海外旅行でレストランに入った時、あるいはホームステイ先で手料理をご馳走になった時。目の前の料理を食べて「あ、これ美味しい!」と感じたら、その感動を誰かと共有したくなりますよね。
日本語なら「美味しいよね」の一言で済むこのフレーズ、英語ではどう表現するのが一番自然なのでしょうか。実は、学校で習った「Delicious」だけでは、ネイティブの日常会話としては少し堅苦しすぎたり、ニュアンスがズレてしまったりすることがあります。
今回は、相手に同意を求めながら「美味しいよね」と伝えるための生きた英語表現を、シーン別にたっぷりご紹介します。
相手に共感する「美味しいよね」の基本形
英語で「〜だよね?」と同意を求める時に、最も便利で万能なのが文末に付ける付け足しの言葉です。まずは、どんな形容詞にも組み合わせて使える「共感の型」をマスターしましょう。
一番のおすすめは「right?」を文末に付けることです。
「It’s good, right?」と言えば、まさに日本語の「美味しいよね?」というニュアンスそのものになります。友人同士や家族、カジュアルなレストランなど、どんな場面でも使える魔法の言葉です。
もう少し丁寧、あるいは自分の感情をしっかり込めて伝えたい時は「isn’t it?」を使いましょう。「It’s great, isn’t it?」という形です。これは付加疑問文と呼ばれる形ですが、語尾を上げれば「だよね?」、語尾を下げれば「本当にそうだね」という強い納得を表すことができます。
相手がどう思っているかをもっと引き出したいなら、「Don’t you think?」を添えてみてください。「This tastes amazing, don’t you think?」と聞けば、「これ最高だと思うんだけど、あなたもそう思わない?」という、より積極的な共感の誘いになります。
ネイティブは「Delicious」をあまり使わない?
私たちが真っ先に思い浮かべる「Delicious」という単語。実は、ネイティブスピーカーの日常会話では、そこまで頻繁に登場しません。決して間違いではないのですが、この単語には「非常に美味しい」「極上の」という強い響きがあり、少しフォーマルな印象を与えます。
例えば、毎朝のトーストを食べて「It’s delicious!」と言うと、日本語で「まことに美味でございます」と毎回答えているような、少し大げさな響きになってしまうことがあるのです。
日常の「美味しい」を自然に伝えるなら、以下の形容詞を使い分けるのが正解です。
まずは「Good」です。「え、そんなにシンプルでいいの?」と思うかもしれませんが、英語の「Good」は非常に守備範囲が広く、日常の「美味しい」の8割はこれでカバーできます。もっと強調したい時は「Really good」や「So good」と言えば十分伝わります。
次に使い勝手がいいのが「Nice」です。ランチや軽食を食べている時に「This is nice!」と言えば、「いい味だね」「悪くないね」といった軽いニュアンスの美味しさを表現できます。
味付けそのものを褒めたい時は「Tasty」がぴったりです。「風味がいい」「味がしっかりしている」という意味合いが含まれるので、スパイスの効いた料理や、こだわりのソースを使った料理に対して「It’s very tasty, right?」と言うと、料理を作った人も喜んでくれるはずです。
感動を伝える「最高に美味しいよね」のバリエーション
普通の美味しさを超えて、「これは本当にすごい!」と感動した時に使えるフレーズも用意しておきましょう。
「Amazing」や「Incredible」は、一口食べて驚きがあった時に最適です。特に「This is amazing!」は、お気に入りのレストランを見つけた時や、初めて食べる味に感動した時にネイティブがよく口にする表現です。
さらに強い表現として「Heavenly(天国のような)」や「Divine(神がかり的な)」があります。これらは特に、とろけるようなスイーツや、非常に贅沢な食材を使った料理に対して使われます。「This chocolate cake is divine, isn’t it?」なんて言えたら、表現の幅が一気に広がります。
一方で、少し子供っぽい響きがあるのが「Yummy」です。日本語の「うまうま」や「おいちい」に近いニュアンスがあるため、大人がフォーマルな場で使うのは避けたほうが無難ですが、家族間や親しい友人、あるいはSNSで美味しさをアピールする際には、あえて可愛らしく使うこともあります。
食感や見た目を褒めて会話を広げる
「美味しい」という単語を使わずに「美味しいよね」を伝えるのも、英語上達の近道です。料理の具体的な特徴を褒めることで、よりリアルな共感が生まれます。
揚げ物や焼き菓子なら「Crispy(カリカリ、サクサク)」がキーワードです。「The chicken is so crispy, right?(このチキン、サクサクで美味しいよね)」と言えば、美味しさの理由が明確になります。
パンケーキやオムレツなら「Fluffy(ふわふわ)」、ステーキや煮込み料理なら「Tender(柔らかい)」、そして口の中でとろけるような食感には「Melt-in-your-mouth」を使いましょう。
また、食べる前の段階で「It looks good!(美味しそうだね)」や「It smells amazing!(すごくいい匂い!)」と声をかけるのも、コミュニケーションとして非常に大切です。五感を使って料理を楽しむ姿勢を見せることで、一緒に食事をしている相手との距離も縮まります。
現代的なスラングやSNSでの表現
最近のSNSやカジュアルな会話では、少し変わった表現も流行っています。
例えば「Chef’s kiss」。これは、親指と人差し指を合わせてキスをしてパッと開く、あのイタリア風のジェスチャーを言葉にしたものです。「完璧!」「最高に美味しい!」という意味で、SNSのコメントなどでよく見かけます。
また、数字を使って「10 out of 10(10点満点中10点)」や、シンプルに「10/10」と表現するのも、若者の間では「非の打ち所がないほど美味しいよね」という同意のサインとして定着しています。
もしあなたが料理好きなら、キッチン用品もチェックしてみてください。kitchen scalesを使って正確に計量した料理が完璧に仕上がった時、あるいはair fryerでカリカリに焼けたポテトを食べた時、こうした最新のフレーズを使って感想を伝えてみるのも楽しいでしょう。
注意したい!「美味しい」のつもりが誤解を招く表現
日本語の感覚で言ってしまうと、相手をガッカリさせてしまう可能性がある表現もあります。
最も注意が必要なのが「It’s okay.」です。日本語で「(味はどう?)大丈夫、いけるよ」という肯定的なニュアンスで「It’s okay」と言うことがありますが、英語の「Okay」は「可もなく不可もなく」「まあまあ」という、少しネガティブ寄りのニュアンスを含みます。せっかく作ってもらった料理に対してこれを使うと、「あまり美味しくないのかな?」と心配させてしまうかもしれません。
もし、日本語の「普通に美味しい」と言いたいのであれば、「It’s good.」とストレートに言うのが一番安全です。
また、「Interesting」にも注意が必要です。直訳すると「興味深い」ですが、食べ物に対して使うと「(今まで食べたことがないような)不思議な味がする」「ちょっと変わった味だね」という含みを持たせることが多いです。ポジティブな意味で言いたい時は、後に具体的な感想を付け加えるようにしましょう。
「美味しいよね」の英語を使いこなして食事を楽しもう
「美味しい」を伝える英語は、単語一つの選択でその場の空気感を変える力を持っています。
まずは万能な「Good」から始めて、慣れてきたら「Right?」を付けて相手に同意を求めてみましょう。自分が感じた「美味しい」というポジティブな感情を、適切な言葉で共有することができれば、食事の時間はもっと豊かなものになります。
もし自宅で美味しい料理を再現したいなら、cookbookで新しいレシピに挑戦してみるのもいいですね。お気に入りのcoffee makerで淹れた一杯を飲みながら、「This coffee is perfect, isn’t it?」と誰かに話しかけてみるのも素敵な練習になります。
最後に、今回ご紹介した「美味しいよね」の英語表現をいくつか振り返ってみましょう。
- It’s so good, right?(これ、すごく美味しいよね?)
- It’s amazing, isn’t it?(最高ですよね?)
- This is really tasty, don’t you think?(これ本当にいい味だと思わない?)
これらのフレーズを口癖にすれば、海外での食事や友人とのディナーがもっと楽しくなるはずです。ぜひ、次においしいものに出会った時に使ってみてくださいね。

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