島根県の静かな城下町、益田市。ここに、400年以上の歴史を誇る老舗の日本酒蔵が、一石を投じるように誕生させたウイスキーがあることをご存知でしょうか。その名も「右田(みぎた)ウイスキー」。
近年、日本各地でクラフトウイスキーの蒸留所が次々と誕生していますが、その中でも右田ウイスキーは、伝統的な酒造りの技術とウイスキーの革新が見事に融合した稀有な存在として、ウイスキー愛好家の間で急速に注目を集めています。
今回は、島根県初のウイスキー蒸留所として産声を上げた「右田ウイスキー」の評判から、全ラインナップの特徴、そしてそのポテンシャルを最大限に引き出す飲み方まで、余すことなくお届けします。
400年の伝統が息づく島根県最古の酒蔵「右田本店」の挑戦
右田ウイスキーを語る上で欠かせないのが、造り手である「右田本店」の背景です。創業はなんと江戸時代初期の1602年。島根県内でも最古の歴史を持つこの日本酒蔵は、代表銘柄「宗味(そうみ)」で知られ、長年地元の人々に愛されてきました。
そんな老舗がなぜ、今ウイスキー造りに乗り出したのか。そこには「伝統を絶やさず、次の100年へ繋げる」という強い意志がありました。2023年にウイスキー製造免許を取得し、益田川の清冽な伏流水を仕込み水に使用して始まったこのプロジェクトは、またたく間に世界を驚かせることになります。
日本酒造りで培われた「発酵」や「水」へのこだわりが、ウイスキーという洋酒の枠組みの中でどう表現されているのか。その答えは、ボトルの1滴1滴に凝縮されています。
世界が認めたクオリティ!右田ウイスキーの驚くべき評判
「新しい蒸留所のウイスキーって、実際のところ味はどうなの?」と疑問に思う方も多いでしょう。結論から言えば、右田ウイスキーの評判は国内外で極めて高いものとなっています。
操業開始からわずかな期間にもかかわらず、世界的な酒類コンペティションである「WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)」や「ISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)」で金賞やカテゴリーウィナーを受賞。この快挙は、単なる「地元の珍しいお酒」という枠を超え、世界基準のウイスキーであることを証明しました。
実際に飲んだユーザーからは、「日本酒蔵らしい透明感がある」「アルコールのトゲが少なく、非常にまろやか」といった声が多く聞かれます。特に、クラフトウイスキーにありがちな「高価で手が出にくい」というイメージを覆す、手に取りやすい価格設定も高い評価に繋がっています。
右田ウイスキーの全ラインナップと味わいの特徴
ここからは、現在展開されている主なラインナップについて、それぞれの個性を深掘りしていきましょう。
右田 ブレンデッドウイスキー スタンダード
右田ウイスキーの顔とも言えるのが右田 ブレンデッドウイスキー スタンダードです。アルコール度数は40%で、非常に軽やかかつ華やかな香りが特徴。口に含むと、ほんのりと優しい甘みが広がり、後味はスッと消えていくキレの良さがあります。ウイスキー初心者の方や、食事と一緒に楽しみたい方に最適な1本です。
右田 ブレンデッドウイスキー バーボンスタイル
力強い味わいを求めるなら右田 ブレンデッドウイスキー バーボンスタイルがおすすめ。内側を強く焦がしたホワイトオークの新樽を使用しており、バニラやキャラメルのような濃厚で甘い香りが鼻をくすぐります。リッチなコクがありながらも、右田らしいクリーンな質感は健在です。
右田 ピュアモルトウイスキー プレミアム
モルト原酒のみで構成された右田 ピュアモルトウイスキー プレミアムは、より本格的なウイスキー体験をさせてくれます。厚みのあるモルトの甘みの中に、ごくわずかなピート(燻製香)が隠し味として効いており、複雑で奥行きのある余韻を楽しめます。じっくりと対話するように飲みたい贅沢な1本です。
右田 ブレンデッドウイスキー ミズナラカスク
日本固有の「ミズナラ樽」で後熟させた右田 ブレンデッドウイスキー ミズナラカスクは、オリエンタルな香りが魅力。白檀や伽羅を思わせる高貴な香りがふわっと立ち上がり、繊細な和のニュアンスを感じさせます。穏やかで上品な仕上がりは、まさに日本酒蔵の真骨頂と言えるでしょう。
右田 ブレンデッドウイスキー シェリーカスク
右田 ブレンデッドウイスキー シェリーカスクは、シェリー樽由来のダークフルーツやベリー系の甘みが凝縮されています。赤みがかった琥珀色が美しく、デザートウイスキーとしても優秀。甘さと酸味のバランスが絶妙で、女性からの人気も高い銘柄です。
魅力を引き出す!おすすめの飲み方とペアリング
右田ウイスキーは、その透明感のある味わいゆえに、さまざまな飲み方で表情を変えます。
まず試してほしいのが「ハイボール」です。特に「バーボンスタイル」を強炭酸で割ると、バニラの香りが弾け、爽快感の中にしっかりとした飲みごたえを感じられます。唐揚げやスパイシーな料理との相性は抜群です。
次に、「ミズナラカスク」や「スタンダード」でおすすめしたいのが「水割り」や「お湯割り」です。もともと日本酒を造る際と同じ伏流水を使用しているため、水との馴染みが非常に良いのが特徴。お湯割りにすると香りがさらに開き、出汁の効いた和食やお蕎麦など、繊細な料理の味を邪魔せず引き立ててくれます。
じっくり味わいたい夜には、「プレミアム」や「シェリーカスク」を「オン・ザ・ロック」で。氷が少しずつ溶けていくにつれて、隠れていた香りが層をなして現れる変化は、至福のひとときを演出してくれます。おつまみには、ビターチョコレートやナッツ、あるいは島根の名産である干物などを合わせるのも、意外な発見があって面白いですよ。
右田ウイスキーが「特別なギフト」に選ばれる理由
自分へのご褒美はもちろん、大切な方へのプレゼントとしても右田ウイスキーは非常に優秀です。その理由は、中身の素晴らしさはもちろんのこと、洗練された「ボトルデザイン」にあります。
各銘柄のラベルには、色彩豊かな和のデザインが取り入れられており、棚に置いておくだけでも絵になります。島根県外ではまだ手に入りにくい希少性も相まって、「知る人ぞ知る、こだわりのお酒」として贈られた側の記憶に強く残ること間違いなしです。
「400年の歴史を持つ酒蔵が作った、世界が認めた新しいウイスキー」というエピソードを添えれば、お酒の席での会話も一層弾むことでしょう。
まとめ:島根・右田ウイスキーの評判は?全種の特徴や味わい、おすすめの飲み方を徹底解説!
島根の風土と伝統、そして情熱が詰まった右田ウイスキー。江戸時代から続く技術が、現代のウイスキー造りに息を吹き込み、唯一無二の味わいを生み出しています。
スタンダードな1本から、樽の個性を追求したプレミアムな1本まで、どのボトルをとっても右田本店ならではの「綺麗でまろやかな質感」を感じることができるはずです。国内外で高い評価を得ている今、まさに体験しておくべきジャパニーズ・クラフトウイスキーの筆頭と言えるでしょう。
島根の地から世界へ羽ばたくこの琥珀色の液体を、ぜひあなたのグラスで味わってみてください。一度口にすれば、そのクリアで優しい味わいの虜になるはずです。
もし、あなたが次の一本を探しているなら、歴史と革新が交差する右田ウイスキーを手に取ってみてはいかがでしょうか。島根の豊かな自然を映し出したようなその味わいは、きっとあなたのウイスキーライフに新しい彩りを添えてくれるはずです。

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