「手軽にたんぱく質を補給したい!」そう思って手に取ったプロテインバー。でも、パッケージの裏面を見て「あれ、意外と脂質が高くない?」と驚いたことはありませんか?
実は、プロテインバーの中には、脂質が10gを超えていて「これじゃ普通のお菓子と変わらないかも……」という商品も少なくありません。せっかく体づくりのために食べているのに、余計な脂肪を増やしてしまっては本末転倒ですよね。
そこで今回は、プロテインバーの脂質がなぜ高くなりがちなのか、その裏事情を解き明かすとともに、ダイエット中でも安心して食べられる「本当に優秀な低脂質バー」の選び方を徹底解説します。
なぜプロテインバーの脂質は高いのか?その意外な裏事情
プロテインバーを手にとって「脂質が高い」と感じるのには、明確な理由があります。メーカー側も決して意地悪で脂質を増やしているわけではありません。そこには、商品としての「満足感」を維持するための工夫が隠されているのです。
美味しさを支える「チョコレート」と「植物油脂」
プロテインバーの多くは、プロテイン特有の粉っぽさや苦味を消すために、チョコレートでコーティングされています。このチョコレートにはカカオバターや植物油脂がたっぷり含まれており、これが脂質を跳ね上げる最大の要因です。
特に「準チョコレート」を使用しているタイプは、口どけを良くするために油脂の割合が高くなっています。お菓子感覚で食べられるメリットはありますが、脂質を制限している方にとっては注意が必要なポイントです。
満足感を出すための「ナッツ類」
ナッツ類が入ったプロテインバーは、ザクザクとした食感が楽しめて人気ですよね。しかし、アーモンドやピーナッツなどは、その重量の約半分が脂質です。ナッツの脂質は良質な不飽和脂肪酸ではありますが、カロリー自体は1gあたり$9kcal$と高いため、食べすぎれば当然太る原因になります。
しっとり感を保つための製法
プロテイン(特にホエイやカゼイン)は、時間が経つと水分を失って硬くなりやすい性質があります。ボソボソとした食感を防ぎ、いつまでも「しっとり・ねっとり」とした食感を保つために、ショートニングなどの油脂を練り込んでいるケースも多いのです。
脂質が高いプロテインバーで太る理由と対策
「たんぱく質を摂っているから大丈夫」という過信は禁物です。プロテインバーで太ってしまう人には、共通するパターンがあります。
カロリーオーバーの落とし穴
ダイエットの基本は「摂取カロリー < 消費カロリー」です。いくら筋肉に良いとされるたんぱく質が20g入っていても、脂質が15g、糖質が20g含まれていれば、1本で250kcalから300kcal近くに達します。これはおにぎり1.5個分、あるいはショートケーキ1個分に近い数字です。
「いつもの食事+プロテインバー」という食べ方をしてしまうと、単純に高カロリーな間食を増やしただけになってしまい、結果として体脂肪が増えてしまうのです。
インスリンの影響も無視できない
脂質が高いプロテインバーは、往々にして糖質もセットで多く含まれています。糖質を摂取して血糖値が上がると、体内でインスリンが分泌されますが、インスリンには「脂肪の合成を促進する」働きがあります。このタイミングで大量の脂質が血中にあると、脂肪として蓄えられやすくなってしまうのです。
解決策は「置き換え」と「タイミング」
太らないための対策はシンプルです。
- おやつと置き換える: ケーキやスナック菓子の代わりに食べる。
- 食事の一部にする: 忙しい朝の朝食代わりに、低脂質なバーを選ぶ。
- 運動前後に絞る: エネルギーを消費するタイミングで摂取する。
失敗しない!低脂質なプロテインバーの選び方基準
お店の棚に並ぶたくさんのプロテインバーから、どれを選べばいいのか。その判断基準は「脂質の絶対量」と「たんぱく質との比率」にあります。
脂質は「1本5g以下」を基準にする
ダイエット中、特にローファット(低脂質)ダイエットを意識しているなら、1本あたりの脂質が5g以下のものを選びましょう。5g以下であれば、食事全体の脂質管理が格段に楽になります。
逆に、脂質が10gを超えているものは「ご褒美用」や「増量期用」と割り切るのが賢明です。
「ベイクドタイプ」や「グラノーラタイプ」を狙う
チョコレートコーティングされていない「ベイクドタイプ」や、穀物を中心に固めた「グラノーラタイプ」は、比較的脂質が抑えられている傾向にあります。
原材料表示の「順番」をチェックする
食品の原材料表示は、含まれている量が多い順に記載されています。最初の方に「準チョコレート」「植物油脂」「砂糖」といった言葉が並んでいるものは、脂質や糖質がメインの「プロテイン入りお菓子」である可能性が高いです。
ダイエット中におすすめ!低脂質プロテインバー10選
ここからは、脂質の低さと美味しさを両立した、いま買うべきプロテインバーをご紹介します。
1. inバープロテイン グラノーラ
脂質を極限まで抑えたいなら、まずこれを選んでおけば間違いありません。脂質はなんと1本あたり1g未満(約0.7g)という驚異的な数値を誇ります。オーツ麦やドライフルーツの自然な甘みがあり、朝食代わりにも最適です。
2. PROFIT ささみプロテインバー
甘いものが苦手な方の強い味方が、このささみバーです。鶏ささみを主原料としているため、脂質は1g前後と極めて低く、たんぱく質もしっかり補給できます。ソーセージ感覚で食べられるので、おつまみやランチのプラス一品におすすめです。
3. inバープロテイン ベイクドビター
「チョコっぽさが欲しいけど脂質は抑えたい」というワガママを叶えてくれる一本。焼きチョコタイプなので手が汚れず、脂質も約8g程度と、チョコ系バーの中では比較的優秀です。甘さ控えめで大人な味わいなのもポイント。
4. 1本満足バー プロテインホワイト
ザクザクとした食感が好きな方におすすめ。ホワイトチョコの甘みがありながら、脂質管理もしやすいバランスに仕上がっています。コンビニで手軽に買えるのも大きなメリットですね。
5. SIXPACK プロテインバー
バズーカ岡田氏監修のストイックなバー。脂質を抑えつつ、たんぱく質20gを確保するという、まさにトレーニーのための設計になっています。チョコナッツ味やクランベリー味など、フレーバーも豊富です。
6. Quest Nutrition プロテインバー
海外製の中でも特に有名なブランドです。脂質は10g前後とやや高めに見えますが、食物繊維が非常に豊富で、糖質(ネットカーブ)が極めて低いのが特徴。ケトジェニックダイエット(糖質制限)をしている方には、脂質が高くてもこちらの方が向いています。
7. スリムシークレット
大豆プロテインを主成分とした、オーストラリア発のプロテインバー。脂質が5g未満に抑えられている種類が多く、美容を意識する女性に支持されています。
8. strong bar
原材料を極限までシンプルにした、無添加派に嬉しいバーです。ココナッツミルクなどの良質な脂質を使用しており、数値上の脂質はやや高めですが、体に優しいエネルギー補給が可能です。
9. マツキヨ プロテインバー チョコ
ドラッグストアのプライベートブランドながら、そのコスパと成分の良さでSNSでも話題になりました。脂質を抑えつつ、安価にたんぱく質を摂りたい日常使いに最適です。
10. BSN シンサ6 プロテインバー
「とにかく味が美味しい!」と評判なのがこちら。海外製らしいボリューム感がありますが、脂質と糖質のバランスが良く考えられており、バルクアップ中のおやつとして非常に優秀です。
賢く使い分けて理想の体に近づこう
プロテインバーは、決して「食べれば痩せる魔法の食べ物」ではありません。しかし、その特徴を理解して選べば、忙しい現代人にとって最強の味方になります。
脂質を極限まで削りたい時期はグラノーラタイプやささみタイプを選び、少しリフレッシュしたい時は脂質10g以下のチョコ系を楽しむ。そうやって自分のコンディションに合わせて使い分けるのが、長く続けるコツです。
次にコンビニやドラッグストアへ行った際は、ぜひパッケージの裏面を見て、脂質の数字を確認してみてください。そのひと手間の積み重ねが、数ヶ月後のあなたの体を作ります。
プロテインバーは脂質が高いというイメージを正しく理解し、自分の目的に合った「最高の一本」を見つけてくださいね!

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