サントリーウイスキー ロイヤル ブラック ラベルの深淵!味の評価と現行品との違い

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「実家の戸棚に眠っていた」「リサイクルショップで見かけたけれど、これって美味しいの?」

そんな疑問を抱かれやすいのが、かつてサントリーのプレミアムラインとして一世を風靡したサントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベルです。

サントリーの創業者・鳥井信治郎氏が「日本人に愛される最高のウイスキー」を目指して作り上げた「ローヤル」。その歴史の中でも、特に重厚感があると評価されているのがこのブラックラベル(12年)です。

今回は、現行品との違いや、今飲むべき理由、そしてその圧倒的なコストパフォーマンスについて、ウイスキー愛好家の視点から徹底的に解説していきます。

ウイスキー ロイヤル ブラック ラベルとは?その歴史と立ち位置

サントリーの「ローヤル」は、1960年に登場して以来、日本のウイスキーシーンの頂点に君臨してきました。ボトルの形は、漢字の「酒」のつくりの部分や、神社の鳥居をイメージしたといわれる独特なデザインで、贈答品の定番でもありましたね。

その中でもサントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベルは、1990年代後半から2000年代中盤にかけて流通していたモデルです。

当時のサントリーのラインナップでは、「リザーブ」よりも格上、「ローヤル15年」の弟分という立ち位置でした。しかし、その中身を紐解くと、弟分と呼ぶにはあまりに贅沢な原酒が使われていたことがわかります。

現行の「ローヤルSR」と12年ブラックラベルの決定的な違い

現在、スーパーや酒販店で手に入るのは「ローヤル(通称SR)」と呼ばれるノンエイジ(年数表記なし)のボトルです。これとブラックラベルを比較すると、明確な違いが3つあります。

最低熟成年数12年の重み

最大の差は、やはり「12年」という熟成年数の表記です。現行品は複数の熟成年の原酒をブレンドしていますが、ブラックラベルは「最低でも12年以上熟成させた原酒」のみを使用しています。この「12年」という数字は、ウイスキーが角が取れてまろやかになり、樽の個性がしっかりと乗り始める絶妙なラインなんです。

山崎蒸溜所のシェリー樽原酒の濃さ

1990年代のサントリーは、現在ほど原酒不足が深刻ではありませんでした。そのため、ブラックラベルには山崎蒸溜所の濃厚なシェリー樽原酒が贅沢に配合されています。現行品が「華やかでクリーン」な印象なのに対し、ブラックラベルは「重厚でビター」な印象が強く、飲みごたえが全く異なります。

アルコールの刺激の少なさ

現行品も非常にバランスが良いのですが、やはり12年の時を経たブラックラベルは、口当たりがシルクのように滑らかです。ストレートで飲んだ時に喉を通る感覚が、現行品よりもワンランク上の「高級ブレンデッド」であることを実感させてくれます。

実際に飲んでわかった!ロイヤル ブラック ラベルの味の評価

さて、気になるのはその味ですよね。実際にサントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベルの封を切った瞬間の感動を再現してみましょう。

香り:熟した果実とミズナラの静寂

グラスに注ぐと、まず立ち上がるのは赤リンゴやドライいちじくのような、落ち着いた甘い香りです。その背後に、サントリーのお家芸とも言える「ミズナラ樽」由来の、まるでお寺の香木のようなオリエンタルなニュアンスが漂います。現行品よりも香りの密度が濃く、グラスを回すたびに表情を変える複雑さがあります。

味わい:ダークチョコとレーズンのマリアージュ

口に含むと、まずはキャラメルのような甘みが広がります。中盤から、ブラックラベルの真骨頂である「ビターチョコレート」や「レーズン」のような、濃い琥珀色の味わいが押し寄せます。決して甘すぎることはなく、ほどよい渋みとコクが全体を引き締めています。

余韻:長く、暖かく、心地よい

飲み込んだ後、鼻から抜ける香りは非常に長く続きます。オーク(樽)の香ばしさと、微かなスパイシーさが残り、次のひと口を急かされるような多幸感があります。これが当時の「プレミアム・ブレンデッド」の実力なのかと、驚かされるはずです。

最高のポテンシャルを引き出すおすすめの飲み方

サントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベルは、その設計自体が「日本の食卓」や「夜のバー」を意識しているため、どんな飲み方でも崩れない強さがあります。

ストレート(チェイサーとともに)

まずはそのままの味を堪能してください。12年熟成のまろやかさを一番感じられる方法です。少しずつ加水をすると、閉じ込められていた花の香りがふわっと開く瞬間があります。

伝統の「黄金比」水割り

サントリーがかつて提唱した、ウイスキー1に対して水2.5という比率。ブラックラベルでこれを作ると、驚くほど上品な食事のお供になります。特に煮物や焼き魚など、醤油ベースの和食との相性は抜群です。

贅沢なロック

氷が溶けるにつれて、シェリー由来の甘みがグッと引き立ちます。時間が経つごとに変化する味わいを楽しむのは、大人の贅沢な時間の過ごし方ですね。

今から手に入れる方法と保存の注意点

残念ながらサントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベルは、すでに生産を終了しています。しかし、今でも手に入れるチャンスは十分にあります。

二次流通市場をチェック

オークションサイトやフリマアプリ、あるいはお酒専門のリサイクルショップでは、今でも頻繁に取引されています。当時の定価よりも高騰はしていますが、現在の世界的なジャパニーズウイスキーブームの中では、山崎や響の12年に比べれば、まだまだ「現実的で良心的な価格」で手に入ります。

古酒(オールドボトル)の選び方

購入する際は、以下のポイントをチェックしてください。

  • 液面低下:キャップの隙間から蒸発して中身が減っていないか。
  • 浮遊物:オリ(澱)が出ている場合がありますが、基本的には品質に問題ないことが多いです。
  • ラベルの状態:保存環境のバロメーターになります。

まとめ:ウイスキー ロイヤル ブラック ラベルは今こそ飲むべき名作

かつて当たり前のように酒屋さんの棚に並んでいたサントリーウイスキー ローヤル 12年 ブラックラベル。今改めて向き合ってみると、そこにはサントリーが積み上げてきた伝統と、贅沢な原酒の力が凝縮されていることに気づかされます。

現行品にはない重厚感、そして12年という歳月が作り上げた円熟味。もしあなたが、落ち着いた夜にゆっくりと向き合える一本を探しているなら、このブラックラベルは最高の選択肢になるでしょう。

古き良き時代の情熱が詰まったボトルを、ぜひ一度その舌で確かめてみてください。

これほどまでに完成されたウイスキー ロイヤル ブラック ラベルの価値は、今後さらに見直されていくに違いありません。運良く出会えたなら、迷わず手に取ってみることをおすすめします。

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