「家で飲むウイスキーが、どうもお店の味と違う……」
そんな風に感じたことはありませんか?実は、その原因の多くは「氷」にあります。家庭の冷蔵庫で勝手に作られるバラ氷は、空気が混じって白く濁り、おまけに溶けやすい。これではせっかくの高級なウイスキーも、あっという間に水っぽくなってしまいます。
バーのような、クリスタルのように透き通った「透明な氷」を自宅で再現できたら、晩酌の時間はもっと特別なものになるはず。今回は、ウイスキー好きなら絶対にこだわりたい「ウイスキー 製氷 機」について、選び方からおすすめ製品、そして透明な氷を作る裏技まで徹底的に解説します。
なぜウイスキーには「透明な氷」が必要なのか
まず、なぜ透明な氷がそれほど重要なのか、その理由を整理しておきましょう。
1. 溶けるスピードが圧倒的に遅い
透明な氷は、不純物や気泡が極限まで取り除かれた「純氷」に近い状態です。密度が高いため、家庭用冷蔵庫の白い氷に比べて溶け出すスピードが非常にゆっくり。ウイスキーが急激に薄まるのを防ぎ、最後の一滴まで豊かな風味を保ってくれます。
2. 雑味がなく香りを邪魔しない
水道水をそのまま凍らせた白い氷には、塩素やミネラル分、さらには冷凍庫内のニオイが閉じ込められています。氷が溶けるとともにこれらの雑味がウイスキーに混ざり、繊細なアロマを台無しにしてしまうのです。透明な氷なら、ウイスキー本来の個性をストレートに味わえます。
3. 目で楽しむ贅沢な時間
ロックグラスの中で、宝石のように輝く透明な丸氷。琥珀色の液体と氷が奏でる「カラン」という澄んだ音。この視覚と聴覚の演出こそが、家飲みを「至福のひととき」へと昇華させてくれるのです。
失敗しないウイスキー用製氷機の選び方
ネットショップを見ると、数百円から数万円まで幅広い製氷機が並んでいます。どれを選べばいいか迷ったら、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
形状で選ぶ:丸氷か、角氷か、それとも?
- 丸氷(まるごおり):オン・ザ・ロックの王道。表面積が最も小さいため、最も溶けにくい形状です。
- 大きな角氷:オールドファッションドなどのカクテルや、力強いウイスキーに向いています。
- スティック氷:ハイボールを作る際、タンブラーに縦に収まるため、炭酸を逃さず冷却できます。
構造で選ぶ:断熱材の有無が運命を分ける
「本当に透明な氷」を作りたいなら、外側が断熱材で覆われたタイプを選びましょう。上からゆっくり時間をかけて凍らせることで、空気や不純物を下に追い出す仕組み(一方方向凍結)が備わっているものがベストです。
冷凍庫のスペースを確認
高性能な製氷機ほど、断熱材の厚みのせいでサイズが大きくなりがちです。ご自宅の冷凍庫に「高さ」と「幅」の余裕があるか、購入前に必ず確認しておきましょう。
ウイスキーが劇的に旨くなる!おすすめ製氷機15選
それでは、今すぐ手に入る注目のアイテムを厳選してご紹介します。
1. 王道の透明度を求めるならこれ
まずは、圧倒的な透明度で定評のあるモデルから。
- ライクイット 透明な丸氷がつくれる製氷器断熱構造を採用しており、家庭でもバーのような透明な丸氷が作れる超定番。上部の蓋が柔らかい素材なので、凍った後も取り出しやすいのが嬉しいポイント。
- ドウシシャ 大人の透明まる氷2個同時に作れるので、パートナーと一緒に楽しむ方に最適。比較的リーズナブルながら、しっかり透明な仕上がりになります。
- ANZZYU 透明氷メーカークラウドファンディングで話題になった、プロ仕様に近い透明度を追求した一台。氷の美しさに一切の妥協をしたくない方へ。
- ジュエルアイス Jewel Ice独自の技術で、まるでクリスタルのような輝きを実現。ダイヤモンドカットのような形状も選べるので、見た目のインパクトも抜群です。
2. ハイボール派に捧げるスティック&角氷
シュワシュワの炭酸を楽しむなら、溶けにくさとグラスへの収まりが重要です。
- モルトアイス MALTICEハイボール専用とも言える「氷柱型」の透明氷が作れる珍しいモデル。縦に長い氷は、炭酸の泡を壊さず冷たさをキープします。
- ライクイット 透明な氷がつくれる製氷器 スティック丸氷タイプの技術をそのままスティック型に。背の高いタンブラーにぴったりフィットします。
- ドウシシャ 大人の透明氷 3個削り出し大きなブロック状の氷が作れます。自分でアイスピックを使って割る楽しさも味わいたい本格派におすすめ。
- OXO シリコンアイスキューブトレー蓋付きなので、冷凍庫内のニオイ移りを強力にガード。透明度は断熱型に劣りますが、手軽さと省スペース性は抜群です。
3. 手軽さとコスパで選ぶシリコン型
「まずは手軽に始めてみたい」という方には、取り扱いが楽なシリコン製が便利。
- パール金属 冷た倶楽部 まる氷製氷器驚くほどの低価格ながら、直径約6cmのしっかりした丸氷が作れます。入門編として最適。
- 下村工業 味わい食房 まる氷場所を取らないコンパクト設計。予備の氷をストックしておくのにも重宝します。
- TOVOLO スフィアアイスモールド海外でも人気の高いブランド。シリコンが厚手で型崩れしにくく、綺麗な球体になります。
- エビス プレミアムアイストレー一度にたくさんの丸氷を作りたいときに。ホームパーティーなどで活躍します。
4. 圧倒的な供給量!据え置き型製氷機
「毎日何杯も飲むから、作るのが追いつかない!」というヘビーユーザーには、卓上型の製氷機という選択肢も。
- ベルソス 高速製氷機最短約6分で氷が出来上がるスピード感が魅力。透明度はそこそこですが、量を優先するならこれ。
- アイリスオーヤマ 製氷機信頼の国内メーカー。操作がシンプルで、キッチンに馴染むデザインです。
- サンコー 卓上小型製氷機 IceGolon場所を取らない小型設計。欲しい時にすぐ氷が手に入る快感は、一度味わうと戻れません。
自宅で「極上の透明氷」を作るための4つのコツ
せっかく良い製氷機を手に入れても、使い方が雑だともったいない。より透明度を高めるためのコツをお教えします。
1. 水道水よりも「一度沸騰させた水」
水に含まれる空気が白濁の原因になります。一度沸騰させて冷ました「湯冷まし」を使うことで、気泡が大幅に減り、よりクリアな仕上がりになります。
2. 冷凍庫の「強冷」設定は避ける
急激に冷やすと、空気の逃げ場がなくなって中心が白くなります。冷凍庫の設定は「弱」にするか、断熱材をしっかり効かせて「ゆっくり、じわじわ」と凍らせるのが鉄則です。
3. 取り出し時は「放置」が正解
冷凍庫から出した直後の氷は、温度差でヒビが入りやすい状態。無理に型から外そうとせず、数分間常温に置いて、氷の表面が少し溶けてから優しく取り出してください。
4. シリコンのニオイ対策
新しいシリコン型は、特有のゴム臭が氷に移ることがあります。使用前に重曹水に浸け置きするか、数回「捨て氷(凍らせて捨てる)」を繰り返すと、ニオイが気にならなくなります。
氷を変えれば、家飲みは「バー」に変わる
いかがでしたか?「ただの氷」と思って侮ることなかれ。こだわりの製氷機で丁寧に作った透明な氷は、ウイスキーのポテンシャルを120%引き出してくれます。
ライクイットのような断熱タイプで最高の一杯を目指すもよし、パール金属のような手軽なモデルで日常を少し贅沢にするもよし。
自分にぴったりの「ウイスキー 製氷 機」を見つけて、今夜はゆっくりと、グラスの中で溶けゆく透明な美しさを眺めながら、至福の時間を過ごしてみてください。
次にあなたがロックグラスを傾けるとき、その氷があなたのウイスキー体験をより深く、芳醇なものにしてくれることを願っています。

コメント