「お腹が空いている時に聴くと、もっとお腹が空いてしまう」
「料理を作っている時に流すと、不思議と味付けがバッチリ決まる」
あなたには、そんな「美味しい歌」のストックがありますか?
音楽と食。この二つは、私たちの人生を豊かにしてくれる最強のコンビです。歌詞から漂ってくる香ばしい匂いや、リズムに合わせて刻む包丁の音。お気に入りの一曲があるだけで、いつもの食卓はもっと鮮やかに、毎日のキッチンはもっと楽しい場所に変わります。
今回は、J-POPの名曲から、思わずよだれが出そうなシズル感たっぷりの歌、そして子供と一緒に歌いたい食育ソングまで、心もお腹も大満足する「美味しい歌」を厳選してご紹介します。
毎日の料理が劇的に楽しくなる!キッチンで聴きたい美味しい歌
毎日の献立を考えるのは、時にちょっぴり大変な作業ですよね。そんな時、スピーカーから流れてくるだけで一気に気分を「お料理モード」に切り替えてくれる魔法のような曲があります。
まずは、キッチンに立つのが楽しみになる、調理シーンにぴったりの楽曲から見ていきましょう。
恋を煮込むように作りたい「Soup」
Soup 藤原さくらは、まさにキッチンBGMの決定版です。恋心をスープの煮込み料理に例えたこの曲は、カントリー調の軽快なリズムが特徴。
「じっくりコトコト煮込みましょう」という歌詞に合わせて野菜を切れば、単純な作業もなんだか特別な儀式のように感じられます。福山雅治さんがプロデュースしたこの曲は、温かみのあるアコースティックギターの音が、スープの湯気のように優しくあなたを包み込んでくれます。
永遠の調理ソング「お料理行進曲」
「いざ進めー!お姫様ー!」という景気の良い歌い出し。アニメ『キテレツ大百科』の主題歌として世代を超えて愛されているこの曲は、歌詞がそのまま「コロッケのレシピ」になっているという、非常に珍しく、そして実用的な歌です。
ジャガイモを茹でて、玉ねぎを炒めて……。歌詞を追いかけていくだけで、美味しいコロッケが完成してしまいます。最近では、SNSでこの曲に合わせて実際に料理を作る動画も流行っていますよね。
リズムに乗って野菜を切る「恋」
恋 星野源は、直接的な食べ物の歌ではありませんが、生活の匂いや家庭の温かさを感じさせる名曲です。BPM(テンポ)が非常に心地よく、千切りをしたり、フライパンを振ったりするリズムに不思議とマッチします。
「夫婦を超えてゆけ」というフレーズは、パートナーと一緒にキッチンに立つ時の最高のBGM。食卓を囲む前の「準備の時間」を、最高のエンターテインメントに変えてくれる一曲です。
歌詞から香りが漂う?五感を刺激するシズル感たっぷりの名曲
音楽は耳で聴くものですが、優れた「美味しい歌」は、私たちの鼻や舌までも刺激してきます。歌詞を聴いているだけで、特定の料理の味が口の中に広がってくるような、表現力豊かな楽曲を紹介します。
焼肉の香ばしさが耳に響く「黒毛和牛上塩タン焼680円」
黒毛和牛上塩タン焼680円 大塚愛は、タイトルのインパクトもさることながら、その描写力に脱帽する一曲です。
ジュウジュウと焼ける肉の音、網の上で変化していく色、滴る肉汁。それらを恋愛の駆け引きに例えながらも、聴き終わる頃には「今夜は焼肉にしようかな」と思わずにはいられません。食欲と情熱を同時に刺激する、まさに「美味しい歌」の代表格です。
故郷と温かさを思い出す「チキンライス」
チキンライス 浜田雅功と槇原敬之を聴くと、なぜか鼻の奥がツンとするような、切なくて温かい気持ちになります。
「赤坂プリンス押さえなくていい」「最後はやっぱりチキンライスがいい」。豪華なディナーよりも、家族で食べた素朴な味が一番のご馳走だった。そんな食の本質を突いた歌詞は、高級なステーキよりもずっと私たちの心を「美味しい」気持ちで満たしてくれます。
懐かしい午後の味「マスカット」
マスカット ゆずを聴けば、口いっぱいに弾ける果実の甘酸っぱさを感じるはずです。
爽やかで軽快なメロディは、朝食のフルーツを準備する時や、夏の暑い日に冷たいデザートを食べる時にぴったり。聴くだけでビタミンを補給したような、明るい気持ちにさせてくれます。
家族の絆と食卓の風景を描いたエモーショナルな楽曲
美味しい食事の隣には、いつも大切な誰かがいるものです。ここでは、食べ物を通じて「人との繋がり」を歌った、心に染みる楽曲をピックアップしました。
握りしめた手の温もり「おにぎり」
おにぎり マカロニえんぴつは、現代の若者から絶大な支持を受けるバンドが、究極の「家庭の味」を歌った曲です。
コンビニのおにぎりも美味しいけれど、誰かが握ってくれた不格好なおにぎりには勝てない。そんな、目には見えない「隠し味」としての愛情を歌っています。新生活を始めたばかりの人や、実家の料理が恋しい時に聴くと、心のお腹がパンパンに満たされます。
スパイスとノスタルジー「カレーの歌」
カレーの歌 くるりは、淡々としたメロディの中に、カレーを煮込む静かな時間が流れています。
カレーという料理は、どこの家庭にもある定番メニューですが、その家庭ごとにルールがあり、思い出があります。この曲は、派手さはないけれど、日常の中にある「食べることの尊さ」をそっと教えてくれます。
頑張った自分へのご褒美「昨日の晩ごはん」
昨日の晩ごはん Vaundyは、スタイリッシュなサウンドの中に、リアルな生活感が同居しています。
忙しい日々の中で、何を食べて、どう過ごしたか。そんな等身大の食生活を肯定してくれるような一曲です。一人暮らしの夜、買ってきたお惣菜を広げる時でも、この曲があれば少しだけ自分を労ってあげられるような気がします。
子供の好き嫌いも克服?楽しく学べる食育ソング
「子供が野菜を食べてくれない」「食事に集中してくれない」。そんな悩みを抱えるパパ・ママを助けてくれるのも、音楽の力です。
子供たちが自然と食べ物に興味を持ち、食卓を楽しい場所だと認識できるようになる名曲をご紹介します。
遊びながら食を学ぶ「おべんとうばこのうた」
「これっくらいの、おべんと箱に……」と歌い始めれば、どんな子供も笑顔になります。
おにぎりを握る仕草、刻み生姜をごま塩を振る動作。手遊びを通じて、お弁当が完成していくプロセスを体験できるこの歌は、日本が生んだ最高の食育コンテンツです。実際に一緒にお弁当を作って、この歌を歌いながら食べる体験は、一生の思い出になります。
野菜が好きになる魔法「きのこの唄」
ホクトのCMでおなじみの「きのこの唄」は、一度聴いたら耳から離れない中毒性があります。
「きのこは美味しい、体にいい」というメッセージが、楽しいリズムに乗ってダイレクトに届きます。スーパーのきのこ売り場でこの曲を聴くと、子供が自分から「きのこ買う!」と言い出すことも珍しくありません。
スイーツへの夢が広がる「だんご3兄弟」
空前の社会現象を巻き起こしたこの曲は、和菓子という日本の文化を子供たちに浸透させました。
一番上が長男、一番下が三男。そんなキャラクター付けによって、ただの食べ物が「物語」になります。食べ物を擬人化して楽しむ視点は、子供たちの想像力を養い、食への意欲を高めてくれます。
シチュエーション別!最高の「美味しい歌」プレイリストの作り方
お気に入りの曲が見つかったら、それを自分なりに組み合わせてプレイリストを作ってみましょう。ここでは、おすすめの構成案をいくつか提案します。
朝の目覚めを彩る「フレッシュ・ブレックファスト」
朝は爽やかに、一日を始めるエネルギーをチャージしたいもの。
- 『マスカット』(ゆず)
- 『Soup』(藤原さくら)
- 『恋』(星野源)
これらの曲を流しながら、トーストを焼いたり、コーヒーを淹れたりしてみてください。太陽の光と相まって、最高に贅沢な朝の時間が完成します。
週末の自分を癒す「ご褒美ディナータイム」
一週間頑張った自分へのご褒美。少し手の込んだ料理を作る時に。
- 『お料理行進曲』(山野さと子)
- 『黒毛和牛上塩タン焼680円』(大塚愛)
- 『昨日の晩ごはん』(Vaundy)
テンポの良い曲で調理を楽しみ、最後はしっとりとした曲で自分を労う。家飲みのお供にも最適です。
家族みんなで「ハッピー・テーブル」
家族が揃う食卓を、もっと賑やかに、もっと楽しく。
- 『おにぎり』(マカロニえんぴつ)
- 『チキンライス』(浜田雅功と槇原敬之)
- 『おべんとうばこのうた』
世代を超えて楽しめる曲を並べることで、自然と会話も弾みます。「この曲、ママが子供の頃も流行ってたんだよ」なんて会話が生まれるかもしれません。
音楽が「味」を美味しくする理由
ところで、なぜ私たちは特定の音楽を聴くと「美味しそう」と感じるのでしょうか?
実は、音楽と味覚には深い関係があることが科学的にも研究されています。例えば、アップテンポで明るい曲を聴くと、脳からドーパミンが分泌され、食事をよりポジティブに楽しむことができます。逆に、ゆったりとしたクラシックやアコースティックな曲は、リラックス効果をもたらし、食べ物の味わいをより深く、繊細に感じさせてくれます。
また、歌詞に含まれる「シズル感(擬音語など)」は、私たちの脳内で視覚情報や嗅覚情報を補完します。「サクサク」「ジューシー」といった音の響きが、実際に食べていないにもかかわらず、脳に「美味しい」という報酬系を刺激させるのです。
つまり、プレイリストを整えることは、スパイスを新調することと同じくらい、料理にとって重要な要素なのです。
あなただけの「美味しい歌」を見つけよう
今回ご紹介した20曲は、あくまで入り口に過ぎません。
あなたが子どもの頃に大好きだったアニメの曲、大切な人と一緒に行ったレストランで流れていた曲、あるいは失恋した時に自分を励ましてくれた温かいスープのような曲。
あなた自身の思い出と結びついた曲こそが、世界で一番「美味しい歌」になります。
もし、今日何を作ろうか迷ったら、あるいは食べることに少し飽きてしまったら、まずは再生ボタンを押してみてください。流れてくるメロディが、きっとあなたの食欲を刺激し、心に温かい火を灯してくれるはずです。
キッチンをステージに、食卓を特等席に。
さあ、今日はお気に入りの一曲を流しながら、何をいただきましょうか?
この記事が、あなたの毎日をより美味しく、より楽しく彩るきっかけになれば幸いです。
美味しい歌で心もお腹も満たされる!料理や食べ物がテーマのおすすめ名曲20選、ぜひあなたの生活に取り入れてみてくださいね。

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