「オリーブオイルなんてどれも同じでしょ?」
もしそう思っているなら、あなたはまだ本物の味に出会えていないだけかもしれません。スーパーの棚に並ぶ数千円のボトルから、数百円の使いやすいものまで、その中身は驚くほど千差万別です。
最高の一滴を口にした瞬間の、あの青々とした芝生のような香りや、喉をスッと通る爽やかな刺激。一度体験すると、もう元のオイルには戻れなくなるほどの衝撃があります。
今回は、数ある商品の中から本当に「美味しい」と評価されるものを厳選しました。本物を見極めるための知識と一緒に、あなたの食卓を格上げする運命の1本を見つけ出しましょう。
そもそも「美味しい」オリーブオイルの定義とは?
美味しいと感じる基準は人それぞれですが、世界的な専門家が評価するポイントは実ははっきりしています。それは「フレッシュさ」と「風味のバランス」です。
本来、オリーブオイルは「果実のジュース」です。鮮度が命であり、搾りたての瞬間が最も美味しく、時間の経過とともに刻一刻と風味は落ちていきます。
美味しいオイルには、大きく分けて3つの要素が備わっています。
まずは「フルーティーさ」。リンゴやバナナのような甘い香りや、刈りたての草のような青い香りです。
次に「苦味」。良質なポリフェノールが含まれている証拠でもあります。
そして「辛味」。喉を通る時にピリッとした刺激を感じるものほど、抗酸化成分が豊富で新鮮な証拠と言われています。
この3つのバランスが取れているものこそが、料理の味を劇的に変える「美味しいオリーブオイル」の正体なのです。
本物のエキストラバージンオリーブオイルを見分ける5つのポイント
残念ながら、市場に出回っている「エキストラバージン」と名のつく商品の中には、国際基準を満たしていないものも混ざっているのが現実です。失敗しないために、以下の5点を必ずチェックしてください。
1. 酸度を確認する
最も重要な指標が「酸度」です。国際オリーブ協会(IOC)では0.8%以下と定められていますが、本当に美味しいプレミアムクラスは0.3%以下、中には0.1%台という驚異的な鮮度を誇るものもあります。数値が低ければ低いほど、酸化していない「生きたオイル」と言えます。
2. ボトルの色と素材
オリーブオイルの最大の天敵は「光」です。透明なボトルに入っているものは、蛍光灯の光だけでも刻々と劣化が進みます。必ず黒や濃い緑色の遮光瓶、あるいは缶に入ったものを選びましょう。
3. 価格の目安を知る
手間暇かけてコールドプレス(低温圧搾)で作られたオイルは、どうしてもコストがかかります。250mlで1,500円〜3,000円程度が、品質の信頼性が高い一つの目安となります。あまりに安価なものは、精製オイルが混ざっている可能性を疑うべきです。
4. 認証マークの有無
「DOP」や「IGP」といったEUの産地保護認証や、オーガニックを示す「有機JASマーク」などは、厳しい審査をクリアした証です。これらがあるだけで、一定の品質は保証されていると考えて間違いありません。
5. 収穫時期と原産国
単に「イタリア産」とだけ書かれているものではなく、収穫年や特定の農園名が記載されているものは、生産者の自信の表れです。トレーサビリティ(追跡可能性)がしっかりしているものを選びましょう。
美味しいオリーブオイルおすすめランキング15選
それでは、今チェックしておくべき珠玉の15本を紹介していきます。
- 1位:ICONO アイコノ エキストラバージンオリーブオイルチリ産のこのオイルは、酸度0.17%以下という圧倒的な鮮度を誇ります。雑味が一切なく、まるで青リンゴをそのまま搾ったようなフルーティーな香りが特徴。サラダやカルパッチョの仕上げに最適です。
- 2位:ヴィラブランカ オーガニック エキストラバージンオリーブオイルスペイン産の有機JAS認定品。非常にバランスが良く、芳醇な香りとマイルドな後味が楽しめます。品質と価格のバランスが素晴らしく、日常使いの「ちょっと良いオイル」として不動の人気です。
- 3位:日清オイリオ 日清やさし〜く香るエキストラバージンオリーブオイル日本人の味覚に徹底的に寄り添った1本。オリーブ特有の苦味や辛味を抑えており、和食の隠し味や普段の炒めものにも違和感なく使えます。コスパ重視の方におすすめです。
- 4位:メルガレホ ピクアル プレミアム世界中のコンテストを総なめにしているスペインの至宝。トマトの葉のような力強い青い香りと、しっかりとしたスパイシーさが特徴です。お肉料理や、パンにつけて楽しむのが正解です。
- 5位:アルドイノ エキストラバージンオリーブオイル フルクトゥスイタリア産の伝統的な石臼挽きで作られる逸品。金色の巻紙が目印です。非常にまろやかで気品があり、パスタの仕上げにかけるだけでレストランの味に変わります。ギフトにも喜ばれます。
- 6位:BOSCO エキストラバージンオリーブオイル日本でお馴染みのブランドですが、その安定感は侮れません。フレッシュな香りと心地よい苦味があり、加熱調理からドレッシングまで幅広く活躍する万能選手です。
- 7位:フレスコバルディ ラウデミオイタリアの貴族が作る、最高級エキトラバージンオイル。エメラルドグリーンの輝きと、突き抜けるような若草の香りは唯一無二。特別な日の料理を彩るための贅沢な1本です。
- 8位:コブラムエステート エキストラバージンオリーブオイル クラシックオーストラリア産。最新の設備で収穫から数時間以内に搾油されるため、非常にクリーンな味わいです。ハーブのような爽やかな香りで、ローストした野菜によく合います。
- 9位:アルチェネロ 有機エキストラバージンオリーブオイル ドルチェその名の通り「ドルチェ(甘い)」ような優しい口当たり。クセが少ないので、オリーブオイルの独特な香りが苦手な方や、お子様がいる家庭でも使いやすい有機オイルです。
- 10位:オロバイレン エキストラバージンオリーブオイル アルベキーナスペイン王室御用達のブランド。バナナやリンゴを思わせる甘く華やかな香りが立ち上がります。ヨーグルトやバニラアイスにかけると、驚きのスイーツに変身します。
- 11位:カルディ オリジナル エキストラバージンオリーブオイルコスパと味のバランスで選ぶならこちら。しっかりとしたオリーブの風味がありながら、毎日気兼ねなく使える価格設定が魅力です。
- 12位:サルバーニョ エキストラバージンオリーブオイルミラノの高級食材店でも扱われる名品。非常にマイルドで、料理の素材の味を邪魔しません。特に卵料理や白身魚との相性が抜群です。
- 13位:バランカ エキストラバージンオリーブオイル南イタリア産の単一品種から作られるオイル。アーモンドのような香ばしさと、程よい辛味のアクセントがパスタ料理を引き立てます。
- 14位:テッラ・デル・バローロ オリーブオイルワインで有名な産地の生産者が作るこだわりのオイル。濃厚でコクがあり、煮込み料理に一回しするだけで深みが増します。
- 15位:ガルシア エキストラバージンオリーブオイル大容量で高品質を求めるならこれ。スペイン産の老舗メーカーが手掛けており、揚げ物や炒めものに贅沢に使えるのが嬉しいポイントです。
料理とのペアリングで美味しさを引き出す方法
せっかく良いオイルを手に入れたなら、その個性を活かした使い方をしたいですよね。味わいのタイプ別に相性の良い料理をご紹介します。
マイルドタイプ(甘みがあり優しい)
- 白身魚の刺身:醤油の代わりに塩とオイルで。
- 豆腐・納豆:和の食材に意外なコクを加えます。
- フルーツ・アイス:デザートの風味を格上げします。
ミディアムタイプ(バランスが良い)
- 鶏肉のソテー:香ばしさを引き立てます。
- 温野菜:塩だけで野菜の甘みが爆発します。
- ペペロンチーノ:オイルそのものがソースの主役になります。
ストロングタイプ(苦味・辛味が強い)
- 赤身肉のステーキ:肉の脂に負けないパンチを与えます。
- ミネストローネ:仕上げにかけるだけで香りが一変します。
- 青魚のグリル:魚の臭みを消し、旨味を強調します。
最後まで美味しく使い切るための保存術
オリーブオイルは「生もの」です。買った時の美味しさをキープするために、3つの「NG」を避けましょう。
まずは「光を避ける」。暗い場所に保管してください。
次に「熱を避ける」。コンロのすぐ横は便利ですが、熱でオイルが傷んでしまいます。シンク下などの涼しい場所がベストです。
最後に「酸化を避ける」。使用後はすぐにフタをしっかり閉めること。大容量ボトルを買った場合は、小さめの瓶に移し替えて使うのも手です。
なお、冷蔵庫に入れるとオイルが白く固まってしまいます。常温に戻せば元通りになりますが、風味の劣化に繋がるため、基本的には常温保存をおすすめします。
まとめ:あなたにとっての美味しいオリーブオイルランキングを見つけよう
いかがでしたか?オリーブオイルの世界は奥深く、1本変えるだけで毎日の食事が驚くほど豊かになります。
まずは、自分の好みが「優しいマイルド系」なのか、「刺激的なスパイシー系」なのかを知ることから始めてみてください。お気に入りの1本が見つかれば、それはあなたのキッチンにとって、どんな調味料よりも心強い味方になってくれるはずです。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひあなた自身の「美味しいオリーブオイルランキング」を更新していってくださいね。
今日からの食卓が、もっと香り高く、健康で、美味しいものになりますように!

コメント