「毎日1個のりんごは医者を遠ざける」なんて言葉がありますが、せっかく食べるなら、心から「美味しい!」と思える最高の一玉に出会いたいですよね。
でも、スーパーの果物売り場に行くと、赤いのや黄色いの、名前も聞いたことがないような新しい種類までズラリと並んでいて、「結局どれが一番甘いの?」と迷ってしまうことはありませんか?
実は、りんごの美味しさは「品種のポテンシャル」と「選び方のコツ」を知っているかどうかで、満足度が劇的に変わるんです。
今回は、2026年現在の最新トレンドを踏まえた「美味しいりんごランキング」とともに、プロが実践しているハズレを引かない見分け方、そして最後までシャキシャキ感を保つ保存術まで、りんご好きの皆さんに役立つ情報をたっぷりお届けします。
2026年最新!美味しいりんごランキングTOP7
今、日本で本当に支持されている美味しいりんごはどれなのか。味の濃厚さ、食感、そして市場での人気を総合的に判断したランキングをご紹介します。
第1位:王者の風格「サンふじ」
やはり不動の1位はサンふじです。
日本で最も生産されている品種ですが、その人気の理由は「甘み・酸味・食感」の三拍子が完璧に揃っているから。袋をかけずに太陽の光をたっぷり浴びて育つ「サン」タイプは、特に糖度が高く、蜜が入りやすいのが特徴です。
噛んだ瞬間に溢れ出す果汁と、しっかりとした歯ごたえ。これぞ「りんごの完成形」と言っても過言ではありません。迷ったらまずはこれを選べば間違いありません。
第2位:甘党の支持率No.1「シナノスイート」
酸っぱいりんごが苦手という方に絶対おすすめしたいのがシナノスイートです。
その名の通り、信州生まれの非常に甘みが強い品種です。酸味がほとんど感じられないため、口の中に広がるのは濃厚な砂糖のような甘さ。皮が薄くて柔らかいので、丸かじりしても口に残りません。
お子様やご年配の方からも絶大な支持を得ており、近年の「甘いフルーツ」ブームの主役ともいえる存在です。
第3位:黄色い蜜入りりんご「ぐんま名月」
最近、人気が爆発しているのが黄色いりんごのぐんま名月です。
「黄色いりんごは酸っぱそう」というイメージを180度覆してくれるのがこの品種。驚くべきは、黄色い見た目なのに中にはたっぷりと蜜が入っていることが多い点です。
香りが非常にフルーティーで、まるで洋ナシやトロピカルフルーツを思わせるような芳醇な味わい。生産量がまだそれほど多くないため、見かけたら即買い推奨のレア品種です。
第4位:芳醇な香りの代名詞「王林」
青りんご界のレジェンドといえば王林ですね。
独特の甘い香りが特徴で、部屋に置いておくだけでも天然の芳香剤のような良い香りが漂います。酸味はほとんどなく、サクッとした軽やかな食感が楽しめます。
皮が少し厚めなので、丁寧に剥いてから食べると、その上品な甘さをより一層堪能できます。
第5位:酸味と甘みの黄金比「シナノゴールド」
甘いだけじゃ物足りない、という大人な舌を持つ方に愛されているのがシナノゴールドです。
鮮やかな黄色の果皮が美しく、パリッとした硬めの食感が魅力。甘みもしっかりありますが、それを引き立てる質の良い酸味があるため、後味が非常に爽やかです。
ヨーロッパでも高く評価されている世界基準の美味しさ。加熱しても形が崩れにくいので、アップルパイなどの料理にも向いています。
第6位:濃厚なコクと深い赤色「秋映(あきばえ)」
完熟すると黒っぽくなるほど濃い赤色が特徴の秋映。
「信州りんご3兄弟」の一つで、野生味を感じるような濃厚な味わいが持ち味です。酸味と甘みのコントラストがはっきりしており、一度食べるとクセになるファンが多い品種です。
果肉がしっかりしているので、噛みごたえのあるりんごが好きなら外せません。
第7位:ジューシーな新星「トキ」
「王林」と「紅月」を親に持つトキは、近年スーパーでもよく見かけるようになった人気急上昇中の黄色いりんごです。
10月上旬ごろから出回る早生品種で、とにかく果汁が豊富。シャキシャキとした食感と、爽やかな甘さが秋の訪れを感じさせてくれます。
買い物で失敗しない!美味しいりんごを見分ける3つの鉄則
せっかくランキングをチェックしても、選んだ個体がハズレだったら悲しいですよね。店頭で美味しいりんごを見抜くための「プロの目」を伝授します。
お尻の色をチェックする
りんごの美味しさは「お尻(底の部分)」に現れます。
全体が赤くりんごでも、お尻の部分が緑色のものはまだ未熟で、酸味が強かったり味が薄かったりすることがあります。お尻が黄色みがかっていて、オレンジ色に近いものを選ぶのが完熟のサインです。
黄色い品種(王林やトキなど)の場合も同様に、お尻が青白くないものを選びましょう。
手に持った時の「重量感」と「音」
見た目が同じ大きさなら、必ず手に持ってみてください。
ずっしりと重みを感じるものは、中に果汁がぎっしり詰まっている証拠です。逆に軽く感じるものは、水分が抜けて食感がパサパサ(ボケている状態)になっている可能性があります。
また、指の関節で軽く叩いてみたときに、「コンコン」と高い音がするものは身が締まっていて新鮮。「ポコポコ」と鈍い音がするものは、鮮度が落ちて柔らかくなっているサインです。
表面の「ベタつき」は美味しい合図?
りんごを触ったときに、表面が少しベタベタしていることがありますよね。
これはワックスを塗っているわけではなく、りんご自身が乾燥から身を守るために出している「油上がり」という現象です。リノール酸やオレイン酸などの栄養素が表面に出てきている状態で、むしろ完熟して食べ頃になった証拠なんです。
特にジョナゴールドやつがるによく見られる現象ですので、安心して手に取ってくださいね。
蜜入りの正体と「美味しい」の勘違い
多くの人が探し求める「蜜入りりんご」。実は、ちょっとした誤解があるのをご存知でしょうか?
蜜自体が甘いわけではない?
りんごの断面に見える透明な「蜜」。実はこの部分だけを食べてみても、意外と甘くありません。
蜜の正体は「ソルビトール」という糖の一種です。葉で作られた糖分が果実に運ばれ、もうこれ以上細胞に入りきらない!となった時に、細胞の隙間に溢れ出したものが蜜となります。
つまり、蜜が入っているということは「そのりんごが限界まで糖を蓄えた完熟品である」という証明書のようなもの。蜜そのものが甘いのではなく、蜜が入るほど完熟しているから、果肉全体が美味しいのです。
蜜は時間が経つと消えてしまう
蜜は収穫後、時間が経つにつれて果肉に吸収されて見えなくなっていきます。
「冬に買ったサンふじに蜜が入っていなかった」という場合でも、糖度自体が落ちているわけではありません。むしろ蜜が消えた後のほうが味が落ち着いて美味しいという通な意見もあります。
蜜入りを絶対条件にするなら、11月下旬から12月の旬の時期を狙うのがベストです。
最後までシャキシャキ!鮮度を保つプロの保存術
りんごを箱買いしたり、たくさん頂いたりした時、最後の方が柔らかくなって美味しくなくなってしまった経験はありませんか?りんごは「生き物」なので、保存方法一つで寿命が大きく変わります。
ポリ袋に入れて冷蔵庫が鉄則
りんごの最適な保存温度は0℃〜5℃です。
常温で置いておくと、りんごは自分の体温でどんどん水分を蒸発させ、鮮度が落ちてしまいます。面倒でも、一つずつ新聞紙やキッチンペーパーで包み、その上からポリ袋に入れて、冷蔵庫の「野菜室」ではなく「冷蔵室」に入れるのが最も長持ちさせるコツです。
他の野菜をダメにする「エチレンガス」に注意
りんごをそのまま冷蔵庫に入れると、他の野菜や果物が早く腐ってしまうことがあります。
これは、りんごが放出する「エチレンガス」という植物ホルモンが、他の植物の成熟を早めてしまうからです。
ブロッコリーが黄色くなったり、レタスが茶色くなったりするのを防ぐためにも、りんごは必ず袋の口をしっかり縛って密閉して保存しましょう。逆に、まだ硬いキウイやアボカドを早く食べたい時は、りんごと同じ袋に入れておくと早く柔らかくなりますよ。
りんごの美味しさを引き立てる食べ方の裏ワザ
そのまま剥いて食べるのも最高ですが、少しの工夫でさらに楽しみが広がります。
皮ごと食べるのが一番贅沢
りんごの皮付近には、ポリフェノールや食物繊維などの栄養が実の数倍も含まれています。
「農薬が心配」という方もいるかもしれませんが、現在の日本の栽培基準では、水洗いすれば全く問題ないレベルです。皮ごと薄くスライスして食べる「スターカット」なら、芯のギリギリまで食べられてゴミも少なく、栄養も丸ごと摂取できます。
塩水以外の変色防止法
切ったりんごが茶色くなるのを防ぐには塩水が定番ですが、塩味がつくのが苦手な方もいますよね。
そんな時は「はちみつ水」や「砂糖水」を試してみてください。水200mlに対して大福1杯程度のはちみつを溶かし、そこに数分浸すだけで、変色を防ぎつつ、りんごの甘みをよりマイルドに引き立ててくれます。
贈り物に喜ばれる!ギフト用りんごの選び方
大切な方への贈り物としてギフト用りんごを選ぶなら、味はもちろん「見た目の華やかさ」も重要です。
最近では、赤色のサンふじと、黄色の王林やぐんま名月を組み合わせた「紅白セット」が縁起物として非常に人気があります。
また、贈る相手が「年配の方」なら柔らかめの品種を、「若い世代や小さなお子様がいる家庭」ならシャキシャキして甘みの強い品種を、といった具合に、相手の好みに合わせたセレクトをするとより喜ばれるはずです。
美味しいりんごランキング2026!甘い人気品種の選び方とハズレない見分け方のまとめ
さて、ここまで美味しいりんごの世界を深掘りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に、今回ご紹介した内容を振り返ってみましょう。
- 品種選び: 王道の甘さとバランスなら「サンふじ」、酸味が苦手なら「シナノスイート」、香りと甘さの衝撃を求めるなら「ぐんま名月」がおすすめ。
- 見分け方: お尻が黄色〜オレンジ色で、手に取った時にずっしりと重く、叩くと高い音がするものを選べばハズレなし。
- 保存方法: 一玉ずつ包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の低い温度で保存。他の野菜への影響を防ぐために密閉を忘れずに。
りんごは品種ごとに収穫時期が異なるため、秋から冬にかけて、その時々の「旬」を追いかけるのも楽しみの一つです。
スーパーで見かけたとき、この記事のポイントをちょっと思い出してみてください。きっと、今まで以上に甘くてジューシーな最高の一玉に出会えるはずです。
さっそく今日の帰り道、美味しいりんごランキング2026!甘い人気品種の選び方とハズレない見分け方を参考に、果物コーナーを覗いてみませんか?

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