横浜の桜木町駅からほど近い場所にある「野毛(のげ)」。ここは、お酒好きにとってはまさに聖地とも呼べる場所です。細い路地にひしめき合う飲み屋の数は、なんと600軒以上。昭和レトロな雰囲気が色濃く残る立ち飲み屋から、最近話題のスタイリッシュなビストロまで、その多様さは日本屈指と言っても過言ではありません。
しかし、初めて野毛に足を踏み入れる方にとっては「どのお店が本当に美味しいの?」「暗黙のルールとかあるのかな?」と少し不安に感じることもあるはず。そこで今回は、野毛の美味しい店を厳選してご紹介しながら、失敗しないためのハシゴ酒のコツや楽しみ方を徹底的に解説していきます。
野毛を楽しむための「鉄則」とエリアの基本
野毛の街は、大きく分けて3つのエリアに分類されます。それぞれの特徴を知っておくだけで、その日の気分にぴったりの「美味しい店」にたどり着く確率がグンと上がりますよ。
まずは駅直結の「ぴおシティエリア」。地下鉄桜木町駅から雨に濡れずに行けるこの場所は、昼飲みの聖地です。格安で質の高いおつまみが楽しめる立ち飲み屋が集中しており、一軒目(ゼロ次会)に最適です。
次にメインとなる「野毛小路・仲通りエリア」。ここは野毛の心臓部で、焼き鳥やホルモン、町中華といった老舗の有名店が軒を連ねています。賑やかな野毛の雰囲気を一番に味わえるエリアですね。
そして少し離れた「宮川町・日ノ出町エリア」。こちらは少し落ち着いた大人の雰囲気。こだわりのワインバーやビストロなど、隠れ家的な名店が多く、デートやゆっくり語り合いたい時に重宝します。
野毛の流儀は「一軒で粘らないこと」。2〜3品つまんで次へ行く。このスピード感が、より多くの美味しい店に出会う秘訣です。
昼飲み・コスパ最強!ぴおシティの名店たち
野毛のスタート地点として外せないのが、ぴおシティの地下2階です。ここは「せんべろ(1,000円でべろべろ)」の宝庫。まず最初にご紹介したいのが「立ち飲み処 ふくふく」です。
ここの名物は、グラスの縁まで凍らせたフルーツが山盛りに盛られたサワー。見た目のインパクトもさることながら、味も抜群。これに新鮮な刺身の盛り合わせを合わせれば、最高のスタートが切れます。常に大行列ですが、回転は早いので諦めずに並ぶ価値ありです。
少し落ち着いて日本酒を楽しみたいなら「国民酒場 あさひや」へ。壁一面に貼られたメニューはどれも安くて魅力的。特に出汁がしっかり染みたおでんや煮込みは、日本酒との相性が完璧です。ここは大人な雰囲気で、一人飲みにもおすすめ。
そして、魚介好きなら「はなみち」は外せません。1,000円札一枚あれば、美味しい刺身と冷えたビールを楽しめて、お釣りが来るほどの衝撃的なコスパです。「これぞ野毛の昼飲み」という醍醐味を肌で感じられるはずですよ。
最近では「大衆食堂2.0 とぽす」のような、ネオ居酒屋スタイルのお店も増えています。清潔感がありメニューもモダンなので、女性同士でも入りやすいのが嬉しいポイント。もつ煮込みをフランスパンと一緒にいただくスタイルなど、新しい「美味しい」に出会えます。
野毛の王道!焼き鳥・ホルモン・町中華を攻める
野毛に来たなら、歴史を支えてきた老舗の味は絶対に体験しておくべきです。
焼き鳥なら「野毛末広」がその筆頭。予約不可のため、開店前から行列ができる超人気店です。一本一本丁寧に焼き上げられた串は、どれも肉厚でジューシー。特にモツの鮮度は素晴らしく、タレの深い味わいも相まって、一口食べれば人気の理由が分かります。
スタミナをつけたいなら「野毛ホルモンセンター」へどうぞ。名物の「ペラペラミノ」は、薄くスライスされたミノをカリッと焼いて、添えられたニラと一緒に食べるスタイル。これがハイボールと最高に合うんです。しかも、ここはお代わり自由のキャベツがセット。野菜もしっかり摂れるので、背徳感なくホルモンを堪能できます。
そして、野毛を語る上で欠かせないのが町中華「第一亭」。テレビ番組でも紹介された有名店ですが、味の実力は本物です。豚の胃袋を特製のタレで和えた「チート」や、ニンニクが強烈に効いた和え麺「パタン」は中毒性のある美味しさ。翌日の予定を確認してから、思い切りニンニクを摂取する。これも野毛の正しい楽しみ方の一つです。
デートや女子会にも!おしゃれに楽しむ野毛の夜
「野毛=オヤジの街」というイメージは、もう過去のものです。今の野毛には、デートや女子会にぴったりの「美味しい店」がたくさんあります。
例えば「AFRO TACOS(アフロタコス)」。ここは本格的なタコスとテキーラ、クラフトビールを楽しめるお店。店内は非常にスタイリッシュで、音楽のセレクトも抜群。野毛の古い街並みの中で、ここだけ異国情緒が漂っています。軽くタコスをつまみながらお酒を飲むスタイルは、ハシゴ酒の合間にもぴったり。
しっとり日本酒を楽しみたいなら「一寸先はキンコンカン」がおすすめ。全国から厳選された地酒と、それに寄り添う丁寧な「あて」が魅力です。カウンター席で店主と会話しながら、自分好みの一杯を見つける時間は格別。
また、ワイン派なら宮川町方面まで足を伸ばして、隠れ家的なビストロを探すのも楽しいですよ。一見、入り口が分かりにくいお店ほど、中に入ると驚くほどクオリティの高い料理を提供しているのが野毛の面白いところです。
失敗しないためのスマートな野毛散策術
野毛で「美味しい店」を巡るには、少しだけコツが必要です。
まず、多くの人気店は「予約不可・並んだ順」が基本です。特にお目当ての店がある場合は、開店時間の15分前には到着しておくか、一回転目が終わる20時以降を狙うのが賢い選択。
また、野毛の飲食店は意外と閉店が早いお店もあります。特に老舗の焼き鳥店などは、ネタが切れたら終了。遅い時間に行くと「名物が売り切れ」ということも珍しくありません。メインのお店は早めの時間帯に設定し、後半はBARやカフェでゆっくりするのがスマートな流れです。
それから、意外と盲点なのがトイレ事情。古いお店だと共用トイレだったり、少し不便な場合もあります。初心者の型は、ぴおシティや野毛ちかみちといった公共施設の綺麗なトイレの場所を把握しておくと、安心して飲み歩けます。
持ち物についても、狭い店内でのハシゴ酒になるため、大きなバッグは避けるのが無難。身軽な格好で、小銭を多めに用意して出かけましょう。
野毛を歩く際は、スマホで地図を見るのも良いですが、あえて直感で「あ、ここ美味しそう」と思った店に飛び込んでみるのもアリです。そんな時に役立つのが iphone のような高機能なスマートフォン。お店の外観からメニューをサッと検索したり、最新の混雑状況を確認したり。野毛散策の強い味方になります。
2026年最新トレンド!次に注目すべきジャンル
今の野毛で密かに盛り上がっているのが「特化型専門店」です。これまでは「何でも美味しい居酒屋」が主流でしたが、最近では「サワー専門店」「ジビエ料理専門店」「特定の部位だけを扱う肉バル」など、一点突破型のお店が増えています。
こうしたお店は、店主のこだわりが凝縮されているため、ハズレが少ないのが特徴。一つの食材を徹底的に深掘りした料理は、これまでの野毛にはなかった新しい感動を与えてくれます。
また、最近では「野毛でシメのスイーツ」を楽しむ文化も定着しつつあります。お酒を飲んだ後に甘いもので締める。そんな欲望を叶えてくれる夜カフェや、こだわりのアイスクリームを提供するお店もチェックしておきたいところです。
野毛の美味しい店で最高の横浜の夜を!
野毛という街は、一度その魅力に取り憑かれると、何度でも足を運びたくなる不思議な力を持っています。それは、ただ料理が美味しいだけでなく、店主との会話や、隣り合わせたお客さんとの一期一会の交流があるからかもしれません。
今回ご紹介したお店は、どれも自信を持っておすすめできる名店ばかりです。初めての方は、まずはぴおシティで一杯楽しみ、そこから野毛小路へ繰り出し、気になる暖簾をくぐってみてください。
「美味しい店」との出会いは、あなたの横浜観光や休日をより豊かなものにしてくれるはず。マナーを守りつつ、野毛ならではのスピード感でハシゴ酒を楽しんで、お気に入りの一軒を見つけてくださいね。
野毛の夜は、まだまだこれから。さあ、あなたも今夜、野毛の美味しい店で最高の乾杯をしてみませんか?

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