「今日のお昼、何を食べようかな」と迷ったとき、最終的に行き着くのはやっぱり「定食」ではないでしょうか。炊きたての白いご飯、出汁の効いたお味噌汁、そして心を込めて作られたおかず。
東京には数え切れないほどの飲食店がありますが、本当に心が満たされる「美味しい定食屋」を見つけるのは意外と難しいものです。
今回は、都内を歩き回って見つけた、安くて絶品の隠れた名店から、女性一人でも気兼ねなく入れるおしゃれな定食屋まで、厳選してご紹介します。日々のランチや仕事帰りの夕食に、ぜひ役立ててくださいね。
1,000円以下の衝撃!コスパ最強の東京の美味しい定食屋
東京のど真ん中で、1,000円でお釣りが出る。そんな奇跡のようなお店がまだ残っています。安さだけでなく、一口食べれば店主のこだわりが伝わってくる名店たちです。
昭和の香りが残る「フクノヤ」で味わう日替わりランチ
巣鴨の路地裏にひっそりと佇む「フクノヤ」は、まさに昭和のタイムカプセルです。看板を見ただけで「あ、ここは絶対に美味しい」と確信させてくれる外観。
ここの魅力は何と言ってもその価格設定です。日替わりランチが500円から提供されており、ボリュームも申し分ありません。人気メニューの「カツカレー」や「オムライス」は、どこか懐かしいお母さんの味を思い出させてくれます。
高級な食材を使っているわけではありませんが、一品一品が丁寧に作られており、お腹も心もパンパンに満たされます。巣鴨散策のついでに、ぜひ立ち寄ってみてほしい一軒です。
新宿の忙しいビジネスマンを支える「たつ屋」
新宿駅の喧騒からすぐの場所にある「たつ屋」は、忙しい現代人の強い味方です。カウンター越しに手際よく提供される「とりどん」は、甘辛いタレが鶏肉に絡み、ご飯が止まらなくなる逸品。
牛丼やかつ丼もラインナップされていますが、どれも1,000円以下。スピード、価格、味。そのすべてが高いレベルで調和しています。立ち食いそばのような手軽さでありながら、しっかりとした「食事」を摂った満足感が得られる貴重なお店です。
メニューの多さに目移りする赤羽「三忠食堂」
「何を食べたいか決まっていないけれど、とりあえず定食が食べたい」という時は、赤羽の「三忠食堂」へ向かいましょう。壁一面に貼られたメニューの数々に、初めて訪れた人は驚くはずです。
お刺身から揚げ物、煮魚まで、和食のフルラインナップが揃っています。鮮度の良い魚を使った定食は、築地まで行かずとも納得のクオリティ。地元の人たちに混じって、瓶ビールを片手に定食をつつく時間は、東京での最高の贅沢かもしれません。
お米と魚が主役。素材にこだわる至福の定食
美味しい定食の条件は、おかずが美味しいことはもちろん、「お米」と「お味噌汁」が主役を張れるかどうかにあると思います。
「おひつ膳田んぼ」で再確認する日本人の心
表参道や代々木にある「おひつ膳田んぼ」は、まさにお米を食べるための聖域です。店内に一歩足を踏み入れると、お米が炊ける香ばしい匂いに包まれます。
おひつで供されるご飯は、一粒一粒が立っていて、噛むほどに甘みが広がります。鮭やいくら、梅干しといったシンプルな具材が、これほどまでに贅沢に感じられるのは、ベースとなるお米が究極に美味しいから。最後はほうじ茶をかけて、さらさらとお茶漬けで締めるのが「田んぼ」流の楽しみ方です。
奥渋の至宝「魚力」でサバ味噌の概念が変わる
代々木公園近くの「魚力」は、魚屋さんが営む定食屋です。ここの代名詞といえば、何と言っても「サバの味噌煮」。
じっくりと時間をかけて煮込まれたサバは、骨までホロホロと崩れるほど柔らかい。特筆すべきは、味噌のタレがサラッとしている点です。こってりしすぎず、サバ本来の旨味を最大限に引き出しています。ご飯と味噌汁がおかわり自由というのも、食いしん坊にはたまらないポイントです。
東京駅ヤエチカで出会う究極のアジフライ「三陽食堂」
魚の中でも、アジフライに特化したお店が「三陽食堂」です。朝〆の新鮮なアジを使用しており、衣はサクサク、中は驚くほどフワフワ。
ランチタイムには、アジのたたきがサービスで付いてくることもあり、まさにアジ尽くしの幸福を味わえます。ソースで食べるのも良いですが、まずは醤油や塩で、アジ本来の甘さを感じてみてください。
一人でも女性でも入りやすい。モダンな定食スタイル
「定食屋さんは入りにくい」というイメージを覆す、モダンで清潔感あふれるお店も増えています。一人でのランチや、落ち着いて食事をしたい夜に最適です。
銀座のど真ん中で土鍋ご飯を味わう「SALON GINZA SABOU」
銀座にある「SALON GINZA SABOU」は、スタイリッシュな空間で本格的な定食が楽しめます。使用されているのは、幻のコシヒカリと呼ばれる「雪ほたか」。
土鍋で炊き上げられたご飯は、ツヤツヤと輝いており、それだけでご馳走です。彩り豊かな小鉢が並ぶ定食セットは、栄養バランスも良く、見た目の美しさに気分も上がります。銀座での買い物帰りに、自分へのご褒美として訪れたい場所です。
渋谷の隠れ家「葱や平吉」でネギの旨味を再発見
渋谷の喧騒を少し離れた場所にある「葱や平吉」は、古民家風の落ち着いた雰囲気が魅力です。店名通り、ネギをふんだんに使った料理が自慢。
特におすすめなのが、とろろと魚を組み合わせた定食です。卓上に置かれた刻みネギを好きなだけかけて食べるスタイルは、ネギ好きにはたまりません。ヘルシーでありながら食べ応えもあり、女性一人客も多いのが特徴です。
中野坂上の「鮨たじま」で味わうプロの魚定食
お寿司屋さんのランチは、実は定食好きにとっての穴場です。「鮨たじま」では、1,000円ちょっとで鮮度抜群の海鮮丼や、贅沢な刺身定食が楽しめます。
小鉢の味付けや、出汁の効いたお椀は、さすが職人の仕事。カウンター席に座り、プロの包丁さばきを眺めながらいただく定食は、日常を少しだけ格上げしてくれます。
専門店が挑む「究極の一品」定食
「今日はこれを食べるんだ」と決めている日に訪れたい、専門店の定食。一つの食材を極めたからこそ辿り着ける、圧倒的な満足感があります。
新宿の行列店「豚珍館」でとんかつの深淵に触れる
新宿でとんかつと言えば「豚珍館」を外せません。ビルの階段に行列ができていることも多いですが、回転が早いためそれほど待たずに入れます。
ここのとんかつは、とにかく分厚い。それなのに、驚くほど簡単に噛み切れる柔らかさ。甘口と辛口の2種類のソースを使い分けながら、山盛りのご飯と一緒に頬張る瞬間は、まさに至福です。豚汁がおかわり自由なのも、嬉しいサービスですね。
自分好みに焼き上げる「挽肉屋 神徳」のハンバーグ
銀座にある「挽肉屋 神徳」は、ハンバーグの新しい楽しみ方を提案してくれます。牛、豚、羊、あるいはそれらの合挽きなど、肉の種類を自分で選べるシステムです。
炭火で表面を焼いた状態で提供され、あとは自分の手元の鉄板で好みの焼き加減に仕上げます。肉汁溢れるハンバーグをご飯の上にバウンドさせて食べる。これ以上の幸せがあるでしょうか。
リーズナブルにステーキを楽しむなら新宿「ル・モンド」
「肉が食べたい、でもステーキハウスに行くほどではない」という気分の時は、新宿の「ル・モンド」へ。カウンター席のみの店内は、一人客でいつも賑わっています。
1,000円台で食べられるリブロースやサーロインのステーキは、赤身の旨味がしっかりと感じられる本格派。醤油ベースのソースがご飯によく合い、あっという間に完食してしまいます。
毎日の生活を豊かにする定食選びのポイント
東京で美味しい定食屋を探す際、知っておくと便利なポイントがいくつかあります。
まずは「ご飯のおかわり」ができるかどうか。たくさん食べる方にとっては死活問題ですよね。都内の名店の多くは、お米の美味しさに自信があるからこそ、おかわりを推奨している場合があります。
次に「副菜の充実度」です。メインのおかずが美味しいのは当たり前ですが、名店と呼ばれるお店は必ず、切り干し大根やひじきの煮物、おひたしといった「小鉢」に手を抜いていません。こうした小さなこだわりが、全体の満足度を大きく変えるのです。
また、最近ではスマートフォンの活用も欠かせません。お店に行く前に、最新の営業時間をチェックしましょう。特に個人経営の定食屋さんは、お米がなくなったら閉店という場合もあるので注意が必要です。
移動中や待ち時間に情報をチェックするなら、iphoneなどのスマートフォンを片手に、SNSやグルメサイトの最新レビューを確認するのが効率的です。
まとめ:東京の美味しい定食屋で心もお腹も満たそう
東京には、最先端のグルメだけでなく、私たちの生活に寄り添う「美味しい定食屋」がたくさんあります。
行列ができる有名店から、知る人ぞ知る路地裏の名店まで、どのお店も共通しているのは「美味しいものを食べてほしい」という店主の温かい想いです。バランスの取れた定食をしっかり食べることは、明日への活力を蓄えることにも繋がります。
今回ご紹介したお店の中で、気になる場所はありましたか?
「今日はしっかり食べたいな」と思った日は、ぜひ足を運んでみてください。きっと、あなただけのお気に入りの一皿が見つかるはずです。
東京の美味しい定食屋を巡る旅を、ぜひ今日から始めてみてくださいね。

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