韓国ドラマで美味しそうにフライドチキンを頬張るシーンや、SNSで流れてくる色鮮やかな韓国グルメ。そんな時、心の中から溢れ出る「美味しい!」という気持ちを、韓国語でそのまま表現できたら素敵だと思いませんか?
韓国語で「美味しい」を意味する言葉は、実は一つだけではありません。相手との関係性や、その場のシチュエーションによって、魔法のように言葉の形が変わるんです。
今回は、基本の「マシッソヨ」から、最新の若者言葉、さらには韓国の飲食店ですぐに使える実践フレーズまで、ハングル初心者の方でも今日から使える知識をたっぷりとお届けします。
そもそも韓国語で「美味しい」のハングルはどう書くの?
まず最初に、一番基本となる形をマスターしましょう。韓国語で「美味しい」は、ハングルで 맛있다 と書きます。
この言葉の成り立ちを知ると、ぐっと覚えやすくなりますよ。
- 맛(マッ) = 味
- 있다(イッタ) = ある
直訳すると「味がある」となります。韓国の人にとって、美味しいとは「しっかりと味がついていること」を指す、とてもストレートで分かりやすい表現なんです。
カタカナでの発音と注意点
発音をカタカナで書くと「マシッタ」になります。
ここで少し不思議に思うかもしれません。「味」は「マッ」なのに、なぜ「マシッタ」と読むのでしょうか。これは韓国語特有の「連音化」というルールがあるからです。
パッチムと呼ばれる下の文字(ㅅ)が、後ろの「い(い)」の音と合体して「し」に変わります。理屈は難しく考えず、そのまま「マシッタ!」と口に出してみるのが上達の近道です。
シーン別で使い分けたい「美味しい」のバリエーション
基本の形がわかったところで、次は実際に使う時の形(活用)を見ていきましょう。韓国語は「誰に言うか」で語尾が変わるのが特徴です。
1. 丁寧で一番使いやすい「マシッソヨ」
맛있어요(マシッソヨ)
もっとも一般的で、どんな場面でも失礼にならない万能な表現です。お店のスタッフさんに伝えたり、SNSでフォロワーに向けて発信したりする時は、この形を使いましょう。語尾を少し上げると、より感情が伝わって可愛らしく聞こえます。
2. フォーマルな場所での「マシッスムニダ」
맛있습니다(マシッスムニダ)
ホテルのレストランや、仕事の会食、目上の人の家でご馳走になった時など、少しかしこまった場面で使います。重厚感のある響きなので、「本当に素晴らしいお味です」という敬意を込めることができます。
3. 友達や年下に使う「マシッソ」
맛있어(マシッソ)
仲の良い友達や年下に対して使う、いわゆる「タメ口(パンマル)」です。美味しいものを一緒に食べて、「これ、美味しいね!」と共感し合う時にぴったりです。
4. 独り言や感動した時の「マシッタ!」
맛있다(マシッタ)
辞書に載っている形そのままですが、実は独り言として一番よく使われます。一口食べて「あ、美味しい…」と感動が漏れた時や、家族の前でリラックスしている時にポロッと出る自然な言葉です。
もっと感情を乗せる!「美味しい」を強調する魔法の言葉
「美味しい」という言葉に、副詞をプラスするだけで表現の幅は一気に広がります。あなたの感動を2倍、3倍にして伝えてみましょう。
- 진짜 맛있어요(チンチャ マシッソヨ)「本当に美味しいです」という意味で、一番よく使われる強調表現です。
- 정말 맛있어요(チョンマル マシッソヨ)「誠に美味しいです」というニュアンス。チンチャよりも少し丁寧で、真心がこもっている感じがします。
- 너무 맛있어요(ノム マシッソヨ)「とても美味しいです」。最近では、ポジティブな意味で「めちゃくちゃ美味しい」というニュアンスで多用されます。
- 완전 맛있어요(ワンジョン マシッソヨ)「完全に(めちゃくちゃ)美味しいです」。若者の間でよく使われる、勢いのある表現です。
2026年最新!SNSや若者の間で流行っているスラング表現
教科書には載っていないけれど、韓国のトレンドを知る上で欠かせないのがネットスラングや略語です。InstagramやXでの投稿、推しへのコメントに使ってみてください。
JMT(존맛탱 / チョンマッテン)
これは「めちゃくちゃ美味しい」を意味する俗語の頭文字をとったアルファベット表記です。数年前から大流行し、今ではハッシュタグの定番になっています。
꿀맛(クルマッ)
直訳すると「蜜(みつ)の味」。それくらい甘美で美味しい、ほっぺたが落ちるほど美味しいという時に使われます。
대박(テバッ)
「ヤバい」「すごい」という意味の言葉です。「テバッ マシッソ(ヤバい、美味しい)」という組み合わせは、韓国のグルメ動画(モッパン)でも頻繁に耳にします。
겉바속촉(コッパソッチョッ)
これは「外はパリパリ、中はしっとり」という言葉の略語です。韓国のフライドチキンや、日本でも人気のカヌレなどを表現する時に欠かせないキーワードです。
飲食店で役立つ!食事前後のマナーフレーズ
「美味しい」と言う前、言った後。その前後にある挨拶もセットで覚えておくと、韓国での食事体験がより豊かなものになります。
食べる前の「いただきます」
韓国語では 잘 먹겠습니다(チャル モッケッスムニダ) と言います。直訳すると「よく食べます」という意味です。誰かにご馳走になる時や、お店で料理が運ばれてきた時にぜひ使ってみてください。
また、見た目の美しさに感動した時は 맛있겠다(マシッケッタ=美味しそう!) と付け加えるのもいいですね。
食べた後の「ごちそうさまでした」
食事を終えたら 잘 먹었습니다(チャル モゴッスムニダ) と伝えましょう。お会計の際、レジで店員さんに「マシッソッソヨ(美味しかったです)、チャル モゴッスムニダ(ごちそうさまでした)」と笑顔で言えたら、完璧な韓国旅行者です。
味の感想がもっと詳しくなる!食レポ表現集
「美味しい」以外にも、味のバリエーションを知っておくと会話が弾みます。特に韓国料理は味がはっきりしているので、以下の言葉はよく使います。
- 맵다(メプタ):辛い韓国料理といえばこれ。もし辛すぎた時は「ノム メウォヨ(とても辛いです)」と言ってみましょう。
- 달다(タルダ):甘いスイーツやヤンニョムチキンを食べた時に。
- 짜다(ッチャダ):しょっぱい
- 시다(シダ):酸っぱいよく浸かったキムチの味を表現する時に便利です。
- 고소하다(コソハダ):香ばしいごま油の香りや、ナッツ類の風味を感じた時に。韓国の人が大好きな褒め言葉の一つです。
また、美味しい瞬間を逃さないために、スマートフォンの iphone などで写真を撮って記録しておくのも楽しいですね。後でSNSにアップする際に、今回学んだハングルを添えてみましょう。
韓国語で「美味しい」を伝える時のちょっとしたコツ
言葉だけでなく、ジェスチャーや表情を交えることで、あなたの「美味しい」はもっと相手に伝わります。
韓国の人は、本当に美味しいものを食べた時、眉間に少ししわを寄せたり、首を横に振ったりして「信じられないくらい美味しい!」と表現することがあります。また、言葉の語尾を「マシッタ〜」と少し伸ばすと、感情がじわじわと染み渡っているニュアンスになります。
もし、独学でさらに韓国語を深めたいと思ったなら、韓国語 参考書 を一冊手元に置いて、毎日少しずつフレーズを声に出してみるのがおすすめです。
まとめ:韓国語で「美味しい」のハングルを使いこなそう!
いかがでしたでしょうか?「美味しい」という一言にも、たくさんのハングルの形と想いが詰まっていることがお分かりいただけたかと思います。
- 基本は 맛있다(マシッタ)
- 丁寧な挨拶なら 맛있어요(マシッソヨ)
- 感動を伝えるなら 진짜 맛있어요(チンチャ マシッソヨ)
- SNSなら JMT
これらを状況に合わせて使い分けるだけで、韓国の友人やお店の方との距離はぐっと縮まります。言葉は間違えても大丈夫。一番大切なのは、美味しい料理を作ってくれた人への感謝と、あなたの「幸せな気持ち」を伝えようとする姿勢です。
次回の韓国旅行や、新しくオープンした韓国料理店へ行く際は、ぜひ恥ずかしがらずに「マシッソヨ!」と口に出してみてください。きっと、もっと食事が楽しくなるはずです。
韓国語で「美味しい」のハングルは?マシッソヨ等の使い分けや発音を徹底解説!というテーマでお届けしました。あなたの食卓が、素敵な韓国語の響きで彩られますように。

コメント