熊本観光のハイライトといえば、阿蘇の絶景と……そう、やっぱり「馬刺し」ですよね。
「せっかく阿蘇まで行くなら、スーパーのパックとは次元が違う本物の馬刺しを食べてみたい」
「ランチで気軽に楽しめるお店はどこ?」
「お土産に買って帰るなら、どこの精肉店が一番鮮度がいいの?」
そんな疑問を抱えているあなたのために、地元の人たちが太鼓判を押す阿蘇の馬刺しの名店を徹底的にリサーチしました。実は、阿蘇エリアは牧場が近いため、一度も冷凍していない「生」の状態で提供されるお店も多いんです。
この記事では、阿蘇で馬刺しを美味しく味わうためのコツから、ランチにおすすめの食事処、そして絶対に外さない精肉店まで、知っておきたい情報をギュッと凝縮してお届けします。
なぜ「阿蘇の馬刺し」は特別に美味しいのか?
熊本県内ならどこでも馬刺しは食べられますが、阿蘇という土地には特別な理由があります。
まず一番の理由は、その圧倒的な「鮮度」です。阿蘇周辺には多くの馬牧場があり、解体場からの距離が非常に近いため、熟成のタイミングを見極めた最高の状態で店頭に並びます。
特に注目したいのが「生馬刺し」の存在。通常、流通している馬肉の多くは衛生管理や輸送の関係で一度冷凍されますが、阿蘇の精肉店では「一度も凍らせていない肉」に出会えることが珍しくありません。冷凍・解凍の過程でドリップ(旨味成分の流出)が出ないため、口に含んだ瞬間のモチモチとした食感と、噛むほどに溢れる濃厚な甘みは、まさに阿蘇ならではの贅沢です。
また、阿蘇の清らかな湧水と広大な草原で育った馬たちは、肉質が非常にきめ細やか。赤身はさっぱりとしていながらも旨味が強く、霜降りは脂がさらりとしていて、しつこさがありません。
ランチで馬刺しを堪能!阿蘇で人気の食事処
まずは、観光の合間に「今すぐ食べたい!」という方へ。ランチで絶品馬刺しが楽しめる、評判のお店をピックアップしました。
八百萬乃精肉本舗 ふじ本 / お食事処 ふじ本
小国町にあるこのお店は、創業100年を超える老舗精肉店が営む食事処です。
「精肉店が横にある」というだけで期待値が上がりますが、その期待を軽々と超えてきます。注文を受けてから、店主が隣の精肉店で肉を切り出すスタイル。だから、断面がキラキラと輝くほど鮮度抜群なんです。
特におすすめなのが「肥後馬刺し膳」。美しい霜降りと赤身、そして真っ白なタテガミが並びます。さらに、地元の旬の野菜を使った小鉢料理も絶品で、トータルでの満足度が非常に高い名店です。レトロな雰囲気の中で、ゆったりと至高の一皿を楽しめます。
あそ路(あそじ)
阿蘇市にある「あそ路」は、阿蘇の郷土料理を一気に満喫したい方にぴったり。
ここでは馬刺しはもちろん、阿蘇名物の「高菜めし」や「だご汁」がセットで楽しめます。ここの馬刺しは、とにかくカットが厚め!食べ応えが抜群で、「肉を食べている」という実感がダイレクトに伝わってきます。地元の方も家族のお祝いで利用するような、安心感のある人気店です。
山見茶屋(やまみちゃや)
高森町にあるこのお店は、阿蘇の景観を楽しみながら食事ができるロケーションが魅力。
メインは阿蘇のあか牛の溶岩焼きですが、セットで提供される馬刺しのクオリティが非常に高いことで知られています。自家製の甘口醤油が、馬肉の脂の甘みを引き立ててくれます。あか牛も馬刺しも両方贅沢に味わいたいという、欲張りな願いを叶えてくれる場所です。
阿蘇 はなびし
阿蘇神社の門前町にある、古民家を改装したお洒落なレストラン。
牛カツやあか牛丼が有名ですが、馬刺しの盛り合わせも一級品です。洗練された盛り付けは、目でも楽しませてくれます。落ち着いた雰囲気なので、デートや大人同士の旅で、ゆっくりと語らいながら馬肉を味わいたい時におすすめです。
持ち帰り・お土産ならここ!地元民が通う精肉店
「宿泊先でゆっくり晩酌しながら食べたい」「クーラーボックスに入れて自宅に持ち帰りたい」という方は、精肉店での購入がベスト。グラム単位で好きな部位を選べるのが醍醐味です。
岩永本店
小国町に構える「岩永本店」は、馬刺し愛好家が「ここだけは外せない」と口を揃える超有名店。
ショーケースには赤身、霜降り、タテガミはもちろん、フタエゴやレバー、ハツなど、希少部位がズラリと並びます。驚くのはその価格と質のバランス。地元価格で最高級の馬刺しが手に入ります。レバ刺しは入荷次第の早い者勝ちなので、午前中に訪問するのが鉄則です。店主の方に「今日のおすすめは?」と聞けば、その時一番状態の良い部位を教えてくれますよ。
阿蘇朝日屋精肉店
阿蘇神社のすぐ近く、一の宮町にある老舗店です。
「やわらかい肉、かたい信用」を看板に掲げる通り、徹底した品質管理がされています。こちらの馬刺しは、とにかく「赤身」の旨味が濃いのが特徴。脂っこいのが苦手な方でも、ここの赤身ならいくらでも食べられると評判です。真空パックの対応も手際が良く、お土産としての信頼感は阿蘇エリアでも随一。店先の湧水「学業の泉」を眺めながら、買い物を楽しんでみてください。
阿蘇 とり宮
同じく一の宮の門前町にあるお店。
「馬肉コロッケ」の食べ歩きで行列ができるお店ですが、精肉コーナーも非常に優秀です。観光地の中心にありながら、品質は本物。少しだけ購入して、ホテルでの夜食用にするのにも非常に便利です。お店のスタッフさんも活気があり、部位の説明を丁寧にしてくれるので、馬刺し初心者の方でも安心して買い物ができます。
押さえておきたい「部位」と「食べ方」の豆知識
馬刺しをより深く味わうために、部位ごとの特徴を知っておきましょう。
- 赤身(あかみ): 基本にして至高。あっさりしていますが、噛むほどに肉本来の味が広がります。
- 霜降り(しもふり): 脂が網目状に入った高級部位。口の中でとろける感覚は感動モノ。
- タテガミ(こうね): 首の上の希少な脂身。真っ白で、単体で食べると甘く、赤身と一緒に食べるとコクが増して「中トロ」のような味わいに変化します。
- フタエゴ: バラ肉の近くにある、脂身と赤身が3層になった部位。コリコリとした独特の歯ごたえがクセになります。
そして、忘れてはならないのが「醤油」です。熊本の馬刺しには、とろみのある「甘口醤油」が欠かせません。この甘みが、馬肉の脂の甘みと共鳴して最高のハーモニーを生み出します。薬味はおろしショウガとおろしニンニク、そしてスライスしたタマネギが定番。精肉店で購入する際は、ぜひその店が販売している専用の醤油も一緒に手に入れてください。
馬刺しを安全・美味しく持ち帰るための注意点
馬肉は他のお肉に比べて非常に衛生的ですが、生ものですので取り扱いには注意が必要です。
- 保冷対策は万全に:阿蘇から持ち帰る際は、必ず保冷バッグと保冷剤を用意しましょう。多くの精肉店では保冷剤を付けてくれますが、遠方の場合は発泡スチロールの箱を購入することをおすすめします。
- 食べる直前に切る:ブロック(塊)で購入した場合は、食べる直前にカットするのが一番美味しく食べる秘訣です。包丁を斜めに入れ、繊維を断つように薄く切るのがコツ。少し半解凍(あるいは少し冷え切った状態)の方が綺麗に切れます。
- 保存方法:生馬刺しの場合は、その日のうちに食べるのが理想。どうしても翌日になる場合は、空気に触れないようぴっちりとラップをして冷蔵庫のパーシャル室へ。
もし、阿蘇まで行けないけれど、どうしてもあの味が忘れられないという時は、信頼できるお店のオンラインショップを活用するのも手です。馬刺し専用の包丁が欲しい方は、包丁などで使いやすいものを選んでおくと、自宅での馬刺し体験がより本格的になります。
まとめ:阿蘇で馬刺しを美味しく食べるなら
阿蘇の大自然の中で育まれた馬刺しは、一度食べると他の場所では満足できなくなるほどの魅力を持っています。
ランチで贅沢に膳を囲むのも良し、精肉店をハシゴしてお気に入りの部位をグラム買いするのも良し。阿蘇を訪れた際は、ぜひ地元の人たちが愛する本物の味を求めて、足を運んでみてください。
最後に、今回ご紹介したような名店を巡るなら、事前に営業日や希少部位の入荷状況を電話で確認しておくのがスマートです。
阿蘇で馬刺しを堪能!地元民も絶賛する美味しい名店・精肉店10選を参考に、あなたの阿蘇旅行が最高に美味しい思い出になることを願っています。

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