「お酒は好きだけど、ビールや焼酎の苦味はちょっと苦手……」「甘くてジュースみたいに飲める美味しいお酒が知りたい!」そんな方にぴったりなのが果実酒です。
果実酒は、フルーツのフレッシュな香りと甘みがギュッと凝縮されていて、まるでおしゃれなデザートを味わっているような贅沢な気分にさせてくれます。最近では、果肉がたっぷり入った「あらごしタイプ」や、地域の特産品を使った「クラフト果実酒」など、バリエーションも驚くほど豊かになっています。
でも、いざ選ぼうとすると、ベースのお酒や果汁の割合、アルコール度数などチェックすべきポイントが多くて迷ってしまいますよね。
そこで今回は、初心者の方でも絶対に失敗しない美味しい果実酒の選び方から、今チェックしておくべき人気銘柄、そして最後まで飽きずに楽しむための飲み方アレンジまで、たっぷりとお伝えしていきます。
失敗しない!美味しい果実酒の選び方3つのポイント
まずは、自分にぴったりの一本を見つけるための基本を押さえましょう。ラベルの「なんとなくの雰囲気」で選ぶのも楽しいですが、次の3点を意識するだけで、満足度がグッと上がります。
1. 果実の「質感」で選ぶ
果実酒には、大きく分けて「クリアタイプ」と「にごり・あらごしタイプ」があります。
スッキリとした喉越しを楽しみたい時や、食事と一緒に味わいたい時は、果汁を丁寧に濾したクリアタイプがおすすめ。逆に、フルーツそのものを食べているような濃厚さを求めるなら、果肉や繊維が残ったあらごしタイプを選びましょう。特に「あらごし」は満足度が高く、デザート代わりにもなります。
2. 「ベースのお酒(基酒)」をチェックする
果実酒の味の骨格を決めるのが、ベースとなるアルコールです。
- 日本酒ベース: お米の優しい旨みが果実の酸味を包み込み、非常にまろやかな味わいになります。日本酒特有のフルーティーな香りがフルーツと相性抜群です。
- 醸造アルコール・焼酎ベース: 果実本来の味をストレートに感じられるのが特徴です。キレが良く、ソーダ割りなどに向いています。
- ブランデー・ウイスキーベース: 熟成されたコクと深い香りが加わり、リッチな大人の味わいに。バニラアイスにかけたり、ナイトキャップとしてゆっくり飲んだりするのに適しています。
3. アルコール度数と甘さのバランス
「お酒に弱いけれど楽しみたい」という方は、度数5〜8%程度の低アルコールなものを選びましょう。逆に、お酒好きの方なら12%以上のものをロックで少しずつ味わうのが粋。また、糖分控えめのものから、完熟フルーツの甘みを活かしたものまで様々なので、自分の好みの甘さをイメージしておくことが大切です。
【濃厚・あらごし系】まるでフルーツを食べているような贅沢感
まずは、SNSでも話題の「濃厚系」からご紹介します。グラスに注いだ瞬間に広がる果実の香りと、とろりとしたテクスチャは一度飲むと病みつきになります。
1. 梅乃宿 あらごしりんご
梅乃宿 あらごしりんごは、すりおろしたリンゴの果肉がこれでもかというほど入っています。角切りの果肉も混ざっており、シャリシャリとした食感が楽しい一本。日本酒ベースなので後味はスッキリしています。
2. 梅乃宿 あらごしもも
桃のデザートをそのままお酒にしたような、圧倒的なとろみ。ソーダで割っても味がボケず、ミルク割りにすると高級なピーチオレのような味わいに変化します。
3. 國盛 toromelt ピーチ
國盛 toromelt ピーチは、その名の通り口の中でとろけるような質感。300mlの飲みきりサイズも展開されており、自分へのちょっとしたご褒美に最適です。
4. 鳳凰美田 完熟もも
栃木県の銘酒「鳳凰美田」の吟醸酒をベースに使用した、究極の桃酒。特許技術を用いて桃の鮮度を閉じ込めているため、フレッシュさが段違いです。
5. 子宝 マンゴー
「飲むマンゴー」と呼びたくなるほど濃厚。完熟マンゴーのトロピカルな甘みが口いっぱいに広がります。バニラアイスにかけるアレンジも人気です。
【爽快・柑橘系】リフレッシュしたい時にぴったりの清涼感
甘すぎるのは苦手、という方や食事と一緒に楽しみたい方には、柑橘系がベスト。酸味と苦味のバランスが、口の中をさっぱりさせてくれます。
6. 請福 グレープフルーツシークヮーサー
請福 グレープフルーツシークヮーサーは、石垣島の泡盛をベースにした珍しい一本。グレープフルーツのほろ苦さとシークヮーサーのキレのある酸味が絶妙で、唐揚げなど油っこい料理と相性抜群です。
7. 楯の川酒造 BARヨー子
シュールなラベルが目を引くBARヨー子シリーズ。特にヨーグルトベースに柑橘を合わせたタイプは、酸っぱさとコクが同居した不思議な美味しさです。
8. 國盛 知多産ゆるり知多レモン
國盛 知多産ゆるり知多レモンは、地元のレモンを贅沢に使用。香料不使用で、レモン本来の自然な香りが楽しめます。
9. よしの物語 ゆず
奈良県の吉野で造られる、ゆずの香りが非常に強い一本。お湯割りにすると、ゆずの香りが立ち上り、冬の寒い夜に心から温まります。
10. 小正のゆず酒
本格焼酎ベースのゆず酒。甘みが抑えられており、ドライな飲み口を求める方に支持されています。
【個性が光る・和素材系】奥深い香りと味わいを楽しむ
定番の梅酒以外にも、日本には美味しい果実がたくさんあります。素材の個性を活かした銘柄を見ていきましょう。
11. 老松酒造 梨園
大分県産の「日田梨」を100%使用した梨園。梨特有の瑞々しさと上品な甘さが特徴で、冷やしてストレートで飲むのが一番美味しいと評判です。
12. 山形正宗 梅酒
純米吟醸の酒粕から造った焼酎に、大粒の梅を漬け込んだこだわりの品。洗練された味わいで、お酒好きも唸る一本です。
13. 北岡本店 よしの物語 いちじく
いちじく独特のねっとりとした甘みとプチプチ感を再現。ミルク割りにすると、カクテルのような上品な仕上がりになります。
14. 小布施ワイナリー ソガ・ペール・エ・フィス 趣味のさけ
ワイナリーが造る日本酒をベースにした果実酒は、ワインのような酸味と奥行きがあります。
15. 中田食品 しらら梅酒
しらら梅酒は、紀州南高梅の美味しさを最大限に引き出した逸品。酸味と甘みのバランスが完璧で、梅酒の王道と言えます。
【ギフトに最適】見た目もおしゃれで華やかな銘柄
女子会や大切な方へのプレゼントには、ボトルデザインにもこだわりたいですよね。
16. シンデレラシュー ブラッドオレンジ
シンデレラシューは、ガラスの靴の形をしたボトルが印象的。見た目だけでなく、ブラッドオレンジの深いコクもしっかり楽しめます。
17. ルジェ クレーム・ド・カシス
ルジェ クレーム・ド・カシスは、カクテルの定番。ボトルが並んでいるだけでキッチンが華やかになります。オレンジジュースやソーダで割るだけで、本格的なカクテルが自宅で楽しめます。
18. フルーツバスケット 巨峰
まるで高級ワインのような佇まい。巨峰の芳醇な香りは、チーズや生ハムを添えたパーティーシーンにぴったりです。
19. 研醸 ミルクたっぷりいちごの酒
ミルクたっぷりいちごの酒は、最初からミルクが配合された珍しいタイプ。見た目もピンクで可愛らしく、ギフトとして喜ばれます。
20. プレミアムジンジャー
生姜を贅沢に使った、ピリリと辛口な大人の果実酒。冷え性の女性へのプレゼントとしても人気があります。
まだまだある!編集部厳選の注目ラインナップ
21. チョーヤ The CHOYA SINGLE YEAR
The CHOYA SINGLE YEARは、市販の梅酒の概念を変えるクオリティ。本格梅酒ならではのキレと深みがあります。
22. サントリー ほろよい もも
ほろよい ももは、アルコール3%で誰でも楽しめる安心感。家飲みでちょっとだけ気分を上げたい時に。
23. 八海山 よろしく千萬あるべし 焼酎仕込み梅酒
有名な「八海山」の焼酎を使用した、贅沢な梅酒。甘すぎず、キリッとした飲み口が特徴です。
24. 萬歳楽 加賀梅酒
加賀梅酒は、ANAの国際線ファーストクラスで採用された実績を持つ名品。バランスが良く、和食にもよく合います。
25. 大関 完熟梅酒
大関 完熟梅酒は、コスパ最強。毎日のお晩酌に、気兼ねなく美味しい果実酒を楽しみたい方に選ばれています。
果実酒をもっと楽しむ!おすすめの飲み方アレンジ
せっかくお気に入りの一本を手に入れたら、飲み方にもこだわってみませんか?少しの手間で、味がガラリと変わります。
- フローズンスタイル:度数の高い果実酒をタッパーに入れ、冷凍庫へ。完全に凍らずにシャーベット状になったところをスプーンですくって食べると、シャリシャリとした新食感のデザートに。
- 紅茶割り(ホット・アイス):あんず酒や梅酒を温かい紅茶で割ると、香りが引き立ちリラックス効果がアップします。
- ヨーグルト割り:飲むヨーグルトで割ると、とろみが増してラッシー風に。特にベリー系やマンゴー系の果実酒と相性が良いです。
- 追いフルーツ:冷凍のミックスベリーやカットレモンを氷代わりに投入。見た目も華やかになり、溶け出しても味が薄まらず、むしろ果実感がアップします。
美味しい果実酒を長く楽しむための保存術
果実酒はフルーツを使っているため、デリケートなお酒です。特に「あらごしタイプ」や「日本酒ベース」のものは、開栓後から少しずつ酸化が進みます。
基本的には、開栓後はしっかり蓋を閉めて冷蔵庫で保存しましょう。光に当たると色や香りが変わってしまうため、野菜室など暗い場所が理想です。果肉入りのものは、2週間から1ヶ月を目安に飲み切るのが一番美味しい状態をキープするコツ。飲む前には、底に溜まった果肉を混ぜるために優しくボトルを振るのを忘れないでくださいね。
さて、ここまでさまざまな種類の果実酒をご紹介してきましたが、気になる一本は見つかったでしょうか。
果実酒の最大の魅力は、その日の気分や体調に合わせて自由に濃さを調節したり、飲み方を変えたりできる懐の深さにあります。忙しい一日の終わりに、お気に入りのグラスに注いだ一杯。ふわっと広がるフルーツの香りが、きっとあなたの心を解きほぐしてくれるはずです。
今回ご紹介した選び方を参考に、ぜひあなたにとっての最高の美味しい果実酒を見つけてみてください。季節ごとに旬の果実を使った限定品も登場するので、折に触れて新しい味を探してみるのも、果実酒ライフの醍醐味ですよ。

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