「梅酒ってどれも同じじゃないの?」
もしそう思っているなら、もったいない!実は梅酒の世界は、ここ数年で驚くほど進化しているんです。
甘くて飲みやすい定番のものから、まるで高級ウイスキーのような深いコクがあるもの、さらには日本酒の旨味が凝縮されたものまで、そのバリエーションは驚くほど豊か。おうち時間が増えた今、自分へのご褒美として、あるいは大切な人へのギフトとして、最高に「美味しい梅酒」を知っておくことは、日常をちょっと贅沢にする一番の近道かもしれません。
今回は、数ある梅酒の中から本当に納得できる一本に出会うための選び方と、今飲むべきおすすめの銘柄、そして梅酒のポテンシャルを最大限に引き出すプロ直伝の飲み方まで、余すところなくお届けします。
あなたの「美味しい」はどこにある?失敗しない梅酒の選び方
美味しい梅酒を見つけるためには、まず自分が「どんな味が好きなのか」を知ることが大切です。ラベルの裏側を見るだけで、その梅酒がどんな性格なのかがだいたい分かるようになりますよ。
ベースになるお酒で味が決まる
梅酒は「梅を何のお酒に漬けたか」で、ベースの骨格が決まります。
まず、最もポピュラーなのが「ホワイトリカー(甲類焼酎)」です。無色透明でクセがないため、梅本来の爽やかな酸味と香りがストレートに伝わります。「これぞ梅酒」という定番の味を求めるなら、まずはここからチェックしましょう。
次に、最近人気なのが「日本酒ベース」の梅酒です。日本酒が持つお米の旨味や甘みが加わることで、角が取れたまろやかな口当たりになります。アルコール度数も10%前後と低めのものが多く、お酒にあまり強くない方や、食中酒として楽しみたい方にぴったりです。
通な方に愛されるのが「本格焼酎(芋・麦・米)ベース」です。焼酎独特の香ばしさやコクが梅の風味と合わさり、非常に飲みごたえのある「大人な梅酒」に仕上がります。ロックでじっくり味わうのに向いていますね。
そして、贅沢な気分を味わいたいなら「ブランデーベース」一択です。芳醇な香りと奥行きのある甘みは、食後のデザート代わりにもなるほどの完成度。贈り物としても外さない、高級感あふれるカテゴリーです。
「本格梅酒」という魔法の言葉を知っていますか?
スーパーや酒屋さんの棚で「本格梅酒」という表示を見かけたことはありませんか?実はこれ、単なるキャッチコピーではないんです。
2015年に定められた基準により、梅、糖類、酒類のみで作られ、酸味料や香料、着色料を使用していないものだけが「本格梅酒」と名乗ることができます。余計なものが入っていないからこそ、梅本来の力強いエキス分をダイレクトに感じられる。もし迷ったら、この「本格梅酒」の表示があるものを選べば、まず間違いありません。
【決定版】一度は飲んでほしい!美味しい梅酒おすすめ15選
それでは、ここからは具体的に「これは美味しい!」と自信を持っておすすめできる銘柄を紹介していきます。
王道の安心感!毎日でも飲みたい本格派
まずは、誰が飲んでも「美味しい」と頷く定番のラインナップ。
チョーヤ The CHOYA 至極の梅梅酒といえばチョーヤ。その中でもこのシリーズは、紀州産南高梅を贅沢に使用し、熟成にこだわった逸品です。酸味と甘みのバランスが完璧で、ソーダ割りにしても香りがボケません。
サントリー 山崎蒸溜所貯蔵梅酒ウイスキーの古樽を使って熟成させた、サントリーならではの技術が詰まった一本。樽由来のバニラのような香りと、隠し味のブランデーが織りなす重層的な味わいは、まさに至福のひとときを演出してくれます。
萬歳楽 加賀梅酒石川県が誇る、世界に認められた梅酒です。北陸の厳しい冬を越えた梅の力強さと、クリアで洗練された後味が特徴。どんな料理にも合わせやすく、贈り物としても非常に重宝されます。
大七 生もと梅酒日本酒の伝統的な製法「生もと造り」の純米大吟醸で漬け込まれた、究極の日本酒梅酒。ベルベットのような滑らかな口当たりは、一度飲むと忘れられません。
八海山の原酒で仕込んだ梅酒あの有名な日本酒「八海山」の原酒を使用。甘さ控えめでスッキリとした飲み口は、男性ファンが多いことでも知られています。
濃厚さに溺れる!果肉たっぷりのにごりタイプ
「梅酒はとろりとした濃厚さが命」という方には、果肉を贅沢に使ったタイプがおすすめです。
梅乃宿 あらごし梅酒にごり梅酒の火付け役とも言える存在。まるで桃の果肉を食べているかのようなフルーティーさと、つぶつぶした食感がたまりません。デザート感覚で楽しめます。
山口酒造場 庭のうぐいす 特撰梅酒 うぐいすとまり 鶯とろ梅のピューレがたっぷり入った、濃厚極まりない一本。酸味がしっかり効いているので、濃厚なのに後味は爽やかという、驚きの体験ができます。
小正の梅酒本格焼酎メーカーが作る、素材にこだわった一本。昔ながらの製法でじっくりと時間をかけて抽出された梅の旨味が、ギュッと凝縮されています。
中埜酒造 國盛 おばあちゃんの梅酒どこか懐かしい、家庭で漬けたような安心感のある味わい。程よい甘みで、毎日の晩酌にそっと寄り添ってくれるような優しさがあります。
紅南高梅酒日光をたっぷり浴びて赤く染まった「紅南高梅」だけを使用した、見た目も華やかな梅酒。フルーティーな香りの高さは、梅酒の概念を覆すかもしれません。
個性が光る!ご褒美やギフトに選びたい名品
最後は、自分への特別なご褒美や、お酒好きの方へ贈りたい個性派たち。
明利酒類 百年梅酒国内の梅酒大会で何度も頂点に輝いた伝説の銘柄。黒糖と蜂蜜のコク、そして長期熟成による重厚な深みは、まさに「百年の重み」を感じさせます。
木内酒造 常陸野ネスト ホワイトエール梅酒クラフトビールを蒸留したスピリッツをベースに使うという、ユニークな発想から生まれた梅酒。ホップの爽やかな香りと梅の酸味が絶妙にマッチしています。
平和酒造 鶴梅 完熟桃のような香りがする完熟梅を贅沢に使用。アルコール度数が少し低めで、梅のフレッシュなジュースのような感覚でスイスイ飲めてしまう危険な美味しさです。
サッポロ 白加賀でつくった梅酒群馬県産の「白加賀梅」を使用。伝統的なレシピを守り、丁寧に作られたその味は、気品があって凛とした佇まいを感じさせます。
サントリー 特撰海酒 紀州産南高梅プロのバーテンダーからも支持される、カクテルベースとしても優秀な一本。もちろん、自宅でロックにしてゆっくりと氷が溶けるのを待つのも贅沢な楽しみ方です。
プロが教える!梅酒をもっと美味しく楽しむ「割り方」と「秘密のレシピ」
お気に入りの一本が見つかったら、次は飲み方にもこだわってみましょう。同じ梅酒でも、温度や割り方ひとつで驚くほど表情が変わります。
基本の「き」:ロックとソーダ割りのコツ
一番人気はやはり「ロック」。ここで大切なのは、できるだけ大きくて溶けにくい氷を使うことです。小さな氷だとすぐに溶けて味が薄まってしまいますが、大きな氷なら、最初は濃厚な梅のエキスを味わい、時間が経つにつれて徐々にまろやかになっていく変化を楽しめます。
「ソーダ割り」にする時は、梅酒とソーダを「1:2」くらいにするのが黄金比。まずグラスに氷と梅酒を入れてしっかりステア(混ぜる)して梅酒を冷やし、その後でソーダを優しく注ぎます。最後に炭酸が抜けないようにマドラーで1回だけ上下に動かすのが、美味しく作る最大のポイントです。
意外な組み合わせ!アレンジレシピ
いつもと違う楽しみ方をしたいなら、こんな飲み方はいかがでしょうか?
- 梅酒×紅茶: 無糖のアイスティーで割る「梅酒ティー」。紅茶のタンニンが梅の甘さを引き締めてくれるので、食事中にもぴったりです。冬はホットティーで割る「ホット梅酒ティー」も体が温まります。
- 梅酒×ビール: 「梅酒ビア」と呼ばれるカクテルです。ビールの苦味に梅酒の甘酸っぱさが加わり、シャンディガフのような爽やかな飲み口になります。
- 梅酒×バニラアイス: これはお酒が弱い方にもおすすめ。濃厚な梅酒をバニラアイスに直接かけるだけで、高級ホテルのデザートのような贅沢な味わいに変身します。
美味しい梅酒は「食」をさらに豊かにする
梅酒の最大の魅力は、その懐の深さにあります。
和食はもちろん、実は中華料理の脂っぽさを流してくれたり、イタリアンのチーズの塩気と絶妙にマッチしたりと、食事との相性が抜群なんです。
例えば、揚げ物にはスッキリ系のソーダ割りを。
お刺身には日本酒ベースの梅酒をストレートで。
食後のチョコレートには、長期熟成のブランデーベースを。
自分のその日の気分やメニューに合わせて、自由自在に組み合わせを変えられる。これこそが、私たちが梅酒に惹かれ続ける理由かもしれません。
「どれを選べばいいか分からない」と迷っていた方も、ベースのお酒や「本格梅酒」の表示、そして今回ご紹介したおすすめ銘柄を参考にすれば、きっと自分だけの「最高の一本」が見つかるはずです。
最後に
梅酒は、ただ飲むだけでなく「時間」を楽しむお酒です。
梅が育つのに1年、お酒に漬かってエキスが出るのに1年、さらに熟成させるのに数年。長い年月を経てグラスに注がれたその一杯には、作り手の情熱と自然の恵みが詰まっています。
今夜は少しだけ良いグラスを用意して、自分好みの美味しい梅酒で、ゆっくりとした時間を過ごしてみませんか?その一口が、きっとあなたの日常に小さな幸せを運んできてくれるはずです。
おすすめの美味しい梅酒15選!プロが教える選び方や人気の飲み方も解説を最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ、あなたにぴったりの一杯を見つけてくださいね。

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