「ウイスキーは好きだけど、最近似たような味ばかりで飽きてきたな……」
「スーパーで見かける青いボトルのニッカ セッション、おしゃれだけど味はどうなんだろう?」
そんな風に思っているあなたへ。鮮やかなブルーのボトルが目を引くニッカ セッションは、日本のニッカウイスキーが放つ「新時代のブレンデッドモルト」です。
ネットで検索すると、なぜか「まずい」という不穏なワードが出てくることも。でも、実際はどうなのでしょうか?
今回は、ニッカ セッションのリアルな評判から、プロも唸る意外な味の正体、そして「本当においしい飲み方」まで、ウイスキー初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。これを読めば、今夜の一杯がもっと楽しみになるはずですよ!
ニッカ セッションはなぜ「まずい」と言われるのか?その理由を考察
まず、多くの人が気になっている「まずい」という噂の真相から切り込んでいきましょう。結論から言うと、ニッカ セッションがまずいのではなく、**「期待していた味と違った」**というギャップが原因であることがほとんどです。
1. 「ピュアモルト」への先入観
ウイスキーファンにとって、モルト原酒100%の「ピュアモルト」といえば、竹鶴のような重厚でコクのある味わいを想像しがちです。しかし、ニッカ セッションは非常にモダンで軽やかな設計。ずっしりした熟成感を求めて飲むと「あれ? 思ったより軽いな」と感じてしまうわけです。
2. 独特の「ビター感」
このウイスキーには、余市蒸溜所の原酒由来のピート(泥炭)の香りと、後半にやってくる心地よい苦味があります。ウイスキーを飲み慣れていない人にとって、この「ビターな余韻」がアルコールの刺激や雑味のように感じられ、「まずい」という評価に繋がってしまうことがあるようです。
3. ハイボール前提のバランス
ニッカ セッションは、炭酸で割った時に最も香りが開くように計算されています。ストレートで飲むと、人によっては少し個性がバラバラに感じられる「セッション(合奏)」状態になることも。飲み方次第で評価がガラリと変わるウイスキーだと言えます。
音楽のように響き合う!ニッカ セッションの味と香りの特徴
ニッカ セッションの最大の特徴は、国境を越えた「セッション」にあります。スコットランドのベン・ネヴィス蒸溜所などの原酒と、日本の余市・宮城峡の原酒。これらが混ざり合うことで、他にはない多層的な個性が生まれています。
- トップノート:華やかなフルーツの香りグラスに注いだ瞬間、オレンジやりんごを思わせるフルーティーな香りが広がります。これは宮城峡やスコッチ原酒由来の華やかさ。まるで明るいジャズのメロディが始まるようなワクワク感があります。
- ミドル:なめらかなバニラとクリーミーさ口に含むと、驚くほどなめらかな質感に驚くはずです。バニラのような甘い樽のニュアンスが、舌の上をやさしく包み込みます。
- フィニッシュ:力強いピートとビターの余韻飲み込んだ後、ふわりと鼻に抜けるのは力強い煙の香り(ピート)。余市原酒が持つ力強さが、ここで一気に顔を出します。最後はビターチョコのようなほろ苦さが全体を引き締め、次のひと口を誘います。
この「華やかさ」から「力強さ」への変化こそが、ニッカ セッションが「音楽のセッション」と名付けられた理由なのです。
試すべきはこれ!ニッカ セッションの美味しい飲み方ガイド
さて、ニッカ セッションを最大限に楽しむための飲み方を紹介しましょう。このボトルは、飲み方を変えるだけで全く違う表情を見せてくれます。
王道の「セッション・ソーダ(ハイボール)」
公式もイチオシしているのが、このハイボールです。
- グラスにたっぷりの氷を入れ、ニッカ セッションを注ぎます。
- まずはウイスキーだけでしっかりステアして冷やします。
- 冷えたソーダを優しく注ぎ、マドラーで縦に一回だけ混ぜる。
比率は「ウイスキー1:ソーダ3」がおすすめ。炭酸が弾けるとともに、オレンジの皮のような爽やかな香りが爆発します。食事との相性も抜群で、特に揚げ物や焼き鳥など、脂の乗った料理の口直しに最高です。
贅沢な時間を楽しむ「ハーフロック」
ウイスキーと氷、そして少しの水を加える「ハーフロック」もぜひ試してほしい飲み方。
氷が溶けるにつれて温度が下がり、甘みが抑えられる代わりに、ピートの香ばしさとビター感がくっきりと際立ちます。夜、お気に入りの音楽を聴きながらチビチビ飲むのにぴったりです。
ウイスキー中級者なら「トワイスアップ」
ウイスキーと常温の水を1:1で混ぜる「トワイスアップ」。
冷やさないことで、ニッカ セッションに隠された複雑なモルトの香りが一気に解放されます。「この青いボトル、実はこんなに深い香りがしていたのか!」と驚くこと間違いなしです。
終売の噂は本当?現在の入手方法と定価について
SNSなどで時折見かける「ニッカ セッションが終売になるらしい」という噂。不安になっている方も多いかもしれませんが、ご安心ください。
2024年現在、ニッカ セッションが終売するという公式発表はありません。
発売当初、数量限定と勘違いされることが多かったことや、ウイスキー全体の原酒不足からくる「休売」への警戒心がこうした噂を生んでいるようです。実際には、現在もニッカウイスキーの定番ラインナップとして安定して製造されています。
ただし、注意したいのが「価格」です。
2024年4月にニッカ製品全体の価格改定が行われ、ニッカ セッションも少し値上がりしました。
- 新参考小売価格:4,200円(税別)
以前は3,000円台後半で買えたため、「高くなったな」と感じるかもしれませんが、このクオリティのブレンデッドモルトが4,000円台で手に入るのは、世界的に見ればまだまだコストパフォーマンスが高いと言えます。スーパーや酒販店でも比較的見つけやすいので、定価付近で見かけたら「買い」の1本です。
ニッカ セッションと「竹鶴」や「余市」を比較してみた
ニッカファンなら気になるのが、他の看板商品との違いですよね。簡単に整理してみました。
- 竹鶴 ピュアモルトとの違い竹鶴は「調和」の極み。丸みがあってどこか落ち着いた、クラシックな美味しさです。対してセッションは「躍動感」。もっと派手で、香りの変化がダイレクトに伝わってきます。
- シングルモルト 余市との違い余市は「力強さと潮風」。とにかくピートが主役です。セッションにも余市の原酒が入っていますが、あくまで主役は「スコッチとジャパニーズの融合」。余市ほどの煙たさはなく、もっとフルーティーで都会的な印象です。
「今日はどっしり構えたい」なら竹鶴、「気分を明るくリフレッシュしたい」ならセッション、というように使い分けるのが通の楽しみ方です。
まとめ:ニッカセッションはまずい?評判や味を徹底レビュー!おすすめの飲み方や終売の噂も解説
ここまで、ニッカ セッションの真の姿についてお伝えしてきました。
「まずい」という噂は、その独特なビター感やモダンな設計が、従来のウイスキーファンの一部に驚きを与えた結果に過ぎません。実際には、スコットランドと日本の原酒が奏でる、非常にクオリティの高い「心地よい刺激」に満ちた一本です。
- 華やかなフルーツとバニラの甘み
- 後半に追いかけてくるスモーキーな余韻
- ハイボールで化ける圧倒的な爽快感
もしあなたが、まだこの青いボトルの封を切っていないのなら、ぜひ一度自分の舌で「セッション」を体験してみてください。特に、仕事終わりの一杯を「ちょっと特別なもの」に変えたい時、ニッカ セッションの弾けるような香りは最高のパートナーになってくれます。
終売の心配も今のところありません。定価で見つけたら、迷わずカートに入れて、自宅の特等席で音楽をかけながらグラスを傾けてみてください。きっと、今までのウイスキーにはなかった新しい発見があるはずですよ。
次にあなたが体験するウイスキーの「セッション」、どんな感想になるか今から楽しみですね!

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