「最近、無性に美味しいタコスが食べたい……」
そんな風に思うことはありませんか?
数年前までは、メキシコ料理といえば「辛いもの」や「トルティーヤチップス」のイメージが強かったかもしれません。でも今は違います。日本でも、現地メキシコの伝統を重んじた「本物のタコス」を楽しめるお店が急増しているんです。
一枚の小さなトルティーヤの上に、じっくり煮込まれたお肉、フレッシュな野菜、そしてピリッと辛い自家製サルサ。手で持ってガブッとかぶりつくあの瞬間は、まさに至福のひとときですよね。
今回は、都内を中心に「ここへ行けば間違いない」という美味しいタコス屋を厳選してご紹介します。あわせて、知っておくとお店選びがもっと楽しくなる豆知識もたっぷりお届けします。
なぜ今、タコスがこんなに人気なの?
最近のタコスブームの背景には、単なる流行以上の理由があります。
まず一つは「ヘルシーさ」です。本格的なタコスの多くは、トウモロコシを原料とした「マサ」から作られるトルティーヤを使用しています。これはグルテンフリーであり、野菜もたっぷり摂れるため、健康志向の方やモデルさんの間でも注目されているんです。
もう一つは「職人技の進化」です。これまでは乾燥した粉を使うのが一般的でしたが、最近では乾燥トウモロコシを石灰水で煮込む「ニクスタマル」という伝統的な工程を自前で行うお店が増えました。
この手間暇かけた生地こそが、香ばしさとモチモチ感を生み出し、一口食べた瞬間に「今までのタコスと全然違う!」という驚きを与えてくれるのです。
失敗しない「美味しいタコス屋」の選び方
お店を選ぶときにチェックしてほしいポイントが3つあります。
1. 「マサ(生地)」を店内で手作りしているか
タコスの命は、具材以上に「生地」にあります。
お店の入り口やキッチンに大きな石臼(ボルカヘテ)があったり、マシーンで生地をプレスしている様子が見えたりするお店は、まず間違いなく当たりです。トウモロコシ本来の香りが鼻を抜ける感覚は、手作りならではの特権です。
2. サルサ(ソース)のバリエーション
美味しいタコス屋には、必ず個性の光る自家製サルサがあります。
マイルドな緑のソース「サルサ・ベルデ」や、燻製唐辛子のコクが効いた「サルサ・ロハ」など、複数の種類を用意しているお店は、素材との相性を深く考えています。自分で辛さを調整できるのもタコスの楽しみですよね。
3. お肉の調理法(アル・パストールがあるか)
本格的なお店の象徴とも言えるのが、回転式のロースターで焼かれる「アル・パストール(豚肉のスパイス焼き)」です。パイナップルと一緒に焼き上げ、削ぎ切りにして提供されるこのスタイルは、メキシコシティの定番。これがあるお店は、本場のスタイルを大切にしている証拠です。
本場の味に出会える!絶対に行くべき美味しいタコス屋10選
ここからは、今絶対にチェックしておくべき名店を具体的に見ていきましょう。
1. Los Tacos Azules(恵比寿・三軒茶屋)
日本のタコスシーンを牽引しているといっても過言ではないのがこちら。
希少なブルーコーンを使い、石臼で挽いた出来立てのトルティーヤが味わえます。看板メニューは「朝タコス」。朝から上質なトウモロコシの香りに包まれる体験は、他では味わえません。
2. Kitade Tacos(日本橋・東京駅など)
「北海道産トウモロコシ100%」にこだわった、日本ならではのタコスを展開しています。
添加物を一切使わないトルティーヤは、お子様でも安心して食べられる優しさ。東京駅構内にも店舗があるので、出張帰りや旅行の合間にサクッと本場の味を楽しめるのが嬉しいポイントです。
3. New Classic Tortilla Club(代々木上原)
こちらは「トルティーヤ専門店」という珍しい形態のお店です。
厚さわずか2mmにこだわった生地は、驚くほど軽やか。立ち食いスタイルで、ビールを片手に数枚つまむ……そんな大人の贅沢が叶います。お土産に生地だけを買って帰ることもできるんですよ。
4. Tacos 3hermanos(原宿)
原宿の喧騒の中にありながら、一歩足を踏み入れればそこはメキシコの屋台。
大きな塊肉が回るアル・パストールは圧巻です。スパイスの香りとパイナップルの甘みが溶け合ったお肉は、一度食べたら病みつきになります。
5. tacos trap’(新宿御苑前)
スタイリッシュな空間で、独創的なタコスを楽しめるお店です。
伝統を守りつつも、日本人の口に合うように繊細にアレンジされた具材が評判。デートや女子会で「おしゃれで美味しいお店」を探しているなら、ここがイチオシです。
6. CANTINA RIMA(大阪・中崎町)
関西で本格派を探すなら外せないのがこちら。
20年近く愛され続ける老舗で、店内の雰囲気も抜群です。メキシコから直接仕入れた食材を使い、現地の味を忠実に再現。ボリューム満点のタコスは満足度120%です。
7. Tacomia(福岡・大手門)
福岡で急成長しているタコス専門店です。
自分の好みに合わせてサルサや具材をカスタマイズできる楽しさがあります。特にポークの調理が絶妙で、外はカリッと、中はジューシーな仕上がり。カジュアルに本格的な味を楽しめます。
8. CABOS(芝激門)
メキシコ大使館御用達とも噂される、格調高い味わいを楽しめるお店。
一品一品が非常に丁寧に作られており、タコスという料理が「グルメ」であることを再認識させてくれます。落ち着いた雰囲気の中でゆっくり食事を楽しみたいときに最適です。
9. TACO RiCO(赤坂・アークヒルズなど)
「美味しいタコスをもっと身近に」というコンセプトで、ビジネス街を中心に展開。
サブウェイのように好きな具材を選んでいくスタイルですが、味は本格的。クイックランチでも妥協したくない、というビジネスパーソンの強い味方です。
10. CIELITO LINDO BAR AND GRILL(竹芝)
東京湾を望む絶好のロケーションで、モダンメキシカンを楽しめます。
開放的なテラス席で、冷えたcorona beerを飲みながらいただくタコスは最高。リゾート気分を味わいたい週末にぴったりです。
自宅でも「美味しいタコス」を楽しむためのアイテム
お店の味を知ると、家でもタコスパーティーをしたくなりますよね。
最近は便利な調理器具や食材も手軽に手に入るようになりました。
まず揃えたいのが、生地を平らにプレスするためのtortilla pressです。これがあるだけで、手で伸ばすよりもずっと均一で美しいトルティーヤが焼けます。
また、具材の味付けにはtaco seasoningが便利。数種類のスパイスを自分で配合するのは大変ですが、これ一本あれば、挽肉を炒めるだけで本格的な香りが漂います。
さらに、本格的なサルサを自作するならchipotle peppers in adobo sauceを隠し味に使うのがおすすめ。深みのある辛さと燻製の香りが加わり、一気にプロの味に近づきますよ。
仕上げにlime juiceをキュッと絞れば、自宅のリビングがメキシコの街角に早変わりです。
知っておきたい!タコスの種類と具材の名称
メニュー表を見たときに、「これってどんな料理?」とならないための小さな辞典を用意しました。
- カルニータス: ラードでじっくり揚げ煮にした豚肉。ホロホロと柔らかく、濃厚な旨味。
- ポヨ: 鶏肉。グリルしたり、スパイスで煮込んだりします。比較的ヘルシー。
- バルバコア: 羊や牛の頭などを蒸し焼きにしたもの。非常にジューシー。
- カマロン: エビ。シーフードタコスには欠かせません。
- ノパレス: ウチワサボテン。少し酸味があり、オクラのような粘り気があるヘルシー食材。
これらを組み合わせて、自分だけのベスト・タコスを見つけるのも楽しみの一つですね。
美味しいタコス屋を探して、自分だけの名店を見つけよう!
いかがでしたか?
タコスの世界は、私たちが思っているよりもずっと奥深く、情熱にあふれています。
一枚のトルティーヤには、トウモロコシの歴史、肉を扱う職人の技、そして彩り豊かな野菜の鮮度がギュッと凝縮されています。お店ごとに生地の厚さも、サルサの辛さも、お肉の味付けも全く違うからこそ、食べ歩きが止まらなくなるのです。
まずは今回ご紹介したお店の中から、気になる一軒へ足を運んでみてください。
きっと、「今まで食べていたタコスは何だったんだ!」という嬉しい衝撃が待っているはずです。
片手にタコス、もう片手にドリンク。
気取らず、自由に、そして欲張りに。
最高の美味しいタコス屋を見つけて、あなたの食生活をさらに彩り豊かにしていきましょう!

コメント