「なんだか最近、コーヒーよりも落ち着く飲み物を探している」「寝る前にリラックスできるお茶が飲みたい」そんな風に感じている方に、今改めておすすめしたいのが「ほうじ茶」です。
香ばしい香りに包まれるだけで、ささくれ立った気持ちがふっと軽くなる。そんな経験はありませんか?実はほうじ茶は、選び方や淹れ方ひとつで驚くほど味わいが変わる、奥の深い飲み物なんです。
今回は、数ある中から本当に美味しいほうじ茶を見つけるためのポイントや、プロが実践する至福の一杯を淹れるコツ、そして今すぐ試したくなる厳選アイテムをご紹介します。
なぜ今、美味しいほうじ茶が選ばれているのか
最近、カフェのメニューやコンビニのスイーツコーナーで「ほうじ茶」の文字を見ない日はありませんよね。かつては「番茶を焙じた日常のお茶」というイメージが強かったほうじ茶ですが、今ではその芳醇な香りと、体に優しい特性が再評価されています。
最大の魅力は、なんといってもその「香り」です。お茶の葉を強火で焙じることで生まれる「ピラジン」という香り成分には、脳をリラックスさせる効果があると言われています。仕事の合間に一息つきたいとき、この香りを嗅ぐだけでスイッチをオフにできる。それがほうじ茶の魔法です。
また、緑茶に比べてカフェインが少ないのも嬉しいポイント。熱を加えて焙煎する過程でカフェインが昇華するため、刺激が少なく、小さなお子様からお年寄りまで安心して楽しめます。「夜、寝る前に温かいものを飲みたいけれど、眠れなくなるのは困る」という時にも、ほうじ茶は最高のパートナーになってくれます。
失敗しない!美味しいほうじ茶の選び方3つのポイント
いざほうじ茶を買おうと思っても、スーパーの棚から専門店まで種類がありすぎて迷ってしまいますよね。後悔しないためにチェックすべき3つの基準をお伝えします。
1. 「葉茶」か「棒茶(茎茶)」かで選ぶ
ほうじ茶は、どの部分を使っているかで見事にキャラクターが分かれます。
「葉茶」は、煎茶や番茶の葉を焙じたもの。いわゆるスタンダードなほうじ茶で、しっかりとしたお茶の旨みとキレのある香ばしさが楽しめます。食事中のお供にはこちらが最適です。
一方、近年圧倒的な人気を誇るのが「棒茶(茎茶)」です。お茶の茎の部分だけを選別して焙じたもので、石川県の加賀棒茶がその代表格。茎に含まれるアミノ酸が焙煎されることで、驚くほどの甘みと華やかな香りが立ち上がります。お茶そのものを主役として楽しみたい、リラックスタイムには棒茶がおすすめです。
2. 焙煎の「深さ」で選ぶ
コーヒーと同じように、ほうじ茶にも焙煎度合いがあります。
「浅煎り」のものは、お茶の葉本来のフレッシュな青々しさがかすかに残り、水色(すいしょく)は透明感のある琥珀色。上品で繊細な味わいです。
「深煎り」のものは、しっかりと焦がしたスモーキーな香りが特徴。水色は濃い茶色になり、ミルクを入れて「ほうじ茶ラテ」にするなら、この力強い深煎りタイプがよく合います。
3. 利用シーンに合わせた「形状」で選ぶ
本格的に楽しむなら、やはり「茶葉」タイプが一番。急須の中で葉が広がり、香りが最大限に引き出されます。
忙しい朝やオフィスで楽しむなら「ティーバッグ」が便利。最近はテトラ型のナイロンバッグなど、茶葉が踊りやすい工夫がされた高品質なものも増えています。
お菓子作りやラテに使いたいなら、溶けやすい「粉末タイプ」を選びましょう。
プロ直伝!美味しいほうじ茶を淹れる至高のテクニック
せっかく良い茶葉を手に入れても、淹れ方が適当ではもったいない!ほうじ茶のポテンシャルを引き出すには、煎茶とは真逆のルールが必要です。
お湯の温度は「100℃」が鉄則
高級な煎茶を淹れるときは、お湯を70℃〜80℃くらいに冷ましますよね。でも、ほうじ茶は違います。必ず「グラグラと沸騰した熱湯」を使ってください。
高い温度のお湯を一気に注ぐことで、ほうじ茶の命である香ばしい成分が瞬時に解き放たれます。湯気とともに立ち上がる香りを、まずは深呼吸して楽しんでください。
待ち時間は「30秒」のクイック抽出
ほうじ茶は抽出が非常に早いです。熱湯を注いだら、長く置かずに30秒から1分程度で注ぎ分けましょう。長く置きすぎると、余計な渋みや雑味が出てしまいます。「パッと淹れて、スッと飲む」。これが清涼感のある美味しさのコツです。
「最後の一滴」に魂を込める
急須から湯呑みに注ぐとき、最後の一滴に旨みが凝縮されているのをご存知ですか?「ゴールデンドロップ」と呼ばれるこの一滴までしっかり注ぎ切ることで、二煎目も美味しく淹れることができます。
厳選!一度は飲んでみたい美味しいほうじ茶16選
ここからは、ギフトにも自分へのご褒美にもおすすめの、信頼できる銘柄をご紹介します。
老舗の技が光る逸品
まず外せないのが、京都の老舗 一保堂茶舗 極上ほうじ茶 です。開けた瞬間に広がる香りの密度が違います。苦味がなく、すっきりとしているのに余韻が長い。まさに「極上」の名にふさわしい一杯です。
同じく京都から 中村藤吉本店 ほうじ茶。こちらは茶葉の質が非常に高く、甘みがしっかり感じられます。和菓子との相性は右に出るものがありません。
石川県の名産といえば 丸八製茶場 献上加賀棒茶。昭和天皇に献上されたことで知られるこのお茶は、茎茶ならではの透き通るような甘みと、芳醇な香りが特徴です。ほうじ茶の概念が変わる体験ができるはずです。
伊藤久右衛門 宇治ほうじ茶 宝かおり は、一番摘みの茶葉を贅沢に使用。香りが非常に高く、特別な日のティータイムを彩ってくれます。
毎日飲みたい高コスパ&定番
日常使いには、スーパーでも手に入る 伊藤園 お〜いお茶 プレミアムティーバッグ ほうじ茶 が優秀です。一番茶を配合しているため、手軽なティーバッグとは思えない香りの良さがあります。
サントリー 伊右衛門 贅沢ほうじ茶 は、石臼挽き茶葉を使用しており、口当たりがまろやか。マイボトルに入れて持ち歩くのにも適しています。
播磨園製茶 有機栽培 ほうじ茶 は、健康意識の高い方に。オーガニックでありながら、しっかりとパンチのある香ばしさが楽しめます。
個性が光る進化系ほうじ茶
森半 泡立つほうじ茶オーレ は、お湯を注ぐだけでプロの味が楽しめる粉末タイプ。ふわふわの泡と香ばしい香りが、家での読書タイムを格上げしてくれます。
祇園辻利 ほうじ茶 ティーバッグ は、パッケージも美しくプチギフトに最適。上品な京都の風情を感じられます。
ルピシア 鬼の焙煎 は、その名の通り力強い深煎り。ミルクティーにしても負けない香りの強さがあります。
さらに、辻利 ほうじ茶ミルク や トワイニング ほうじ茶アールグレイ など、伝統と変化球を組み合わせたものも、気分転換には最高です。
他にも 小川甚八 ほうじ茶 や 山本山 ほうじ茶、国太楼 ほうじ茶、おちゃらか ほうじ茶 など、それぞれに焙煎のこだわりがあり、飲み比べる楽しさは尽きません。
もっと楽しむ!ほうじ茶のアレンジレシピ
そのまま飲んでも美味しいほうじ茶ですが、ちょっとした工夫で新しい顔を見せてくれます。
自家製ほうじ茶ラテ
鍋に少量の水と ほうじ茶 茶葉 を入れて煮出し、色が濃くなったところに牛乳をたっぷり加えます。沸騰直前に火を止め、お好みで黒糖やはちみつを足してみてください。カフェを超える濃厚な一杯が出来上がります。
ほうじ茶の「冷茶」でリフレッシュ
これからの季節におすすめなのが冷茶。ボトルに茶葉と水を入れ、冷蔵庫で一晩置くだけです。お湯で淹れるよりも甘みが強く、ゴクゴク飲める爽やかさ。食事の時の水分補給にもぴったりです。
お茶漬けや炊き込みご飯に
実は、ほうじ茶は料理にも使えます。余ったほうじ茶をご飯にかけてお茶漬けにすると、香ばしさが加わって贅沢な〆の一品に。また、お水の代わりにほうじ茶でご飯を炊く「茶飯」は、お弁当に入れても香りが良く、食欲をそそります。
美味しいほうじ茶で、日常に小さな幸せを
お茶を淹れる、という行為そのものが、忙しい現代人にとっては大切なマインドフルネスの時間になります。
お湯を沸かし、香りが広がるのを待ち、ゆっくりと喉を潤す。その数分間があるだけで、一日の質は劇的に変わるものです。
今回ご紹介した選び方や淹れ方を参考に、あなたにとっての「運命の一杯」を見つけてみてください。スーパーで買える手軽なものから、老舗が守り抜く伝統の味まで、ほうじ茶の世界は広く、そして温かくあなたを待っています。
自分を労わりたい夜も、元気に動きたい朝も。
美味しいほうじ茶おすすめ16選!選び方やプロが教える淹れ方のコツも徹底解説を最後までお読みいただきありがとうございました。ぜひ、今日の帰りにでも気になるお茶を手に取って、香ばしい幸せを感じてみてくださいね。

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