「これ、美味しい!」と英語で伝えたいとき、あなたならどんな言葉を使いますか?
真っ先に思い浮かぶのは「Delicious(デリシャス)」や、最近SNSでもよく耳にする「Yummy(ヤミー)」かもしれません。でも、実はネイティブスピーカーが日常の食事で「Delicious」を連発することは意外と少ないんです。ましてや「Yummy」を大人が使うには、少しだけ注意が必要なことも。
せっかく美味しいものを食べて感動しているのに、言葉のチョイスひとつで「なんだか子供っぽいな」と思われたり、逆に「丁寧すぎて壁があるな」と思われてしまうのはもったいないですよね。
今回は、シチュエーションに合わせた「美味しい」の英語表現を徹底的に解説します。今日から使える自然なフレーズを身につけて、食卓の会話をもっと楽しみましょう。
「ヤミー」は大人が使っても大丈夫?知っておきたいニュアンス
まずは、日本人がよく使う「ヤミー(Yummy)」の本当の正体からお話しします。
結論から言うと、Yummyは英語で「おいちい」というニュアンスに近い、いわゆる「幼児語」です。小さな子供が顔を汚しながら「Yummy!」と言っているのはとても可愛らしいのですが、大人がビジネスランチやフォーマルなディナーで真顔で使うと、周囲は少し驚いてしまうかもしれません。
もちろん、気心の知れた友人同士で「あー、これウマい!」とあえて可愛らしく、あるいはカジュアルに表現する分には問題ありません。また、InstagramなどのSNSでiphoneを構えて料理を撮影し、「#yummy」というハッシュタグをつけるのは定番のスタイルです。
しかし、知的な大人の会話として「美味しい」を伝えたいのであれば、ヤミーだけに頼らず、他のボキャブラリーを持っておくのがスマート。特に初対面の人や、少し背伸びしたレストランでは、後ほど紹介する別の表現に切り替えてみてください。
ネイティブが一番使っているのは「Good」
「えっ、そんなに普通でいいの?」と思うかもしれませんが、実はネイティブが食事中に最も頻繁に口にするのは「It’s good.」です。
教科書では「Good = 良い」と習いますが、食事の文脈では立派に「美味しい」を意味します。
- It’s good.(美味しいね)
- This is really good!(これ、本当に美味しい!)
このように、副詞の「really」や「so」を組み合わせるだけで、感動の度合いを自由に調節できます。デリシャスのような大げさな響きがないため、家庭料理からカフェのランチまで、どんな場面でも使える万能選手です。
もしあなたが「美味しい」という言葉に迷ったら、まずは「It’s so good!」と言ってみてください。その場の空気になじむ、最も自然なリアクションになります。
「デリシャス」は特別な瞬間のための言葉
次に、私たちが一番よく知っている「Delicious(デリシャス)」について。
この言葉は、実はかなり「強い」意味を持っています。日本語に訳すなら「美味しい」よりも「絶品」「美味(びみ)」「大変おいしゅうございます」といったニュアンスです。
そのため、日常的なスナック菓子や、いつもの朝ごはんに対して使うと、ネイティブには少しドラマチックすぎるように聞こえることがあります。デリシャスが最も輝くのは、以下のような場面です。
- 高級レストランで、シェフのこだわりが詰まった一皿を食べたとき
- 友人が手間暇かけて作ってくれた、特別なごちそうを褒めるとき
- ワインや繊細なスイーツなど、風味の奥行きを称賛したいとき
「ここぞ」という最高の瞬間に取っておく。それが、デリシャスを使いこなす大人のマナーです。
状況に合わせて使い分けたい「美味しい」のバリエーション
「Good」だけでは物足りない、もっと自分の気持ちを具体的に伝えたい。そんなときに役立つフレーズをいくつかご紹介します。
1. 風味を褒める「Tasty」
「Tasty(テイスティ)」は、文字通り「味(Taste)が良い」という意味です。単に美味しいだけでなく、スパイスが効いていたり、出汁がよく出ていたり、しっかりとした味付けがされているときに適しています。「これ、いい味してるね」と言いたいときにぴったりです。
2. 驚きを伝える「Amazing / Incredible」
一口食べて、想像以上の美味しさに驚いたときは、味そのものを表す言葉よりも「Amazing!(すごい!)」や「Incredible!(信じられない!)」といった感動をストレートにぶつける言葉が好まれます。ポジティブなエネルギーが伝わり、作った人もきっと笑顔になるはずです。
3. 好みを伝える「I love it!」
客観的な評価ではなく、自分の主観で「これ、大好き!」と伝える方法です。実はこれが一番、相手に喜びが伝わる表現かもしれません。「This is amazing, I love it!」と繋げれば、最高級の褒め言葉になります。
4. 見た目や香りを褒める
食べる前から「美味しい」は始まっています。
- Looks good! / Looks delicious!(美味しそう!)
- Smells amazing!(いい匂い!)目の前に料理が運ばれてきた瞬間、こうした一言を添えるだけで、食事の場の雰囲気はぐっと良くなります。
食べ物の「食感」をプラスして表現を豊かにする
「美味しい」という言葉に、食感を表現する単語を付け加えると、あなたの英語は一気にネイティブらしくなります。ただ「Good」と言うよりも、何がどう美味しいのかが伝わるからです。
よく使われる食感の表現をいくつかピックアップしました。
- Crispy(クリスピー): 唐揚げの衣や、焼き立てのトーストなど「サクサク」「パリパリ」したもの。
- Juicy(ジューシー): ステーキやフルーツなど、水分や肉汁が溢れるもの。
- Tender(テンダー): お肉が「柔らかい」こと。
- Creamy(クリーミー): パスタソースやスープなどが、なめらかで濃厚なこと。
- Fluffy(フラッフィー): パンケーキやオムレツが「ふわふわ」していること。
例えば、「This chicken is so crispy and good!(このチキン、サクサクで本当に美味しい!)」といった具合です。これなら、ボキャブラリーが少ないと感じている方でも、単語を組み合わせるだけで豊かな表現が可能になります。
英語で美味しく食事を終えるためのマナー
食事が終わった後、最後を締めくくる一言も忘れてはいけません。
日本語では「ごちそうさまでした」と言いますが、英語には直訳できる言葉がありません。その代わりに、感謝の気持ちを込めてこう伝えます。
- That was a great meal. Thank you.(素晴らしい食事でした。ありがとう)
- I’m full, thank you. Everything was delicious.(お腹いっぱいです。全部美味しかった)
ここで注意したいのは、時制です。食べている最中は「It’s good.(現在形)」ですが、食べ終わった後は「It was good.(過去形)」になります。この使い分けができるようになると、「おっ、英語ができるな」という印象を与えられます。
もし、自宅でレシピを調べながら料理に挑戦したいなら、kindleで海外の料理本をダウンロードしてみるのも良いでしょう。実際の調理手順の中で使われる英語に触れることで、食に関する語彙力が自然とアップします。
英語で「美味しい」を伝える表現10選!ヤミー以外の使い分けを徹底解説
いかがでしたでしょうか。
「美味しい」を伝える英語は、「ヤミー」や「デリシャス」だけではありません。一番大切なのは、完璧な文法で話すことよりも、その時感じた「美味しい!」というポジティブな感情を、その場に合った言葉で相手に届けることです。
まずは、一番簡単な「It’s so good!」から始めてみてください。そして、少しずつ「Tasty」や「Amazing」など、自分のお気に入りの言葉を増やしていきましょう。
最後に、今回ご紹介した表現を整理します。
- Good: 最も一般的で万能な「美味しい」
- Tasty: 「いい味」と風味を褒める
- Amazing: 感動するほど美味しいとき
- I love it: 自分の好みにぴったりなとき
- Delicious: 特別な一皿を褒めるフォーマルな表現
- Excellent: 料理の質が非常に高いとき
- Yummy: 子供や親しい間柄でのカジュアルな表現
- Looks good: 食べる前の「美味しそう」
- Smells great: 食欲をそそる「いい匂い」
- That was great: 食後の「ごちそうさま」
次に英語で食事をする機会があれば、ぜひこれらの言葉を使い分けてみてください。きっと、いつも以上に会話が弾み、料理がもっと美味しく感じられるはずです。
美味しい英語をマスターして、あなたのグルメライフをさらに豊かにしていきましょう!

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