「これ、美味しい!」と言いたいとき、パッと頭に浮かぶ英語はなんですか?
学校で習った「Delicious」を使っている方が多いかもしれません。もちろん間違いではありませんが、ネイティブの日常会話では、実はもっと別の言葉が主役だったりします。
いつも同じ言葉ばかり使っていると、感情がうまく伝わらなかったり、場面によっては少し不自然に聞こえてしまうことも。せっかくの美味しい食事ですから、その感動をそのまま伝えられるようになりたいですよね。
今回は、日常会話からSNS、ビジネス、そして食感のこだわりまで、「美味しい」にまつわる英語表現を徹底解説します。この記事を読み終える頃には、あなたの食卓での英語がもっと豊かになっているはずです。
基本の「美味しい」はDeliciousだけじゃない
英語で「美味しい」を表現するとき、まずは基本となる3つの言葉を押さえましょう。これらを知っているだけでも、表現の幅はぐんと広がります。
実は一番使われる「Good」
意外かもしれませんが、ネイティブが最も頻繁に使うのは「Good」です。
「It’s good!(美味しいね)」というシンプルなフレーズは、朝ごはんから夕食まで、あらゆる場面で使えます。
ただし、単に「Good」と言うだけだと「まあまあ」というニュアンスに取られることもあるため、本当に美味しいときは「This is really good!」と強調したり、明るいトーンで言うのがコツです。
ちょうどいいカジュアルさの「Tasty」
「味が良い」というニュアンスをしっかり伝えたいなら「Tasty」が便利です。
Goodよりも少し具体的に「味に深みがある」「しっかりした味がする」という響きがあります。家庭料理やカジュアルなレストランで、相手に「これ美味しいね」と伝えたいときにぴったりの表現です。
特別なときに使いたい「Great」や「Amazing」
「美味しい」を通り越して「最高!」「感動した!」というレベルなら、味を指す言葉ではなく、素晴らしさを表す形容詞を使いましょう。
「This steak is amazing!(このステーキ、最高!)」や「The soup is great.(スープ、素晴らしいね)」のように使います。これらは料理そのものだけでなく、その場の雰囲気やサービスを含めた満足感を表すことができます。
Deliciousを使いこなすためのマナーと注意点
「美味しい=Delicious」と覚えてきた私たちですが、実はこの単語、使うときには少しだけ注意が必要です。
丁寧すぎる、あるいは大げさな響き
「Delicious」は非常に強い言葉で、なおかつ少しフォーマル、あるいは「書き言葉」に近い響きがあります。
たとえば、コンビニでおにぎりを食べているときに「This is delicious!」と言うと、ネイティブには少し大げさ、あるいは「おにぎりにそこまで感動しているの?」と不思議に思われるかもしれません。
おすすめのシチュエーション
もちろん、使ってはいけないわけではありません。以下のような場面では最高の褒め言葉になります。
- 高級レストランでのディナー
- 誰かが時間をかけて作ってくれた特別な料理
- 誰かに「このお店どう?」と聞かれて「すごく美味しいよ」と答えるとき
心を込めて「Absolutely delicious!(本当に美味しいです)」と言えば、作った人や招待してくれた人はとても喜んでくれるはずです。
SNSや友達同士で使える!最新のスラング・カジュアル表現
今の時代、インスタグラムなどのSNSで料理の写真をアップすることも多いですよね。そんなときに使える、短くて「こなれた」表現を紹介します。
魔法の言葉「Yummy」
日本でも有名な「ヤミー」。基本的には子供が使う言葉ですが、大人の女性が親しい友人と食事をしているときや、SNSのキャプションで「ウマっ!」という感覚で使う分には全く問題ありません。
もっと短く「Yum!」とだけ書くのも、SNSでは定番のスタイルです。
流行りの短縮形「Delish」
「Delicious」をギュッと短くしたのが「Delish(デリッシュ)」です。
「This pizza is delish!」のように使います。Deliciousの持つ「重さ」が取れて、とても軽やかでフレンドリーな響きになります。
欲求が満たされる「Hits the spot」
これは「まさにこれが食べたかった!」「五臓六腑に染み渡る」といったニュアンスです。
仕事終わりのビールや、疲れたときの甘いもの、お酒を飲んだ後のラーメンなど、「これこれ!」という感覚のときに使うとかっこいい表現です。
料理の「食感」を英語で伝えるバリエーション
日本語には「もちもち」「ふわふわ」といった擬音語(オノマトペ)が豊富ですが、英語では形容詞を使ってこれらを表現します。味だけでなく食感を伝えると、一気に表現がプロっぽくなります。
揚げ物や焼き物に欠かせない表現
- Crispy(クリスピー):唐揚げの衣、ポテトチップス、ピザの耳など、パリパリ・サクサクした食感。
- Crunchy(クランチー):ナッツ、生のニンジン、厚切りのポテトなど、ボリボリ・ザクザクとした、より噛み応えのある食感。
お肉やパンの柔らかさを伝える
- Tender(テンダー):お肉が簡単に噛み切れるほど柔らかいとき。
- Juicy(ジューシー):肉汁が溢れる様子。ステーキやハンバーグに。
- Fluffy(フラッフィー):パンケーキ、オムレツ、焼き立てのパンなど、空気を踏んでふわふわしている状態。
日本人が大好きな「もちもち」は?
- Chewy(チューイー):グミやベーグル、タピオカのような弾力。
- Mochi-mochi:最近では日本の食文化が浸透し、そのまま「Mochi-mochi」で通じることも増えてきましたが、基本はChewyを使います。
料理を作ってくれた人に伝えたい感謝のフレーズ
食事を招待された際、ただ「美味しい」と言うだけでなく、感謝の気持ちをプラスできると素敵ですよね。
最高の褒め言葉
「You’re a great cook!(料理上手だね!)」と言われて嬉しくない人はいません。
また、「Can I have the recipe?(レシピを教えてもらえる?)」と聞くのも、「完食する」ことと同じくらい、美味しいというメッセージになります。
レストランでのスマートな対応
店員さんに「How is everything?(お味はいかがですか?)」と聞かれたら、笑顔で「Everything is great, thank you.」と答えましょう。
もし最高に満足したなら「My compliments to the chef.(シェフに最高だったとお伝えください)」と言うと、非常に洗練された印象を与えます。
少し上級!「旨味」や「風味」を語る言葉
ワインやコーヒー、こだわりの料理を楽しむときに使える、少し知的な表現も覚えておきましょう。
- Savory(セイヴォリー):甘くない、塩気や旨味がある料理を指します。スープや煮込み料理などを褒める際に非常に便利です。
- Mouth-watering(マウス・ウォータリング):見た目や香りで「よだれが出そう」なほど美味しそうな状態。
- Heavenly(ヘヴンリー):文字通り「天国のような」美味しさ。デザートなどに使われることが多いです。
大人のマナー:もし口に合わなかったら?
常に美味しいものばかりではありません。ときには「ちょっと苦手かも……」という場面もあるでしょう。そんなとき、ストレートに「It’s bad」と言うのはマナー違反です。
角を立てない断り方
「It’s an interesting flavor.(興味深い味ですね)」は、英語圏での有名な「遠回し」表現です。
また、「It’s a bit too salty for me.(私には少し塩辛すぎるようです)」のように、あくまで「自分にとっては」というニュアンスを添えると、料理自体を否定せずに済みます。
まとめ:「美味しい」の英語表現25選!Delicious以外の使い分けやスラング、例文も解説
「美味しい」という一言にも、英語にはこれほど多くの表情があります。
日常の何気ない食事なら「It’s good!」。
感動するようなディナーなら「It’s delicious!」。
友達とのカフェタイムなら「It’s delish!」。
まずはこの3つを使い分けるところから始めてみてください。さらに食感を表す「Crispy」や「Tender」を添えれば、あなたの英語はもっと相手に伝わるようになります。
英語学習は、こうした小さな「言い換え」の積み重ねです。次に何かを口にしたとき、心の中で「これは英語でなんて言うかな?」とつぶやいてみてください。その一口が、あなたの英語をさらに美味しくしてくれるはずです。

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