「鯨の肉って、昔の給食で食べた硬くてクセがあるやつでしょ?」
もしあなたがそう思っているなら、正直に言いましょう。それは非常にもったいない「誤解」です!今の鯨肉は、流通技術の進化によって、驚くほど臭みがなく、まるで高級牛のヒレ肉やマグロのトロのような感動的な味わいになっています。
今回は、一度食べたら虜になる「本当に美味しい鯨ランキング」を、プロの視点から厳選してご紹介します。希少部位から定番の味まで、後悔しない選び方と一緒にチェックしていきましょう。
鯨肉が今、再注目されている理由とは?
最近、健康意識の高い人やグルメな人たちの間で、鯨肉が「次世代のスーパーフード」として静かなブームを呼んでいます。
その理由は、圧倒的な栄養スペックにあります。高タンパク・低脂質なのはもちろん、注目すべきは「バレニン」という成分。これは回遊魚やクジラに多く含まれるアミノ酸で、驚異的な疲労回復をサポートしてくれると言われています。
さらに、牛肉や豚肉に比べて鉄分が豊富で、DHAやEPAも摂取できる。まさに「美味しく食べて体も喜ぶ」食材の代表格なんです。
美味しい鯨ランキング厳選10選
それでは、味・食感・希少価値を総合的に判断した、絶対に食べてほしい部位ランキングを発表します。
第1位:尾の身(おのみ)
これぞ鯨の王様。尾の付け根にあたる部位で、1頭からごくわずかしか取れない超高級品です。見事な霜降りが特徴で、口に入れた瞬間に上質な脂が体温でとろけ、赤身の濃い旨味と混ざり合います。
特別な日のご褒美には、奮発してでも鯨 尾の身 刺身を選んでみてください。
第2位:赤身(一級品)
「鯨本来の味を知りたい」なら、まずは赤身です。特にミンククジラの赤身はキメが細かく、しっとりとした食感が楽しめます。生姜醤油で食べると、馬刺しよりも濃厚で、牛肉よりもあっさりとした絶妙なバランスに驚くはずです。
第3位:鯨ベーコン(畝須)
お酒好きにはたまらないのがベーコンです。お腹のジャバラ状の部分(畝)と、その内側の肉(須の子)を合わせた部位。脂の甘みと燻製の香りが重なり、噛むほどに旨味が溢れ出します。ポン酢とからしでいただくのが鉄板です。
第4位:さえずり(舌)
「さえずり」とは鯨の舌のこと。独特のプリプリとした弾力があり、脂肪分が多いため非常に濃厚です。おでんの具材として有名ですが、じっくり煮込むことで脂が甘く変化し、とろけるような食感に変わります。
第5位:百尋(ひゃくひろ)
小腸をボイルしたもので、長崎などでは伝統的な珍味として愛されています。見た目は白いお花のような輪切りで、コリコリとした歯ごたえが特徴。酢味噌でさっぱりといただくのが通の食べ方です。
第6位:須の子(すのこ)
霜降り状の肉で、大和煮(缶詰)の高級ラインによく使われます。赤身と脂身のバランスが良く、刺身でも加熱調理でも美味しくいただけます。
第7位:本皮(皮)
真っ白な見た目が特徴の皮の部分。これ自体に強い味はありませんが、噛むと良質な脂の甘みが広がります。赤身と一緒に食べることで「セルフ霜降り肉」を楽しむのも通のテクニックです。
第8位:鹿の子(かのこ)
あごの付け根部分の関節肉です。網目状に脂が入っており、非常に希少。コリコリとした食感と濃厚な脂の旨味は、一度食べると忘れられません。
第9位:豆(まめ)
鯨の腎臓のこと。しっかりとした下処理が必要ですが、レバーのようなコクがあり、スタミナ料理として人気があります。
第10位:うね(畝)
お腹の白い部分です。ベーコンの原料になりますが、そのまま塩茹でにして食べる地域もあります。独特の歯ごたえがクセになる部位です。
失敗しない鯨肉の選び方:3つのチェックポイント
せっかく買うなら、最高に美味しい状態で食べたいですよね。ネット通販や店頭で選ぶ際のコツをお伝えします。
- 色の鮮やかさを確認する刺身用の赤身なら、黒ずんでいない、鮮やかな赤紫色のものを選びましょう。解凍品の場合は、ドリップ(赤い汁)が出ていないかどうかが鮮度のバロメーターです。
- 「種類」に注目する実は「鯨」と一口に言っても、種類によって味が違います。
- ミンククジラ:身が柔らかく、上品な味わい。
- イワシクジラ:コクが強く、肉らしい食べ応え。
- ニタリクジラ:赤身の質が安定しており、バランスが良い。迷ったら、まずはミンククジラから入るのがおすすめです。
- 保存方法と専門店を選ぶ鯨は鮮度が命。冷凍技術がしっかりしている専門店での購入を推奨します。家庭で調理する場合は、低温調理器などを使って温度管理を徹底すると、プロ級の仕上がりになります。
劇的に美味しくなる!解凍と調理の極意
「鯨が臭かった」という経験がある方のほとんどは、解凍方法を間違えています。
鉄則:急がないこと。
冷凍の鯨肉を手に入れたら、常温解凍や電子レンジ解凍は絶対にNGです。冷蔵庫に移し、半日から一日かけて「ゆっくり」解凍してください。
下処理のコツ
もし独特の香りが気になる場合は、解凍後にさっと冷たい塩水で洗うか、牛乳に5分ほど浸してから水分を拭き取ってください。これだけで驚くほどクリアな味になります。
加熱は「超レア」で
鯨肉は、火を通しすぎると一気に硬くなります。ステーキやカツにするなら、表面をサッと焼く程度にとどめ、中はレアの状態が一番美味しいです。鉄フライパンで強火で一気に表面を焼き固めるのがコツです。
美味しい鯨ランキング厳選10選!プロが教える人気部位と失敗しない選び方を徹底解説まとめ
かつてのイメージを覆すほど、現代の鯨肉は洗練されたグルメ食材へと進化しています。
希少価値の高い「尾の身」のとろける旨味、定番の「赤身」の濃厚な味わい、そしてお酒を格上げしてくれる「ベーコン」。今回ご紹介したランキングを参考に、ぜひあなたのお気に入りを見つけてみてください。
「美味しい鯨ランキング厳選10選!プロが教える人気部位と失敗しない選び方を徹底解説」を通じて、あなたの食卓に新しい発見と感動が届くことを願っています。まずは手軽な赤身やベーコンから、その進化を体験してみませんか?

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