「オリーブの実って、バルやレストランで食べるとあんなに美味しいのに、スーパーで買うとどれを選べばいいか迷っちゃう……」
そんな風に思ったことはありませんか?
ピザのトッピングやパスタの具材としてのイメージが強いオリーブですが、実は「そのまま食べる」ことで、その奥深い風味をダイレクトに楽しむことができる、最高のおつまみなんです。
フレッシュでフルーティーなものから、お肉のように濃厚な味わいのものまで、世界中には驚くほどたくさんの種類が存在します。今回は、本当に美味しいオリーブを見極めるための選び方と、一度は食べてほしいおすすめの商品を徹底解説していきます。
この記事を読み終わる頃には、あなたにぴったりの一瓶がきっと見つかるはずですよ。
そのまま食べて美味しいオリーブの選び方
オリーブを「おやつ」や「おつまみ」としてそのまま楽しむなら、選び方にはいくつか外せないポイントがあります。まずは、自分の好みがどのタイプに近いのか、チェックしてみましょう。
熟成度による色の違いで選ぶ
オリーブ売り場に行くと、鮮やかな緑色のものと、深い紫色や黒色のものがありますよね。この色の違いは、収穫時期による「熟成度」の違いです。
- グリーンオリーブ(未熟果)まだ実が若いうちに収穫されたものです。食感はパリッとしていて、フレッシュな香りが特徴。若草のような爽やかな苦味や、キリッとした酸味を楽しみたいならグリーンがおすすめです。
- ブラックオリーブ(完熟果)木の上でじっくり完熟してから収穫されたものです。オイル分が豊富に含まれているため、食感はやわらかく、味わいもまろやか。苦味が少なく、ナッツのようなコクを感じられるものが多いのが特徴です。
「酸味があってさっぱりしたいときはグリーン」「赤ワインと一緒にじっくり味わいたいときはブラック」というように、気分で使い分けるのも楽しいですよ。
加工方法(漬け方)をチェックする
オリーブは収穫したては非常に苦く、そのままでは食べられません。そのため「渋抜き」をしてから漬け込まれますが、この加工方法で味が大きく変わります。
- 新漬け(フレッシュ)秋の収穫時期にだけ出回る、浅漬けのようなタイプ。オリーブ本来の風味が最も強く、塩分も控えめなものが多いです。
- 塩水漬け最も一般的なタイプ。シンプルな分、オリーブの個性がはっきりと出ます。
- オイル漬けハーブやスパイスと一緒にオイルに浸したもの。そのまま食べてもご馳走感があり、残ったオイルはドレッシングにも使えます。
種ありか種なしか、用途で選ぶ
「そのまま食べる」なら、断然おすすめしたいのは**「種あり」**です。
種を抜いた「種なし(ピット)」は、穴が開いている分、保存液が中まで浸透してしまい、オリーブ特有の旨味や油分が逃げ出しやすいというデメリットがあります。一方、種ありは実が崩れにくく、果肉のジューシーさが保たれるため、噛んだ瞬間の旨味の広がりが格段に違います。
もちろん、お料理に使うなら種なしが便利ですが、純粋に味を楽しみたいなら、ぜひ種ありを選んでみてくださいね。
産地と品種でこんなに変わる!人気のオリーブたち
オリーブはワインと同じように、産地や品種によって驚くほど個性が分かれます。ここでは、世界的に評価の高い、代表的な品種をご紹介します。
イタリア・シチリアの宝石「カステルヴェトラーノ」
オリーブが苦手な人にこそ食べてほしいのが、イタリア・シチリア産のカステルヴェトラーノです。
正式には「ノチェラーラ・デル・ベリーチェ」という品種。目が覚めるような鮮やかな黄緑色をしていて、一口食べると、まるでバターのような濃厚さとナッツのような甘みに驚くはずです。
苦味や酸味がほとんどなく、フルーティーでリッチな味わい。世界中で「スナックオリーブ」として愛されている、まさに「そのまま食べるためのオリーブ」の代表格です。
ギリシャの誇り「カラマタ」
赤ワイン好きの方に強く推したいのが、ギリシャ産のカラマタオリーブです。
アーモンドのような形をした大きな紫色の実で、非常に肉厚。ワインビネガーを使った塩水で漬けられることが多く、フルーティーな香りと奥行きのある酸味が特徴です。
一粒で満足感が高く、チーズや生ハムとの相性も抜群。その濃厚な味わいは「オリーブの女王」と呼ぶにふさわしい風格があります。
スペインの定番「マンザニロ」
世界で最も栽培されている、ポピュラーな品種がマンザニロです。スペイン語で「小さなリンゴ」という意味を持つ通り、丸みをおびた可愛らしい形をしています。
身がキュッと締まっていて適度な歯ごたえがあり、塩味がしっかり効いたものが多いです。マティーニなどのカクテルに入っているのもこのタイプ。クセが少なく、どなたにも愛される安定の美味しさです。
希少な特大粒「セリニョーラ」
とにかく食べ応えを求めるなら、イタリア・プーリア州産のセリニョーラを探してみてください。
一目見て「大きい!」と声が出るほどの特大サイズ。リンゴのような爽やかさと、噛みしめるほどに溢れるジューシーな果肉は、他のオリーブでは味わえない贅沢感があります。パーティーのオードブルに出すと、その存在感で盛り上がること間違いなしです。
美味しいオリーブおすすめ10選
それでは、ここからは具体的に「これを買っておけば間違いない」という、評価の高いおすすめオリーブを厳選してご紹介します。
1. マイルドな味わいで不動の人気
マリオ・カステルヴェトラーノ グリーンオリーブまずはこれを試してみてください。シチリア産ノチェラーラ種特有の、バターのようなクリーミーさが存分に味わえます。塩気がきつくないので、お子様でもパクパク食べられてしまうほどマイルドです。
2. ギリシャ伝統の濃厚なコク
そらみつ カラマタオリーブ 種あり大粒でジューシーなカラマタ種。ワインビネガーの柔らかな酸味と、完熟オリーブならではのコクが絶妙です。種ありなので、実の美味しさがギュッと詰まっています。
3. アンチョビの旨味がたまらない
ゴヤ スタッフドオリーブ アンチョビマンザニロ種の種を抜き、そこにアンチョビのペーストを詰めたタイプ。オリーブの塩気とアンチョビの旨味が合わさり、これだけで最高のおつまみが完成します。ビールやハイボールが止まらなくなりますよ。
4. 爽やかな日本の味
小豆島 新漬けオリーブ毎年秋から冬にかけての期間限定品ですが、日本の小豆島産も外せません。収穫後すぐに漬け込まれるため、まるで野菜のようなフレッシュさがあります。和食にも合う優しい味わいです。
5. ガーリックのパンチが効いた一品
フラガ スタッフドオリーブ ガーリックニンニクをまるごと一粒、あるいはペーストを詰め込んだオリーブ。ガツンとした風味が好きな方にはたまらない美味しさです。キャンプやバーベキューのお供にも最高ですね。
6. 三種類の味が一度に楽しめる
ディ・コスタ ミックスオリーブグリーン、ブラック、そして種類の違うオリーブをミックスしたもの。一瓶で異なる食感や風味を交互に味わえるので、飽きが来ません。見た目もカラフルで、テーブルが華やかになります。
7. 本格派のプロヴァンス風
クレメンテ・ジャック 南仏風ミックスオリーブハーブやスパイスを効かせたオイル漬けタイプ。プロヴァンス地方のハーブの香りがフワッと広がり、まるで海外旅行に来たような気分にさせてくれます。
8. チーズとの最高コンビネーション
成城石井 フェタチーズとオリーブのオイル漬けオリーブと一緒に、塩気の効いたフェタチーズが漬け込まれています。ワインのお供としてこれ以上の組み合わせはありません。おもてなしの際にも、お皿に盛るだけで格好がつきます。
9. 食べやすい種抜きブラック
ギャバン ブラックオリーブ ピテットお料理にも使いやすい、種抜きのブラックオリーブ。クセが少なめで、サラダに散らしたり、そのままつまんだりと汎用性が高いのが魅力です。
10. 大粒の贅沢感を味わう
セリニョーラ 大粒グリーンオリーブ圧倒的なボリューム感。一粒をゆっくりと味わう、贅沢な時間を演出してくれます。身が厚いので、オリーブの「肉質」をしっかり感じたい方に最適です。
オリーブをより美味しく食べるためのコツ
せっかく美味しいオリーブを手に入れたら、最後まで最高の状態で楽しみたいですよね。ちょっとしたコツで、さらに美味しく、便利に使い切ることができます。
食べる前の「ひと手間」で激変
冷蔵庫から出したばかりのオリーブは、オイルや保存液が冷えて味が閉じてしまっています。食べる10〜15分ほど前に常温に戻しておくと、オリーブが持つ本来の香りやオイルの甘みが引き立ち、より美味しくいただけます。
もし、買ってきたオリーブが少し塩辛すぎると感じたら、食べる分だけをお皿に取り、水やぬるま湯に数分さらして「塩抜き」をしてみてください。角が取れて、ぐっと食べやすくなりますよ。
アレンジでさらに広がる楽しみ
そのまま食べるのに飽きてきたら、ちょっとしたアレンジを加えてみましょう。
- トーストしたパンと一緒に: オリーブを粗く刻んで、クリームチーズと一緒にバゲットに乗せるだけで豪華なカナッペに。
- 簡単マリネ: 市販のオリーブに、お好みのドライハーブや鷹の爪、少しの良いオリーブオイルを足して半日置くだけで、自分好みのオリジナル・マリネに変身します。
余った液も捨てないで!
瓶の中に残った液(ブライン)には、オリーブの旨味が溶け出しています。
ドレッシングの塩分代わりに使ったり、パスタの仕上げに少量加えたりすると、一気にプロのような深みのある味になります。オイル漬けの場合は、そのオイルで野菜を炒めるだけでも最高に美味しいですよ。
開封後の正しい保存方法
オリーブは発酵食品の一種ですが、開封後は酸化が進んだり、カビが生えたりしやすくなります。
- 保存液から出さない実は、瓶の中に入っている液はオリーブを守るバリアのようなもの。実は常に液に浸かっている状態をキープしてください。もし液が足りなくなったら、薄い塩水(3%程度)を作って足してあげましょう。
- 清潔な器具を使う指で直接取ったり、一度使った箸を戻したりするのは厳禁です。必ず清潔なスプーンやトングを使い、雑菌が入らないように注意してください。
- 冷蔵庫の定位置へ開封後は必ず冷蔵庫で保管し、2週間から1ヶ月を目安に食べ切るのが理想です。
美味しいオリーブおすすめ10選!そのまま食べる選び方や人気の種類を徹底解説:まとめ
いかがでしたでしょうか?
オリーブの世界は本当に奥深く、たった一粒がその日の晩酌や食事を劇的に豊かにしてくれる力を持っています。
- フレッシュさと食感を楽しむなら**「グリーンの種あり」**
- 濃厚なコクと満足感を味わうなら**「完熟ブラックのカラマタ」**
- 初心者の方やギフトには、バターのような**「カステルヴェトラーノ」**
まずはこの3つのポイントを基準に、お気に入りを探してみてください。
一粒のオリーブがもたらす地中海の風を感じながら、ゆったりとした時間を過ごす。そんな贅沢を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した美味しいオリーブの中から、あなたにとっての「運命の一粒」が見つかることを願っています。

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