日本のスーパーやコンビニでよく見かけるトリスクラシックブラックニッカ クリア。これらはアルコール度数が37度に設定されています。なぜキリのいい40度ではなく、中途半端とも思える37度なのでしょうか。

日本独自の「酒税法」が生んだ度数

最大の理由は、日本における「税金」の仕組みにあります。かつての日本の酒税法では、ウイスキーのアルコール度数によって課税額が変わる仕組みが主流でした。

メーカーとしては、1円でも安く消費者に届けたい。そこで、ウイスキーとしての満足感をギリギリ維持しつつ、税率を抑えて「1,000円以下」という驚異的なコスパを実現するために導き出された黄金比が「37度」だったのです。いわば、日本人のサイフに優しい、企業努力の結晶とも言える数値なんですね。

「ジャパニーズウイスキー」の定義との関係

最近、ウイスキー界隈では「ジャパニーズウイスキー」の定義が厳格化されました。2021年に施行された自主基準では、ジャパニーズウイスキーと名乗るためには「アルコール分40度以上」である必要があります。

そのため、37度の銘柄は厳密には「ジャパニーズウイスキー」という表記は使えませんが、日本の法律上の「ウイスキー」としては何ら問題なく販売されています。世界基準の「嗜好品」としてのウイスキーではなく、日常に寄り添う「デイリーウイスキー」としての立ち位置を明確にしているのが、この37度という度数の正体です。

40度と37度のウイスキー、具体的に何が違うの?

たった3度の違いですが、実際に飲んでみるとその差は意外なほどはっきりと現れます。それぞれの特徴を整理してみましょう。

味わいと香りのプロファイル

一般的に40度のウイスキーは、加水(アルコール度数を調整するために水を入れる工程)を抑えている分、原料である麦の甘みや樽由来のバニラのような香りが強く残ります。

一方で37度のウイスキーは、より多くの水で割られているため、全体的に「軽やかでスッキリ」とした印象になります。ウイスキー特有の「重厚感」や「複雑な余韻」は控えめになりますが、その分アルコールの刺激がマイルドになり、お酒に強くない方でも親しみやすい設計になっています。

ノンピートという選択

37度の代表格であるブラックニッカ クリアなどは、「ノンピート(泥炭で燻していない)」麦芽を使用していることが多いです。ウイスキー特有の「スモーキーな香り」をあえて排除することで、37度という軽やかな度数と相まって、驚くほどスルスルと飲める仕上がりになっています。

本格的な愛好家からすれば「個性が足りない」と感じるかもしれませんが、初心者や「ウイスキーの煙くささが苦手」という方にとっては、これ以上ない入門酒になるわけです。

「まずい」と感じてしまう原因と解決策

ネットの口コミなどで「37度のウイスキーはまずい」という声を見かけることがあります。しかし、それはお酒自体の品質が低いというより、「飲み方のミスマッチ」が原因であることがほとんどです。

ストレートで飲むのは不向き?

ウイスキーのテイスティングのように、37度の銘柄をストレートでじっくり味わおうとすると、どうしても「薄さ」や「物足りなさ」が目立ってしまいます。もともと37度のウイスキーは、何かで割って飲むことを前提にブレンドされています。そのため、ストレートで飲むと、旨味よりも先にアルコールの尖った部分だけを感じてしまい、「まずい」という評価に繋がりやすいのです。

「割る」ことで真価を発揮する

37度のウイスキーは、料理と一緒に楽しむ「食中酒」として設計されています。炭酸水で割ってハイボールにする、あるいは水割りにすることで、その真価が発揮されます。クセがないからこそ、どんな料理の味も邪魔せず、口の中をさっぱりと洗い流してくれる。この「引き立て役」としての優秀さが、37度銘柄の最大の武器なんです。

37度ウイスキーを格段に美味しくする最高の飲み方

「安いから買ったけど、ちょっと物足りないな……」と感じているあなたへ。37度ウイスキーのポテンシャルを120%引き出す、裏技的な飲み方をご紹介します。

黄金比を崩した「濃いめハイボール」

通常の40度のウイスキーでハイボールを作る際、黄金比は「1:4」と言われます。しかし、37度の場合は「1:3」の濃いめで作ってみてください。

もともとアルコールの角が取れているため、濃いめに作っても嫌な刺激がなく、ウイスキーの甘みだけを贅沢に感じることができます。ここにレモンではなく「ライム」をひと搾りすると、香りに奥行きが出て一気に高級感が増しますよ。

究極にまろやか!「前割りウイスキー」

焼酎の世界では定番の「前割り」をウイスキーでも試してみましょう。

空のボトルにウイスキーと好みの量のミネラルウォーターを入れ、冷蔵庫で2〜3日寝かせておくだけ。飲む直前に水で割るのとは違い、水とアルコールの分子がしっかり馴染むため、驚くほどまろやかでトロりとした質感に変化します。

冷凍庫で冷やす「パーシャルショット」

トリスクラシックなどのボトルを、そのまま冷凍庫に入れてみてください。「凍っちゃわない?」と心配になるかもしれませんが、アルコール度数が37度あれば、家庭用の冷凍庫では凍りません。

キンキンに冷えて粘度が増したウイスキーを、冷やした炭酸水に注ぐ。氷を入れなくても十分に冷たく、薄まらない最高のハイボールが完成します。

37度ウイスキーは「日本の暮らし」に最適なお酒

ここまで読んでいただければわかる通り、37度のウイスキーは決して「劣ったお酒」ではありません。

  • 毎日飲んでもお財布に優しい圧倒的なコスパ
  • どんな食事にも合うスッキリとした味わい
  • 翌日に残りにくい絶妙な度数設計

これらはすべて、日本の日常に馴染むように計算し尽くされたものです。高級なシングルモルトを背筋を伸ばして飲むのも素敵ですが、仕事終わりにブラックニッカ クリアで作ったハイボールを喉に流し込む。そんな気取らない贅沢にこそ、37度ウイスキーの本質があります。

「ウイスキーは度数が高いほど良いものだ」という固定観念を一度捨ててみると、この37度という数値の絶妙なバランスに気づかされるはずです。

ウイスキー37度はまずい?40度との違いや理由、おすすめの飲み方を徹底解説!

さて、37度のウイスキーに対するイメージは少し変わりましたでしょうか?

多くのメーカーが「40度」を標準とする中で、あえて「37度」という選択肢を残しているのは、それが私たち日本の消費者のニーズに応え続けてきた歴史があるからです。安さの裏には、税金の壁を乗り越えて「旨い」を届けようとしたメーカーの情熱が詰まっています。

もし今、手元に37度のボトルがあるのなら、ぜひ今日ご紹介した「濃いめのハイボール」や「前割り」を試してみてください。きっと、「この値段でこの味なら、これでいい……いや、これがいい!」と思えるはずです。

ウイスキーの楽しみ方は自由です。度数という数字に縛られず、自分のライフスタイルに合った最高の一杯を見つけてくださいね。あなたの今夜の晩酌が、より豊かなものになることを願っています。

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