栃木県の南部に位置し、歴史と文化が息づく街、足利市。日本最古の学校「足利学校」や、幻想的な藤の花で知られる「あしかがフラワーパーク」など、見どころが満載のこの街には、実は食通を唸らせる絶品グルメが数多く隠れています。
観光の合間に立ち寄りたい名物料理から、地元の人たちが日常的に通うディープなお店、そして大切な日に訪れたい隠れ家のような名店まで。今回は、足利を訪れるなら絶対に外せない「本当においしいお店」を厳選してご紹介します。
足利に来たならまずはこれ!伝統が息づく「至極の蕎麦」
足利は古くから蕎麦の街として知られています。織物産業が盛んだった頃、忙しく働く職人たちが手軽に食べられる食事として親しまれてきた歴史があるからです。
まずは、足利の蕎麦文化を象徴する名店から見ていきましょう。
蕎遊庵(きょうゆうあん)
織姫神社の境内、階段を登りきった場所にあるこのお店。最大の特徴は何と言ってもそのロケーションです。足利の街並みを一望しながらいただく蕎麦は格別。石臼で丁寧に挽かれた自家製粉の蕎麦は、香りが非常に強く、まずは塩だけで一口食べていただきたい逸品です。
めん割烹 なか川
書道家・詩人として知られる相田みつを氏が愛したお店としても有名です。こちらの名物は「にしんそば」。じっくりと時間をかけて炊き上げられたニシンは、口の中でほどけるような柔らかさ。風情ある佇まいの店内で、ゆったりとした時間の流れを感じながら、歴史の味に浸ることができます。
一茶庵 本店
蕎麦打ちの神様とも称された創業者から受け継がれる、全国の蕎麦愛好家が聖地と仰ぐお店です。名物の「五色そば」は、ケシの実や柚子を練り込んだ色彩豊かな蕎麦が目を楽しませてくれます。職人の技が光る繊細な喉越しは、一度体験すると忘れられない思い出になるはずです。
足利が誇る究極のB級グルメ!「肉なし」と「ポテト」の衝撃
足利の食文化を語る上で絶対に無視できないのが、独特すぎるB級グルメの存在です。特に「肉なしシュウマイ」と「ポテト入り焼きそば」は、初めて食べる人を驚かせる足利のソウルフードです。
岡田のパンじゅう
足利市民の心のおやつと言えば、パンじゅう。今川焼きのような、でももっと小ぶりで可愛らしい形をしたお菓子です。表面はカリッと香ばしく、中はモチモチ。中身は甘さ控えめのあんこがぎっしり詰まっています。1個単位で購入できるので、街歩きのお供に最適です。
勉強亭本店
ここでは足利の二大名物、ソースカツ丼と「肉なしシュウマイ」をセットで楽しめます。このシュウマイ、なんと豚肉が入っていません。材料はタマネギと片栗粉がメイン。プルプルとした食感のシュウマイに、特製の中濃ソースをたっぷりかけて食べるのが足利流。初めての方はその食感に驚くかもしれませんが、これが一度食べるとクセになる不思議な魅力を持っています。
とみや
足利の焼きそばには、なぜか蒸したジャガイモがゴロゴロと入っています。これが「ポテト入り焼きそば」です。炭水化物に炭水化物という、背徳感たっぷりの組み合わせですが、ソースの酸味とホクホクしたジャガイモの甘みが絶妙にマッチ。ボリューム満点でお財布にも優しい、地元に愛され続ける味です。
大人の休日を彩る「ワイナリー」と「隠れ家イタリアン」
足利の魅力は和食だけではありません。ワイン好きなら誰もが知る名所や、感度の高い大人が集うお洒落なダイニングも充実しています。
ココ・ファーム・ワイナリー
山の斜面に広がる美しいブドウ畑。ここは、知的障害者更生施設「こころみ学園」が運営する、日本が世界に誇るワイナリーです。併設されたカフェでは、眼下に広がる緑を眺めながら、自家製ワインと共に地元の旬の食材を使った料理を堪能できます。ワインの芳醇な香りと、澄んだ空気。まさに、大人のための至福の休日がここにあります。
プリマベーラ
歴史ある街並みに溶け込むイタリアンの名店です。足利近郊の新鮮な野菜をふんだんに使い、素材の味を最大限に引き出した一皿はどれも芸術的。自家製のパスタや、薪窯で焼き上げる香ばしいピッツァは、リピーターが絶えません。落ち着いた雰囲気の中で、特別な夜を過ごしたい時におすすめの一軒です。
散策途中に立ち寄りたい!心休まる「お洒落カフェ」
足利には、古い織物工場や古民家をリノベーションした、趣のあるカフェが点在しています。
抹茶スイーツが絶品「香織茶寮」
香雲堂本店の2階にあるこちらでは、本格的な抹茶やかき氷を楽しむことができます。夏場は天然氷を使用したフワフワのかき氷を求めて行列ができるほどの人気。歩き疲れた体に、上品な和の甘みがじんわりと染み渡ります。
織物工場の面影を残すカフェ
かつて織物工場だった建物を改装した店舗など、足利らしい「産業遺産」を感じられるカフェも増えています。高い天井と木の温もりに包まれながら、丁寧にハンドドリップされたコーヒーをいただく。そんな贅沢な時間が、足利の街には流れています。
旅の締めくくりに!心もお腹も満たされる「名物お土産」
美味しいものを堪能した後は、その思い出を自宅にも持ち帰りたいですよね。
香雲堂本店「古印最中」
足利土産の定番中の定番。足利学校の古印を模ったこの最中は、皮が薄くてパリッとしており、中には艶やかな粒あんがぎっしり。ずっしりとした重みがありながら、甘さがしつこくないので、お茶請けに最高です。
舟定「芋ようかん」
創業明治から続く老舗の芋ようかん。余計なものを一切使わず、サツマイモ本来の風味を活かした素朴な味わいです。自分用にはもちろん、大切な人への手土産としても喜ばれること間違いありません。
失敗しないためのお店選び!足利グルメを楽しむヒント
足利市のお店を巡る際、いくつか覚えておくと便利なポイントがあります。
- 混雑時期の注意: あしかがフラワーパークの繁忙期(4月中旬〜5月中旬、冬のイルミネーション時期)は、市内の有名店も非常に混雑します。ランチタイムを少しずらすか、事前予約が可能なお店をチェックしておくのが賢明です。
- 駐車場の確認: 足利の古い市街地は道が狭い場所もありますが、多くのお店は専用駐車場を備えています。もしお店の駐車場がいっぱいでも、市内に点在する無料の観光駐車場を賢く利用しましょう。
- 営業時間のチェック: 蕎麦店などは麺がなくなり次第終了というお店も少なくありません。お目当ての店がある場合は、早めの時間帯を目指すのが正解です。
旅の思い出を記録するならiphoneを使って、美しい街並みと料理を写真に収めるのもいいですね。美味しい空気と一緒に、足利の魅力を存分に持ち帰ってください。
まとめ:足利市のおいしい店20選!地元民推しのランチから隠れ家ディナーまで完全網羅
足利市は、古き良き伝統と新しい感性が共存する、まさに「美味しいもの」の宝庫です。歴史の重みを感じる蕎麦、驚きと懐かしさが同居するB級グルメ、そして世界が認めるワイナリーの味。
一度の訪問ではとても味わい尽くせないほど、この街の食文化は深く、豊かです。この記事を参考に、あなただけの「お気に入りの一軒」を見つけていただければ幸いです。
足利の穏やかな風土に育まれた絶品グルメの数々。ぜひ次の週末は、お腹を空かせて足利の街を歩いてみませんか?
今回ご紹介した「足利市のおいしい店20選!地元民推しのランチから隠れ家ディナーまで完全網羅」をガイドブック代わりに、最高のグルメ体験を楽しんでくださいね。

コメント